「ビアガーデンっぽいプロレス」は酔って歌って踊って激しいプロレス


8月1日 DDT「ビアガーデンっぽいプロレス2020 DAY3」新宿FACE 202人超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)

<スペシャルアンダーマッチ「負けてたまるか」>
〇甲田哲也(8分24秒 スリーパーホールド)×今林久弥

<第1試合 30分1本勝負>
〇渡瀬瑞基(7分26秒 片エビ固め)×納谷幸男
※フランケンシュタイナー

<第2試合 ドランク3WAYマッチ 30分>
×佐々木大輔(7分26秒 無効試合)×坂口征夫 ×飯野雄貴

<第3試合 30分1本勝負>
〇高尾蒼馬 マッド・ポーリー(8分58秒 横入り式エビ固め)×男色ディーノ 彰人

<第4試合 ロックンロール4WAYデスマッチ 30分1本勝負>
〇A.YAZAWA(12分54秒 片エビ固め)×”brother”KAZUKI
※成り上がりキック あと二人は赤井沙希 勝俣瞬馬

<第5試合 30分1本勝負>
〇HARASHIMA 大鷲透 中村圭吾(11分19秒 体固め)秋山準 大石真翔 ×岡谷英樹
※蒼魔刀

<第6試合 ビアガーデンっぽいプロレス名物お客様抽選6人タッグマッチ 30分1本勝負>
クリス・ブルックス 〇吉村直巳 樋口和貞(18分38秒 体固め)竹下幸之介 遠藤哲哉 ×上野勇希
※投げ放しパワーボム

7月30日からDDT毎年恒例の「ビアガーデンプロレス」が開催されるはずが、社会情勢を踏まえて、今年は酒類が厳禁ということで、「ビアガーデンっぽいプロレス」の開催となり、3日目は遠藤、竹下、クリス、樋口、上野、吉村の6選手による組み合わせがファン抽選で行われ、メインは遠藤&竹下&上野vsクリス&樋口&吉村となった。遠藤と竹下が組むのは4年ぶりで、またタッグ王者となった上野と吉村も久々に対戦となった。

まずビアガーデンプロレス恒例の今林APvs甲田東京女子プロレス代表によるシングルマッチがアンダーマッチ枠で行われ、命がけで戦わなければならないことに疑問を持った甲田がわざと負けようとして寝転がると、今林は迷いもせずカバーするが、甲田がいきなりスリーパーで絞めあげ、テーピングでチョーク攻撃、急所蹴りから外道クラッチと、外道ばりのラフで今林を蹂躙する。

甲田はレフェリーを排除してから、今林にメリケンサックで一撃も、カバーはレフェリー不在でカウントが入らず、やっと戻ってきたレフェリーに逆ギレして抗議したところで、今林がバックブローで強襲も、レフェリーに誤爆してしまう。
甲田は急所蹴りからスリーパーで絞めあげ、今林は落ちる寸前となる。

そこでスポットが照らされてからドントムーブとなり、今林の子供が「パパガンバレ!」の声援を送り、蘇生した今林は甲田のローキックに対して頭突きを浴びせる。

今林が飯伏幸太譲りのカミゴエを炸裂させ、レインメーカーポーズを取りつつ家族の名前叫んでレインメーカー裏拳を狙うが、避けられてしまうと、甲田がスリーパーで捕らえてあっさりギブアップとなり、試合後に家族から「カッコ悪い」の声が飛び交って、本当にカッコ悪い結末となった。

第2試合はカリスマ、坂口、飯野によるドランク3WAY戦が行われ、飯野はレモンサワー、坂口はテキーラの瓶、カリスマは缶ビールとワニのおもちゃを持参して登場、カリスマの提案で1R30秒でラウンドは無制限、インターバル中にワニのおもちゃに噛まれたらテキーラ、噛まれなかったらビールと言うルールが組まれ、全責任は新副社長の彰人が負うことになった。

第1Rが睨み合ったままで終わり、3人が順でワニの歯を押すと、坂口が噛まれてテキーラを飲み、2Rもまた坂口が噛まれてテキーラを飲み、3Rもカリスマが噛まれてテキーラを飲むが、坂口も飯野の飲むビールにテキーラを混ぜる、遂には松井幸則レフェリーも噛まれてテキーラを飲み、飯野もワザと4回噛まれてテキーラを4杯飲み干すなど、どんどん酒が進んでいく。

第6ラウンドでは飯野がタイツを脱いでブリーフ姿となり、カリスマと合体してケンタウロスとなって、闘牛士になった坂口に突進も、足もおぼつかなくなった坂口は転倒、おまけに飯野は誰もいないのにハカエルボーを狙ったハカを始める。
そして第8Rになると、ワニのおもちゃを持ってハカをする飯野に、カリスマと坂口は飯野のブリーフをハサミで切ったところで、試合は彰人の判断で強制終了し無効試合となった。

第4試合のロックンロール4WAYデスマッチは赤井、勝俣、恋煩いで欠場したアントンに代わりA.YAZAWA、そして前日のALL OUTによる5WAY戦で負け残って国外追放となった平田一喜に代わり、”brother”KAZUKIが参戦した。

まず矢沢永吉の「黒く塗りつぶせ」が流れると、4人はエアバンドを披露するが、音響が壊れたとアナウンスされると、NωAの唄が流れて、勝俣とKAZUKIがデュエットで歌い上げれば、YAZAWAと赤井も「男と女のラブゲーム」をデュエットで歌い上げる。

赤井が勝俣とKAZUKIにダイビングクロスボディーを浴びせると、「日本全国酒飲み音頭」が流れて、4選手は酒を飲み干し、円広志の「夢想花」で飛んで回って酔って崩れ、それがもう1回繰り返される。
KAZUKIはYAZAWAに急所蹴りからドロップキックを放ち、フライングビックヘッドを狙ったところで、平田一喜の得意としている「TOKYO GO!」が流れると、習性でなのかKAZUKIは無双状態になるが、YAZAWAはフライングフォアアームから成り上がりキックで3カウント、試合後にYAZAWAはKAZUKIに「オマエは平田だろう!」と名言で、KAZUKIの正体があっさり平田一喜と暴露して、平田本人も認めると、KAZUKIから卒業を宣言して”カス野郎”連呼して締めくくる。

セミファイナルでは中村を加えたDISASTER BOXと準烈が6人タッグで対戦、秋山からダメ出しを受けるようになった中村は握手を求める秋山の手を払いのけるが、先発はあっさりHARASHIMAに譲って、大鷲から突っ込まれる。
先発はHARASHIMAvs秋山となって、差し合いからHARASHIMAがグラウンドへとなるが、中村が強引に代わると、秋山にエルボーからドロップキックで場外へ追いやるが、場外戦で秋山は場外ボディースラムで逆襲し、秋山は「大丈夫かと」声をかけ、中村が抵抗すると、秋山は場外ボディースラムを連発する。

準烈は中村を捕らえて試合をリードし、岡谷が逆エビ固めで追い詰めるが、逃れた中村はエルボーで反撃、代わった秋山に中村がエルボーも、秋山は蹴り上げてランニングニーを浴びせ、HARASHIMAがカットも大石が排除する。

秋山の串刺し狙いを中村が迎撃してミサイルキックを放ち、代わった大鷲は秋山にドラゴンスクリューから逆水平も、秋山はエルボーで応戦してラリーとなり、秋山の突進を大鷲がビックブーツを浴びせれば、のど輪落とし狙いを秋山が逃れると、突進するは大鷲に秋山がジャンピングニーを放つ。

HARASHIMAvs大石に代わり、大石がスイングDDT狙いはHARASHIMAが阻止して雪崩式ブレーンバスターで投げ、岡谷がカットも中村が排除すると、DISASTER BOXがトレイン攻撃から連係で大石を捕らえ、秋山がカットも、HARASHIMAがジャンピングハイキックで排除する。

代わった岡谷はHARASHIMAにエルボーを連発してからブルドッキングヘッドロックから、大石の援護でノーザンライトスープレックスも、ダブルアームスープレックス狙いは、持ち上げたHARASHIMAが山折りを決めると、すかさず蒼魔刀で3カウントを奪いDISASTER BOXが勝利、試合後は秋山が中村にまた手を差し出すと、中村は払おうとするが、秋山はスカした。

そしてメインのファンが抽選で組み合わせを決める6人タッグ戦は、遠藤が竹下と組んでいた時に着用していたTシャツとタイツで登場して、竹下と上野と握手して一時休戦で開始となるが、竹下が先発をして吉村と対峙すると、いきなりクリスが背後からドロップキックで強襲をかけ、吉村にラリアットを炸裂させるなど、竹下を捕らえて試合をリードする。

長時間に渡って竹下は捕まるも、吉村にゼロ戦キックで反撃して交代を狙うが遠藤と上野はクリスと樋口によって場外へ落とされてしまい交代は阻止されてしまう。それでも竹下は吉村に逆水平、ブレーンバスターで反撃して遠藤に交代し、代わったクリスがソバットも、遠藤は読み合いとなって、樋口とクリスを交錯させると、クリスにスワンダイブフォアアームを放つ。

クリスはバイシクルキックで反撃してスタナー狙いは遠藤が切り返して延髄斬りを放つも、串刺しは狙いはクリスが迎撃して前屈みの遠藤にセカンドコーナーからセントーン、代わった樋口は逆水平から串刺し狙いは、遠藤が避けるとドロップキックから竹下に交代する。
竹下は樋口に串刺しエルボーからフライングラリアット、そして遠藤が入って連係狙いは誤爆寸前となると、竹下は樋口にビックブーツも、樋口は頭突きからカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ、逃れた竹下はサーヒーからファブルは避けられるもフランケンシュタイナーからのラリアットは相打ちにとなる。
上野vs吉村になって上野はミサイルキック、開脚アタック、コタロークラッシャーと攻め込むが、吉村は逆水平から串刺しラリアットで返し。読み合いから吉村が椰子の実割り、バックドロップも突進は、上野がドロップキックからブリザードスープレックスを決める。
上野はWRを狙うが逃れた吉村は正念場狙いも、上野が突進したところでクリスがロープ越しでスタナーを浴びせてから、樋口と吉村がサンドウィッチラリアット、クリス組がバッククラッカー&ダブルチョークスラムと上野を捕らえるが、竹下と遠藤がカットに入って吉村に連係を決め、上野がフロッグスプラッシュを投下する。
そこで各選手が入り乱れて乱戦となるが、竹下と遠藤が吉村に連係を狙うと、吉村が避けたところで、遠藤が竹下の顔面を掴んで頭突きを浴びせれば、上野にはテツヤ・イン・ザ・スカイを決め、タイツを脱いで下にはDAMNATIONのタイツが現れて試合を放棄、そして吉村とクリスを排除して仲間割れとなると、上野とエルボーのラリーから、吉村がラリアット、そしてパワーボムで3カウントを奪い上野から勝利を収める。

試合後に竹下は遠藤に怒りを露わにして、クリスは納得しないまま勝ち名乗りを受けて退場、最後は吉村と上野のノーチラスで3日間に渡って開催された「ビアガーデンっぽいプロレス2020」を締めくくった。

時勢がらビアガーデンも出来ない状態となったが、それっぽいことをやって大いに楽しませてくれた。早くコロナ渦が落ち着いてくれることを祈りたい

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