9月28日 新日本プロレス「G1 CLIMAX30」後楽園ホール 696人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇上村優也(9分10秒 逆エビ固め)×ゲイブリエル・キッド
<第2試合 「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝2敗=2点】〇YOSHI-HASHI(15分15秒 片エビ固め)【3敗=0点】×SANADA
※カルマ
<第3試合 「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝1敗=4点】〇KENTA(15分46秒 片エビ固め)【1勝2敗=2点】×ザック・セイバーJr.
※go2Sleep
<第4試合 「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝2敗=2点】〇棚橋弘至(14分16秒 サムソンクラッチ)【2勝1敗=4点】×ジュース・ロビンソン
<第5試合 「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝=6点】〇矢野通(4分33秒 横入り式エビ固め)【1勝2敗=2点】×EVIL
<第6試合 「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝=6点】〇内藤哲也(21分35秒 片エビ固め)【1勝2敗=2点】×後藤洋央紀
※デスティーノ
「G1 CLIMAX 30」は後楽園2連戦へと突入、1日目はBブロック公式戦が行われ、メインでは2勝の内藤と1勝1敗の後藤が対戦。後藤は2016年1月4日の東京ドーム以降、内藤には全く勝てておらず、24日のきたえーる大会でも内藤は「後藤は眼中になし」の態度を取ったことで、後藤が意地を見せつけるかに注目が集まった。
後藤はヘッドロックからショルダータックルを浴びせるも、後藤のキックをキャッチした内藤は後藤の右腕へ低空ドロップキックを命中させ、場外戦でも内藤は後藤の右肩を集中攻撃から鉄柵攻撃、右肩へストンピング、鉄柵を使ってショルダーロック、リングに戻って内藤は変形ネックブリーカーからジャベ、ネックブリーカーからチキンウイングアームロックと徹底的に後藤の右腕を狙い撃ちにする。
内藤の串刺し狙いは後藤が迎撃も、突進したところで内藤がマンハッタンドロップ、そしてエルボーを狙ったが、避けた後藤はバックドロップで投げ、村正からブルドッキングヘッドロックを決めるが、牛殺し狙いは内藤は逃れ、後藤の時間差ロープワークも読んだ内藤はバックハンドエルボー、低空ドロップキック、コーナーミサイル狙いは、後藤がキックで迎撃も内藤はキャッチ、右腕へドロップキックからプルマブランカで捕らえるなど、後藤のペースにはさせない。
後藤の背中を何度もコーナーに叩きつけてから雪崩式狙いも。下へ潜った後藤がトップコーナーからの雪崩式ブレーンバスターで投げ、内藤はたまらず場外へ逃れるが後藤がプランチャ、リングに戻ってダイビングエルボードロップ。牛殺しは内藤が逃れるも後藤が時間差ロープワークからローリングラリアットと猛反撃する。
後藤は後頭部ラリアットからラリアットを狙うが、迎撃した内藤はトルネードDDTで突き刺し、グロリアを狙いは後藤が逃れるも、内藤はリストを掴んだまま首筋へのエルボーの連打を浴びせてから、雪崩式フランケンシュタイナーを決める。
内藤はコリエント式デスティーノを狙うが、切り返した後藤が裏GTRを決め、ハングマン式裏GTRから牛殺し狙いは内藤がデスティーノで切り返しす。
両者ダウンからエルボーのラリーも、内藤が連打、首筋へのエルボーから延髄斬りを浴びせ、バレンティアを狙うが切り返した後藤が牛殺しを決めるも、GTR狙いは内藤がコリエント式デスティーノで切り返し、デスティーノで勝負を狙うと、後藤が回転途中で止めてからGTWを決める。
後藤は念を込めてミドルキックからGTRで勝負を狙ったが、切り返した内藤がバレンティアを決めるとデスティーノで3カウントを奪い勝利、公式戦3連勝となり、試合後はSAMURAI TVでゲスト解説を務めていたBUSHIを呼び出し、「ノスオトロス・ロス・インゴベルナブレス・デ!! ハ!! ポン!!」で一緒に締めくくった。散々内藤が後藤を眼中になしと言い放ったことで、後藤が意地を見せるか注目だったが、序盤は右腕を攻められてリードを奪われながらも、後半から持ち前の強引さを出して大爆発した。だが、その大爆発も内藤の掌に踊らされたにすぎず敗れてしまった。2016年1月4日から後藤は内藤に勝てていないが、もう後藤では内藤には勝てないという現実を見せつけられた試合でもあった。
2連勝の矢野vs1勝1敗のEVILは、開始から互いに矢野は崇コーナーを作ろうとしたが、矢野が素早く作ってコーナークッションでEVILに一撃、そしてリングはいつにまにか全部崇コーナー状態となってしまう。
EVILは矢野にコーナークッションで一撃から場外戦も、矢野が介入を狙うディック東郷をテーピングで鉄柵に括り付け、EVILには場外カウントが進んでからサミングも、EVILは場外カウントギリギリでリングに戻る。
EVILはレフェリーを使ったトラースキックから崇コーナーに叩きつけてショルダータックルで反撃すると、フィッシャーマンズバスター狙いは矢野が堪えて崇コーナーに直撃させたが、再度の崇コーナーへの直撃は、テーピングを解いた東郷がコーナークッションをセットしてEVILのダメージを軽減させると、EVILは矢野にダークネスラリアットからフィッシャーマンズバスターを決める。
矢野の急所攻撃を狙ったが、阻止したEVILは逆に急所打ちを浴びせ、EVILを狙うと、逃れた矢野がEVILとレフェリーを交錯寸前にしてからEVILに急所打ちを浴びせ、東郷も介入して矢野にワイヤー攻撃を狙ったが、突き飛ばした矢野がEVILもろとも急所打ちからEVILを丸め込んで3カウントを奪い、EVILが落とし穴に落して3連勝となる。
2敗の棚橋vs2勝のジュースは、棚橋がボディーブローの連打から串刺しを狙った、ジュースはスピンキックで迎撃すると、腰へのエルボーを連発、ワンハンドバックブリーカーと腰攻めからセントーンを投下、バックドロップからフルネルソンで搾り上げて先手を奪う。
ジュースは腰へのエルボー、逆水平から棚橋をロープへ振るが、棚橋は低空ドロップキックを浴びせるとドラゴンスクリュー、串刺しの迎撃を狙うジュースの足をキャッチしてドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドを狙うと、ジュースが首固めで丸め込み、突進する棚橋にスパインバスター、ジャブの連打、棚橋のビンタも避けてDDTで突き刺すも、ジュースはブレーンバスター狙いも棚橋がツイストアンドシャウトで切り返す。
棚橋はスリングブレイドを狙うが、ジュースがフルネルソンで捕らえ、逃れた棚橋の突進をジュースがラリアット、キャノンボールと浴びせると、棚橋をコーナーにセットし、抵抗する棚橋に頭突きを浴びせ、雪崩式ブレーンバスターからジャックハマーの連続技を決める。
ジュースはパルプフリクションを狙うが、逃れた棚橋はショートレンジでスリングブレイドを放ってからスリングブレイドを放ち、ハイフライアタックを浴びせるが、ジュースが体を入れ替えてカバーし、キックアウトした棚橋がビンタもジュースがナックルで応戦、そしてパルプフリクションを狙ったが、棚橋が逃れてサムソンクラッチで3カウントを奪い勝利、棚橋がここ一番で発動する”丸め込みの達人”を発動させて公式戦初勝利を収める。
1勝1敗同士のKENTAvsザックは、KENTAが猪木アリ状態を仕掛けてザック相手にグラウンドを誘い、ザックがサイドポジションからマウントへ、ガードポジションからヒールホールドで捕らえるが、KENTAがロープに逃れる。
KENTAは一旦場外へ逃れてリングに戻ると、今度はザックが猪木アリ状態となってグラウンドへ誘うが、KENTAがいきなり顔面ニーを浴びせ、ミドルキックの連打を浴びせると、場外へ逃れたザックに鉄柵攻撃、リングに戻ってKENTAはキックもキャッチしたザックは膝固めで捕らえて、KENTAは慌ててロープに逃れる。
ザックはローキックの連打から突進するが、KENTAがキチンシンクで迎撃してからサッカーボールキック、ネックブリーカーで反撃、胸板へローキックを浴びせ、ザックは後ろ手でノーガードもKENTAは容赦なく蹴りつけるが、フロントネックロックで捕らえると、切り返したザックが切り返してKENTAの古傷である左腕をハンマーロックで捕らえてから丸め込む。
ザックはエルボースマッシュの連打を浴びせるが、KENTAが顔面へのビンタで返してザックはダウン、KENTAはフィッシャーマンズバスターを狙ったが、切り返したザックがKENTAの左腕へオーバーヘッドキック、スライディングローキックと浴びせるも、串刺しアッパーカットを受けたKENTAが前進し、エルボースマッシュもKENTAが前進して逆にエルボーを浴びせる。
KENTAはキックのコンポから裏拳を狙ったが、避けたザックはノーザンライトスープレックスからチキンウイングアームロックで捕らえるも、KENTAはロープに逃れ、ザックはハンマーロック。左腕へローキックから串刺しを狙ったが、KENTAが迎撃してスイング式スタンガンからダイビングラリアットを命中させる。
KENTAはキックのコンポからフィッシャーマンズバスター、そしてSTFで捕らえ、逃れたザックはエルボーのラリー、ビックブーツのラリーからザックが突進もKENTAがラリアットで迎撃する。
KENTAはグリーンキラーから串刺しビックブーツ、串刺し顔面低空ドロップキック、ダイビングフットスタンプ、ブサイクへの膝蹴りと畳みかけ、go2Sleepで勝負を狙ったが、阻止したザックがアームロックを狙う。阻止したKENTAは裏拳の連打、アッパー掌底からgo2Sleepを狙うが、切り返したザックがフロントネックロックで捕らえてからクラーキーキャットに移行し、KENTAも切り返してGAMEOVERで捕らえるが、切り返したザックは再びクラーキーキャットで捕える。
ザックは足蹴で挑発するが、KENTAがビンタで返してから後頭部ニーを浴びせ、突進はザックが絡みついて丸め込んでPKは、KENTAがキャッチもザックが掌底の連打を浴びせてからタックルを狙うと、ニーで迎撃したKENTAがすかさずgo2Sleepで3カウントを奪い2勝目を収める。
ザックが関節技を仕掛けてもKENTAは全てロープ際で受けてロープに逃れるなど対応しきっていたが、G1に入ってからのKENTAは全て正攻法で勝利している…
2敗同士のYOSHI-HASHIvsSANADAは、YOSHI-HASHIがエルボーバット、ショルダータックル、ティヘラで先手を奪うと、しゃちほこラリアットで場外へSANADAを追いやるが、場外戦でSANADAは鉄柵攻撃から突進するYOSHI-HASHIをキャッチして鉄柵固定式マジックキラーを決めると、リングに戻ってSANADAはエルボースタンプ、エルボーバットからチンロック、スリーパーと首攻めで形勢を逆転させる。
YOSHI-HASHIは逃れてからSANADAに逆水平、SANADAは低空ドロップキックで返し、ブレーンバスターを狙うが、YOSHI-HASHIがバンカーバスターで切り返し、逆水平のコンポ。串刺し逆水平からヘッドハンターと猛反撃し、SANADAをトップロープにセットしてドロップキック、座り込んだSANADAに低空ドロップキックを浴びせる。
YOSHI-HASHIは逆水平から突進するが、SANADAがブランドリーブロックからドロップキックで場外へYOSHI-HASHIを追いやり、プランチャで追撃してから、リングに戻ってバックドロップ、TKO狙いはYOSHI-HASHIが逃れるも、コーナーへ昇ったSANADAにシットダウン式パワーボム狙いはSANADAがフランケンシュタイナーで切り返す。
SANADAが突進するが、YOSHI-HASHIはしゃちほこラリアットで迎撃し、シットダウン式パワーボムからスワントーンボムを投下するが、SANADAが剣山する。
SANADAは読み合いからムーンサルトアタック式Skull Endで捕らえ、YOSHI-HASHIは抜け出したが、SANADAは再度Skull Endで捕らえ、絞めあげてから解いたSANADAはラウディングボディープレスを投下するが、今度はYOSHI-HASHIが剣山で迎撃する。
エルボーのラリーからYOSHI-HASHIが逆水平から突進するが、SANADAがTKOからSkull Endを狙うも、YOSHI-HASHIが切り返してドラゴンスープレックスで投げてからKUMAGOROSHIを決め、カルマを狙ったが、SANADAがSkull Endで切り返し、旋回式もYOSHI-HASHIが首固めで丸め込み、SANADAのローリングエルボー狙いをトラースキックで迎撃してからビンタを浴びせる。
勝負と見たYOSHI-HASHIはダブルニーアタックを炸裂させると、カルマを決めて3カウントを奪い公式戦初勝利を収めた。YOSHI-HASHIは片目を開けたものの、SANADAは3連敗で崖っぷちの状態で10・1長岡で内藤を迎え撃つ…