奇跡の一戦はNAKAMURAが憧れだったムタの毒を吸って超えた!頑張るを越えた必死さ、死に物狂い…清宮が新技を披露して拳王を降す!


1月1日 NOAH「NOAH “THE NEW YEAR” 2023」日本武道館 9500人 超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)

<第10試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第41代王者】〇清宮海斗(19分23秒 片エビ固め)【挑戦者】×拳王
※変型シャイニングウィザード
☆清宮が3度目の防衛戦

<第11試合 スペシャル シングルマッチ 60分1本勝負>
〇SHINSUKE NAKAMURA(18分19秒 片エビ固め)×グレート・ムタ
※キンシャサ

NOAH元日武道館が2年連続で開催され、今年は9500人札止めを記録した。

メインは注目カード、グレート・ムタvsWWEでトップとして活躍しているSHINSUKE NAKAMURAが実現、先入場のNAKAMURAは和太鼓とリー・イングランドJr.によるセッションが奏でる中、白いガウンを纏い登場、座礼してリングインし、滾ってから「イヤオ!」と雄叫びをする。

対するムタは「MUTA」で登場した。

開始からムタがバックを奪えば、NAKAMURAがバックを奪うも、ムタがグラウンドを仕掛けてアームロック、切り返したNAKAMURAは足を取ってレッグロックからヘッドロックで捕らえ、ムタはヘッドシザースを仕掛けるがNAKAMURAは抜ける。

ムタのロックアップを仕掛けると、NAKAMURAがいなすが、ムタが毒霧で牽制して場外へ出るとリング下から何か物色する。NAKAMURAは追いかけたがムタがサミングを浴びせて、鉄柵へハンマースルー、ケーブルで首を絞めるなど、ムタワールドへ引きずり込んで本部席にあった台座で殴打、リングに戻ってフラッシングエルボーからSTFで捕らえつつ、NAKAMURAの額に噛みつく。

NAKAMURAはロープエスケープすると、ムタはドラゴンスクリューを狙うが、NAKAMURAは延髄斬りで阻止し、ミドルキックを連打から首投げ、ニードロップ、ボディーエルボーの連打からバイブレーションで反撃も、キャッチしたムタはドラゴンスクリューからアキレス腱固めで捕らえる。
NAKAMURAは蹴って逃れると、突進したところでムタが低空ドロップキックから足四の字固めで捕らえ、NAKAMURAはリバースしてロープエスケープ、ムタは串刺し閃光魔術からドラゴンスクリュー、そして閃光魔術を狙ったが、ガードしたNAKAMURAがスピンキックを浴びせ、エルボーから踵落とし、スライディングキック、スライディングスラジャーマンと畳みかけると、セカンドコーナーからダイビング式キンシャサ、そしてキンシャサで勝負を狙ったが、ムタが赤い毒霧で迎撃する。

これで流れを変えたムタは場外戦でNAKAMURAのコスチュームを引き裂いて首を絞め、制止するレフェリーも振り払ってイスでフルスイング、リングに戻ってからイスで殴打するなど、完全にムタワールドに引きずり込む。

ムタはイスでのフルスイングを狙うが、NAKAMURAが魔性のナックルを連打して迎撃すると、サッカーボールキックからバイブレーションで反撃する。NAKAMURAはムタのボディーに膝蹴りを連打すると、花道へ出たムタをロープ越しでスリーパーから花道ダッシュでラリアットを放つ。

リングに戻ってムタがサミングを狙うが、NAKAMURAは巻き込み式腕十字で捕らえると、ムタは毒霧で脱出して閃光魔術を炸裂させる。そしてムタは後頭部へ閃光魔術から正面からの閃光魔術を狙うが、NAKAMURAはキンシャサで迎撃して両者ダウン、先に立ったNAKAMURAはキンシャサを狙い、ムタが毒霧で迎撃を狙うと、NAKAMURAはムタの口から毒霧を吸いあげてから毒霧を発射し、最後はキンシャサで3カウントを奪い勝利を収めた。

試合後にNAKAMURAがマイクを持つと、去り行くムタに「奇跡をありがとう…バイバイ・マイ・アイドル・ムタ…イヤオッ!」とメッセージを送り、ムタを追いかけると敬意を表して肩を貸して二人で一緒に退場していった。

グレート・ムタが80~90年代が生み出した国際派スターなら、NAKAMURAは21世紀が生んだ国際派スター、新旧の国際派スター同士の対決は、まさにNOAHや新日本プロレスの枠すら越えた戦いだった。最終的にはNAKAMURAが勝ったが、それは魔界へ去り行くムタが、NAKAMURAに何かを伝え、NAKAMURAがそれを伝承したかに見えてしまった。
ムタvsNAKAMURAの実現にあたり、新日本プロレスでなぜ実現しなかったのかという声があったが、ムタも団体の枠を越えた存在なら、NAKAMURAも新日本プロレスの枠を越えた存在、ムタの時代は終わりを告げるが、NAKAMURAはムタから受け継いだことで、新日本プロレスやNOAHを枠を越えた国際派スターになった。NAKAMURAは再びWWEへ戻るが、NAKAMURAの世界をかける旅はまだ続く…

ダブルメインの第1試合はGHCヘビー級選手権、王者の清宮に拳王が挑戦した。

ロックアップから清宮がリストロックを仕掛け、拳王が切り返すが清宮も切り返す。ハンマーロックの応酬から清宮がレッグシザース、ヘッドロックで捕らえると、拳王も切り返すが清宮も再びヘッドロックからぶつかり合いも、拳王がビックブーツからミドルキックを浴びせる。
清宮もエルボーの連打に対し、拳王がソバットで返すも、清宮は首投げからフラッシングエルボー、エルボーの連打からブーメランフォアアームを狙うが、背後を奪った拳王がジャーマンで投げ、まさかの攻撃を受けた清宮は場外も拳王がエプロンからフットスタンプを投下するなど先手を奪う。
拳王はソバットから清宮を正面から鉄柵に叩きつけ、リングに戻ってダブルニードロップ、キチンシンクと腹部攻めでスタミナを奪いにかかる、拳王はロープを使ったキャメルクラッチ、腹部へストンピングを連打、ニーリフト、しかしファルコンアローは清宮が着地すると、拳王をエプロンへ出してから三角飛びフライングフォアアーム、そして鉄柱越えでのノータッチウルトラタイガードロップを命中させる。

リングに戻って清宮はミサイルキック、ジャーマンは拳王が逃れて清宮の足を払って背中へフットスタンプ、後頭部へランニングニーを浴びせ、蹴暴は避けた清宮は低空ドロップキックで迎撃するも、シャイニングウィザードは避けられ、拳王がミドルキック、清宮はエルボースマッシュとラリーになり、拳王はスピンキックも清宮はローリングエルボーで両者ダウンとなる。

清宮は突進する拳王にドロップキックからジャーマンスープレックスホールド、シャイニングウィザードから変形シャイニングウィザードを狙うと、拳王が切り返してスリーパーは清宮が逃れ、拳王が輪廻、ミドルキックは清宮がジャンピングニーで迎撃してからジャンピングニー、タイガースープレックスホールドを決める。

清宮は雪崩式タイガースープレックスを狙うが、拳王が必死で阻止すると頭突きの連打から雪崩式でエプロンめがけてファルコンアローを敢行する。

リングに戻ると大ダメージを負った清宮に拳王がPFSを投下も、清宮はカウント2でキックアウト、拳王は炎輪を狙うが、清宮が避けてフランケンシュタイナーは拳王がスリーパーで捕らえたが、ロープ際だったため清宮はロープエスケープする。

拳王が蹴暴を連発するが、清宮が必死で受けきり、拳王がミドルキックを連打に対し、清宮がエルボーの連打で返すと、読み合いから拳王がビンタからドラゴンスープレックスは、清宮が着地して後頭部へシャイニングウィザードから変形シャイニングウィザードを炸裂させ、館内は重低音ストンピングとなる。

清宮が突進すると、拳王がスリーパーからハイキックを炸裂させるが。ハイキックは避けた清宮がリバースフランケンを決めてからタイガースープレックスの構えからボムで叩きつける新技を披露し、まさかの技を受けた拳王に清宮は変形シャイニングウィザードを炸裂させて3カウントを奪い王座を防衛した。

この試合のテーマは頑張るを越えるものは何なのかだったが、それは必死さ、死に物狂い、それがこの試合から伝わり、清宮に見えたものだったのではないか、新日本プロレスの棚橋弘至も最初こそは支持されていなかったが、必死さ、死に物狂いを見せたことでファンから支持を受けるようになった。また新型のボム系の技も出したのも大きかった。今までの清宮はボム系の技はなく、アドバイスを受けても頑固に受け付けなかったが、いろんな試練を受けることで清宮は間違いなく成長し進化している。

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