1月4日 東京女子プロレス「東京女子プロレス ’23」後楽園ホール 1111人 超満員
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 HIMAWARIデビュー戦 15分1本勝負>
〇愛野ユキ(6分5秒 片エビ固め)×HIMAWARI
※ヴィーナスDDT
<第2試合 上原わかなデビュー戦 20分1本勝負>
〇宮本もか 長野じゅりあ(9分15秒 羅生門)遠藤有栖 ×上原わかな
<第3試合 20分1本勝負>
〇角田奈穂 桐生真弥 鳥喰かや(8分36秒 片エビ固め)らく 原宿ぽむ ×猫はるな
※紫電改
<第4試合 新春スペシャルマッチ~とにもかくにもうさちゃんルール~ 15分1本勝負>
△中島翔子(14分53秒 当たり)△ハイパーミサヲ
※同時に当たりを引いたため2人が勝者に
<第5試合 プリンセス・オブ・プリンセス王座次期挑戦決定6選手参加時間差バトルロイヤル>
〇瑞希(16分58秒 キューティースペシャル)×伊藤麻希
※退場順=乃蒼ヒカリ、上福ゆき、辰巳リカ、鈴芽
<第6試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第9代王者】〇渡辺未詩(10分34秒 体固め)【挑戦者】×トリッシュ・アドラ
※ディアドロップ
☆未詩が2度目の防衛に成功
<第7試合 プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者組】〇マックス・ジ・インペイラー ハイディ・ハウイツァ(11分29秒 体固め)【第10代王者組】赤井沙希 ×荒井優希
※マスターブラスター
☆令和のAA砲が4度目の防衛に失敗、ウェイストランド・ウォー・パーティーが第11代王者組となる
<第8試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第11代王者】〇坂崎ユカ(16分8秒 片エビ固め)【挑戦者】×山下実優
※魔法少女ニワトリ野郎
☆坂崎が2度目の防衛に成功
東京女子プロレスの2023年度が開幕、後楽園では3大タイトル戦が行われ、メインではプリンセス・オブ・プリンセス選手権、王者の坂崎に山下が挑戦する頂上対決が実現した。
序盤はリストロックから互いに出方を伺うも、坂崎はウラカンラナから死角からのスライディングラリアットを放ち、両選手読み合いから坂崎がタランチュラで捕らえたまま、場外へ山下を巻き込む形で転落すると、坂崎は場外で垂直落下式ブレーンバスターを敢行してから、サードロープに山下をうつ伏せにさせ、場外ダッシュで側頭部へドロップキックを放つ。
リングに戻って坂崎はトップコーナーへ昇るが、山下がハイキックで場外へ落とすと、坂崎のエプロンでの619を避けてローキックからジャーマンで投げ、リングに戻ると山下がサッカーボールキックを連打、コブラクラッチで締めあげディックキラーへ移行し、坂崎はロープエスケープする。
山下はソバットからミドルキックを放つが、突進は坂崎がカウンターでのteaTimeで投げ、串刺しハイキックからセカンドコーナーへ昇るも、追いかけた山下が頭突きから雪崩式アティテュード・アジャストメントを敢行、だが山下もダメージでカバー出来ない。
山下はジャーマンで投げるが、読み合いかになると坂崎はカサドーラ式フットスタンプ、エルボーのラリーでは山下が連打、読み合いからハイキックを浴びせるも、スカルキックは避けた坂崎は冠先割、グーパンチを浴びせ、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
坂崎は魔法少女スプラッシュを狙うが、山下が立って阻止すると、坂崎はロープ越しでの首四の字で捕らえ、コンプリートショットから魔法少女スプラッシュは山下が剣山で迎撃し、スカルキックを炸裂させる。
坂崎はエルボーの連打に対し、山下がハイキック、後頭部へクラッシュラビットヒートを炸裂させたが、正面からのクラッシュラビットヒートは、キャッチした坂崎がマジカルメリーゴーランドを決め、山下の膝蹴りに対し、坂崎はローリングエルボーから魔法少女ニワトリ野郎で3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後に坂崎が伊藤の肩を借りて退場しようとする山下を呼び止めると再戦を約束し、山下は伊藤と一緒に退場する。そして入れ替わりに挑戦者決定バトルロイヤルを制したマジカルシュガーラビッツの相棒である瑞希が現れるとと、パートナーとして組みつつ、瑞希もどんどん強くなっていく坂崎に対しての複雑な気持ちを述べ、坂崎からベルトは自分しかないと挑戦を表明、坂崎も受諾して有明コロシアムでの選手権が決定する。
そして互いの気持ちを確かめ合った二人は一転笑みになり、「ハンバーグ食べて~」「ハッピーハッピー!」大会を締めくくった。
坂崎と山下はこれまで何度も対戦してきたが、対戦する度にレベルが上がっており、天才の坂崎、強さの山下、この二人が東京女子プロレスをこれまで引っ張ってきたことを改めて痛感した。
そして瑞希の挑戦となったが、2020年11月7日、東京女子プロレス初のビックマッチであるTDCホール大会でメインを務めたのが坂崎vs瑞希のプリンセス選手権で、この時は互いに全力でぶつかり合い、坂崎が魔法少女にわとり野郎で勝利を収めたが、今度は有明コロシアムとスケールの大きい会場で対戦することになる。
セミファイナルではプリンセスタッグ選手権、王者組である赤井&荒井の令和のAA砲に、AEWからの刺客、インペイラー&ハイディのWasteland War Partyが挑戦(WWP)が挑戦、昨年に2度にわたって東京女子プロレスに参戦したインペイラーだが、相棒であるハウディを連れて参戦し、タッグ王座に照準を定めた。
WWPが奇襲で開始となり、場外戦もAA砲の反撃するも、WWPは受け流されてしまうどころか、赤井が捕まってしまいリングに戻るとダブルショルダータックルと先手を奪われてしまう。
赤井はハイディにローキックの連打、ビックブーツで反撃するが、代わった荒井がインペイラーにエルボーも。インペイラーは受け流す。ドロップキックも受け流されてインペイラーのボディースラムを連発で食らってしまう。
代わったハイディも滞空式でボディースラムで荒井を投げるなど、WWPがが荒井を捕らえ連係で蹂躙する。荒井はハイディにバックエルボーで反撃すると、代わった赤井がダイビングクロスボディー、WWPのの同士討ちを誘発してインペイラーにダッシュミドル、ハイディにサッカーボールキックするが、ハイディがスタナーで反撃すると、WWPが赤井をトップロープへダブルフラップジャックからハイディがバックドロップ!インペイラーがストマックブロックからワンハンドバックブリーカーと蹂躙され、クローを狙ったところで赤井が三角絞めもバスターで叩きつけられる。
それでも赤井がインペイラーに腕極め三角絞めで捕らえたが、インペイラーはロープエスケープ、荒井に代わってインペイラーにエルボーの連打。読み合いからフロントキック、ビックブーツを連打、ドロップキックと攻めるが、全て受け流したインペイラーが空中胴絞め落としでなぎ倒す。
インペイラーの突進は荒井が避けたところで、赤井が入りAA砲がインペイラーにダブルビックブーツからダブル新人賞、そして荒井がFinallyを狙うが、インペイラーが片手でガードすると、荒井が逆さ押さえ込みで丸め込む。
しかしインペイラーは荒井に切り返しからラリアット、ショートレンジラリアットと浴びせ、赤井が必死でカットもハイディが排除、最後はWWPの合体ボディープレスことマスターブラスターで荒井を圧殺して3カウントを奪い、WWPが王座を奪取してAEWにベルトが流出する事態となった。内容的にもAA砲が完敗どころか惨敗で、WWP相手に攻めて体格差もあって通用しなかった。
第6試合では未詩の保持するインターナショナルプリンセス王座に、AEWからの刺客であるアドラが挑戦、未詩がアームホイップ、エルボーの連打と攻めるが、アドラは未詩の左腕をリストロックのまま叩きつけ、ハンマーロックのままラ・マヒストラル、ブレーンバスターホールド、アドラはハンマーロックのままコーナーにぶつけてコウモリ吊り固めと、未詩を上回るパワーぶりとテクニックで試合をリードする。
アドラはミドルキックから突進するが、避けた未詩がショルダータックルを連発、串刺しボディーアタックからショルダータックルと試合の流れを変えてジャイアントスイングを狙うが左腕攻めが効いて失敗する。
アドラはリストロックのまま叩きつけるとダムルアームロックで捕らえ、WARスペシャルは未詩が逃れるとベアハッグで捕らえるが、左腕攻めが効いて締めきれない。
未詩はカナディアンバックブリーカーを狙うが、アドラがリバースすると、正座からアドラがジャーマンスープレックスホールド、再びダブルアームロックで捕らえるも、未詩は強引に担いで回した、ジャイアントスイングで何とか大回転する。
未詩はティアドロップを狙うが逃れたアドラがバイシクルキックからセントーン、突進をいなした未詩はバッティングハンマーを乱打からレーザービームと浴びせ、ティアドロップで3カウントを奪い王座を防衛するも、内容的には大苦戦だった勝つには勝ったが怖ろしい挑戦者だった。