2月7日 新日本プロレス「新春黄金シリーズ」後楽園ホール 602人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇グレート・O・カーン(5分54秒 片エビ固め)×中島佑斗
※エルボー
<第2試合 20分1本勝負>
〇高橋ヒロム BUSHI(7分12秒 逆エビ固め)大岩凌平 ×藤田晃生
<第3試合 20分1本勝負>
〇高橋裕二郎 外道(10分8秒 体固め)タイガーマスク ×本間朋晃
※BIGJUICE
<第4試合 30分1本勝負>
鈴木みのる 〇タイチ TAKAみちのく DOUKI(10分24秒 片エビ固め)矢野通 天山広吉 ×小島聡 永田裕志
※ブラックメフィスト
<第5試合 30分1本勝負>
EVIL 〇SHO(12分0秒 反則勝ち)石井智宏 ×YOH
※レンチで一撃
<第6試合 30分1本勝負>
内藤哲也 SANADA 〇鷹木信悟(15分40秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 棚橋弘至 ×真壁刀義
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
<第7試合 30分1本勝負>
マスター・ワト 〇田口隆祐(23分16秒 片エビ固め)エル・デスペラード ×金丸義信
※No.9
1月25日の福島~30日の茨城までオミクロン株感染拡大の影響で中断していた「新春黄金シリーズ」が2月6日の幕張大会から再開、7日の後楽園大会では1月29日に行われるはずだった尾崎仁彦リングアナのファイナルが今大会で行われ、尾崎リングアナは全試合コールすることになった。メインでもデスペラードは尾崎リングアナに餞別の豆を渡す。
メインイベントでは11日の仙台でIWGPジュニアヘビー級王座をかけて対戦するデスペラードが金丸、ワトが田口と組んで対戦。
デスペラードvsワトで開始となると、ワトはヘッドロックでデスペラードを執拗に絞めあげ、デスペラードは無理せずロープエスケープし、場外へ出て呼吸を整える。
デスペラードがリングに戻ると、ワトがバックを奪うがデスペラードはヘッドロックからショルダータックル、ドロップダウンするワトの頭を蹴ってエルボー、ヘッドロックも、読み合いからワトがティヘラ、ドロップキックを放ち、代わった田口とダブルカンフーコンポ、田口が腿パットを連打、掌打の連打と、ワト組がデスペラードを捕らえる。
ワトは場外のデスペラードにトペコンを狙うが、金丸が低空ドロップキックで阻止すると、場外戦でデスペラードが鉄柵攻撃から、ワトに左足にニードロップを落としてボディースラムで投げる。
リングに戻ると、金丸がショルダースルーからブレーンバスター、逆エビ固めと鈴木軍ジュニアがワトを捕らえるが、金丸は突進をワトはゼロ戦キックで迎撃してからから田口に代わり、田口は金丸にヒップアタックからデスペラードにもヒップアタックの連打を浴びせ、金丸にミサイルヒップアタックを命中させる。
田口は金丸にスリーアミーゴズも、ヒップアタックは金丸がアトミックドロップで迎撃され、延髄斬りの応酬から金丸が低空ドロップキックを放ち、代わったデスペラードに突進は田口がヒップアタックで迎撃すると、代わったワトがスワンダイブアッパーカットを命中させ、串刺しエルボーからミサイルキックを放つ。
ワトはミドルキックを連打も、デスペラードは逆水平で返し、ワトはパントキックからトラースキック、レシエントメンテと畳みかけると、TTD狙いはデスペラードが切り返し、突進するワトにスピアーからバックドロップ、ギター・ラ・デ・アンヘルからピンチェロコは、ワトが逃れるとロッキーフェイスボトムからペンダバールで捕らえてデスペラードを追い詰める。
金丸が必死でカットするが、田口が排除し、ワトはデスペラードにRPPを狙うが、金丸が阻止すると、デスペラードがデットリードライブで落とし、ワトがソバットから突進は、デスペラードがスパインバスターで叩きつける。
ここで田口vs金丸に代わって、田口がヒップアタック、ギタってからオヤイ、ケツイエを狙うが、金丸が低空ドロップキックで迎撃して足四の字固めで捕らえ、田口は必死でロープエスケープする。
金丸はムーンサルトプレスからタッチアウトを狙うが、田口が逃れるとワトが金丸に旋風脚を浴びせてデスペラードを排除も、田口と金丸がダウンしたままになる。
そこでギタって復活した田口が金丸にケツイエからオーマイ&ガーアンクルで捕らえ、金丸が必死でロープエスケープし、金丸は田口にサムソンクラッチも、キックアウトした田口がとどんからワトがRPP、どどん&コンプリートショットの合体技No.9で3カウントを奪い、ワト組が前哨戦を制した。
試合後に田口がマイクを持って関西弁でワトとのシックスオアナインでIWGPジュニアタッグ王座に挑戦をアピールして、ワトにマイクを渡すとワトはIWGPジュニア王座奪取を宣言して「ジュニアの未来を作ると、未来を開拓する」と断言して「Will Be The GrandMaster」で締めくくろうとしたが、田口が「カッコよく締めちゃだめでしょう」ということで、続けて尾崎リングアナの送別セレモニーが行われ、大張社長と本隊の選手らが登場する。
大張社長は「19年半、新日本プロレスを支えてくれてありがとうございました」と尾崎リングアナに花束を贈呈してねぎらうと、尾崎リングアナも新日本プロレスに感謝を述べ、「新日本プロレスは家族と同じぐらい家族でした!ありがとうござました!」とメッセージを残し、記念撮影の後で胴上げとなり、尾崎リングアナは最後の仕事として退場の案内をしてすべての業務を終えた。
そのころバックステージでは田口がワトとのコンビでジュニアタッグ王座に挑戦をアピールするも、IWGPジュニアヘビー級挑戦に集中したいワトは本場の関西弁で田口を一喝した。
尾崎リングアナはアルバイトから新日本プロレスに入ったが、尾崎リングアナが入った頃の2002年の新日本プロレスは武藤敬司が全日本プロレスに移籍した後で、暗黒期に突入しようとしていた時期だった。そして2006年にリングアナになったが、新日本プロレスはユークス期への転換期で、どん底から這い上がろうとしていた。
尾崎リングアナの前任は名物リングアナだった田中秀和氏だっただけに、違った個性を打ち出すのに苦労していたと思うが、いつしか尾崎リングアナも新日本プロレスにいて当たり前の存在になっていた。その暗黒期からV字回復をしてきた新日本プロレスを見てきた尾崎リングアナも去ることになり、また一つの時代が終わったような感じがしてならない。本当にご苦労様でした。
セミファイナルのIWGPヘビー級、USヘビー級前哨戦は、オカダvs内藤で先発も、内藤がオカダの左足を狙い撃ちにすると、鷹木やSANADAも続いてオカダの左足を攻めて試合をリードする。
しかし連合軍も棚橋がSANADAにドラゴンスクリューから真壁と共にSANADAの左足を狙って試合の流れを変え、オカダvs内藤になると、オカダがフラップジャック。リバースネックブリーカーからマネークリップも、読み合いから内藤がオカダの左足へ関節蹴りからニークラッシャー、低空ドロップキックとオカダの左足を狙い撃ちにする。
終盤もLIJは真壁を捕らえるが、真壁は連係を狙う内藤&SANADAに両腕ラリアットを浴びせ、試合権利のある鷹木にもラリアットも、鷹木はパンピングボンバーで応戦すると、真壁の袈裟斬りも受けきり龍魂ラリアットからパンピングボンバー、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントを奪い勝利、試合後も内藤は場外でオカダの左足を変形足四の字で痛めつけ、尾崎リングアナの勝ち名乗りコールも内藤が何度もアンコールさせて、最後はLIJが尾崎リングアナとグータッチで別れを惜しむ。
第5試合の石井&YOHvsEVIL&SHOは、両軍が奇襲をかけて開始し、場外戦でもEVILが尾崎リングアナへの餞別の意味も込めて鉄柵攻撃で本部席の尾崎リングアナも転倒させる。
終盤ではYOHがSHOにファルコンアロー式牛殺しからDIRECTDRIVEを狙うが、SHOが逃れてレフェリーを巻き込むと、EVILから手渡されたイスでYOHをフルスイングし、怒った石井も駆けつけるがEVILが急所打ちを浴びせる。
そこで東郷も介入してHouse of toutureが石井を袋叩きにすると、SHOがレンチを持ち出して一撃を狙うが、YOHがトラースキックで阻止てレンチを奪うとSHOを殴打し、それを見ていたレフェリーがYOHの反則負けを宣告するが、キレたYOHは構わずKOされたSHOにマウントエルボーの連打を浴びせてダメ押しする。
第4試合の矢野&第3世代vs鈴木軍は、矢野が檻を引きずりながら登場すれば、鈴木も手錠を持参、鈴木軍が奇襲で開始となって、いきなり鈴木が矢野をナックルやニーリフト、ビックブーツ、PKで徹底的に痛めつけてから、矢野の手首に手錠をかけ、鈴木はもう一つの手錠を自らの手首にかけると矢野にかけようとするが、矢野は逃れてマンハッタンドロップを浴びせる。
終盤では第3世代がタイチを捕らえ、小島がタイチにラリアットを狙うが、タイチが避けたところで、DOUKIがトラースキック、TAKAがスーパーKと畳みかけてからタイチがブラックメフィストで3カウントを奪い勝利も、試合後に矢野がTAKAを檻へ放り込んで閉じ込めてしまうと、怒った鈴木は檻を蹴りながら矢野を追いかけていく。
第2試合ではヒロムが大岩&藤田相手にお年玉1万円をかけてマスク剥ぎ戦も、大岩と藤田は二人掛りでヒロムのマスクを剥ぐことに成功し、ショックを受けたヒロムを攻め込んでいく。
それでもヒロムは藤田にヒロムちゃんボンバーを炸裂させてから、逆エビ固めで勝利も、試合後には約束通り大岩と藤田に1万円を進呈、尾崎リングアナには餞別にカマイタチマスクをプレゼントして記念撮影した。