4月24日 全日本プロレス「2022 Champion Carnival」後楽園ホール 503人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇ヨシタツ 立花誠吾(8分50秒 エビ固め)×イザナギ 土方隆司
※ヨシタツ狂想曲
<第2試合 30分1本勝負>
諏訪魔 〇田村男児(8分39秒 エビ固め)大森隆男 ×井上凌
※パワーボム
<第3試合 30分1本勝負>
〇青柳優馬 青柳亮生(8分29秒 スタッフロール)×宮原健斗 ライジングHAYATO
<第4試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第61代王者】〇佐藤光留(15分47秒 体固め)【挑戦者】×ブラックめんそーれ
※頭突き
☆光留が2度目の防衛に成功
<第5試合 2022 Champion Carnival Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗₌6点】〇石川修司(10分23秒 エビ固め)【5敗₌0点】×本田竜輝
※スプラッシュマウンテン
<第6試合 2022 Champion Carnival Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗₌6点】〇芦野祥太郎(13分39秒 アンクルロック)【2勝2敗1分=5点】×入江茂弘
<第7試合 2022 Champion Carnival Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝1敗₌8点】〇ジェイク・リー(16分21秒 体固め)【2勝2敗1分₌5点】×T-Hawk
※D4C
「2022 Champion Carnival」Aブロック公式戦が後楽園大会で最終公式戦となったが、ここまでの経過を振り返ると、
ジェイクが単独トップで1点差でT-Hawkと入江が追いかけ、石川と芦野は自力での優勝決定戦進出は難しい状況となった。
まず第5試合の石川vs5戦全敗の本田は、ぶつかり合いは石川が制して場外戦になると、石川が鉄柱攻撃から鉄柵へハンマースルーも、本田はカウンターラリアットで応戦し、鉄柵を使った首攻めで本田がリードを奪う。
しかしリングに戻ると本田がすぐカバーするが、和田京平がフォールカウントを認めず、本田はショルダースルーを狙う石川を蹴り上げてから倒してカバーも、また京平レフェリーが認めず、ロープを使った首攻めも京平レフェリーが厳しくチェックするため、本田は京平レフェリーの厳格なチェックに思わず抗議する。
本田は石川にエルボーの連打も、石川が強烈な一撃で返し、串刺しラリアットからジャイアントフットスタンプと攻めてから、スプラッシュマウンテンを狙うが、本田がリバースしてからスピアーを放ち、ラリアットは何度も相打ちとなって、石川が頭突きからラリアットは本田のラリアットと再び相打ちになるも、本田がブレーンバスターで投げる。
石川のラリアットを狙うが、避けた本田はラリアットを炸裂させるとファイナルベントを狙うが、ロープを掴んで逃れた石川はドラゴンスープレックスで投げ、エルボーのラリーから本田がビンタも石川もビンタで返し、キチンシンクからファイヤーサンダー、カミゴエ、ジャイアントニーと畳みかけ、最後はスプラッシュマウンテンで3カウントを奪い6点目で全公式戦を終了、優勝決定戦進出に可能性を残す。
セミファイナルの芦野vs入江は、芦野の串刺し狙いは入江がヒップドロップで潰した、入江はキャノンボールを狙うが芦野が場外へ逃れ、入江も追いかけようとするが、先にリングに戻った芦野はエプロンまで上がった入江にロープ越しのドラゴンスクリューを敢行、レッグブリーカーやグラウンド式ドラゴンスクリュー、マフラーホールドと左足攻めで試合をリードする。
芦野はエルボースマッシュからジャーマンを狙うが、入江は逃れ、芦野はエルボースマッシュから突進すると、入江がブラックホールスラムで叩きつける。入江はバックフリップを狙うが、逃れた芦野はアンクルロックで捕らえるも、逃れた入江は丸め込みからキャノンボールを連発する。
入江はスリーパーで捕らえると逃れた、芦野はポップアップ式エルボースマッシュを炸裂させ、入江はフライングヘッドバットもキャッチした芦野はジャーマンからエルボースマッシュを浴びせて両者ダウンとなり、エルボーのラリーになると芦野がビンタからジャーマンでアンクルロックで捕らえる。
芦野はバックドロップを狙うと、体を浴びせて潰した入江はフライングフラヘッドバットからスリーパーで捕らえ、芦野はロープエスケープも入江は背後からフライングヘッドバットからスリーパーも、切り返した芦野はバックドロップで投げるが、エルボースマッシュ狙いは、切り返した入江はタズミッションで捕獲してスリーパーへ移行する。
入江は首筋へのエルボーの連打も浴びせるが、一瞬離した隙を逃さなかった芦野が切り返してアンクルロックで捕らえ、入江は必死で抵抗したが無念のギブアップとなって、芦野は6点目を獲得して全公式戦終了、石川同様優勝決定戦進出に望みをつなぎ、入江も全公式戦を終了して5点止まりで脱落となった。
メインはジェイクvsT-Hawkは、勝者が優勝決定戦進出となるが、時間切れ引き分けの場合は最多得点のジェイクが優勝決定戦進出、両者リングアウトの無得点試合の場合はジェイク、石川、芦野の3選手で進出決定が行われる。
T-Hawkはタックルも切ったジェイクはバックを奪いヘッドロック、T-Hawkが押し込むとジェイクが体を入れ替えてガットショットからハンマースルーを狙うが、切り返したT-Hawkは低空ドロップキックからショルダータックルを浴びせる。
T-Hawkはネックロックから逆水平を連発、ジェイクの串刺しビックブーツを避けてロホで捕らえ、ジェイクはロープエスケープする。T-Hawkは逆水平からセカンドコーナーに昇るが、ジェイクはビックブーツで場外へ蹴り落とし、場外戦でT-Hawkは逆水平も、ジェイクはビックブーツで応戦、鉄柵へハンマースルーから串刺しビックブーツ、リングに戻って首四の字と試合の流れを変えて、T-Hawkはロープエスケープする。
T-Hawkは逆水平、フェイントから低空ドロップキックも、ジェイクは三角絞めで捕らえてジムブレイクアームバーへ移行して、T-Hawkはロープエスケープ、逆水平からぶつかり合いになって、ジェイクがボディーブローを浴びせるも、ブレーンバスター狙いはT-Hawkが投げ返し、串刺しはジェイクが迎撃したが、T-Hawkは顎へナックルを浴びせ、怯んだジェイクをトップコーナーに乗せてから逆水平で場外に落とす。
リングに戻ったジェイクに、T-Hawkはブレーンバスターを狙うが、ジェイクが逃れてニーリフトからレッグラリアットを命中させて両者ダウン、ジェイクの突進をカーフキックで迎撃したT-Hawkは低空ドロップキックを連発してから、ジェイクの後頭部へケルベロスを炸裂させ、逆水平からアギラを浴びせると、読み合いからウラジゴクで叩きつける。
T-Hawkは突進するが、ジェイクはハイキックで迎撃してからバックドロップで投げ、背後からジャイアントキリングからD4Cで3カウントを奪い、優勝決定戦進出を決めた。
試合後のジェイクはT-Hawkを「GLEATだぜ」と称え、「点で終わらせたくない」として再戦を約束、そして「オレは決勝でこれで上がることが出来きたな、オレのやることは決して特別なことなんかじゃない。才能があるわけでもない、ただデカイだけとずっと言われてきた。それでもやり方次第では人間変われるもんなんだぜ。あと1つ勝って、オレは2連覇する。今はオレの時間だ」とアピールして締めくくった。
Aブロックは開幕戦では芦野に敗れて躓いたものの、4連勝したジェイクがブロック突破を果たして2連覇に向けて王手をかけた。現在のジェイクの目的はただ一つ、負けないまま明け渡した三冠ヘビー級王座を取り戻すこと、Champion Carnivalの優勝はその通過点に過ぎない、果たしてジェイクの前に立つのは青柳、宮原、諏訪魔、野村卓矢のうち誰になるのだろうか…
一方、Bブロック最終公式戦で対戦が決まっている宮原と青柳が第3試合でタッグで対戦し、試合は青柳がフロントネックロックで宮原を捕らえた際に丸め込む新技スタッフロールを披露して3カウントを奪い、前哨戦を制した青柳はマイクで宮原に対し「今の気分は最高ですか!、4月29日、名古屋!絶対倒してやるからな!バーイ!」と挑発した。
第4試合では世界ジュニアヘビー級選手権が行われ、王者の光留に大和ヒロシが挑戦するはずだったが、2日前に大和が濃厚接触者にあたったため急遽欠場が決まり、選手権は白紙になりかけていたが、前日の千葉大会でめんそーれが大和の代役として挑戦に名乗りを上げたため、選手権が行われることになった。
両者グラウンドの攻防から、めんそーれが逆水平を放つと、光留が張り手で返してラリーになるが、めんそーれがビンタを浴びせると、光留もビンタで返してからサッカーボールキックの連打、ミドルキックの連打と浴びせ、怒っためんそーれが逆水平の連打からマシンガンチョップ、光留の突進をドロップキックで迎撃して場外へ出す。
めんそーれはトペスイシーダを狙ったが、場外の光留がハイキックで迎撃し、エプロンに座っためんそーれにロープ越しでサッカーボールキック、めんそーれは逆水平も光留はミドルキックから水車落とし、逆エビ固めで追い詰めるが、めんそーれは必死でロープエスケープする。
光留は串刺しを狙うが、めんそーれはダブルチョップで迎撃してからドロップキック、串刺しバックエルボーを浴びせると、セカンドコーナーからスネークスパイクを命中させ、光留の掌打を避けて卍固めからグラウンドコブラ、トラースキックからスネークスパイク狙いは、ハイキックで動きを止めた光留が雪崩式を狙う。
ところが抵抗しためんそーれがトップコーナーに光留を宙吊りにすると、パタダス・エネル・ペチョを炸裂させ、場外に逃れた光留にスネークスパイクを命中させる。リングに戻っためんそーれはトラースキックから延髄斬り、光留はドロップキックで応戦も、めんそーれは回転十字固め、ジャーマンスープレックスホールドと畳みかける。
めんそーれはエルボーを狙うが、めんそーれの両腕をつかんだ光留は頭突きを浴びせ、めんそーれも頭突きで応戦してビンタのラリーになり、めんそーれが往復ビンタから頭突き狙いは光留がフロントネックロックで捕らえてからブレーンバスター、バックドロップと畳みかける。
光留はめんそーれのマスクをつかんだままパントキックの連打を浴びせるとデスバレーボムで叩きつけ、グロッキーとなっためんそーれに頭突きを浴びせて3カウントを奪い防衛に成功した。
試合後にフラフラとなった光留が退場しようとするが、なぜかリング下に引きずり込まれてしまう。その入れ替わりにリング下から現れたのは試合が組まれていなかった児玉裕輔で、児玉は世界ジュニアベルトをもってリングに上がり、リング下にいる光留に向けて世界ジュニア王座に挑戦を表明すると、児玉は腹話術で光留が挑戦を受諾したことをアピールした。
因縁の大和とのタイトル戦が実現しなかったことで、光留の試合に向けてのテンションがどうなのか心配されたが、めんそーれがいつもと違ってバチバチに攻めてきたこともあって好試合となった。そして光留は児玉の挑戦を受けることになったが、大和との選手権は実現するのかというと、バックステージで光留が「大和ヒロシは死んだんだよ」とコメントした通り、大和は逃げたとして挑戦は受けないつもりかもしれない…