新日本プロレス、NOAH合同興行である「WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ」の全カードが発表された。
<第0試合①>
藤田晃生vs矢野安崇
<第0試合②>
天山広吉 小島聡 永田裕志vsキング・タニー モハメド ヨネ 齋藤彰俊
<第1試合>
SHOvs小峠篤司
<第2試合>
石森太二 外道vsHAYATA 吉岡世起
<第3試合>
エル・デスペラード DOUKIvsNOSAWA論外 YO-HEY
<第4試合>
後藤洋央紀 石井智宏 YOSHI-HASHI 田口隆祐 マスター・ワトvs原田大輔 大原はじめ 稲葉大樹 稲村愛輝 岡田欣也
<第5試合>
鈴木みのる タイチ TAKAみちのくvs杉浦貴 桜庭和志 KENTA
<第6試合>
丸藤正道 小川良成vsザック・セイバーJr. 金丸義信
<第7試合>
潮崎豪 マサ北宮vsEVIL ディック東郷
<第8試合>
オカダ・カズチカ 棚橋弘至vs武藤敬司 清宮海斗
<第9試合>
内藤哲也 鷹木信悟 SANADA 高橋ヒロム BUSHIvs中嶋勝彦 拳王 征矢学 タダスケ 亜烈破
新日本vsNOAHの全面対抗戦ということで第0試合を含めて全11試合が組まれ、タッグマッチ中心の編成となった。
メインはロスインゴvs金剛の全面対決、鷹木vs中嶋の久々の遭遇だけでなく、初遭遇となる内藤vs拳王、かつて全日本プロレスでesとしてタッグを組みアジアタッグ王座を保持していたSANADAと征矢の絡みも注目
セミはオカダと棚橋はこれまで何度もタッグを組んでいるだけに、チームバランスでは新日本勢が上なれど、清宮が念願だったオカダを奪い取れるか、オカダも武藤と遭遇するだけにオカダvs武藤に注目がいってしまう可能性があることから、清宮がいかに武藤を押しのけるかがポイントになる。
第7試合は、対抗戦が発表されたあとで潮崎の復帰が発表されたことから、新日本プロレスも潮崎の扱いに困っていたのかもしれない。EVIL&東郷のHouse of toutureは試合に入っていない高橋裕二郎も加えて2vs3状態になる可能性も高いことから、北宮が持ち前のタフさでEVILらを迎え撃てるか
第6試合は小川vsザックの師弟対決となるが、金丸にとっても小川は戦々恐々とする相手、意外と思うだろうが丸藤は金丸を苦手としていることから、小川vsザックに、金丸がどう絡んでくるかがポイントになる。
第5試合はKENTAはNOAH参戦時はかつてNO MARCYとして杉浦と組んでいたことから杉浦軍扱いとなる、また杉浦も鈴木軍NOAH参戦時は鈴木軍の一員だったこともあって、ある意味陰縁絡みのカードでもある。
第4試合はキャリア的に新日本が有利も、石井と稲村の遭遇に注目、稲村も重機用のタイヤで鍛え上げた身体が石井相手にどこまで通用するか、
第3試合では曲者NOSAWAが加わることから、NOSAWA中心に試合が振り回されそうな予感がする。
第2試合は石森がNOAH退団後に初めてHAYATAと遭遇するが、吉岡は石森が退団してから入った選手なことから、石森相手にいかに印象付けるか
<第1試合>
本戦では唯一のシングル戦となるが、SHOは変わらず極悪ぶりを見せる可能性があることから、小峠がいかに対応できるか
会見の後半ではIWGP世界ヘビー級王者の鷹木、GHCヘビー級王者となった中嶋が登場したが、二人もかつては鷹木がDRAGON GATE在籍時に、健介Ofiiceの選手として参戦した中嶋と対戦したことから、今度は新日本、NOAH双方の王者として再会するとは感慨深いものがあったと思う。
ただ残念なのはNOAHに対して「破産したインディー」発言でNOAHファンから反感を買ったグレート・O・カーンがカードから外れてしまった。O・カーンはNOAHにとっても美味しい存在のはずだが…
今回は対抗戦というか、交流戦の意味合いが強いが、交流戦の楽しみは別々の道を歩めば、また巡り合える、また初めて巡り合うことで何かが生まれる人間交差点の面と、タッグマッチの中で誰が弾けて主役を奪い取れるか…楽しめるポイントはいくらでもある。