4月8日 NOAH「REAL OVERTURE 2022」後楽園ホール 382人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇スペル・クレイジー(7分30秒 エビ固め)×矢野安崇
※ライガーボム
<第2試合 20分1本勝負>
キング・タニー モハメド ヨネ 〇アレハンドロ(8分36秒 片エビ固め)稲葉大樹 岡田欣也 ×藤村加偉
※スカイツイスタープレス
<第3試合 N Innovation Road to 両国〜New Generation Battle〜 30分1本勝負>
〇H・Y・O(9分29秒 パンサークラッチ)×宮脇純太
<第4試合 30分1本勝負>
マサ北宮 稲村愛輝 原田大輔 YO-HEY 〇覇王(15分0秒 タツマキ)拳王 征矢学 タダスケ 大原はじめ ×仁王
<第5試合 30分1本勝負>
△鈴木秀樹(30分時間切れ引き分け)△中嶋勝彦
<第5試合 30分1本勝負>
清宮海斗 〇小川良成(17分56秒 足四の字固め)丸藤正道 ×小峠篤司
<第6試合 30分1本勝負>
〇Eita NOSAWA論外 鈴木鼓太郎(8分8秒 Numero Uno)HAYATA ×吉岡世起 進祐哉
<第7試合 60分1本勝負>
〇藤田和之 杉浦貴(18分37秒 体固め)×潮崎豪 田中将斗
※顔面パントキック
NOAH4・29、30両国2連戦を控えた後楽園大会のメインではGHCヘビー級選手権前哨戦が行われ、王者の藤田が杉浦と組み、挑戦者の潮崎は田中と組んで対戦したが、大会前に藤田はスタッフに差し入れするなど”真人間”ぶりをアピールするも、藤田のセコンドには試合が組まれていないケンドーカシンがなぜか入っていた。
試合は杉浦と対峙していた潮崎が藤田に強襲して場外戦も、背後から杉浦が潮崎に襲い掛かってから杉浦軍に潮崎が捕まってしまい、リングに戻っても藤田が潮崎を逆片エビ固めで追い詰める。
長時間捕まった潮崎は杉浦にバックドロップからフライングショルダーで反撃して田中に代わり、田中は杉浦に弾丸エルボーからラリアット、スイングDDT、串刺しラリアットと攻め込むが、杉浦は串刺しビックブーツで返すとエルボーのラリーに持ち込み、田中はラリアットも、杉浦はキチンシンクで応戦して雪崩式ブレーバスターで落とす。
杉浦はランニングニーも、キャッチした田中はエルボーのラリーに臨み、左右エルボーの応酬から、田中がローリングエルボーも、杉浦はラリアットで応戦、代わった藤田がショルダータックル、串刺しエルボーからビーストボムを狙うが、田中がリバースしてからドラゴンスクリューを決め、代わった潮崎もブレーバスターで続く。
潮崎は藤田にマシンガンチョップ、袈裟斬り、ゴーフラッシャーと畳みかけて突進するが、藤田がキチンシンクからニーリフトを浴びせ、杉浦が入ってエルボーのサンドバックタイムを浴びせると、田中が入って杉浦とエルボーのラリーになれば、潮崎の逆水平に対して、藤田がエルボーで返してラリーになる。
杉浦は田中にオリンピック予選スラムを決めれば、田中はスライディングÐで応戦して両者ダウンとなると、潮崎は藤田に豪ハンマーを浴びせ、藤田は張り手の連打に対して、潮崎が豪腕ラリアットで返して、藤田が場外へ逃れたが、セコンドのカシンが藤田にハイボールを飲ませてしまう。
アルコールが入って豹変した藤田がリングに戻ると、潮崎にラリアットからバックドロップで投げ、ビーストボムからパントキックで潮崎をKOして3カウントを奪い勝利を収める。
ところが試合後も藤田が暴れ、ハイボールを飲ませた張本人であるカシンも止めに入るが、藤田を止めることが出来ず、ダウンしている潮崎にビーストボムでダメ押しすると、田中もラリアットでKOするだけでなく、味方である杉浦もラリアットでKOし、潮崎と杉浦の口にかまぼこを突っ込み、田中もまとめてハイボールをかけまくって去っていった。
藤田もNOAHに入団したことで自分自身を押さえていたのだろうが、アルコールが入ったことで本性が出てしまったのか…だが明日になったら酔っていたということで憶えていないかもしれない。
第5試合ではGHCタッグ選手権前哨戦として鈴木が中嶋と対戦、両者は記念すべきABEMAのNOAH中継第1回である2020年2月16日の後楽園大会で対戦しており30分時間切れ引き分けに終わっている。
両者は中盤までグラウンドの攻防を繰り広げるも、鈴木がトーキックからニーリフトを浴びせると、中嶋は頭突きを浴びせ、鈴木も頭突きで返すが、中嶋は低空ドロップキック、延髄斬り、ドラゴンスクリュー、スライディングキックと足攻めでリードを奪い、鈴木は場外へ逃れるが、中嶋はエプロンでPKから場外でサッカーボールキックを浴びせる。
リングに戻ると中嶋はサッカーボールキック、エルボーの連打を浴びせ、鈴木が挑発すると中嶋が座り込み、胡坐のままでエルボー、張り手のラリーを繰り広げる。
中嶋がビンタ、エルボー、ミドルキックの連打と浴びせ。鈴木はエルボーの連打で返すが、中嶋はミドルキック、鈴木はエルボースマッシュで返してラリーになり。鈴木がエルボーからエルボースマッシュも、中嶋が頭突きからサッカーボールキック、首投げからサッカーボールキックの連打を浴びせて、コーナーに押し込んでエルボーの連打、串刺しビックブーツからシャッターチャンスタイムを決める。
中嶋は対角線へ振ろうとするが、切り返した鈴木はフロントスープレックスで投げると。顔面へストンピングから掟破りのシャッターチャンスタイムを敢行する。
鈴木は中嶋の脇腹へエルボーから、エルボースマッシュ!ショルダーネックブリーカー!ネックツイストと攻勢をかけ、中嶋はたまらず場外へ逃れ、追いかけた鈴木は中嶋を踏みつけてストンピングも、中嶋はアリキックで返すが、リングに戻ると鈴木は首四の字で捕らえて、中嶋はロープエスケープする。
鈴木はニードロップ、ジャーマンドライバーを狙うが、逃れた中嶋が丸め込んでからPK、鈴木がタックルからドラゴンスープレックスを狙い、堪えた中嶋にヨーロピアンクラッチで丸め込むも、中嶋はキックアウトする。
鈴木はワンハンドバックブリーカーからジャーマンドライバーで突き刺すも、ダブルアームスープレックス狙いは中嶋がリバースから人でなしパントキックを浴びせ、前後からサッカーボールキック、PK、そしてバーディカルスパイクを狙うが、鈴木が着地してロイヤルストレッチで追い詰めるも、中嶋はロープエスケープする。
鈴木はドラゴンスープレックスホールドを決め、キックアウトした中嶋は首固めも、鈴木はダブルアームスープレックスを狙ったところで30分時間切れ引き分けとなり、今回も決着がつかなかった。
第3試合の宮脇vsH・Y・Oは、開始からH・Y・Oが握手を求めるが、宮脇が払ってハンマーの連打を浴びせてヘッドロックも、H・Y・Oは髪を掴んで逃れてヘッドロック、ぶつかり合いでも、宮脇の髪を掴んで倒したH・Y・Oがセントーンを投下、宮脇はランニングエルボーで反撃も、H・Y・Oはロープへ逃れて追撃させない。
H・Y・Oは宮脇にサミングを浴びせると、怒った宮脇は突進もH・Y・Oが場外へ逃れ、宮脇が追いかけるはがH・Y・Oはリングに戻り、宮脇が戻ったところでH・Y・Oがストンピングを乱打から。足蹴で挑発、宮脇はエルボーの連打も、H・Y・Oは足を踏んで倒すとカバージョで捕らえ、宮脇がロープエスケープしても、H・Y・Oはセカンドコーナーからセントーンを投下する。
H・Y・Oは足蹴で挑発すると、串刺し狙いは宮脇が迎撃してミサイルキックを命中させ、串刺しエルボーから串刺しドロップキック、コーナードロップキックと畳みかけ、エルボーのラリーでは宮脇が乱打も、H・Y・Oがスタナーから丸め込む。
宮脇はトルネードDDT、ピンプジュースで突き刺すが、フィッシャーマン狙いを逃れたH・Y・Oがブラックパンサークラッチで3カウントを奪い、H・Y・Oが宮脇を完封して勝利を収める。
第4試合の正規軍vs金剛の10人タッグ戦は、仁王が覇王にトランスレイブを狙うも、避けた覇王が丸め込んで3カウントを奪い勝利、試合後の覇王が4・29両国で行われる敗者リングネーム剥奪マッチに向けて仁王に対しリングネーム死守をアピールする。
第5試合の丸藤&小峠vs清宮&小川のGHCジュニアタッグ選手権前哨戦は、小川が清宮と共に小峠の左足を狙い撃ちにして試合をリードする。
終盤でも丸藤のフックキックの援護を受けた小峠は小川にダイビングボディープレスを命中させたが、膝を強打してカバー出来ず、それでも小川にキルスイッチを狙ったが、清宮がドロップキックで阻止する。
小川は小峠をリバース逆エビ固め、ニーロックで追い詰め、丸藤が必死でカットしたが、小川のセコンドのYO-HEYをリングに連れ込んで、小峠の膝の上へボディースラムで叩きつけてから、足四の字に捕らえ、小峠が無念のギブアップとなって、清宮&小川が勝利を収める。
セミファイナルのGHCジュニアヘビー級選手権前哨戦は、今大会から復帰の吉岡がHAYATAの援護でEitaにシザースキックを浴びせ、みちのくドライバーⅡを決めるも、NOSAWAが入って連係に捕まると、EitaがImperial Unoを炸裂させる。
HAYATAがカットに入るが、EitaはHAYATAをトラウマでKOすると、吉岡に再びImperial Unoからヌメロウノで捕らえて、HAYATAの眼前で吉岡からギブアップを奪い勝利を収める。
そしてNOAHが4・30両国大会に向けて追加参戦選手を発表した。
両国にはエクストリーム・タイガー、テハノJr.、スレックス、かねてから参戦を予告していたサイモン・ゴッチ、そしてマイケル・エルガンが参戦することを発表した。
エルガンは2019年11月、2020年1月と2度NOAHに参戦したが、アメリカではトラブルを引き起こしており、事実上干された状態になっていた。エルガンの起用はNOAHにとっても火中の栗を拾うようなものだが、実力は確かなものを持っていることから軸になる外国人選手になることは間違いない。後は本人がNOAHが拾ってくれたことに感謝してくれることを祈りたいが…