1月4日 東京女子プロレス「東京女子プロレス’22」後楽園ホール 695人超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
鈴芽 〇遠藤有栖(11分39秒 キャメルクラッチ)桐生真弥 宮本もか
<第2試合 ラダーマッチ 15分1本勝負>
〇中島翔子(12分8秒 虎の子救出)×ハイパーミサヲ
<第3試合 15分1本勝負>
辰巳リカ 〇渡辺未詩(20分1本勝負)×上福ゆき 角田奈穂
※ティアドロップ
<第4試合 のどかおねえさん一日復活特別試合 20分1本勝負>
〇のどかおねえさん 愛野ユキ 猫はるな(11分4秒 片エビ固め)小橋マリカ らく ×原宿ぽむ
※バックフリップ
<第5試合 15分1本勝負>
〇坂崎ユカ(12分51秒 片エビ固め)×荒井優希
※マジカルメリーゴーランド
<第6試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者】〇伊藤麻希(16分9秒 伊藤デラックス)【第6代王者】×乃蒼ヒカリ
☆ヒカリが5度目の防衛に失敗、伊藤が第7代王者となる
<第7試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第9代王者】〇山下実優(19分12秒 片エビ固め)【挑戦者】×瑞希
※クラッシュ・ラビット・ヒート
☆山下が4度目の防衛戦
東京女子プロレスの2022年度が今年も1・4後楽園から開幕し、メインではプリンセス選手権が組まれて王者の山下に瑞希が挑戦、瑞希は11・25後楽園ではタッグながら山下から3カウントを奪い、「ウチも東京女子を背負いたい」の想いから今回の選手権が実現となった。
開始となったロックアップからハンマーロックの応酬となると、山下が首投げからサッカーボールキックを浴びせるが、2発目を避けた瑞希は丸め込み、アームホイップから逆さ押さえ込みで丸め込むと、ドロップキックで場外へ出すからトップコーナーからのプランチャを命中させる。
瑞希はリングに戻るが山下がエプロンへ連行すると、前蹴りの連発からえプロでのアティテュード・アジャストメントを敢行し、場外へ転落した瑞希にエプロンダッシュでジャンピングニーを炸裂、リングに戻ってコブラクラッチで捕らえて絞めあげ、そのまま投げて再び絞めあげ、瑞希は必死でロープエスケープする。
山下は風車式バックブリーカーからミドルキック、旋風脚、前後からサッカーボールキックと打ち込んでから対角線へ振るがコーナーへ、飛び乗った瑞希はミサイルキックを命中させると、背中を見せた山下にドロップキック、フットスタンプ、コルタバからエビ固め、そのままジャストフェースロックへ移行、山下が逃れてもブーメラン技を狙うが山下が三角蹴りで阻止、雪崩式アティテュード・アジャストメントを敢行する。
山下はミドルキックを連打も、キャッチした瑞希はエルボーを浴びせ、山下はニーリフトから突進は瑞希がドロップキックで迎撃すると、座り込んだ山下の顔面へドロップキックを命中させ、場外戦で瑞希がトップコーナーからダイビングフットスタンプを投下するが、着地の際に瑞希もバランスを崩したか脚を痛めてしまう。
それでも瑞希はリングに戻って前屈みの山下の後頭部にダイビングフットスタンプを命中させてから、らジャストフェースロックで捕らえ、山下が腕を伸ばしてロープエスケープを狙うと、腕を掴んだ瑞希はディックキラーへ移行したが、山下は足を延ばして必死でロープエスケープする。
瑞希はキューティースペシャルを狙うが、逃れた山下が串刺しニーからアティテュード・アジャストメントを決め、スカルキックは避けた瑞希はローリングネックブリーカーから、ここ一番で出す渦飴を浴びせる。
瑞希はダイビングフットスタンプを狙うが、避けた山下がジャーマンで投げ、瑞希は裏拳も山下がスカルキックで応戦、エルボーのラリーから山下が連打、低空でハイキックを浴びせると、クラッシュ・ラビットヒートは瑞希がしがみついて阻止し、山下はニーリフトも瑞希はキューティースペシャルを決めるがホールドは出来ず、切り返し合いになると山下がスカルキックを炸裂させ、最後は山下が瑞希の後頭部、正面とクラッシュ・ラビットヒートを炸裂させて3カウントを奪い防衛を果たした。
試合後に山下が瑞希を「東京女子にとって特別な存在と称える、これからも瑞希と東京女子でやっていきたいし、もっともっと戦いたい」とエールを送り、握手を求めるが、瑞希は悔しさのあまりに払いのけて退場、セコンドにいた坂崎と一緒に退場する。
そして山下は次回防衛戦を3・19両国に指定すると、挑戦者は第2試合でミサヲを降し、同じ一期生の中島を指名、中島が登場すると山下の指名を受諾して、選手権が正式に決定、最後は山下が「東京女子プロレス全員で上を目指す!限界、自分で決めんなよ!」で締めくくった。
内容的にはパワーファイトや打撃となると山下が上で、瑞希はテクニックで勝負するしかなかったのだが、コーナーから場外へのダイビングフットスタンプが仇になったのか足を痛めてしまい、切り札のキューティースペシャルもホールドが出来なかった。
そして山下と中島が両国で選手権となったが、東京女子プロレスが始まったのは2012年、最初は小さなものが、選手全員で育てて大きなものとなっていった。それを二人が見てきたことから、両国はその集大成になると見ていいかもしれない。
セミファイナルではヒカリの保持するインターナショナルプリンセス王者に伊藤が挑戦、開始からヒカリがドロップキックで奇襲をかけ、伊藤は場外へ逃れると、追いかけたヒカリが鉄柱攻撃から鉄柵へハンマースルー、そしてイス盛りを作ってボディースラム狙うが、伊藤がイス盛りへ逆に投げる。
リングに戻ると伊藤がヒカリの腰を踏みつけてボディースラム、ヒカリの突進も伊藤がスリーパーからバックブリーカー、変形逆エビ固めと腰攻めで先手を奪い、ヒカリはロープエスケープ、読み合いになるとヒカリがドロップキックを連発し、ローリングクレイドルで回転する。
ヒカリはミサイルキックからコブラツイストで捕らえ、そのままブルーレイサーへ移行も、伊藤はロープエスケープ、ヒカリは突進もエプロンへ追いやった伊藤はエプロンの攻防に持ち込み。伊藤がDDT狙うが、ヒカリが鉄柱に押し込んで伊藤が場外へ落ちるも、伊藤はエプロンでのハングマンDDTで突き刺す。
リングに戻ると伊藤はフライングビックヘッドを投下するが自爆、ヒカリはドロップキックからジャンピングネックブリーカー、エルボーのラリーからヒカリが崩れるが、伊藤の頭突き狙いはヒカリがトラースキックで迎撃し、足を取った伊藤は伊藤デラックスを狙うも、ヒカリが丸め込む。
伊藤はDDTを狙うが、ヒカリが叩きつけると、伊藤が丸め込み、ヒカリは突進を伊藤がキャッチし0て伊藤パニッシュで捕らえて追い詰めるが、ヒカリはロープエスケープする。
伊藤は思わず制止するレフェリーを突き飛ばすが、その隙にヒカリはブリザードスープレックスを決めるも、腰のダメージがブリッジは出来ず、伊藤は中指を立てると、伊藤のペースを嫌ったヒカリはバスソーキックを浴びせるが、トラースキックは避けた伊藤が頭突きを浴びせ、フライングビックヘッド狙いはヒカリが追いかけると。伊藤が雪崩式DDTから伊藤デラックスで捕らえ、ヒカリがギブアップとなり、伊藤が王座奪取する。伊藤も伊藤パニッシュがロープエスケープされたことで、崩れかけていたが、見事に持ち直した。
第5試合では昨年プロレス大賞新人賞を受賞した荒井が坂崎に挑戦し、グラウンドでリードを奪う坂崎に荒井はビックブーツからフルネルソンバスターで反撃、荒井は再びビックブーツを浴びせて、坂崎は場外へ逃れて、荒井が追いかけるが、坂崎がエプロンを使った619を浴びせると、鉄柱攻撃、鉄柵に叩きつけてから鉄柵を使ってバックブリーカー、ボディースラムと倍返しする。
更に坂崎はエプロンの攻防でブレーンバスター投げ厳しい攻めに出ると、リングに戻って坂崎はバックブリーカー、キチンシンク!ボディースラムを連発、荒井もボディースラムで反撃するが坂崎はサムソンクラッチで丸め込む。
坂崎は突進するが、荒井がドロップキックで迎撃するとビックブーツを連発し、スリーパーで捕らえ、逃れた坂崎はスライディングラリアットも、避けた荒井はスリーパーで再び捕らえ、坂崎はコーナーへ押し込むが荒井は離さす絞めあげる。
やっと逃れた坂崎はブレーンバスターからクロスフェースで反撃して、荒井はロープエスケープし、坂崎が串刺しニーからセカンドコーナーへ昇るも、荒井はビックブーツからデットリードライブで落としてからフルネルソンも、逃れた坂崎がエルボーを浴びせれば、荒井も連打で返す。
坂崎はブレーンバスターからスライディングラリアットを浴びせると、ブレーンバスターを狙うが、荒井が堪え、坂崎は突進を荒井はバイシクルキックで迎撃すると、サソリ固めを初披露し、まさかの技を受けた坂崎はロープエスケープする。
荒井はビックブーツを狙うが、Finallyは坂崎がガードしてローリングエルボーを浴びせると、マジカルメリーゴーランドで3カウントを奪い勝利、坂崎が勝利も荒井が大健闘した試合だった。
第4試合では3月で卒業引退する天満のどかのかつてのキャラである、のどかねえさんが一夜限りの復活を果たし、登場すると恒例だったピンポンパン体操をパートナー全員と松井レフェリーで行う。
試合は猫が長時間捕まるも、愛野が試合を盛り立てると、代わったのどかねえさんがマリカにクロスボディー、シュミット流バックブリーカーと攻め込むが、セカンドコーナーへ昇ると、マリカがフロントネックロックで捕らえ、持ち上げようとするのどかを首固めで丸め込む。
代わったぽむがらくの援護からミサイルキックも、突進はのどかねえさんがファールアウェイスラムからヘッドシザースで捕らえ、らくのカットから各選手が乱戦も、のどかねえさんと愛野がぽむにダブルセントーンを投下すると、ぽむはカーフキックからと突進を、キャッチしたのどかねえさんがバックフリップで3カウントを奪い勝利を収めた。
試合後にのどかねえさんが、キャラクターの生みの親だった高木三四郎から、ぽむに2代目ねえさんになる話があったことを暴露し、ぽむに2代目を譲ろうとしたが丁重に断られ、最後は選手らでピンポンパン体操で締めくくった。
また大会前には看護師で元空手世界チャンピオン、またアクション俳優である長野じゅりあが3・19両国でプロレスデビューを果たすことが発表された。