11月5日 新日本プロレス「バトル・オータム ’22」エディオンアリーナ大阪 4006人 満員
(試合内容は実況ツイートより)
<第7試合 30分1本勝負>
オカダ・カズチカ 〇タマ・トンガ(17分34秒 片エビ固め)ジェイ・ホワイト ×KENTA
※ガンスタン
<第8試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第80代王者組】〇ダックス・ハーウッド キャッシュ・ウィーラー(17分31秒 片エビ固め)【挑戦者組】ジェフ・コブ ×グレート・O・カーン
※ビッグリグ
☆FTRは2度目の防衛に成功
<第9試合 IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第16王者】〇ウィル・オスプレイ(30分7秒 片エビ固め)【挑戦者】×内藤哲也
※ストームブレイカー
☆オスプレイが3度目の防衛に成功
「バトル・オータム ’22」最終戦である大阪大会が開催され、メインはIWGP USヘビー級選手権、王者のオスプレイに内藤が挑戦、二人は今年のG1 CLIMAX32の準優勝で念願の初対決が実現したが、オスプレイが勝利を収め、内藤はリベンジをかけて今回の挑戦となり、内藤はシリーズ中に奪ったギデオンのコートと帽子を手にして登場して、オスプレイがベルトをレフェリーに預ければ、内藤はベルト代わりにコートと帽子を預けて選手権に臨んだ。
開始からオスプレイが奇襲から読み合いになり、内藤がオスプレイを場外へ出すが、オスプレイが素早く戻って互いに寝そべりフェイントで牽制する。ロックアップは内藤がいなすが、オスプレイが強引に押し込むと内藤が体を入れ替え、オスプレイも体を入れ替えて逆水平はいなした内藤がエルボーの連打からアームホイップ式バックブリーカーから変形ハックブリーカーを決めると、まさかの攻撃を受けたオスプレイは慌てて場外へ逃れる。
リングに戻ると内藤がオスプレイに首投げからネックロックで搾り上げ、オスプレイはロープエスケープも内藤は首筋へバックエルボーを連打、しかしコーナーミサイルはキャッチしたオスプレイはコーナーへ内藤を乗せると逆水平で場外へ落とし、場外戦になるとオスプレイは内藤を正面から鉄柵へハンマースルーで叩きつけ、内藤を鉄柵に乗せてエルボーでリングサイドへ落とし、リングに戻るとオスプレイはエルボーの連打、逆水平を連打で試合の流れを変える。
内藤はエルボーの連打に対し、オスプレイはエルボースマッシュで返すと、内藤のヒップトスを切り返したオスプレイがコブラツイストからヘリコプター式バックブリーカー、首投げからチンロックで捕らえ、内藤はロープエスケープすると読み合いからオスプレイの突進は内藤がロケットキックで迎撃する。
内藤はオスプレイにバックエルボーから後頭部へドロップキック、エプロンに出て水面蹴りでオスプレイをコーナーに直撃させてから後頭部へコーナーミサイル、ネックブリーカー、足蹴から首へのバックエルボーを連打、雪崩式ネックブリーカーからプルマブランカで捕らえ、オスプレイは必死でロープエスケープする。
オスプレイはエルボーの連打も、内藤はハンマーの連打からストンピングを連打で返すが、ロープへのハンマースルーはオスプレイがハンドスプリングオーバーヘッドキックを浴びせ、内藤が場外へ逃れてもオスプレイがプランチャの要領でダイビングエルボーアタックを命中させる。
リングに戻るとオスプレイのピッピーチェリオを狙うが、避けた内藤はトルネードDDTを狙うも、堪えたオスプレイはマウスから延髄斬りを浴びせると、ピッピーチェリオ、オスカッターは内藤が足にしがみつくもオスプレイは川田キックからオスカッターは内藤が変形ネックブリーカーで阻止し、更にエプロンを使った断崖式ネックブリーカーでオスプレイの首にダメージを与える。
場外戦になると内藤は鉄柱攻撃から、鉄柵を利用したネックロック、鉄柵を利用したネックブリーカーを狙うが、逃れたオスプレイが鉄柵を利用したオスカッターを敢行し、両者は場外でダウンとなる。
両者ダメージを負ったままリングに戻るとエルボーのラリーになり、内藤が連打でオスプレイが崩れたると、首へのバックエルボーに対しオスプレイが川田キックからエクスプロイダーで投げるが、内藤が首へのバックエルボーを連打を続け、オスプレイがまた崩れる。
それでもオスプレイを起こした内藤は首へのバックエルボーを連打を続けてから、デスティーノはオスプレイが逃れ、内藤のティヘラらはオスプレイが堪えても、内藤はトルネードDDTから雪崩式リバースフランケンを狙うが、オスプレイが着地してオスカッターを敢行する。
オスプレイはチーキーナンドスキックから雪崩式を狙うが、内藤が雪崩式ミステリオラナからコリエント式デスティーノは、オスプレイがライガーボムで切り返し、ヒドゥンブレイドは内藤がカサドーラで丸め込んでから延髄斬り、コーナーへポップアップで叩きつけてからエスペランサを決める。
内藤はコリエントデスティーノを狙うと、オスプレイが逃れてトラースキックから突進は、内藤がデスティーノを決め、再度のデスティーノはオスプレイがストームブレイカー狙うも、切り返した内藤がデスティーノを決める。
内藤はデスティーノを狙うが、オスプレイがポップアップ式エルボーからヒドゥンブレイドを炸裂させ、最後は後頭部へヒドゥンブレイド、ストームブレイカーで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後のオスプレイにオジー・オープンとギデオンが祝福すると、オスプレイは次期挑戦者に関して20日の有明アリーナで開催するスターダムの合同興行を指定し、オープンチャレンジを募るが、誰も名乗りを上げないため。オジー・オープンとギデオンが揃って勝どきとなって退場しかけると、館内が突如暗転し、スクリーンからVTRが流れ、海野翔太の名前が出ると、ステージに海野が師匠であるジョン・モクスリーのジャケットを手にして登場しリングインする。
海野はマイクを持って挑戦表明かと思えば、オスプレイにエルボーを浴びせ、これに怒ったオジー・オープンやギデオンも排除する。激怒したオスプレイがベルトで一撃を狙うも、いなした海野がモクスリーから伝授されたデスライダーでオスプレイをKOし、USベルトを手にする。この事態にヘナーレが駆けつけ、海野に襲い掛かるが、海野は客席へ退散し大きくアピールして去っていった。
試合内容に関しては内藤が徹底して価値を狙う試合運びだったが、オスプレイの想定外の動きには対応しきれず、それでもオスプレイの首攻めに内藤はこだわってエルボーを浴びせていたが、打撃の威力ではオスプレイの方が上だった。
そして海野が現われたが、2019年に海外遠征に出発し、日本でモクスリーとタッグを組んでからは、海野はモクスリーを師事しつつ、アメリカだけでなくヨーロッパでも修業を積んできた。凱旋の相手はいきなりオスプレイの保持するUS王座への挑戦になりそうだが、海野は遠征中2度にわたってオスプレイに挑んできたが全て敗れてきた。選手権は11・20有明アリーナが濃厚だろうが、海野は3度目の正直が凱旋マッチになりそうだ。
11月の大阪はドームへ向けて何かが起きる、その何かは海野だったが、ファンも中邑真輔に期待していたと思う、けどここで海野を出したということは新日本プロレスは将来を見据えていることなのか、新日本プロレスは海野で賭けてきたということなんだろうが、このギャンブルは面白いしある意味、新日本プロレスらしさなのかもしれない。
また同時期に海外へ修業にしてきた成田も帰国、これで競い合っていた二人が成長して新日本プロレスのリングに戻った。11月の大阪は何かが起きるが、それが二人にとって新時代の幕開けになるのだろうか…、そして敗れた内藤はシングル王座戦線からは大きく後退は必至、今後がどうなるのか…
セミファイナルのI、ひPタッグ選手権は王者のハーウッド&ウィラーのFTRに前王者組のコブ&O・カーンのUNITED EMPIREが挑戦、UNITED EMPIREは新たなる同盟者として『ミヤネ屋』でおなじみの宮根誠司さんと一緒に入場した。
コブとO・カーンは6月26日のシカゴでFTRとロッキー・ロメロ&バレッタ相手に3WAYで防衛戦を行ったが、FTRがロメロ&バレッタを降して王座を奪取、コブ&O・カーンは負けないまま王座から転落したため、今回は決着の意味もあってFTRに挑戦した。
ハーウッドvsO・カーンになると、エルボーのラリーからO・カーンが地獄突き、モンゴリアンチョップを連打を浴びせるが、串刺しはハーウッドが迎撃して逆水平からブレーンバスターで投げるも、ウィラーに代わるとFTRが合体レッグドロップとを決めるなど、早いタッチワークと連係でO・カーンを捕らえて先手を奪う。
しかし、O・カーンはハーウッドを弁髪で絞めてから場外戦を仕掛けると、コブが鉄柱攻撃からリングに戻して、O・カーンがハーウッド左肩にエルボーを連打から脇固め、玉座とUNITED EMPIREがハーウッドを捕らえて試合の流れを変える。
長時間捕まったハーウッドはコブにドラゴンスクリューを決めるが、ウィラーへの交代はコブが阻むも左脚を引きずり出す、それでもハーウッドはO・カーンに読み合いからDDTを決め、代わったコブの串刺しを避けてウィラーにやっと代わると、ウィラーはコブに天龍コンポ、O・カーンが入ってもUNITED EMPIREの連係を阻止してO・カーンにジャンピングラリアット、コブにアッパーカットからジャーマン、ミサイルキックと攻め込む。
ウィラーはコブにスタンガンからコーナーへ上がろうとするが、O・カーンが阻止するとコブがぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターで投げる、ところが着地したウィラーがコブを肩車からハーウッドが入ってスタイナー式合体ブルドッキングヘッドロックを決める。
O・カーンvsハーウッドに代わるとエルボーのラリーからラリアットの応酬はハーウッドが崩れてO・カーンがラリアットをを放ち、大外刈りから肩固めはウィラーがカットし、コブが排除を狙ったが逆に排除される。ウィラーは小股すくいバックドロップに対しO・カーンはラリアットで応戦も、ハーウッドが入ると、FTRがO・カーンに雪崩式ブレーンバスターからダイビングボディープレスと波状攻撃をかける。
ここでコブが入ってウィラーにツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、ハーウッドがコブの膝裏を攻めて阻止して排除され、孤立したO・カーンは必死で抵抗してハーウッドにTTDからエリミネーターは阻止されるとFTRがビッグリグを決めて3カウントを奪い王座を防衛、UNITED EMPIREがFTRを分断して流れを作っていたが、コブが膝を痛めてからO・カーンに負担がかかってしまったのもあったが、連係はやチームバランスの差でFTRが全て優っていた。
第7試合のIWGP世界ヘビー級選手権試合前哨戦、ジェイ&KENTAvsオカダ&タマは、ジェイ組がタマを捕らえて試合をリードするも、KENTAのミドルキックを受け切ったタマはラリアットで反撃し、ジェイvsオカダに代わると、オカダがエルボーの連打からエルボーアタック、串刺しバックエルボーからDDTと攻め込み、マネークリップはジェイが逃れても、オカダがバックブリーカーからマネークリップで捕らえるが、ジェイはロープエスケープする。
オカダはエルボーも、いなしたジェイがDDT、串刺しアッパーカットからブレードバスターで反撃し、逆水平からSSSはオカダが阻止すると、ジェイが逆水平から串刺しはオカダがキャッチしてリバースネックブリーカーを決める。
KENTAに代わるとオカダを足蹴にすると、ネックブリーカーから掟破りのレインメーカーポーズを敢行、そしてレインメーカーはオカダがビックブーツで阻止し、代わったタマがボディーブローからストンピングの連打を浴びせてプロテクターを取る。
タマの串刺しは迎撃したKENTAがビックブーツも、突進はタマがラリアットで迎撃し、串刺しボディーアタックからバックドロップ、トンガンツイストはKENTAが逃れるとジェイの援護からDDT。トレイン攻撃はタマが阻止も、ジェイがコンプリートショットからジャーマン、KENTAがダイビングフットスタンプと畳みかける。
KENTAはタマにブサイクへの膝蹴りからgo2sleepを狙うが、タマが逃れてKENTAのラリアットをキャッチしたところでトンガンツイスト、SRCはKENTAがエディ・ゲレロ式エビ固めで丸め込んだが、カウントは入らず、、KENTAがレフェリーに抗議するとタマがSRCからシュプリームフローを命中させる。
タマがKENTAにガンスタンを狙うが、カットに入ったジェイがブレードランナーを狙うと、オカダがドロップキックで排除、KENTAがタマに掌底の連打を浴びせるも、受け切ったタマがガンスタンで3カウントを奪い、オカダ組が勝利となった。