1月23日 全日本プロレス「2022 NEW YEAR WARS」後楽園ホール 536人
(試合内容は実況ツイートより)








アジアタッグ、世界ジュニアヘビー級選手権はこちら↓
<第1試合 三冠ヘビー級王座決定トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負>
〇宮原健斗(11分28秒 首固め)諏訪魔
<第試合 三冠ヘビー級王座決定トーナメント 1回戦 時間無制限1本勝負>
〇本田竜輝(9分15秒 片エビ固め)×芦野祥太郎
※ファイナルベント
<第8試合 三冠ヘビー級王座決定トーナメント 決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇宮原健斗(23分3秒 シャットダウンスープレックスホールド)×本田竜輝
前三冠ヘビー級王者のジェイク・リーが鼻骨骨折、左眼窩内側壁骨折で負傷、当面の間欠場するため、王座は返上、それに伴い王座決定トーナメントが行われ、元王者の諏訪魔と宮原、芦野、そして三冠戦線に初めて加わる本田がエントリーした。
まず第1試合の諏訪魔vs宮原は、諏訪魔がロックアップからロープへ押し込んで、宮原が体を入れ替えた際にビックブーツを放つと、怒った諏訪魔がハンマー、ストンピングを連打、しかしラリアット狙いは宮原がレッグシザースで倒すと、エプロンから側頭部へドロップキックを放つ。
場外戦で宮原が頭突きを浴びせ、諏訪魔の鉄柵へのハンマースルーは、宮原が鉄柱を使ってリングに戻るも、読んでいた諏訪魔が素早く戻ってラリアットを放ち、宮原はエルボーも諏訪魔がダブルチョップからDDT、エプロンに宮原が逃れても、諏訪魔がラリアットを放つ。
諏訪魔はエプロンの宮原をロープ越しでフロントネックロックでリングへ強引に戻すと、ニードロップ、フロントスープレックス、ナックルを連打からラリアットを狙うが、宮原が低空ドロップキックから側頭部へドロップキック、しかし串刺しエルボーからブレーンバスターは諏訪魔がエプロンへ出すとロープ越しで万力スリーパーで絞めあげる。
諏訪魔はエプロンでナックルも、宮原がビックブーツからDDTで突き刺し、リングに戻ると宮原が串刺しブラックアウトからシャットダウンスープレックスを狙うが、振り払った諏訪魔は宮原のビックブーツをキャッチしてキャプチュードで投げ、ダブルチョップの連打からラリアット、ラストライドと畳みかけるが、宮原はカウント2.5でキックアウトする。
諏訪魔はバックドロップを狙うが、膝蹴りで阻止した宮原はブラックアウトしてカバーするが、諏訪魔が押さえ込み、諏訪魔は宮原のブラックアウトを避けてバックドロップも、体を入れ替えた宮原が丸め込んで3カウントを奪い、決勝に進出する。
第2試合の芦野vs本田は、開始から芦野が本田を押し込むと格下と言わんばかりに張り手を浴びせ、バックの奪い合いでも、芦野がバックを奪ってから頭を叩きまくる。芦野はバックを奪う本田にハンマーロックで捕らえるが、本田がブレークしてサミングを浴びせ、頭を叩いて挑発すると。怒った芦野はエルボースマッシュ、本田もエルボーで返してラリーになるが、芦野が競り勝つ。
芦野は張り手、ストンピング、エルボースマッシュ、逆水平と打ち込み、本田はエルボーを連打も、芦野はエルボースマッシュから俵返しを連発、フロントスープレックス、膝固めからSTFで捕らえ、本田はロープエスケープする。
勝利を確信した芦野はジャーマン狙いも、バックを奪った本田はコーナーに芦野を叩きつけてから、串刺し後頭部ラリアット、ノーザンライトスープレックスホールド、串刺しラリアット、ハンマーを連打、エルボーを連打と攻めていく。
芦野がビンタで本田の動きを止めるとジャーマンで投げ、エルボースマッシュを連打から突進すると、本田がスパインバスターで叩きつけ、ラリアットは避けた芦野はジャーマンも本田はスピアーで応戦、芦野はジャーマンからジャーマンスープレックスホールド、ラリアットからバックドロップで投げる。
芦野はTボーンスープレックスを狙うが、本田は和田京平レフェリーにしがみついて阻止してから急所蹴りを浴びせると、顔面へのラリアットからファイナルベントで3カウントを奪い、決勝に進出する。
メインで行われる決勝戦は宮原と三冠初挑戦となった本田が対戦、開始となるとロックアップから本田が押し込んで宮原の両頬を叩いてブレークと強気な態度を取り、本田はヘッドロックに対して、宮原はビックブーツから読み合いに持ち込み、バックの奪い合いから宮原がハンマーロックも、本田は切り返してハンマーロック、宮原が押し込んでビンタから突進するが、本田が迎撃して場外戦を仕掛ける。
場外戦では本田は宮原を鉄柵へハンマースルーから突進するが、キャッチした宮原は鉄柵へギロチンホイップから頭突きを連打を浴びせ、今度は本田を鉄柵へハンマースルーして突進するが、キャッチした本田が鉄柱めがけて宮原を投げつけ、鉄柵を使ったキャメルクラッチと宮原を痛めつける。
リングに戻ると本田はストンピングを連打、宮原のドロップキックを避けてクロス式キャメルクラッチで捕らえて、宮原はロープエスケープ、本田のラリアットは避けた宮原は低空ドロップキックから側頭部へドロップキックの自分の流れに持ち込み、串刺しブラックアウト、エプロンに逃れた本田にビックブーツで場外へ落とすも、本田は足刈りラリアットで宮原をエプロンで倒すと、らエプロンでパイルドライバーを敢行する。
リングに戻った本田は宮原に串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターを狙うが、宮原は頭突きで本田の動きを止めると下へ潜ってジャーマンで落とし、後頭部へ串刺しブラックアウトからジャーマンも、突進したところで本田がスパインバスターで叩きつけ、本田のビンタに対して宮原はエルボーで返して、エルボーのラリーになって、本田が競り勝って宮原が崩れると、本田はカーブストンプを落とし、串刺しラリアットからジャーマン、スピアーと攻勢をかける。
本田はラリアットを狙いが、宮原がバイシクルキックで迎撃すると後頭部へブラックアウトを炸裂させ、シャットダウンスープレックスを狙うが、逃れた本田はエルボーの連打から左右エルボー、エルボーからラリアットを放ち、ファイナルベントを狙うが、宮原が逃れてスピアーを狙う本田にフロントネックロックからブラックアウトを炸裂させる。
宮原はブラックアウトからシャットダウンスープレックスを狙うが、逃れた本田はラリアットを連発し、ファイナルベントを決めるも、宮原はカウント2.9でキックアウトする。
本田は再度ファイナルベントを狙うが、逃れた宮原はシャットダウンスープレックスを狙うも、逃れた本田のラリアットを宮原がブラックアウトで迎撃、しかし受けきった本田はハンマーを乱打する。
本田はラリアットを狙うが、宮原はまたブラックアウトで迎撃すると、ランニング式のブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い王座奪取に成功した。
試合後に宮原は土肥こうじらと共に去っていく本田に「本田竜輝。お前ここから這い上がってこい。いいか、これが今のお前の実力だ。ここからが勝負だろ? どんな方法を選ぼうがな、お前は這い上がってこい」とエールを送ると、本田は中指を立てて返答しバックステージへと下がる。
宮原は「ジェイク・リーがこのベルトを返上し、トーナメントが行われた。その結果、宮原健斗が巻いている。怪我だろうが、どんな理由があろうが、今は俺がチャンピオンだ。おい、全日本プロレスの選手。今日から横一線だ。実績、キャリア、そんなもんを理由にするな。このベルトに挑戦して来い。実績。キャリアは問わない。俺がチャンピオンだ。大きな大きな胸で引き受けようじゃないか。挑戦、誰でもしてこいや」と選手らに呼びかけ、また「2022年、三冠チャンピオンは俺からスタートだ。会場の皆様、そしてテレビをご覧の皆様に聞きたい。2022年、MVP候補のナンバーワンは誰だと思いますか?」と煽り、「満場一致で宮原健斗です!」と断言し、恒例の宮原劇場で締めくくろうとしたが、2日にジェイクに挑戦するはずが、ジェイクの欠場で挑戦は白紙にされ、自称”暫定”三冠ヘビー級王者とアピールしていた大日本プロレスのアブドーラ・小林が突如現れる。
宮原劇場をぶち壊された宮原は不機嫌となるが、アブ小は構わず「宮原、一日連勝おめでとう。最高だったよ」と宮原を祝福するも、宮原は「いいから、いいから、そういうのは。どうした?」と宮原は相手にしない。それでもアブ小は「けど、俺が来たからには、最高だけど、満場一致ではないよな。お前は身内の4人で勝ち上がった男だ。そして、俺は誰だかわかるか? 暫定王者・アブドーラ小林だぞ、宮原、お前ならわかるだろ? 今、声を出せないファンの本音が。そして、カメラの向こうで見ているここに来たいけど来れない人たちの心の声が。お前にはわかるはずだ。暫定王者の俺とお前がやるしかない。どうですか、お客さん!」とアピールすると、館内は拍手でアブ小を支持する。
宮原は「なんだよ、おい。暫定王者ってなに? 俺わかんねえんだよ。どうしたんだよ、お前」と困惑すると、アブ小「お前の目は節穴か。去年の最強タッグから正月までの流れ。この会社のエースは俺じゃねえかよ」と豪語し、宮原は「今、拍手を送っている皆さんはちょっとおかしいだろ。こいつがエースだったらやばいだろ? お前やめとけ。今なら引き返せるぞ」とファンにアブ小の支持を辞めるように訴えつつ「単刀直入に言うと、このベルトに挑戦したいのか?」とアブ小に迫ると、アブ小は「挑戦というわけじゃない。統一戦だ。暫定王者と4人トーナメントを勝ち上がったお前、統一戦だ」現王者と残て王者の東一戦を掲げ、宮原がなお困惑させるも、アブ小は「お前、逃げるのか? 俺とできないって言うのか?」と迫る。
宮原は「どうなんだお客さん? 見たいの、この戦い?」を民意を煽ると、館内は拍手でアブ小を支持し、宮原も折れてアブ小の挑戦を受諾、アブ小は「この拍手が聞こえるだろ。お前が本当に最高かどうか俺が確かめてやる。勝負だ」と叫んで、大日本プロレスのテーマ曲が鳴る中で退場いき、宮原劇場をぶち壊された宮原も改めて「最高ですか!」と煽って宮原劇場で締めくくった。
宮原vs本田に関しては、本田が勢いを見せつつも巧みに緩急をつけるなど、対戦していた宮原も本田の変貌ぶりにはかなり驚かせたと思う。しかし終盤になると、これまで顔面に当てていた本田のラリアットは充分に顔面を捕らえておらず、勢いで押し切ろうとしても詰めの甘さが出てしまった。スタン・ハンセンが小橋にラリアットの使用を許す際に「乱発するなら本当のラリアットではない、使うなら一発で決めろ!」とアドバイスしていたが、本田が宮原に狙ったラリアットは一発で決められなかった、それが敗因かもしれない。
そして次期挑戦者として”暫定王者”アブ小が現われるも、宮原にとってアブ小は、これまで何度もかき乱されてきたことから厄介な相手で、今回も宮原劇場をぶち壊され、アブ小ワールドに染め上げるなど、今回もまたかき乱されてしまった。選手権は正式に決まったが、いつどこで開催するのか…
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