10月12日 DDT「Get Alive 2022」後楽園ホール 419人
(試合内容は実況ツイートより)
<第7試合 30分1本勝負>
〇遠藤哲哉 秋山準 火野裕士(11分48秒 開脚式逆さ押さえ込み)HARASHIMA クリス・ブルックス ×高梨将弘
<第8試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第75代王者組】〇樋口和貞 吉村直巳(19分41秒 体固め)【挑戦者組】佐々木大輔 ×KANON
※ブレーンクロースラム
☆樋口&吉村が2度目の防衛に成功。
<緊急試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負>
【第79代王者】〇樋口和貞(10分57秒 KO)【挑戦者】青木真也
※頭突き
☆樋口が3度目の防衛に成功
DDT後楽園大会のメインはKO-Dタッグ選手権、王者の樋口&吉村のハリマオに、カリスマ&KANONのDAMNATION TAが挑戦、DAMNATION TAは8日の2AWスクエア大会でΩ(火野&大石&旭)に敗れ、KO-D6人タッグ王座を落としたばかり、カリスマは狙いをKO-Dタッグに定め、KANONをパートナーに抜擢して挑戦した。
DAMNATION TAが握手を求めるが、ハリマオは拒否、開始から吉村がKANONにエルボーの連打から突進し、KANONがキチンシンクも、吉村がショルダータックルで応戦、樋口が入るとハリマオが連係で捕らえるが、カリスマがカットに入るとDAMNATION TAは場外戦を仕掛け、KANONが鉄柱に樋口の右手を固定してから、カリスマがイスでフルスイング、ここからDAMNATION TAが樋口を捕らえ右腕を狙い撃ちにしつつ、KANONはボディーを狙い撃ちにして試合をリードする。
長時間捕まった樋口はKANONにドロップキックから吉村に代わるが、樋口は戦線を離脱、吉村はKANONに逆水平を連打からエルボーのラリーに臨み、KANONがサミングに対し吉村はショルダータックルで応戦、しかし串刺し狙いは場外から藤田がしがみついて阻止を狙うも、振り払った吉村はカリスマにショルダータックル、KANONにブレーンバスターから胸板へハンマーを連打を浴びせる。
吉村はKANONにラリアットに対し、KANONはボディーエルボーを浴びせてからドロップキック、ロックボトムからカリスマに代わり、カリスマはダイビングラリアットからクロスフェース狙いは、持ち上げた吉村がベアハッグで捕らえ、カリスマはサミングから低空ドロップキックを放っても、吉村が払い腰で投げるが、カリスマは吉村をコーナーへ押し込み木曽レフェリーと交錯させ、藤田とポーが入ってDAMNATION TAが総攻撃をかける。
カリスマが吉村ヒットマンダイビングエルボーからペティグリーを連発するが、戦線に戻った樋口がカットに入りKANONにブレーンクローから吉村とダブルチョークスラム、カリスマには合体レイザーズエッジで排除する。
樋口はカリスマにエルボードロップ、串刺しラリアットからアバランシュホールドを狙うが、カリスマが逃れてスーパーキックからKANONに代わるが、樋口はKANONにアバランシュホールドからブレーンクローは、KANONが逃れて樋口の右手へエルボーを連打、そして串刺しを狙うが樋口がダイナミックキックで迎撃してからラリアットを放つ。
樋口はKANONにドクターボムを決めたが、木曽レフェリーが場外へ引きずり出されると、再びDAMNATION TAが総攻撃をかけ、カリスマはイスでフルスイングを狙うも、樋口が頭突きでイスをぶち抜き、吉村が石田をリフトアップスラムで場外の藤田&ポーにめがけて投げつける。
樋口はカリスマにノド輪落としを狙うが、カリスマが佐々木式ウラカンラナで切り返してからミスティカ式クロスフェースで捕らえ、KANONが入ってコブラツイストとの合体技、樋口はKANONに張り手を乱打も、KANONが張り手で迎撃してからコブラツイスト&アームロックの複合技で樋口を追い詰めるが、樋口はロープエスケープする。
KANONはラリアットからスリーピーホロウを決めるが、樋口はカウント2でキックアウト、KANONのスリーピーホロウ狙いは、逃れた樋口はぶちかましを狙うも、KANONがグランドコブラで切り返すが、キックアウトした樋口はぶちかましからブレーンクロースラムで3カウントを奪い、王座防衛に成功。ところが青木真也が現われると、”いつどこ”挑戦権を行使したため、即KO-D無差別級選手権に突入してしまう。
青木はアントニオ猪木さんを彷彿させるような黒タイツで選手権に臨み、青木は猪木ばりのファイティングポーズで構えてから、樋口の痛めている右腕へミドルキックを連打を浴びせると、樋口はうずくまり、リングドクターが駆けつけて、樋口の右腕の容態を見るも、樋口は試合続行を望む。
青木は容赦なく樋口にアームロックを狙うが樋口はロープエスケープするが、青木はダブルアームロックのままで押さえ込み、樋口の右腕へストンピングからアームロックで捕らえるも、樋口は必死でロープエスケープするも、青木は右腕へパントキックからハンマーロック、樋口は必死でロープエスケープしても、青木はロープを使ったアームロックと徹底的に樋口の右腕を狙い撃ちにする。
青木はミドルキックから腕十字を狙うが、樋口は押さえ込むも、青木はキーロックへ移行も、強引に持ち上げた樋口は猪木さんのかつてのシーンを思い出させるように、青木をトップコーナーに乗せ、デットリードライブで落としてからぶちかましを浴びせる。
青木はミドルキックの連打、ナックル、殴りつけるエルボー、エルボーの連打と攻め込むが、樋口は右で逆水平で反撃して青木が崩れ、右手をリングに叩きつけて気合いを入れるとドクターボムを狙うが、青木は脇固めで切り返し、樋口が必死でロープエスケープして場外へ逃れても、青木はトペスイシーダで追撃する。
リングに戻ると青木は樋口にダイビングニードロップから卍固めと猪木殺法で勝負に出て、グラウンド卍固めへ移行する。
tところが強引に持ち上げた樋口はブレーンクロースラムで青木を叩きつけると、意識を飛ばしたのか、朦朧となった青木に頭突きを浴びせて青木がダウンし試合はストップ、KOで樋口が防衛に成功した。
試合後は急遽ダブルヘッダーでの選手権だったこともあって樋口はダウンするも、23日の後楽園で挑戦する坂口が現われ、樋口に檄を飛ばすと、立ち上がった樋口に「もっと俺をワクワクドキドキさせてくれよ」とエールを送って退場、最後は樋口が「どんな困難が立ち塞がろうと、必ずぶち破ってどんどん前に胸張って進んでいきたいと思います!」とアピールして締めくくった。
樋口もタッグ選手権のダメージだけでなく、右腕を破壊されていたこともあって、ハンデを背負ってのKO-D選手権となり、青木も今回は師匠としていたアントニオ猪木さんを彷彿させるような攻めで、樋口を追い詰めたものの、樋口の火事場のクソ力の前にねじ伏せられてしまった。また思わぬ形でブレーンクローで叩きつけられただけでなく、総合格闘技にない頭突きを浴びたのも敗因だった。
これで樋口も23日の坂口戦に心置きなく臨めるが、今回はダブルヘッダーでの選手権は樋口にとってもハードだった。
セミファイナルでは遠藤&秋山&火野vsHARASHIMA&クリス&高梨は、終盤で各選手が乱戦になると、バーニング&火野がエクスプロイダー&ヒノスープレックスの競演を披露、最後は高梨が遠藤にタカタニックを狙ったところで、遠藤が新技・開脚式逆さ押さえ込みで3カウントを奪い勝利を収めた。