11月25日 東京女子プロレス「ALL RISE ’21」後楽園ホール 437人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇小橋マリカ 宮本もか(10分42 片エビ固め)鈴芽 ×遠藤有栖
※駆け上がり式ブルドッキングヘッドロック
<第2試合 15分1本勝負>
角田奈穂 〇猫はるな 桐生真弥(10分38秒 片エビ固め)愛野ユキ らく ×原宿ぽむ
※ネコードブレイカー
<第3試合 15分1本勝負>
〇上福ゆき(10分8秒 十字架固め)×ハイパーミサヲ
<第4試合 15分1本勝負>
〇中島翔子(10分4秒 片エビ固め)×天満のどか
※ダイビングセントーン
<第5試合 15分1本勝負>
〇辰巳リカ(13分54秒 足四の字固め)×荒井優希
<第6試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第6代王者】〇乃蒼ヒカリ(11分43秒 ブリザードスープレックスホールド)【挑戦者】×渡辺美詩
☆ヒカリが4度目の防衛に成功
<第7試合 プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負>
【第9代王者組】坂崎ユキ 〇瑞希(24分17秒 キューティースペシャル)【挑戦者組】×山下優実 伊藤麻希
☆マジカルシュガーラビッツが初防衛に成功。
東京女子プロレス、今年最後の後楽園大会のメインはプリンセスタッグ選手権が行われ、王者組の坂崎&瑞希のマジカルシュガーラビッツに山下&伊藤の121000000(ワントゥミリオン)が挑戦した。
山下vs坂崎で開始になり、山下がグラウンドを仕掛けるが坂崎はマウントを奪うと、切り返し合いのままで場外へ出て、山下が坂崎に鉄柱攻撃から鉄柵へハンマースルーも、突進は坂崎が迎撃してマットのない床へボディースラムで叩きつける。
リングに戻ると伊藤vs瑞希に代わり、エルボーのラリーから、伊藤がキックを浴びせるも。串刺しは瑞希が迎撃して読み合いになると、瑞希がドロップキックから坂崎が入り、坂崎は瑞希をエアプレーンスピンで回転すると伊藤だけでなく山下も直撃させ、マジラビがトイストーリー3と合体技を連発する。
コーナーパットへの頭突きで気合いを入れた伊藤は瑞希のドロップキックを払い落すと、瑞希の腰へヘッドドロップを投下、代わった山下がサッカーボールキックと121000000が瑞希を捕らえて先手を奪い、伊藤が瑞希にシーソーホイップから山下がミドルキックを浴びせると、伊藤が逆エビ固めと連係で瑞希を追い詰めるが、長時間捕まった瑞希は121000000の連係を阻止した瑞希は同士討ちを誘発するとミサイルボディープレスを投下する。
代わった坂崎がセカンドコーナーから山下にレッグラリアット、串刺しレッグラリアットからダイビングバックエルボーを浴びせ、山下が水面蹴りも坂崎はスライディングラリアットで応戦する。
山下は坂崎にミドルキックから旋風脚を浴びせ、代わった伊藤が飛びつきDDTで続き、串刺しバックエルボーからデルフィン式スイングDDT、逆エビ固め狙いは坂崎が逃れて突進も、足を取って倒した伊藤が逆エビ固めで捕らえるが、坂崎が切り返してスライディングラリアットを浴びせる。
坂崎は伊藤にティータイムを連発すると、魔法少女スプラッシュを投下するが、伊藤が剣山で迎撃し、エルボーのラリーから坂崎が左右エルボー、ローリングエルボーも、伊藤は頭突きで坂崎が崩れると、伊藤はフライングビックヘッドを狙うが、坂崎が雪崩式コンプリートショットを敢行する。
ここで瑞希が入るとマジラビが伊藤にダブルクロスアームバスターを決め、山下がカットに入って伊藤に檄を飛ばすと、起き上がった伊藤は山下に頭突きで気合いを入れて二人で突進するが、マジラビが迎撃してトイストーリーも、避けた121000000はマジラビに二人同時で頭突きを浴びせ、頭突きとニーリフトのサンドウィッチ攻撃を決める。
代わった山下が瑞希に串刺しニーから三角蹴りを炸裂させるが、アティテュード・アジャストメントは瑞希が切り返してクロスフェースで捕らえると、持ち上げた山下がコブラクラッチで捕らえ、瑞希はロープエスケープし、伊藤が場外で坂崎にスイングDDTで排除すると、瑞希は山下に旋回式カサドーラからヘッドハンターを決める。
瑞希はドロップキックからトップコーナーへ昇るが、山下がハイキックから雪崩式アティテュード・アジャストメントを敢行し、伊藤がフライングビックヘッドから山下がジャーマンスープレックスホールドも、坂崎が必死でカットで入り、伊藤が排除する。
山下は瑞希にスカルキックを狙うが、避けられたところで坂崎がスワンダイブミサイルキックを命中させ、坂崎は伊藤にマジカルメリーゴーランドも、山下は坂崎にスカルキックでを炸裂させて、4選手ダウンとなる。
山下と瑞希がエルボーのラリーになると、山下がハイキックからクラッシュラビットヒートを狙うが、瑞希が避けて丸め込み、山下のスカルキックも避けた瑞希はキューティースペシャルを連発で3カウントを奪い、マジラビが王座を防衛した。
試合後は瑞希が退場しようとする山下を呼び戻すと、山下の保持するプリンセス王座への挑戦を表明し、山下は受諾、1・4後楽園大会での選手権が決定。最後はマジラビが「ハンバーグ食べてハッピー、ハッピー」で締めくくった。
今回は東京女子プロレスのトップ選手の4人が揃ったことでレベルの高い試合となり、その分激戦となった。最後は伊藤も山下に任せておけば大丈夫だという安心感はあったと思うが、瑞希がスカルキックだけはしっかりマークしていたことでマジラビに勝機が傾いてしまった。
セミファイナルではインターナショナル選手権が行われ、王者のヒカリの同じアップアップガールズの未詩が挑戦した。
グラウンドの攻防から未詩はヘッドロック、ショルダータックル、ヒカリのドロップキックを自爆させてショルダータックルからバックブリーカーで捕らえる。
串刺しを迎撃したヒカリは未詩をコーナーに押し込んで足を押し当て、串刺しドロップキックから首投げを連発、腰へ低空ドロップキック、変形弓矢固めと腰攻めでリードを奪うが、ヒカリは突進を未詩はボディースラムからショルダータックルを連発、振り子式バックブリーカーを決め、ジャイアントスイングを狙うが阻止したヒカリはドロップキックを連発する。
ヒカリはコブラツイストで捕らえ、未詩は腰投げで逃れるとジャイアントスイングを再び狙うが、逃れたヒカリは再びコブラツイストからブルーレーサーへ移行も、持ち上げた未詩はジャイアントスイングで大回転する。
エルボーのラリーから未詩のバッティングハンマーを迎撃したヒカリはドロップキックも、未詩はバッティングハンマーを浴びせ、ヒカリのジャパニーズレッグロールクラッチ狙いを、未詩がカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げる。
逃れたヒカリはトラースキックからブリザードを狙うが、未詩はカナディアンバックブリーカーからサイドバスターで叩きつけ、串刺しは未詩をトップコーナーにセットしてトラースキックから雪崩式ブリザードスープレックスを敢行して、トラースキックを連打する。
それでも未詩はレーザービームを狙うが、キャッチしたヒカリはブリザードスープレックスホールドで3カウントを奪い王座を防衛する。密着技でしっかり未詩のスタミナを奪ったヒカリの勝利だった
第5試合では辰巳vs荒井のシングル戦が実現、当初は8月の後楽園大会で実現する予定が、荒井が新型コロナウイルスの濃厚接触者に認定されたことで試合は中止となり、今回の後楽園で実現となった。
ヘッドシザースの応酬で互いに距離を取るが、辰巳がいきなり丸め込んで揺さぶりをかけ、ロープワークの攻防で荒井がバックエルボー、串刺しバックエルボーからボディースラムで投げる。
荒井は突進を迎撃した辰巳はダブルスレッジハンマーからストンピングを浴びせ、首投げからランニング腿パット、お転婆ダッシュからエルボードロップ、場外側へ向けて場外へ向けてロープに張りつけにすると荒井の顔面に足を押し当てるが、荒井はエルボーの連打も辰巳も返してラリーになる。
辰巳は荒井の右脚をセカンドコーナーにセットすると低空ドロップキックを放ち、左足もセカンドコーナーにセットして低空ドロップキックと足攻めに出てから連続カバーでスタミナを奪い、リバースインディアンデスロックから鎌固めと試合をリードずるが、エルボーのラリーになると荒井が一撃を浴びせ、怒った辰巳はキックから突進すると、荒井がボディースラムで投げる。
荒井はバックエルボーを連発からビックブーツを浴びせるとスリーパーで絞めあげるが、逃れた辰巳はドラゴンスクリューから足四の字固めをリング中央で捕らえ、追い詰められた荒井は必死でロープエスケープするが、辰巳は鉄柱に荒井の左足を打ち付けてから鉄柱を使っての足四の字固めと徹底して荒井の足を攻める。
リングに戻った辰巳はツイストオブフェイドを狙うが、荒井が逆さ押さえ込み、フルネルソンバスターからビックブーツを浴びせ、スリーパーで捕らえると、辰巳はコーナーへ押し込んだが荒井は構わず絞めあげ胴絞めスリーパーへ移行し、逆に追い詰められた辰巳は必死でロープエスケープする。
辰巳はヒップアタックを連発し、串刺しヒップアタックからミサイルヒップアタックを狙うが、荒井がビンタからFinallyで落とし、Finallyを狙うが、辰巳が避けて低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、そして足四の字固めで捕らえると、荒井がギブアップとなって辰巳が勝利となった。荒井もかなり足を攻められたが、こういった泥臭い攻めもプロレスであることを学んだのも大きいし、辰巳を本気にさせたのも大きかった。