12月24日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 696人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 3WAYマッチ 30分1本勝負>
〇エル・ファンタズモ(9分16秒 体固め)×タイガーマスク
※田口がタイガーをカバーも、その上をファンタズモがカバーする、あと一人は田口隆祐
<第2試合 30分1本勝負>
〇ジェフ・コブ グレート・O・カーン アーロン・ヘナーレ(7分58秒 片エビ固め)天山広吉 小島聡 ×永田裕志
※ツアー・オブ・ジ・アイランド
<第3試合 30分1本勝負>
KENTA 〇バットラック・ファレ チェーズ・オーエンズ(6分55秒 体固め)棚橋弘至 真壁刀義 ×本間朋晃
※グラネード
<第4試合 『KOPW 2021』争奪戦 時間無制限1本勝負>
【KOPW2021所持者】〇矢野通(9分54秒 片エビ固め)【挑戦者】×金丸義信
※鬼殺し
☆矢野がKOPW2021を防衛
試合ルール=通常の試合開始から2分おきにウイスキーをお互い、ショット1杯飲み干す。
20秒以内に飲み干せない場合は敗退。なおプロレスルールによる決着も有効とする。
<第5試合 30分1本勝負>
石井智宏 〇後藤洋央紀 YOSHI-HASHI YOH(12分4秒 片エビ固め)EVIL 高橋裕二郎 ×ディック東郷 SHO
※消灯
<第6試合 30分1本勝負>
タイチ 〇ザック・セイバーJr. エル・デスペラード(13分7秒 ヨーロピアンクラッチ)内藤哲也 ×SANADA 高橋ヒロム
<第7試合 30分1本勝負>
〇オカダ・カズチカ ロビー・イーグルス(14分54秒 片エビ固め)鷹木信悟 ×BUSHI
※レインメーカー
後楽園4連戦の最終戦ではIWGP世界ヘビー級選手権の前哨戦が組まれ、王者の鷹木はBUSHIと組んでオカダ&ロビーと対戦、オカダvs鷹木で開始となり、ロックアップからオカダがハンマーロックに対して、鷹木がヘッドロックも、オカダは切り返してヘッドロックで捕らえ、鷹木は首投げもオカダはヘッドシザースで切り返して、互いに距離を取る。
ロックアップからオカダが押し込んでブレークを狙うが、体を入れ替えた鷹木は逆水平を浴びせ、エルボーのラリーからオカダは突進も鷹木はショルダータックルからBUSHIに代わり、BUSHIはTシャツでチョーク攻撃、ストンピングを連打、サミングとオカダを攻め込む。
鷹木に代わるとオカダを挑発、オカダは怒ってエルボーを連打も、鷹木は一撃で返してブレーンバスターで投げるが、バックドロップを狙うとが逃れたオカダは突進する鷹木をフラップジャックで叩きつける。
代わったロビーがティヘラ、ニールキック、ミドルキックの連打、低空ドロップキック、レッグラリアットと畳みかけるが、450°スプラッシュを避けた鷹木はストマックブロックからDDTで突き刺し、代わったBUSHIもミサイルキックで続いて串刺しエルボー、切り返しからDDTと畳みかける。
BUSHIはライトニングスパイラルを狙うが、逃れたロビーは丸め込み、読み合いからロンミラースペシャル狙いをBUSHIが丸め込み、ロビーのオーバーヘッドキックを避けたBUSHIはスピンキックに対し、ロビーはオーバーヘッドキックを放つ。
オカダvs鷹木に代わると、オカダがエルボーの連打を浴びせるが、鷹木は串刺しパンピングボンバーからバックドロップで投げ、熨斗紙狙いはオカダが逃れるとマネークリップで捕らえ、切り返した鷹木は串刺し狙いもオカダはリバースネックブリーカーから再びマネークリップで捕らえ、オカダは一気に絞めあげるが、鷹木は慌ててロープエスケープして、場外へ逃れるが、追いかけたオカダはDDTで突き刺す。
リングに戻るとオカダはダイビングエルボーを狙うが、BUSHIが阻止すると鷹木が雪崩式ブレーンバスターで落とし、スライディングパンピングボンバーはオカダが避けるも、鷹木はローリングパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、オカダが逃れるとドロップキックを命中させる。
オカダは再びドロップキックを狙うが、自爆させた鷹木はスライディングパンピングボンバーを浴びせる。
代わったBUSHIが低空ドロップキックからバッククラッカー、ライトニングスパイラルと畳みかけるが、コードブレイカーは逃れたところでロビーがスワンダイブ低空ドロップキックを命中させると、オカダがマネークリップで捕らえる。
BUSHIは逃れるもオカダがドロップキックを命中させ、ダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを狙いが、鷹木が阻止もオカダはローリングラリアットで排除し、最後はBUSHIに旋回式ツームストーンパイルドライバーからレインメーカーで3カウントを奪い最後の前哨戦を制した。
試合後にリングには鷹木とオカダが残ったところで館内が暗転し、既に入国しているウィル・オスプレイのビデオメッセージが公開された。
ビデオメッセージが終わると、オカダは「素晴らしい戦いを1月4日にお届けします、そして1月5日に進んでオスプレイと戦うのは自分です、一つだけ言わせて言わせてもらうと、鷹木さん、あなたの背中では新日本プロレス50周年、背負えないんですよ!オレはこの先、50年も背負って、新日本プロレス100周年まで進んでいきたいと思います!」と断言して、締めを鷹木に任せる。
鷹木も「全力のオカダを潰し、ドームでは金の雨は降らせず、大粒の涙を流させる」と挑発するが、オカダは相手にせず退場、鷹木はオスプレイに怒りをあらわにしつつ、タイトルを奪取してからを振り返り、プロレス大賞MVP受賞も報告、暫定王者扱いするオカダとオスプレイを倒して自身の集大成を見せるとアピールして、最後は「ランペイジドラゴン!暴れ龍のごとく、駆け上がっていくぞ!」と叫んで2021年度の新日本プロレスを締めくくった。
最後の前哨戦も鷹木が先手を奪って見せたが、オカダがしっかり後ろからマークして抜き去るというスロースターターぶりを見せるなど、オカダらしさを貫いた。
そして試合後にオスプレイがビデオメッセージを公開、本来なら後楽園に来るべきところなのだろうが、隔離期間の事もあって断念といったところなのだろう。
今年は選手の中にも感染者が出るなど新型コロナウイルスに振り回された年だったけど、その中で新日本プロレスはありったけのモノを見せてくれた1年だった。なぜ後楽園ホールでたくさん試合をするのかも賛否が問われたが、一旦中断してしまえば、シャッター商店街のようになってしまって、プロレス自体がさびれてしまう。プロレスというものはコロナで暗い状況になっているなかでオアシスみたいにならなければいけない、新日本プロレスは興行を続けて賛否がある中で、よく頑張っていた。
まだオミクロン株など不安な情勢が続いているが、来年こそ良い年にしたいと願っている。
第4試合では今年最後の「KOPW2021」が行われ、今回は忘年会マッチということで、ファン投票の結果、金丸指定のウイスキーコースということで、本部席にはウイスキーの角瓶が設置され、金丸もマイウイスキー持参で登場した、
開始から矢野は「飲むぞ」と連呼も、金丸は場外へエスケープ、マイウイスキーを持ち出して牽制、矢野は盛り上がりが足りないと拍手を煽るも、絡みがないまま2分となり、ウイスキータイムとなって両者はストレートで1杯目を飲み干す。
試合が再開すると丸め込み合戦となって、互いに酔いがまわると、金丸がロープにしがみつく矢野にビックブーツから場外戦を仕掛け、金丸は矢野の酔いがまわりやすいように頭を揺らしまくったところで、2分が経過してウイスキータイムとなるが、矢野の足取りが怪しくなる。
2杯目の飲み干して試合再開も、リングに戻った矢野が崇コーナーを作って、金丸のコーナーポストを投げ渡すと頭を揺らしまくったため、さすがの金丸もダウンする。起き上がった金丸は矢野を崇コーナーに叩きつけると矢野の頭を上下へ揺らしまくり、互いにハンマースルーを狙って周りまくるが、酔いがまわって両者共ダウンしてしまう。
ここでまた2分経過してウイスキータイムとなるが、金丸が先に飲むと、後で矢野が飲もうとしたところで金丸が阻止し、矢野はなんとか飲んだところで、プロレスルールを利用した金丸がリングアウト勝ちを狙って先に戻るも、矢野はなんとか戻る。
矢野は一旦場外へエスケープして酔いが醒ます時間を稼いてリングに戻るが、金丸が低空ドロップキックからローリングクレイドルで大回転するも、またウイスキータイムになったところで金丸も目を回してしまい、金丸はウイスキーをコップにいっぱい入れるが、矢野の量が少ないことで金丸がクレームを入れると、矢野は渋々いっぱいに入れ、金丸は飲み干し、後からやっと飲んだ矢野が飲み干したところで、またリングアウトを狙って金丸が若手を矢野に交錯させ、リングに戻っても金丸が連続カバーでスタミナを奪う。
金丸はマイウイスキーを持ち出してウイスキーミストを狙うが、矢野が金丸の口を手で覆って阻止してから急所打ちを浴びせ、最後は金丸のマイウイスキーを金丸に強引に飲ませてからの鬼殺しで3カウントを奪い、KOPW2021を防衛、試合後も矢野が自ら持参した高級ウイスキーを飲んで祝杯を挙げる、
セミファイナルのIWGPジュニアヘビー級選手権前哨戦は、先発で出たデスペラードとヒロムが開始からエンジン全開でエルボーのラリーから張り手のラリー、逆水平のラリーからビンタのラリーと打撃戦もデスペラードが競り勝つ。
両者は追尾エルボーの応酬から、串刺しラリアットの応酬、読み合いもデスペラードがカウンターエルボーを浴びせるが、読み合いになるとデスペラードの串刺しを迎撃したヒロムがジョンウーを命中させる。
しかし開始からエンジンを全開させたことで失速してしまったヒロムを鈴木軍が捕らえて試合をリード、劣勢のヒロムはデスペラードにスパインボムから内藤vsタイチに代わり、内藤はアームホイップ、ティヘラ、コーナーミサイルと見せかけて四股からのドロップキックとタイチを攻め込むが、ネックブリーカーを逃れたタイチはノド輪で反撃し、、串刺しアックスボンバーも、内藤はマンハッタンドロップからグロリアを狙うが、タイチが逃れ、組みついた内藤に小手投げで投げる。
ザックvsSANADAになるとザックがコブラツイストで攻め、SANADAの低空ドロップキックを避けたザックはジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込み、キックアウトしたSANADAは切り返し合いに持ち込むも、ザックはヨーロピアンクラッチで3カウントを奪い、鈴木軍が勝利を収め、試合後もデスペラードとヒロムが挑発合戦を繰り広げる。
第4試合のCHAOSvsHouse of toutureは、House of toutureが巧みなタッチワークでCHAOSを翻弄、終盤でも後藤を捕らえたHouse of toutureがトレイン攻撃からEVILがフィッシャーマンズバスター、東郷がスポイラーチョーカーも、振りほどいた後藤がエルボーを浴びせ、最後は後藤&YOSHI-HASHIが隠し狭間から消灯で東郷から3カウントを奪う。
試合後は場外では石井とEVILがイスチャンバラも、EVILが急所打ちはリングに石井を上げるとEVILでダメ押しし、NEVERシングルベルトを奪って石井を踏みつけるもYOHが襲い掛かる。
SHOがYOHを襲い掛かるが、YOHがDIRECTDRIVEを狙うと、SHOが逃れる、場外ではEVILはNEVERベルトを全てHouse of toutureで独占することをアピールした。