1月4日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」東京ドーム 12047人
(試合内容は実況ツイートより)
<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第91代王者】〇エル・デスペラード(16分18秒 片エビ固め)【挑戦者/BEST OF THE SUPER Jr.28優勝者】×高橋ヒロム
※ピンチェロコ
☆デスペラードが初防衛戦
<第8試合 IWGP 世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者/G1 CLIMAX 31優勝者】〇オカダ・カズチカ(35分44秒 片エビ固め)【第3代王者】×鷹木信悟
※レインメーカー
☆鷹木が4度目の防衛に失敗、オカダが第4代目王者となる
今年も1・4東京ドームから2022年度の新日本プロレスが開幕し、メインでは鷹木の保持するIWGPヘビー級王座にG1 CLIMAX31を制したオカダが挑戦。オカダは新しいコスチュームとして金色のガウンを纏って登場した。
開始から互いに牽制し合って、バックの奪い合いになると、鷹木がハンマーロックで捕らえ、オカダがレッグシザースからグラウンドに持ち込みヘッドロックで捕らえる。鷹木はクルックヘッドシザースで捕らえて腕を取るも、オカダが逃れて距離を取る。
ロックアップからオカダが押し込んでブレークとなると。オカダがキックからヘッドロック、ぶつかり合いになると、オカダがレッグシザースからエルボードロップ、ネックブリーカー、フェースロックで捕らえて得意の首攻めを狙い。鷹木はロープエスケープも、オカダは側頭部へ低空ドロップキックからロープ越しでのアトミコを投下する。
鷹木はナックル、エルボーから龍魂ラリアットで反撃して、パンピングボンバーで場外へ出すと、エプロンめがけてギロチンホイップ、場外でMADE IN JAPAN狙いは逃れたオカダがDDTも、ぶっこ抜いた鷹木がブレーンバスターで投げ、鷹木はエプロンめげけてショルダータックル、ロープ越しでストンピング、フットスタンプ、キチンシンクを連発からショルダータックル、バックドロップ、ボディーシザースと腰攻めで試合の流れを変える。
鷹木はエルボードロップを連発からセントーン、頭突きと浴びせ、オカダはエルボーも鷹木が打ち返し、オカダが連打も鷹木はダブルチョップからパンピングボンバーは避けた、オカダはエルボーアタックを放つと、エルボーの連打からフラップジャック、串刺しバックエルボーからDDTと流れを変え、リバースネックブリーカーは鷹木が阻止も、串刺しを避けたオカダは鷹木をトップコーナーにセットしてドロップキックで場外へ落とす。
場外戦になるとオカダがビックブーツで鉄柵外へ蹴り出し、鉄柵越しでクロスボディーから、リングに戻すとミサイルキックを命中させ、マネークリップで捕らえるが鷹木はロープエスケープし、オカダのツームストーンパイルドライバー狙いは鷹木が堪えると、オカダは突進を鷹木はナックルで迎撃してから、エルボー、フェイントDDTで突き刺す。
オカダはエルボーの連打、熨斗紙を狙う鷹木にマネークリップも、逃れた鷹木はリバースネックブリーカー狙いを切り返して熨斗紙からラストジャーマン、しかしスライディングパンピングボンバーは切り返したオカダがマネークリップで捕らえると、旋回式ツームストーンパイルドライバーからマネークリップ、バックブリーカーからマネークリップと絞めあげて鷹木を追い詰め、鷹木はロープエスケープする。
オカダはダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを取り、レインメーカーは鷹木が龍魂ラリアットで迎撃し、逆にレインメーカーポーズを取ると、オカダが怒ってビックブーツからハンマーを乱打し、エルボーで返し、オカダはビックブーツに対して、鷹木はパンピングボンバー、オカダはジョンウーも、鷹木はパンピングボンバーで応戦する。
オカダは場外へ逃れると、追いかけた鷹木をエプロンに叩きつけ、鉄柱攻撃から花道へ連れ出し、ツームストーンパイルドライバーツーを狙うが、切り返した鷹木がデスバレーボムで叩きつけ、リングに戻ると鷹木は串刺しパンピングボンバー、トップコーナーから雪崩式ブレーンバスター、スライディングパンピングボンバー、雄叫びからMADE IN JAPANを狙うが、逃れたオカダは突進する鷹木にドロップキックを命中させ、読み合いになると逆さ押さえ込みからショートレンジラリアットを連発し、レインメーカーは鷹木が切り返してMADE IN JAPANを連発すると、顔面めがけてパンピングボンバーを炸裂させる。
鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、逃れたオカダがレインメーカーを炸裂させて両者ダウンとなり、エルボーのラリー、鷹木が連打もオカダがエルボースマッシュを連発、鷹木はハツラツエルボーでオカダが倒れると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、切り返したオカダはマネークリップを狙い、背負い投げで逃れた鷹木はスライディングTからSTAY DRAMを狙うが、オカダが雪崩式DDTで突き刺す。
オカダはジャーマンからレインメーカーを狙うが、避けた鷹木はナックルから頭突き、パンピングボンバーを放ち、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、逃れたオカダはツームストーンパイルドライバー狙うと、鷹木はドラゴンスープレックスで投げて突進するが、オカダがドロップキックで迎撃すると、レインメーカードライバーからレインメーカーで3カウントを奪い王座奪取に成功した。
試合後にオカダは4代目IWGPベルトをリングに置くと「ありがとうございました」と一礼して、IWGP世界ヘビー級ベルトを手にして、王座奪取をアピールするが、オスプレイが自作IWGP世界ヘビー級ベルトを持って現れ、オカダの戴冠を祝しつつ挑発すると、オカダは退場するオスプレイを「フェイクチャンピオン」と挑発、ファンに向けて熱いメッセージを贈ってドーム2連戦の初日を終えた。
内容的にはどこで二人が切り札を出すかがポイントになり、オカダはラスト・オブ・ザ・ドラゴン、鷹木はレインメーカーをマークしていたが、切り札は最後に取っておくもので、オカダは技を出し尽くしていても、レインメーカードライバーという切り札だけはしっかり温存して勝負と思った時に出してきた、まさにオカダは勝負師で切り札の出し方の差で優った。
そして4代目ベルトを改めて封印して世界ヘビー級ベルトを手にしたが、オカダがいくら勝ったとしても4代目ベルトを使用することは時代への逆行で、そのまま使うわけにはいかないことは充分に分かっていた。IWGP世界ヘビー級は紆余曲折末、鷹木が権威を高めているが、現在の自分だったら鷹木より権威を高める自信がある。また新日本プロレス50周年の節目である、だから再び4代目ベルトを再び眠りにつかせることにした。オカダが選んだのは時代への逆行ではなく現在進行形を選んだに過ぎないのだ・
そしてセミファイナルではIWGPジュニアヘビー級選手権が行われ、王者のデスペラードに、BEST OF THE SUPER Jr.28を優勝したヒロムが挑戦した。
開始からエンジン全開となってぶつかり合いになり、エルボーのラリーから張り手のラリー、逆水平のラリーと繰り広げると、追尾エルボーの応酬からランニングエルボーの応酬になって相打ちになり、再びぶつかり合いからヒロムは串刺しラリアットを放つと、デスペラードのスピアーをDで捕らえるが、切り返したデスペラードはバックドロップで投げる。
ヒロムはジャーマンで返すが、ヒロムのスパインボムをデスペラードがフランケンシュタイナーで切り返すと場外へ出してトペコンを命中させて、ヒロムをリングに戻すが、ヒロムはエプロンに上がったデスペラードにサンセットフリップボムを敢行して両者ダウンとなる。
リングに戻ってもなかなか立ち上がれなかったが、両者はエルボーのラリーになり、ヒロムが連打からニーリフト、突進はデスペラードがスパインバスターからギター・ラ・デ・アンヘル、マッドスプラッシュを投下してからピンチェロコは、ヒロムが切り返して頭突きも、デスペラードがエルボーで応戦して突進は、ヒロムがスパインボムで叩きつける。
デスペラードは突進もヒロムはコーナースロイダーで投げると。ジョンウーからダイナマイトブランジャー、コーナーデスバレーからTIME BOMBはデスペラードが十字固めで切り返し、切り返し合いになるとヒロムがTIME BOMBはデスペラードがストレッチマフラーホールドで切り返して、ヒロムは丸め込んだが、デスペラードはマフラーホールド、そしてヌメロドスへ移行すると、ヒロムがカナディアンデストロイで切り返してヒロムちゃんボンバーを炸裂させる。
ヒロムはビクトリーロイヤルからTIME BOMB2狙いは、デスペラードが切り返してエルエスクレロ、キックアウトしたヒロムはトラースキックを連発してDの悪夢を狙うが、切り返したデスペラードはアックスギロチンドライバーで突き刺す。
デスペラードはピンチェロコを狙うが、ヒロムがウラカンラナで切り返して、トラースキックから突進はデスペラードがロコモコで迎撃、リバースタイガードライバーからピンチェロコは、ヒロムが名も無きヒロムロールからロコモコを浴びせると、デスペラードもロコモコで返す。
デスペラードはリバースタイガードライバーからピンチェロコで3カウントを奪い防衛を果たした。
デスペラードにしてみればセミファイナルとはいえ、ドームでは初の大舞台、その大舞台でライバルであるヒロムを降して防衛は、まさに感無量で、「俺の人生にも一度くらい、幸せな時があってもいいだろ?」と思っているのではないだろうか…