7月19日 NOAH「STAY TOGETHER FOREVER ! day2」後楽園ホール 487人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇モハメド ヨネ(9分59秒 片エビ固め)×井上雅央
※キン肉バスター
<第2試合 熊野準 休業前ラストマッチ 30分1本勝負>
〇丸藤正道 岡田欣也(18分22秒 体固め)杉浦貴 ×熊野準
※真・虎王
<第3試合 GHCジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第40代選手権者組】小川良成 〇HAYATA(23分11秒 体固め)【挑戦者組】×原田大輔 タダスケ
※ヘデック
☆小川&HAYATAが初防衛に成功
<第4試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第42代選手権者】〇鈴木鼓太郎(16分48秒 エビ固め)【挑戦者】×YO-HEY
※レクイエム
☆鼓太郎が3度目の防衛に成功
<第5試合 60分1本勝負>
〇潮崎豪 中嶋勝彦 清宮海斗 谷口周平 小峠篤司 大原はじめ(21分6秒 片エビ固め)拳王 マサ北宮 征矢学 ×稲村愛輝 覇王 仁王
※豪腕ラリアット
NOAH後楽園2連戦の2日目はSTINGERvs元RATEL’Sの最終決着戦ということで、小川&HAYATAのGHCジュニアタッグに原田&タダスケ、鼓太郎のGHCジュニアヘビーにYO-HEYが挑戦した。
まずGHCジュニアタッグ選手権はSTINGERが奇襲で開始も、場外戦で元RATEL’Sが反撃すると、タダスケはSTINGERにトペコンを発射する。リングに戻ると原田がHAYATAをスリーパーで絞めあげる、HAYATAはマンハッタンドロップで反撃してロケットキック、エルボーのラリーから原田が連打を浴びせる。
原田はロープへ走るが、控えの小川がロープ越しで蹴ってから、HAYATAが場外へ追いやり、小川は鉄柵攻撃から鉄柱攻撃とSTINGERは原田を捕らえにかかる。HAYATAは2ステップムーンサルトを狙うが、原田は両足を立てて迎撃してからタダスケに交代、タダスケはHAYATAにカークラッシュショルダータックルを炸裂させる。
タダスケはHAYATAにボディースラムから場外戦を仕掛け、原田がHAYATAに鉄柵攻撃から鉄柵めがけてエレクトリックチェアー、リングに戻ると代わった原田がエルボースマッシュを浴びせてから、小川に強襲し、4選手が入り乱れ、再び原田vsHAYATAとなって原田はエルボーの連打もHAYATAはサミングで応戦するが、原田はラリアットを浴びせる。
代わったタダスケはHAYATAに逆エビ固めで捕らえるが、小川がサミングでカットも、元RATEL’SはHAYATAを捕らえる。しかしタダスケは串刺しも避けたHAYATAはスイングDDTから小川に代わったところで、タダスケがいきなりラリアットを炸裂させれば、小川はネックブリーカーで応戦も、タダスケはアッパーカットで返す。
小川はバックドロップで投げると連発を狙うが、タダスケが逃れてコブラクラッチで捕獲、地団駄ラリアットを狙うが、HAYATAがロープ越しのハイキックでカットも、タダスケは小川にブレーンバスターから原田に代わり、串刺しエルボーを連発してランニングエルボーを浴びせる。
原田はノーザンライトスープレックス。小川の串刺しを迎撃してコーナーからのダイブは小川は迎撃を狙いも、読んだ原田はジャックナイフ式エビ固めで丸め込むが、スロイダー狙いは小川はレッグロックで捕らえて、グランドコブラからHAYATAに代わり、HAYATAはフェースクラッシャー、ジョンウー、みちのくドライバーⅡと畳みかける。
原田vsHAYATAは読み合いで互いに技を見切ると、HAYATAはアームホイップからクロスフィックスで丸め込めば、原田はオクラホマロールで丸め込み、バックの奪い合いから原田のニーアッパー狙いをHAYATAがハイキックで阻止すると、STINGERはトラースキック&バックドロップと連係で原田を捕らえるが、タダスケがカットに入り二人にラリアットを浴びせる。
ここで元RATEL’SはHAYATAを捕らえて合体ポップアップ式ニーアッパー、ダブルトラースキック、サンドウィッチローリングエルボー、弓矢固め&スワントーンボムの合体技を連打するが、原田の串刺し狙いを避けたHAYATAはクロスフィックスで丸め込みトラースキックからの突進するが、原田が避けて大中西ジャーマン、ニーアッパー、ローリングエルボーと畳みかける。
HAYATAはハンドスプリングを狙うと、原田がキャッチして片山ジャーマンスープレックスホールドを決め勝負あったかに見えたが小川にカットされ、原田はならばと雪崩式片山ジャーマンスープレックスホールドを狙うが、再び小川がカットに入ると、前転したHAYATAはシットダウンパワーボムで叩きつける。
原田とHAYATAは読み合いからHAYATAが巻き込み式DDTを決めると、小川もDDTでタダスケを排除、最後はHAYATAは原田にサドンインパクトからヘデックで3カウントを奪い、小川&HAYATAが王座防衛となる。
そしてGHCジュニアヘビー級選手権はハンマーロックの攻防から、YO-HEYが人工衛星ヘッドシザースで場外へ追いやり、トペフェイントで牽制する。
リングに戻るとYO-HEYがニードロップ、ネックロック、低空ドロップキックと首攻めで先手を狙うが、YO-HEYのトラースキックからジャンピングトラースキックは鼓太郎がキャッチしてサイドエフェクトで叩きつけると、ボディーエルボーの連打からキチンシンク、ボディーシザース、ストマックブロックとボディー攻めでスタミナを奪う
YO-HEYは張り手、逆水平の連打で反撃を狙うが威力はなく、鼓太郎はボディーエルボーから脇腹にニードロップ、セカンドロープからフロッグスプラッシュとボディー攻めが続き、鼓太郎はボディーエルボーの連打から突進するが、YO-HEYがドロップキックで迎撃する。
エルボーのラリーとなって、鼓太郎はボディーエルボーから突進するが、YO-HEYが避けて、セカンドロープにセットすると、背後からダブルニー、ミサイルキックを発射する。鼓太郎はソバットからビット、串刺しニーと反撃するが、ファンネルはYO-HEYがトラースキックで迎撃し、場外の鼓太郎にノータッチトペコンを命中させる。
リングに戻るとYO-HEYはスーパー顔面Gを狙ったが、鼓太郎が避けてYO-HEYのカサドーラ狙いをバックドロップで投げると、場外に逃れたYO-HEYに三沢魂エルボースイシーダを発射、リングに戻って三沢魂ダイビングエルボーアタックと畳みかける。
鼓太郎はブルーディスティニーを狙うが、YO-HEYは回転エビ固めで丸め込むも、鼓太郎はエルボーからエンドレスワルツで丸め込む。
鼓太郎はボディーエルボーから突進するが、YO-HEYがトラースキックを連発で迎撃し、串刺しは鼓太郎がボディーエルボーで迎撃も、突進したところでYO-HEYはYOロールで丸め込み、顔面Gからスーパー顔面Gは鼓太郎がパワーボムで叩きつけ、レクイエムを狙うが、YO-HEYはリバースフランケンで切り返して裏顔面Gを炸裂させる。
YO-HEYはトラースキックから顔面Gを狙ったが、タイミングが狂ったか組み合ってしまい、鼓太郎はボディーエルボーからタイガードライバーはYO-HEYがフランケンシュタイナーで切り返し、ドロップキックからカナディアンデストロイを決めるも、回転式顔面G狙いは鼓太郎が止めるとレクイエムで3カウントを奪い王座防衛となった。
終わってみればSTINGERvs元RATEL’Sの2大タイトル戦はSTINGERのストレート勝ちで、元RATEL’Sはとどめを刺されたかのように敗れてしまった。原田ら元RATEL’SはHAYATAが抜けた時点で解散としていたはずだったが、裏切り者のHAYATAを制裁するために組んでいただけに過ぎなかった。HAYATAの離脱の一つの理由はRATEL’Sの役割はもう終わり、それぞれが別々の道を歩むべきと考えたからなのか…そして原田ら元RATEL’Sは今後どうなっていくのだろうか…
メインはAXIZ連合軍vs金剛の12人タッグが行われた。
試合は中嶋が拳王と対峙すると、激しい蹴り合いとなり、中嶋は突進も拳王はミドルキックから金剛が入り、トレイン攻撃から連係で蹂躙、拳王はファルコンアロ、蹴暴と畳みかけ、PFSを狙いは中嶋が避けてレッグシザースからターンバックルを蹴り上げて、バックドロップ、PKからハイキックを狙いは、拳王が避けてスピンキックも中嶋はバーティカルスパイクで応戦する。
終盤では稲村はスプラッシュマウンテン狙いを潮崎が逃れ、稲村はフォアアームもブレーンバスター狙いは、潮崎がゴーフラッシャーを決めると、中嶋が入ってエンドレスラブ、フィッシャーマンズバスター&トラースキックと稲村を捕らえ、最後も稲村の突進を潮崎が豪腕ラリアットを連発して3カウントを奪い、AXIZ連合軍が勝利となり、試合後に中嶋がナショナル王座に次期挑戦者に拳王を指名した。
拳王はタイトル戦線から交代してからは、田村潔司との対戦をアピールし、またDDTの高木三四郎大社長に宣戦布告して、自身をアピールしてきたが、田村は相手にせず、DDTとは空振りに終わるなど、今後の方向性が見いだせない状況が続いていた。いつも自分から仕掛ける拳王にしてみれば、中嶋の方から仕掛けられたのはシャクに触っただろうが、せっかく与えられたチャンスなだけに、今度は逃したくないだろう。
第2試合の熊野休業前ラストマッチは杉浦組が岡田を捕らえて先手も、岡田は熊野にドロップキックで反撃して丸藤に代わり、場外戦で熊野に鉄柵攻撃を連発してから鞭のようにしなる逆水平を浴びせ、リングに戻って足蹴で熊野を挑発する、熊野はエルボーの連打を浴びせるが、丸藤はソバットからDDT、ネックツイストと熊野の首を容赦なく攻める
丸藤はチンロック、首筋へエルボーを連発から鞭のようにしなる逆水平と攻めるが、熊野は前進し、それでも丸藤は串刺しエルボー、時間差ロープワークでのラリアットで攻め、ブレーンバスターを狙うが、熊野が投げ返して杉浦に交代する。
杉浦は丸藤に串刺しビックブーツから串刺しニー、雪崩式滞空ブレーンバスターから逆エビ固めで捕らえ、岡田がカットも杉浦はビックブーツで返り討ち、丸藤の動きを読んでエルボーから逆水平とラリーとなって、杉浦は左右エルボーも、串刺しを迎撃した丸藤はトラースキックイリュージョンを浴びせる。
岡田vs熊野に代わって、岡田がミドルキック、ドロップキック、サイドスープレックスと攻め込み、ブロックバスター狙いは熊野は丸め込んでバックドロップ、バックブリーカーからアルゼンチンバックブリーカーを狙うが、岡田はジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んで横蹴りを浴びせる。
丸藤に代わって逆水平も、熊野はエルボーで打ち返してラリーにとなり、熊野が連打を浴びせ、丸藤のロープワークも見切って腰へのエルボーからワンハンドバックブリーカーから杉浦が入ってトレイン攻撃、熊野は無双!アルゼンチンバックブリーカーを狙うが丸藤が逃れると熊野がラリアットを炸裂させる。
熊野はアルゼンチンバックブリーカーを決めたが、丸藤はスリーパーで逃れて、熊野の串刺しを避けると串刺し虎王で熊野はダウン、杉浦が激を飛ばして熊野は立ち上がってエルボーの連打も、丸藤はシザースキックからフックキック、虎王から新技の真・虎王で3カウントを奪い勝利、試合後も丸藤と杉浦によって起こされた熊野は自分の足で立ち上がってリングを後にした。
熊野は秋山準らバーニング勢が退団した直後にデビューし、上の選手とのキャリアに大きな開きがあってなかなか勝てず、シングルで100連敗も喫したことがあり、後輩に清宮がデビューしても、すぐ抜き去られるなど、NOAHの中でも一番苦労を強いられてきた一人でもある。熊野がいつ戻るかわからないし、戻らないのかもしれない。しかし自分らは熊野が必ず戻ってくることを信じてのんびり待ちたいと思う。