10月22日 全日本プロレス「2022旗揚げ記念シリーズ」新潟・三条市厚生福祉会館 1018人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 10分1本勝負>
〇TAJIRI 仁木琢郎(7分31秒 回転エビ固め)×イザナギ ブラックめんそーれ
<第2試合 10分1本勝負>
〇石川修司(7分49秒 エビ固め)×ライジングHAYATO
※ジャイアントニーリフト
<第3試合 20分1本勝負>
〇斉藤レイ 斉藤ジュン(10分31秒 体固め)佐藤光留 ×田村男児
※ドリアホールパイルドライバー
<第4試合 ヨシタツデビュー20周年記念特別試合 20分1本勝負>
〇諏訪魔(10分44秒 体固め)×ヨシタツ
※バックドロップ
<第5試合 全日本プロレス50周年記念特別試合in三条 30分1本勝負>
〇渕正信 安斎勇馬 大仁田厚(14分2秒 首固め)新崎人生 ×井上雅央 井上凌
<第6試合 30分1本勝負>
芦野祥太郎 〇本田竜輝 児玉裕輔 立花誠吾(13分42秒 片エビ固め)ジェイク・リー 青柳優馬 青柳亮生 ×大森北斗
※ファイナルベント
<第7試合 三冠ヘビー級選手権&大森隆男デビュー30周年記念特別試合 60分1本勝負>
【第68代王者】〇宮原健斗(24分41秒 シャットダウンスープレックスホールド)【挑戦者】×大森隆男
☆宮原が2度目の防衛に成功
全日本プロレスは今年旗揚げ50周年を迎え、創始者であるジャイアント馬場さんの生誕の地、新潟・三条で三冠ヘビー級選手権試合が組まれ、王者の宮原に今年デビュー30周年を迎えた大森が挑戦、大森は2014年6月15日に秋山準を破り三冠ヘビー級王座を奪取したが、29日に諏訪魔に敗れ王座転落、大森は8年ぶりに2度目の戴冠を狙い、王者の宮原に挑み、大森のセコンドには渕、雅央が着いた。
ロックアップから大森が押し込み、宮原が体を入れ替えブレークすれば、大森がヘッドロックからショルダータックルを浴びせると、宮原がヒップトスで応戦、ロックアップから大森が押し込んで張り手を浴びせれば、宮原がエルボーで返しヘッドロックからショルダータックルを浴びせる。
大森はヒップトスからショルダータックル浴びせ、宮原は場外へ逃れるが、追いかけた大森がエルボーの連打で追撃してから宮原の背中へハンマーを連打を浴びせたが、場外でアックスボンバーを狙うと、鉄柱に誤爆してしまい、宮原は頭突きを連発から大森の右腕を鉄柱に叩きつけ、鉄柱を使ったアームバー、鉄柵へハンマースルーは大森が切り返すが、突進は宮原がレッグシザースで鉄柱に直撃させ、京平レフェリーをいじりつつ鉄柱を使ったアームロック、リングに戻っても宮原は右腕へレッグドロップからアームシザース、ニードロップと徹底した右腕攻めで試合をリードする。
宮原はビックブーツを連発すると、大森は張り手で反撃、宮原は大森の右腕へエルボースタンプからシャットダウンスープレックスを狙うが。大森は逃れて張り手を浴びせると、宮原はエルボーで返す。大森はエルボースマッシュ、ニールキックを放つと、エプロンに逃れた宮原にアックスギロチンドライバーを狙うが、宮原がエプロン上のパイルドライバーで突き刺し、大森に大ダメージを与える。
リングに戻ると宮原が串刺しブラックアウトを放ち、ビックブーツからセカンドコーナーへ上がるが、大森がアックスボンバーで場外へ落として、宮原が場外でダウン、宮原がやっとリングに戻ると大森がダイビングダブルニー狙いは宮原が雪崩式ブレーンバスターで投げ、今度は宮原がトップコーナーへ上がると、大森が雪崩式ブレーンバスターで投げて、両者ダウンとなる。
エルボーのラリーになると、宮原がビックブーツを連発し、大森が崩れてダウンする。そこで京平レフェリーがダウンカウントを数え、渕がタオルを投げる準備をするが、宮原が起こしてエルボーの連打を浴びせると、大森がドラゴンスープレックスで反撃して、宮原の後頭部へ串刺しアックスボンバー。雪崩式バックドロップで猛反撃し、アックスギロチンドライバーは宮原が逃れると、大森の後頭部へブラックアウト、しかしブラックアウトをキャッチした大森がアックスギロチンドライバーで突き刺す。
大森がアックスボンバーを狙うが、避けた宮原が二段式ジャーマンスープレックスホールドを決め、シャットダウンスープレックスを狙うと、逃れた大森がアックスボンバー、読み合いからアックスボンバーを炸裂させるが、カバーはカウント2.5でキックアウトされる。
大森はショートレンジアックスボンバーからアックスボンバーを狙うが、宮原がブラックアウトで迎撃してからブラックアウトを炸裂させ、それでも意地で立つ大森にブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い、王座防衛に成功した。
試合後の宮原が退場しようとする大森を呼び止めると「一言だけ喋らせてやる」とマイクを渡し、「応援ありがとうございました」と感謝しつつ、「31年目も三冠は諦めない!」と断言して引き上げ、マイクを持った宮原もジャイアント馬場さんへ向けてアピールしつつ、恒例の宮原劇場でメインを締めくくった。
内容的には乗りに乗っているエース宮原にベテランとなった大森、宮原の攻勢の前に大森も心が折れかけ、セコンドの渕もタオル、和田京平レフェリーもダウンカウントを数えたが、そこからの大森の大爆発、宮原相手にあわやの場面があったが、最後は宮原が振り切ったものの、大森も30年間の意地はしっかり見せつけた。
第5試合では都内限定参戦だった渕が馬場生誕の地・三条大会ということで久しぶりに地方大会に参戦し、若手時代からの同期である大仁田、安斎と組んで、みちのくプロレスから参戦した新崎、フリーの雅央、井上組と対戦した。先発は安斎と井上も、渕vs雅央代わると、渕がリストロックからショルダーアームブリーカーを決め、代わった大仁田も雅央の串刺しラリアットを毒霧で迎撃してしまったため、和田京平レフェリーから厳重注意されてしまう。
試合は新崎組が安斎を捕らえて試合をリードするが、安斎から代わった渕が井上、新崎、雅央と立て続けにボディースラムで反撃する。渕は雅央にバックドロップを狙うが、雅央が阻止するとカットに入った井上がドロップキック、代わった新崎が渕にスワンダイブブレーンチョップ、そしてロープ拝み渡りからブレーンチョップを狙うが、ガードした渕が馬場さん譲りの脳天チョップを浴びせ、大仁田が入ってダブルエルボーの連係も披露する。
渕vs雅央になると、雅央がマシンガンラリアットを放っていくが、ミリオンダラーバスターが安斎がカットに入ると、渕が雅央をバックドロップで投げ、最後は首固めの連発で3カウントを奪い勝利を収め、試合後もマイクを持った渕は「三条に来てよかったです」と感慨深げながらも、疲れ気味なことから締めは大仁田に任せ、大仁田は渕ともう1回アジアタッグ挑戦を呼びかけ、「1・2・3ファイヤー!」で締めくくった。
第4試合ではデビュー20周年を迎えたヨシタツが因縁の諏訪魔と対戦するが、顔面ウォッシュで攻めるヨシタツに対し、チョーク気味のスリーパーで捕らえ、ヨシタツがロープエスケープしても、諏訪魔が構わず絞めあげる。
試合は諏訪魔が首攻めで試合をリードするが、ラストライド狙いはヨシタツがリバース、ビックブーツからミドルキックを連打、フィッシャーマンズスープレックスホールド!串刺しも避けてトルネードDDT、諏訪魔が場外へ逃れるとヨシタツはプランチャと猛反撃する。
ところが第3試合で光留&男児を降した斉藤兄弟が現われると場外でダブルチョークスラムでヨシタツをを叩きつけ、大ダメージを負ったヨシタツをリングに戻した諏訪魔がラリアットからバックドロップは、ヨシタツが体を浴びせて押しつぶす。
ヨシタツは諏訪魔にラリアットを連発するが、受け切った諏訪魔がラリアットからバックドロップで3カウントを奪い、試合後は斉藤兄弟がデビュー20周年の祝福としてヨシタツを踏みにじり、諏訪魔も「これであいつはフィニッシュだ」と言い放った。