10月26日 新日本プロレス「バトル・オータム’22」後楽園ホール 700人札止め(声出し解禁仕様)
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇アーロン・ヘナーレ ギデオン・グレイ(9分47秒 片エビ固め)中島佑斗 ×藤田晃生
※ランペイジ
<第2試合 20分1本勝負>
デビット・フィンレー タイガーマスク 〇アレックス・ゼイン(9分17秒 片エビ固め)ザック・セイバーJr. 金丸義信 ×TAKAみちのく
※シナモンツイスト
<第3試合 20分1本勝負>
棚橋弘至 〇ヒクレオ(5分9秒 片エビ固め)EVIL ×ディック東郷
※ハイアングルチョークスラム
<第4試合 20分1本勝負>
〇KENTA 石森太二(10分8秒 横入り式エビ固め)×タイチ エル・デスペラード
<第5試合 30分1本勝負>
〇SANADA 高橋ヒロム(9分56秒 オコーナーブリッジ)×真壁刀義 マスター・ワト
<第6試合 30分1本勝負>
ジェフ・コブ TJP 〇ブランシスコ・アキラ(10分36秒 片エビ固め)内藤哲也 ×BUSHI ティタン
※2/2
<第7試合 『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』1回戦 15分1本勝負>
〇矢野通(11分20秒 横入り式エビ固め)×グレート・O・カーン
<第8試合 『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』1回戦 15分1本勝負>
〇成田蓮(14分33秒 フロントスープレックスホールド)×石井智宏
『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』1回戦も残り2試合、メインイベントは石井と成田が対戦、10日の両国で凱旋した成田、今回は石井とのシングルなだけに、成長や真価が問われる試合となった。
開始からエルボーのラリーになると、石井の串刺しラリアットに対し、成田は串刺しビックブーツで応戦、ショルダータックルからサッカーボールキックを浴びせて、エルボーの連打からコーナーへ押し込んで両足で踏みつけ、石井の顔叩いて挑発すると、体を入れ替えた石井は成田に天龍コンポ、逆水平を浴びせ、成田が強気で前進しても、石井は容赦なく逆水平を浴びせて、成田がやっと崩れる。
成田はエルボーの連打も、石井は逆水平で返し、成田はコーナーへハンマースルーからフロントスープレックス、串刺しバックエルボー、ニーリフトコンポからハーフラッチスープレックスホールドと攻め、バックの奪い合いから成田がコブラツイスト、石井は腰投げも成田のエルボーを受けきったバックドロップは成田もバックドロップで応戦して腕十字で捕らえ、立った石井は成田の顔を踏んで脱出も、成田はミドルキックで石井が崩れる。
成田がミドルキックを連打を浴びせるが、石井は正面から受けるとノド笛チョップを浴びせ、成田が怯んだが石井は容赦なくノド笛チョップを連打、読み合いからジャーマン、そしてリキラリアットを狙うが、成田がニールキックで迎撃する。
石井はビンタに対し、成田もビンタで返してラリーになり、成田がビンタからスリーパーで捕らえ、卍固めへ移行してからジャーマンスープレックスホールド、ロープへハンマースルーするが、石井はぶちかましで弾き倒す。
石井は串刺しラリアットも成田は怯まず、石井は左右エルボーからカウンターエルボー、龍魂パワーボム、リキラリアットは避けた成田がカウンターエルボー、しかし突進は石井がリキラリアットで迎撃するが、成田は左右エルボーで応戦しても、石井は頭突きからリキラリアットを放つ。
石井はリキラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、背後へ着地した成田が飛びつき腕十字で捕らえてから裏十字へ移行し、石井はロープエスケープ、左右のミドルもラリアットで迎撃した石井は頭突きからスライディングラリアットは、避けた成田が延髄斬りを浴びせる。
成田がダブルリストアームサルトからを閂を狙うが、石井が頭突きで逃れて延髄斬り、スライディングラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙うと、逃れた成田がハイキック、ビックブーツからフロントスープレックスホールドで3カウントを奪い、成田が石井越えを達成して2回戦へ進出した。
試合後の成田は成田「石井に勝って、オレが立っている、その意味わかるか、始まっているだよ、世代交代、オレが新日本プロレスを変えてやる」と叫ぶと「いいな!」を連呼して締めくくった。
内容的にも石井の”ど真ん中”に対し成田は怯まず前進するなど、成長ぶりを見せたが、今回の試合の方が凱旋マッチに相応しく、柴田勝頼やLA道場で学んだ成果を出しきったと思う。そして成田が世代交代を宣言したが、成田が石井に勝ったという結果は、海外に出ているヤングライオンらにも大きな波紋を起こし、特にこれから海外から帰国するとされる海野翔太は成田に先を越されたということで大きな影響を受けることは間違いないだろう。
セミファイナルでは矢野がO・カーンと対戦、開始となると、いきなりO・カーンが場外へ出て矢野のペースに付き合わない姿勢を見せるが、矢野は構わず崇コーナーを作る。そこでO・カーンは強襲から肩固めで捕らえると締めあげながら押さえみ、矢野はロープエスケープして場外へ逃れるも、O・カーンは鉄柵へハンマースルーを狙うが、矢野が弁髪を引っ張って鉄柵に括りリングアウトを狙うも、セコンドのギデオンが解き、O・カーンがリングに戻ろうとしても、矢野がコーナーパットを投げて阻む。
O・カーンはなんとかリングに戻っても矢野が弁髪を引きずり回すが、O・カーンは弁髪で矢野の首を絞め、矢野を崇コーナーに押し付けたO・カーンは玉座からモンゴリアンチョップを連打を浴びせると、ボディースラムから靴を舐めろと迫るも、矢野は拒否するとO・カーンをいなしてフロントスープレックスで投げる。
矢野はO・カーンを崇コーナーに直撃させて丸め込むが、O・カーンがパンケーキホールドで応戦すれば、矢野はNU、裏霞と丸め込むも、キックアウトしたO・カーンは王統流二段蹴りを浴びせる。読み合いなると矢野はO・カーンにマンハッタンドロップから崇コーナーへシーソーホイップで叩きつけ、日大バックタックルを浴びせる。
しかしカバーがカウント2でキックアウトされると、矢野がレフェリーに抗議したところでO・カーンがスピアーを浴びせ、北村ポージングから大空スバル式羊殺し、バックブリーカーから大空スバル式羊殺しルーナ、大空スバル式羊殺しマリンのフルコースで矢野を追い詰める。
O・カーンはエリミネーターを狙うが、館内が突然暗転する。しばらくして照明が着くと、リングサイドに”謎のプロレスラー”グレート・ムタが出現し、突如現れたムタにO・カーンが気がついて詰め寄ったところで、ムタが毒霧をO・カーンの顔面に噴射、その隙に矢野が丸め込んで3カウントを奪い、矢野が2回戦へ進出、試合後に矢野がムタと握手を交わして共闘することになった。
ムタはバックステージで新日本プロレス×スターダムの合同興行である11・20有明に参戦し、オカダ・カズチカ、矢野と組むことを予告した。おそらく相手はO・カーン絡みでUNITED EMPIREになると思うが、今日の後楽園のファンからしてみればムタの登場はビックサプライズであり超ラッキーだったのかもしれない。
第3試合では棚橋がヒクレオと組み、EVIL&東郷のHouse of toutureと対戦し、House of toutureが棚橋を捕らえて先手を奪うも、代わったヒクレオが大暴れして、EVILと東郷を鉢合わせにしてラリアットでなぎ倒し、最後は東郷をパワースラムからのハイアングルチョークスラムで3カウントを奪い完勝を負攻めたが、試合後にマイクを持って現在WWEとのダブルブッキング問題でNEVER王座返上を要求されているカール・アンダーソンに対して「新日本プロレス、聞いてくれ! 俺はカール・アンダーソンと戦う。だからベルトの返上はやめてくれ。アンダーソン、ちゃんとベルトを守れよ。お前が逃げるのをやめて、新日本プロレスに戻って来るまで俺はここで待っているぞ。俺たち全員が待っているからな。NEVERのベルトをもってこい、そしてそれをかけて俺と戦え」と要求した。新日本プロレスの公式見解に関してはWWEどころかアンダーソン本人からの見解はまだない。
第6試合の内藤&BUSHI&ティタンのLIJvsコブ&TJP&アキラのUNITED EMPIREは、UNITED EMPIREが内藤を捕らえて先手を奪うも、代わったティタンがTJP&アキラにノータッチトペコン、アキラにBUSHIが回転エビ固めからティタンがスワンダイブボディープレスと連係を繰り出していく。
しかしBUSHI&ティタンのアキラへのトレイン攻撃が阻止されると、TJP&アキラがBUSHIを捕らえ、最後は新合体技サンドイッチスピードファイヤーこと2/2でアキラがBUSHIから3カウントを奪い、前哨戦の連敗を止めた、