1月4日 新日本プロレス「アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~」東京ドーム 26085人
(試合内容は実況ツイートより)
<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 4WAYマッチ 60分1本勝負>
【挑戦者】〇高橋ヒロム(16分43秒 片エビ固め) 【挑戦者】マスター・ワト
※TIME BOMBⅡあと二人は【第92代王者】石森太二【挑戦者】エル・デスペラード
☆石森が2度目の防衛に失敗、ヒロムが第93代王者組となる
<第8試合 IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇ケニー・オメガ(34分38秒 片エビ固め)【第16代王者】×ウィル・オスプレイ
☆オスプレイが5度目の防衛に失敗、ケニーが第17代王者となる
<第9試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者/G1 CLIMAX32優勝者】〇オカダ・カズチカ(33分3秒 片エビ固め)【第5代王者】×ジェイ・ホワイト
☆ジェイが2度目の防衛に失敗、オカダが第6代王者となる。
今年も新日本プロレス1・4東京ドーム大会が開催されたが、今回は昨年死去したアントニオ猪木追悼大会として開催されるだけでなく、新しいガイドラインによる声出し解禁大会となった。
メインはジェイの保持するIWGP世界ヘビー級王座に前王者でG1 CLIMAX32を優勝したオカダが挑戦した。
開始からジェイは黙れと手拍子をしてオカダコールを煽り、ロックアップからオカダが押し込むと、ジェイが体を入れ替えブレーク、ロックアップからオカダが押し込んむとブレークするジェイがビンタからガットショット、ナックルの連打、逆水平を浴びせれば、オカダはビックブーツで返す。
オカダはジェイにエルボーの連打からネックブリーカー、足蹴で挑発し、首投げから側頭部へドロップキック狙いは、ジェイが場外へ逃れる、オカダが追いかけると外道を牽制しつつリングに戻ると、ジェイがいきなりバックドロップで投げ、ストンピング、サミング、脇腹へエルボー、腰へエルボーと先手を奪う。
ジェイはボディースラムからスリーパー、エルボー、向かってくるオカダをいなしてDDTで突き刺し、オカダを場外へ蹴り出しすと、エプロンの角には脇腹、鉄柵には腰とオカダを叩きつけてからエプロンへ前落とし、リングに戻るとジェイはトップロープへ前落とし、コーナーブレーンバスターと脇腹、腰と徹底して攻める。
ジェイは逆水平を連発、コーナーへハンマースルー、DDTはオカダがリバースしてDDTで逆に突き刺し、オカダはエルボーの連打から往復式エルボーアタック、フラップジャックと流れを変える、串刺しは避けたジェイが串刺しショルダーを連発するも、オカダが体を入れ替えてジェイをトップロープへセットしドロップキックで場外へ落とす。
場外戦になると、オカダはジェイを外道もまとめて花道でDDTから、リングに戻るとオカダがミサイルジョンウー、マネークリップで捕らえたが、ジェイがコーナーへ押し込んで逃れると、コンプリートショットからジャーマン、ジェイは串刺しアッパーカットからブレードバスターで反撃する。
ジェイはオカダの脇腹へキチンシンクへ浴びせ、オカダはエルボースマッシュからツームストーンは、ジェイがボディーブローで逃れてからブレーンバスター、SSSはオカダが逃れてもジェイは膝裏へタックル、逆片エビはオカダが蹴って逃れると、ジェイが逆水平はオカダが受けきってエルボーの連打からドロップキックを放つ。
オカダはツームストーンを狙うが、ジェイがサミングで逃れ。読み合いからオカダがマネークリップで捕らえると、旋回式ツームストーンパイルドライバーからローリングラリアットと浴びせて、マネークリップで捕らえ、ジェイは口から泡を吹くも、必死でロープエスケープして場外へ逃れる。
オカダはトペを狙ったが、エプロンに上がった外道が阻むと、オカダは外道にエルボーで場外へ落としてから、トップコーナーからトペアトミコを外道もまとめて命中させ、リングに戻るとダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを取り、レインメーカーを狙ったが、ジェイが崩れたため、オカダは足蹴で挑発する。
オカダがエルボーでジェイが崩れると、外道が入ってオカダが気を取られたところで、ジェイの急所打ち狙いはオカダが阻止、しかしジェイが唾を吐いて挑発すると向かってきたオカダを裏投げ、場外めがけてバックドロップ、リングに戻してSSS、レッグクラッチスープレックスホールドと畳みかける。
ジェイはクロスアーム式ブラディーサンデーからブレードランナーを狙うが、切り返したオカダがジャーマン、逆さ押さえ込みからショートレンジラリアット、引き込みラリアットと浴びせて、レインメーカーは避けたジェイが突進も、オカダはドロップキックを命中させる。
ジェイはブレードランナーを狙うが、切り返したオカダがレインメーカードライバーからレインメーカーはジェイがブレードランナーで切り返してカウント2となり、ジェイは引き込みラリアットを連発、レインメーカーポーズからレインメーカー式ブレードランナーはオカダが切り返してレインメーカーを決めるもカウント2でキックアウトされる。
エルボーのラリーになると、ジェイが逆水平を連打を浴びせ、ジェイがオカダを罵ると、オカダが鋭いエルボーを連発からエルボーラリーになり、オカダがエルボースマッシュを連発すると、ジェイがブレードランナー狙いは逃れたオカダが延髄斬りを浴びせる。
そして切り返し合いになるとオカダが掟破りのブレードランナーを決め、最後は旋回式レインメーカーフロウジョンからレインメーカーで3カウントを奪い王座奪還に成功した。
試合後にジェイはベルトを手放すを拒否するが、最終的に手放してオカダの腰にベルトが巻かれ、自分の足で立ったジェイはオカダに声をかけて、外道と共に速やかに去って行った。そして入れ替わりに5日の大田区でKOPW2023王座争奪戦に勝ち残った鷹木信悟が現われ、王座挑戦を表明し、KOPW二冠をアピールして去って行く。
最後にオカダがマイクを持ち、声援をくれたファンに感謝、ジェイに対して健闘を称え再戦を約束、オカダがファンに涙を流して感謝の意を締める、猪木に天国の猪木に向けて声をかけ、闘魂を受け継いで新日本プロレスをこれからも続けると誓い。オカダが「金の雨が降るぞ」で一旦締めくくるが、ステージに到着するとオカダは用意されたマイク意を持ち、「このまま終われない:ということで、猪木に向けて新日本プロレスを作ってくれたことに感謝を示し、「1・2・3ダー!」と観客と共に叫び、田中リングアナがアントニオ猪木をコールして改めて大会を締めくくった。
試合内容はジェイはオカダのペースを崩しにかかり、腰と脇腹をピンポイントで攻めてきたが、オカダは体格を生かしたダイナミックな技で五分に持ち込んだ。最後の決め手は掟破りのブレードランナーでジェイもまさかだったと思う、
今回のドーム大会で猪木追悼をタイトルに入れたが、猪木が満足したかというとわからない。わかるのは観客さえ満足すれば猪木は文句は言わない、それは自分らが猪木がこうだからと決めつけるのでなく、自分らが面白いかどうか決めるものだと思う。
現在の新日本プロレスに猪木イズムはあるかというと、猪木イズムが発展したものが現在の新日本プロレスであり、それを生み出したのはアントニオ猪木であるということ、新日本プロレスは親子みたいなもので、新日本プロレスは猪木を見て学ぶだけでなく、様々なもの学んで発展した姿が現在の新日本プロレスで、それを否定するのは猪木を否定するのと同じだと思う。
今日の東京ドームは子である新日本プロレスがしっかり成長した姿を猪木に見てもらうための儀式であり、ケジメをつけて前へ進むために行われた追悼大会だと思う。天国の猪木がどう見まもるかわからないが、前へ進む新日本プロレスを見守って欲しい。
ダブルメインの第1試合ではIWGP USヘビー級選手権、王者のオスプレイにAEWから4年ぶりに参戦したケニーが挑戦し、オスプレイはUNITED EMPIREのメンバーと共に”エアリアルアサシン”時代のテーマ曲で登場した。
序盤はリストロックの応酬などで出方を伺うが、ケニーがフランケンシュタイナーを仕掛けると、着地したオスプレイがフランケンシュタイナーで応戦してケニーを場外へ出し、場外戦で鉄柵へハンマースルーから、リングに戻ってピッピーチェリオを狙うと、ケニーがショルダータックルでオスプレイを場外へ落とし、リングに戻るとケニーがナックル、ハンマー、カミカゼからムーンサルトプレス、手刀、ヒップトスからサッカーボールキックとリードを奪いにかかる。
ケニーはオスプレイをコーナーで押し込んで足を食い込ませてからコーナーへ叩きつけ、剥き出しコーナーを作ってから剥き出しコーナーめがけてオスプレイを蹴飛ばして変形バックブリーカー、腰へストンピング、エルボーからキチンシンクを連打を浴びせる。
オスプレイはケニーを強引にコブラツイストで捕らえ、ケニーはヒップトスもオスプレイはトップロープへフラップジャックからビックブーツ、スタナーと攻め流れを変える。
オスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックからピッピーチェリオ、川田キックから逆水平と浴びせるが、ライガーボムは、ケニーが着地して逆水平に対し、オスプレイはマウスから延髄斬り、エプロンに出ると逆水平のラリーになると、オスプレイがトラースキックからダイビングオスカッターはケニーがロープを掴んでいため失敗してしまい、ケニーはテーブルを持ち出すとオスプレイの腰にセットしてエプロンからテーブル貫通ダイビングフットスタンプを命中させる。
しかし怒ったオスプレイが怒ってナックルの連打から裏返しになったテーブルへブレーンバスターで投げると、トップコーナーからコークスクリューアタックを命中させ、リングに戻るとオスプレイはケニーの後頭部へピッピーチェリオからオスカッターは、堪えたケニーがオスプレイの腰へVトリガーを浴びせ、リバースフランケンからスティンブレイカー、腰へのエルボーから逆水平と攻める。
ケニーは雪崩式ドラゴンスープレックスを狙ったが、オスプレイが着地してロビンソンスペシャルからオスカッター、オスプレイは串刺しビックブーツからチーキーナンドスキックを連打して、ケニーはエプロンに転落する。
オスプレイはナックル、逆水平から雪崩式スパニッシュフライは、ケニーはコーナーの金具へDDTで直撃させ、オスプレイはたまらず場外へ逃れたが、激しく出血してしまう。
しかしケニーは容赦なくスライディングキックからノータッチトペコンを命中させると、鉄柵に割れたテーブルを立てかけるとオスプレイの顔面を何度も叩きつけ、リングに戻るとケニーはオースチン式パイルドライバー、マウント掌底、ドラゴンスープレックスを連発する。
ケニーはVトリガーを狙うが、オスプレイが足を掴むもケニーは上からの掌底、蹴ってからパイルドライバーで突き刺し、Vトリガーでオスプレイを場外まで吹きとばす。リングにオスプレイを戻したケニーはトップコーナーもオスプレイがロープにもたれため。ケニーのバランスが崩れ、オスプレイはケニーに雪崩式を狙うも、ケニーが下へ潜ってコーナーの金具にオスプレイの顔面を直撃させ、オスプレイの後頭部へVトリガーから雪崩式クロイツラスを敢行する。
ケニーはVトリガーからショートレンジVトリガーを連発するが、Vトリガーをキャッチしたオスプレイにナックルを浴びせ、川田キックから逆水平の連打、ケニーのVトリガーからバックホームラリアットを狙うと、回転したオスプレイがライガーボム、チェルシーグリンからヒドゥンブレイドを連発、スーパーオスカッターを決め、ストームブレイカーはケニーが逃れて片翼の天使を狙うと、オスプレイが丸め込んでからスタイルズクラッシュ、生肘でヒドゥンブレイドを炸裂させる。
オスプレイがストームブレイカーは逃れたケニーがVトリガーもオスプレイはヒドゥンブレイドで応戦、リストを掴んだままエルボーのラリーから、オスプレイが連打もケニーがクロスアームジャーマンスープレックスホールド、そしてカミゴエから片翼の天使で3カウントを奪い王座奪取に成功した。オスプレイも後半から盛り返したが、出血が大きかったのか、試合スタイルや技の豊富さでケニーが優ってしまった。そしてIWGP US王座を奪取したことで、今後も継続して参戦するようだ。
第7試合のIWGPジュニアヘビー級選手権、王者の石森にヒロム、デスペラード、ワトが挑戦する4WAY戦は開始から4選手が入り乱れるも、石森が花道へと下がってしまい、3人の攻防を高みの見物と決める。
しかし他の3選手が逃さず、石森を追いかけるが、ワトがジョンウーを放つと、石森だけだが避けてヒロムとデスペラードが直撃を食ってしまい、リングに戻った石森はコーナーから3選手にバミューダトライアングルを命中させる。
石森はデスペラードにスライディングジャーマンから450°スプラッシュを狙うが避けられると、デスペラードが石森をワトに交錯させてヌメロドス、ヒロムはワトにDで捕らえるが、ワトはデスペラードめがけてヒロムをバスターで叩きつける。
ワトはヒロムに左右のローキックからミドルキック!ティヘラで場外出すがトルニージョは石森が阻止すると、デスペラードは石森にトペヒーロで命中させれば、ワトはノータッチトペコン、ヒロムはセントーンボムと大空中戦を展開する。
ヒロムはワトをリングの戻してコーナーデスバレーで叩きつけるが、デスペラードが入って乱戦になり、デスペラードが石森にスパインバスター、ワトはデスペラードに変形ネックブリーカー!ヒロムはワトにポップアップパワーボム、、石森はヒロムにリバースブラディーサンデー、デスペラードが石森にギター・ラ・デ・アンヘルからピンチェロコは阻止されると、ワトのレシエントメンテは逃れたデスペラードがロコモコで4選手ダウンとなる。
4選手が打撃のラリーになると、ヒロムとデスペラードが排除され、石森はワトにハンドスプリングは阻止したワトがレシエントメンテからRPPは、デスペラードが阻止すると石森の雪崩式狙いはヒロムが摩周で落とす。
ヒロムとデスペラードがエルボーのラリーから、デスペラードが連打でヒロムが崩れるとリバースタイガードライバ―からピンチェロコは、ヒロムが切り返してTIME BOMB、しかしTIME BOMBⅡはワトがスワンダイブアッパーカットで阻止、デスペラードにレシエントメンテⅡを決めたが、レフェリーのカウントは石森が阻止する。
石森はワトをイスでフルスイングしてからブラディークロスは、切り返したワトがレシエントメンテはヒロムがカット、ワトはヒロムにハイキックから通天閣ジャーマンスープレックスホールド、レシエントメンテはヒロムが切り返し、ラ・カレデラはヒロムが切り返してTIME BOMBⅡで3カウントを奪いヒロムが新王者となった。