1月8日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ」神奈川・横浜アリーナ 7077人
(試合内容は実況ツイートより)
<第8試合 60分1本勝負>
内藤哲也 SANADA 〇鷹木信悟 高橋ヒロム BUSHI(26分33秒 片エビ固め)中嶋勝彦 拳王 征矢学 ×タダスケ 亜烈破
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
<第9試合 60分1本勝負>
〇オカダ・カズチカ 棚橋弘至(24分24秒 片エビ固め)武藤敬司 ×清宮海斗
※レインメーカー
WRESTLE KINGDOM 16 IN 横浜アリーナ大会では新日本プロレスvsNOAHによる全面対抗戦が行われ、メインは新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者のオカダ&IWGP USヘビー級王者の棚橋が王者タッグを結成し、NOAHのGHCタッグ王者の武藤&清宮組と対戦した。2020年5月24日、NOAHのABEMA配信マッチ「NEW HOPE」にて、清宮がオカダとの対戦をアピールしてから約1年半以上、今回は新日本プロレスvsNOAHの対抗戦でタッグマッチいう形で、ようやくオカダvs清宮が実現となった。
開始前に清宮がオカダを指差すと、オカダが先発で出て、オカダvs清宮で開始になり、腕の取り合い、足を取ったオカダはレッグロックに対し、清宮が腕十字を狙うが、オカダは逃れる、清宮が寝て猪木アリ状態になり、バックの奪い合いから清宮がハンマーロックでリードを奪う。
オカダはエルボーの連打も、ロープワークから清宮がドロップキック、クロスボディーを命中させるも、ジャンピングエルボードロップは避けたオカダはセントーンを投下し、棚橋に代わってダブルバックエルボーを浴びせる。
棚橋は清宮にヘッドロックで捕らえ、清宮が力で押し返すが、棚橋は太陽ブローから青天井エルボーに対し、清宮がアームホイップからハンマーロックで捕らえて武藤に代わる。
武藤は棚橋とバックの奪い合いからサイドポジションで動きを止め、棚橋はリストロックも切り返した武藤はレッグロック、棚橋は腕十字も武藤がアキレス腱固めで切り返す。
オカダに代わったと、オカダvs武藤が実現し、ロックアップからオカダが押し込むと、オカダはプロレスLOVEブレークで牽制してからエルボーの連打も、武藤はヒップトスからフラッシングエルボーからSTFで捕らえ、オカダはロープエスケープする。
清宮に代わってオカダの左腕へエルボーからレッグドロップ、ジャンピングエルボードロップと攻め込んでいくが、清宮は突進はオカダはフラップジャックで叩きつけ、首投げから側頭部へ低空ドロップキックを放つ。
清宮が場外へ逃れても棚橋が追撃し、リングに戻って棚橋が左足へサイキック、低空ドロップキックからテキサスクローバーホールドと清宮を追い詰めていき、清宮はロープエスケープするが、代わったオカダは場外戦を仕掛け、DDTで突き刺し、リングに戻って「調子乗ってんじゃねえ!さっさと上がって来い!」と挑発する。
挑発を受けた清宮はリングに戻ってオカダにエルボーの連打も、受け流したオカダはエルボーを一閃し、代わった棚橋のエルボースマッシュの連打で続き、セカンドコーナーからサマーソルトドロップを投下する。
清宮は棚橋にジャンピングネックブリーカーで反撃すると、代わった武藤は低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、串刺しシャイニングウィザード、ドラゴンスクリューと畳みかけると、オカダもドラゴンスクリューで排除して、棚橋を足四の字固めで捕らえ、棚橋は必死でロープエスケープする。
武藤は棚橋に低空ドロップキックからドラゴンスクリューを決めるが、棚橋もドラゴンスクリューで反撃し、オカダに代わってダイビングエルボードロップからプロレスLOVEレインメーカーポーズを取るが、レインメーカーは避けた武藤は低空ドロップキックからシャイニングウィザードを炸裂させる。
清宮に代わってオカダにエルボーの乱打すると、エルボースマッシュ、ブーメランフォアアーム、ミサイルキックと攻め、棚橋がカットも清宮が排除すると、オカダと読み合いからジャンピングニーを命中させ、タイガースープレックスを狙うが、棚橋がスリングブレイドで阻止すると、武藤がシャイニングウィザードで棚橋を排除、オカダはドロップキックは武藤にドロップキックを放ち、清宮はオカダにジャンピングニーを放って4選手がダウンとなる。
オカダと清宮はエルボーのラリーになると、オカダが連打を浴びせ、逆さ押さえ込みから引き込みラリアットを連発し、清宮はタイガースープレックス狙いもオカダは旋回式ツームストーンパイルドライバーで突き刺すとレインメーカーを狙うが、避けた清宮はオカダの後頭部へドロップキックを命中させる。
武藤のシャイニングウィザードの援護を受けた清宮はオカダにジャーマンスープレックスホールドからタイガースープレックスホールドを決めるが、棚橋がカットには入り、清宮がオカダの後頭部へジャンピングニーから突進するが、オカダがドロップキックで迎撃すると、レインメーカードライバーからレインメーカーで3カウントを奪い、オカダ&棚橋が勝利となった。
試合後の清宮は悔し涙を流すと、オカダは「こんなんで泣いてんじゃねえ、さっさと帰れ!」と突き放し、武藤も「泣くな」と清宮に檄を入れて連れて帰る。
マイクを持ったオカダは「新日本プロレスファンの皆さん、本当に応援ありがとうございます。プロレスリングNOAHの皆さん、プロレスリングNOAHファンの皆さん、どうもありがとうございました。プロレスっていいですね。こうやって対抗戦、各団体、各チームいろいろあると思いますけど、こういう熱い戦いにつながったと思います」と両団体の関係者に感謝の言葉を述べ、最後は棚橋が「愛してま~す」に続いてオカダが「プロレス界に金の雨が降るぞ!」で締めくくった。
念願だったオカダ戦が実現した清宮は万全の状態で臨んで、全力でオカダに挑み、いつも美味しいところを持っていく武藤でさえも、この試合の重要なテーマを理解してか、敢えて控えに周り清宮を前面に立たせた。しかし結果は木っ端みじんに清宮は敗れ涙を流した。だが清宮が得たものがあったとすれば、これが団体を背負っている者の強さをオカダに見せつけられたこと、敗れはしたが清宮にとってはいい試練であり、今後に繋がる敗戦だった。
セミファイナルではロスインゴvs金剛による10人タッグ戦が行われた。
中嶋vs内藤で開始となると、内藤が焦らして牽制するが、そこで金剛が内藤に総攻撃をかけて場外戦を仕掛け、リングに戻って内藤と中嶋がバックの奪い合いになると、グラウンドから互いに寝そべりで牽制したところで、金剛がまた内藤に総攻撃をかける。
ヒロムvs亜烈破に代わり、張り手のラリーになって、亜烈破がビンタから読み合いになるも、ヒロムが串刺しヒロムちゃんボンバーに対し、亜烈破は低空ドロップキック、ティヘラで場外へ出して、ブーメランフェイントも、ヒロムはセコンドの覇王に襲い掛かって鉄柵に叩きつけるが、リングに戻ると亜烈破はヒロムにジャンピングハイキックからスワンダイブミサイルキックを命中させる。
そこでBUSHIが出てくるとヒロムとの連係で亜烈破を捕らえ、代わった鷹木がボディースラムからエルボードロップ、セントーンから拳王に強襲をかけ、怒った拳王が入って鷹木にミドルキックも、鷹木はドラゴンスクリューで排除してからロスインゴは亜烈破を捕らえる。
亜烈破はBUSHIにドロップキックで反撃すると、覇王と仁王が加わった金剛が入って金剛トレインでBUSHIを蹂躙、タダスケがBUSHIのTシャツを破り捨てると、代わった征矢が旋回式スリーパーで絞めあげ、代わった拳王は内藤を牽制しつつBUSHIにミドルキック、中嶋がサッカーボールキックと金剛がBUSHIを捕らえて試合の流れを変える。
征矢とタダスケがBUSHIに連係を狙うと、BUSHIは二人まとめてフランケンシュタイナーからSANADAに代わり、全日本プロレス時代にタッグを結成いた征矢に低空ドロップキックを放つと、拳王に低空ドロップキック、中嶋にもドロップキックを放つと、場外の征矢にプランチャを命中させる。
リングに戻るとSANADAが征矢と読み合いになってローリングエルボーも、征矢はフライング弾道で応戦し、SANADAはエルボーに対して征矢は逆水平で返すと、SANADAはスワンダイブミサイルキックからSkull Endを狙うが、切り返した征矢がブレーンバスターで投げる。
内藤vs拳王に代わると、内藤は拳王にロケットキックに対し、拳王はビックブーツを浴びせてからヘッドロックのままグラウンドに持ち込むとパンチの連打を浴びせ、これに怒ったヒロムがカットに入るが、拳王が排除すると、内藤の頭部にキックを浴びせ、足払いから背中へフットスタンプ、後頭部へダブルニーアタックと浴びせる。
拳王は変形ファルコンアローを狙うが、内藤が逃れると変形ネックブリーカーからジャベで捕らえ、怒りの表情を出した内藤は拳王の首筋へ引き込み式エルボーの乱打してからグロリアを狙うと、逃れた拳王がビンタを浴びせ、内藤のジャンピングエルボーアタックは避けた拳王がドラゴンスープレックス!拳王はスピンキック、内藤が延髄斬りも、拳王は輪廻で応戦する。
代わった中嶋も内藤にミドルキック、低空ドロップキックから延髄斬り、串刺しビックブーツからシャッターチャンスタイム、ミドルキックの連打と攻め込むが、BUSHIが入ると内藤は連係で反撃、鷹木に代わって中嶋に串刺しパンピングボンバーからブレーンバスターで投げる。
鷹木は中嶋の後頭部へパンピングボンバーを放つが、中嶋がミドルキックで返すと、鷹木の逆水平とラリーになるが、中嶋の串刺しを避けるとロスインゴがトレイン攻撃、トリプルドロップキックから鷹木がバックドロップで投げるも、鷹木のパンピングボンバーを中嶋がハイキックで迎撃するとバックドロップで投げる。
中嶋はタダスケに代わると、闘龍門時代の同期だった鷹木にニーリフトを浴びせ、征矢がデスバレーボムと拳王の蹴暴の援護を受けた、タダスケがスワントーンボムを投下も、地団駄ラリアットは鷹木がグーパンチで迎撃してからエルボー、DDTで突き刺し、スライディングパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、拳王がカットに入ると各選手が入って乱戦となる。
鷹木はタダスケに串刺しパンピングボンバーからハツラツエルボー、ナックルを浴びせれば、タダスケもナックルで返し、鷹木は龍魂ラリアットを放っても、タダスケがラリアットで返すが、鷹木がパンピングボンバーからドラゴンスープレックス、スライディングTからパンピングボンバー、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントをロスインゴが勝利も、試合後も両軍が収まりがつかずに一触即発となるも、最後はロスインゴがリングに上がって勝どきを挙げ、グータッチで絆を確かめ合った。
金剛が内藤を狙い撃ちしたことで両軍がヒートアップするも、金剛がケンカ腰になったことで、ロスインゴとバチバチやりあったことで好試合となり、また金剛側もタダスケが鷹木とは闘龍門同期で一緒になりながらも、闘龍門とDRAGON GATEが分裂した煽りでデビューは出来ないまま闘龍門を去った因縁を鷹木にぶつけたこともあって、タダスケも高評価を受けた。対抗戦とは人間交差点である、ロスインゴvs金剛はまさに人間交差点だった。