NOAHとDDTが経営統合…新会社CyberFight設立!


27日正午にプロレスリングNOAH、DDTプロレスリング、DDTの子会社で飲食業などを運営する株式会社DDTフーズの3社による経営統合が発表され、9月1日から株式会社CyberFightとしてスタートすることが発表された。新会社の社長には高木三四郎、副社長にはNOAHから丸藤正道、DDTから彰人が就任する。

経営統合のきっかけは新型コロナで、試合開催が難しい状況の中、コスト削減で強固な体制を作るために4月ごろから統合に向けた準備を始めたていたという。。高木社長は「経営統合によって経営組織を盤石にする。管理コストなどを大幅に削減できる。3本の矢の如く、どんな状況でも対応できる組織にしたい。」「将来的には、東京ドーム大会開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバーワン。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の構図を必ずや塗り替える」と意気込みを述べた。

親会社となったサイバーエージェントは2017年にDDTを傘下に収め、今年1月にはNOAHを傘下に収めて、高木大社長が両団体の社長となり、NOAHもサイバーエージェントの敷地内に事務所を移していた。

高木大社長はNOAHやDDTだけでなく、DDTグループ内には東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスも運営しており、今後は実質上4団体を運営していくことになる。

令和なってから業界再編と言われた近年、以前のマット界は吸収合併が当たり前であり、吸収する団体がブランドごと消し去ってきた。今回の経営統合はあくまで4団体のブランドを尊重するもので、消し去るものではない。一つの企業が一つの子会社の中で4団体を運営する。これは新しい業界再編の在り方なのかもしれない。

ただ一つ課題があるとすれば組織力はDDTが上だが、現場(選手レベル)はNOAHが上という捻じれをどう克服するか、DDTはいい素材の選手はそろってはいるものの、まだまだ「学芸会プロレス」と皮肉る者もいることから、DDTの選手をいかにNOAHと対等になるまでレベルを上げ、両団体ともバランスを取ることが出来るか、今後の課題となっていくだろう。また東京女子プロレスもスターダムに匹敵する団体に成長する可能性も秘めていることから、新会社となって更に発展も課題になる。

また高木大社長は将来的には、東京ドーム大会開催実現を目指そうとしている、昨年11月に両国で開催された「Ultimate Party 2019」ではDDTグループだけでなくAEWのケニー・オメガが参戦したことで成功を収めたが、それにNOAHのコンテンツが加わることで、ドーム大会開催も夢ではなくなった。

新型コロナはまだ終焉の兆しは見えていないが、株式会社CyberFightは動き出した。新日本プロレスに次ぐ第2勢力になることに期待したい。

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