4月30日 NOAH「MAJESTIC 2022」両国国技館 2077人
(試合内容は実況ツイートより)
第1~9試合はこちら↓
<第10試合 GHCタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第58代王者組】杉浦貴 〇鈴木秀樹(23分36秒 エビ固め)【挑戦者】拳王 ×中嶋勝彦
※ダブルアームスープレックス
☆杉浦&鈴木が初防衛に成功
<第11試合 GHCヘビー級王座決定戦 60分1本勝負>
〇潮崎豪(30分2秒 体固め)×清宮海斗
☆潮崎が第38代王者となる
両国2連戦の2日目のメインはGHCヘビー級選手権が行われ、当初は王者の藤田に潮崎が挑戦するはずだったが、藤田が新型コロナ感染により欠場となり、選手権は一旦白紙になりかけるも、清宮が直訴したため、前日になって王座決定戦として潮崎vs清宮が行われるが決定となった。
握手から開始となり、ロックアップから潮崎が体を入れ替えてブレークも、清宮はヘッドロックで捕らえ、潮崎がロープへ振ってフライングフォアアーム、潮崎はショルダータックルで応戦、潮崎が突進するが、清宮はリーブロックからバックエルボー、回転エビ固め、クロスボディー、ジャンピングネックブリーカーと畳みかけてからスリーパーで先手を奪う。
清宮はヘッドロックへ移行して執拗に絞めあげ、潮崎はそのままで場外へ逃れるが、清宮は構わず絞めあげたままリングに戻り、切り返した潮崎は押し込むが、ブリッジで押し返した清宮はヘッドロックで絞め続け、潮崎はエプロンへ出すが清宮はロープ越しでヘッドロックもブレークとなる。
清宮はエプロンからスワンダイブを狙うが、阻止した潮崎はエプロンの清宮に豪腕ラリアットを炸裂させ、場外へ転落した清宮に鉄柵に叩きつけてから逆水平を連打、エプロンの清宮を仰向けに寝かせて後頭部に勝ち上げニーを浴びせ。リングに戻ってバックエルボーからニードロップを連発しチンロックと首攻めで試合の流れを変える。
潮崎はショルダースルーから逆片エビ固めで捕らえて、清宮はロープエスケープ、清宮は張り手の連打も潮崎は逆水平で返し、清宮はエルボーで食い下がるが、潮崎はマシンガンチョップを浴びせるも、前進した清宮はエルボーの連打で返し。潮崎はニーリフトの連打からブレーンバスター狙いは清宮が投げ返す。
清宮はジャンピングネックブリーカーからランニングエルボー、バックエルボーからブーメランフォアアームと攻め、潮崎は逆水平も清宮はエルボーの連打で返してドロップキックで場外へ出し、潮崎にノータッチでのウルトラタイガードロップを命中させる。
リングに戻ると清宮はミサイルキックを命中させるが、ロープへのハンマースルーは潮崎はフライングショルダーからマシンガンチョップ、ランニング袈裟斬り、滞空式フィッシャーマンバスター、ローリング袈裟斬りと畳みかけるも、怯まない清宮はエルボースマッシュからランニングエルボーを連発する。
潮崎は突進するが、清宮はドロップキックで迎撃してからエルボースマッシュを連発、潮崎はマシンガンチョップでエプロンへ叩きだすと。エプロンの攻防で潮崎はローリング袈裟斬りからゴーフラッシャーを狙うが、着地した清宮は断崖式リバースDDTを敢行する。
リングに戻ると清宮はジャーマンスープレックスホールド、そしてタイガースープレックスを狙うが、潮崎が堪え、清宮はランニングエルボーからエルボースマッシュ、タイガースープレックスの体勢からダブルアームロックで捕らえて、潮崎は必死でロープエスケープし、清宮は雪崩式リバースDDTを狙うが、切り返した潮崎は雪崩式ゴーフラッシャーを敢行する。
潮崎は左のラリアットからゴーフラッシャーを決め、豪腕ラリアットを狙うが、ガードした清宮がエルボーの連打、潮崎は逆水平で返すと突進は、清宮がジャンピングニーで迎撃し、ランニングエルボーからジャンピングニーを放つ
清宮がトップコーナーからダイビングニーアタックを命中させると、タイガースープレックスホールドを決めるが、潮崎はカウント2でキックアウト、清宮は潮崎の後頭部から、前へとジャンピングニーを浴びせるが、突進したところで潮崎は豪腕ラリアットで迎撃、それでも立った清宮に逆水平に対して、清宮はエルボーで返してラリーに、潮崎は豪ハンマーを連打も、清宮はジャンピングニーで応戦する。
潮崎はローリングエルボーに対し清宮はエルボーで迎撃するが、突進は潮崎は豪腕ラリアットで迎撃すると、豪腕ラリアットで3カウントを奪い、王座奪取に成功した。
試合後に潮崎がマイクで「I’m NOAH」とアピールしたところで、第7試合にXとして登場した新日本プロレスの小島聡が現われ、挑戦を表明すると、潮崎は受諾する。そして小島が去ると潮崎は「まずは清宮!ありがとう。あそこで出てこなかったら、今日という日は来なかったよ、オマエのおかげで、この両国2連戦、これだけの人にGHCを見せることが出来た、ありがとう。敢えてGHC、次のことは触れません、両国に来てくれたみんなありがとう!このベルトを持っていられるのはみなさんのおかげです、この暗い状況いろいろありますが、みんなで乗り越えていきましょう!I’mNOAH!WeareNOAH!」で締めくくった。
試合内容に関しては、清宮が先手先手とリードを奪い、潮崎が反撃しても倍返しするなど手数で上回っていたが、最後は潮崎の持ち前である強引さの前に押し返されてしまった。しかし急遽の王座決定戦で潮崎だけでなく清宮も気持ちの切り替えを考えると、よくやってくれたと思う。
そして小島が挑戦を表明したが、NOAH Tシャツを着るなど狙いは何かと思ったら、IWGP、三冠に次ぐグラウンドスラム狙いで、小島は過去2度GHCヘビー級王座に挑戦しているが奪取に失敗しており、潮崎で3度目の挑戦になる。潮崎の豪腕vs小島の剛腕、果たしていつ実現するか…
セミファイナルではGHCタッグ選手権が行われ、王者の杉浦&鈴木に金剛から拳王&中嶋のトップ2が挑戦した。
先発は杉浦vs拳王で、打撃戦を繰り広げるも、鈴木vs中嶋になるとグラウンドの攻防になるが、中嶋は鈴木のニーブレスある左膝にローキック当てて切り崩しにかかる。
代わった拳王も鈴木の左膝にローキックの連打を浴びせ、嫌った鈴木はタックルも切った拳王は膝十字からアンクルホールドを狙い、代わった中嶋がローキックと金剛が鈴木の左膝を狙い撃ちにして先手を奪う。
長時間左膝に集中攻撃を受けた鈴木は中嶋にワンハンドバックブリーカーで反撃して、杉浦に代わるも、ワンハンドバックブリーカーの際に左膝にダメージを負っため戦線離脱する。
杉浦は中嶋にエルボー、連係を狙う金剛にビックブーツ、キチンシンク、中嶋に串刺しビックブーツから串刺しニー、雪崩式ブレーンバスターと孤軍奮闘するが、中嶋は杉浦にミドルキック、低空ドロップキックから延髄斬り、代わった拳王が串刺しダブルニーから、ダブルニードロップと今度は杉浦を捕らえにかかり、鈴木がカットに入るが同士討ちになると、拳王が杉浦にスピンキックから蹴暴、キャッチした杉浦はアンクルホールドも逃れた拳王はアンクルホールドで切り返し、ホイップしてからミドルキックを浴びせる。
拳王はPFSを狙うが、杉浦が避けたところで鈴木がネックブリーカーで中嶋が排除すれば、杉浦もスピアーで中嶋を排除しする。
拳王とビックブーツの応酬から杉浦がフロントネックロックで絞めあげると、拳王はロープエスケープ、杉浦は引き込みエルボーの連打からオリンピック予選スラムを決めるも、拳王が左右の掌打からドラゴンスープレックスで応戦する。
中嶋vs鈴木に代わって、中嶋は串刺しビックブーツからミドルキックは、鈴木はキャッチしてキャプチュードも、中嶋はPKで応戦、鈴木はエルボースマッシュからヨーロピアンクラッチで丸め込み、ワンハンドバックブリーカーから杉浦が入りエルボーのサンドバックタイムも、しかし拳王がカットに入ると逆に中嶋と鈴木にミドルキックのサンドバックタイムで蹂躙し、杉浦にもサンドバックタイムで排除すると、中嶋は鈴木にPKからバーティカルスパイクを狙うが、着地した鈴木がジャーマンで投げる。
中嶋は鈴木にレッグシザースから顔面蹴りを浴びせると、ミドルキックから人でなしパントキックを炸裂させ、バーティカルスパイクを決めたが、杉浦が間一髪カットに入る。
中嶋はハイキックを狙うが、避けた鈴木がジャーマンドライバーからドラゴンスープレックスホールド、そして鈴木はダブルアームスープレックスで3カウントを奪い防衛に成功する。試合後には同じ杉浦軍で第5試合で田中&稲葉を降してレネ&ワグナーが現われると挑戦を表明し、鈴木が受諾して決定となった。鈴木もおそらく師匠のビル・ロビンソンと同じ、ワンハンドバックブリーカーの多用から慢性的に左膝を痛めてしまい、金剛もそれを狙ったが、最後の詰めが甘かった。
そしてレネ&ワグナーの挑戦が決定したが、2020年4月にレネ&ワグナーはGHCタッグ王座を奪取するも、新型コロナの世界的感染により二人は1度も防衛戦を行わないまま帰国を余儀なくされてしまった。二人にしてみれば返上した王座を返してもらうという意味合いもあっての挑戦と見ていいだろう。
そして大会終了後に武藤敬司が会見を開き5・21大田区で復帰することを発表した