10月26日 新日本プロレス「Road to POWER STRUGGLE」後楽園ホール 363人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇SANADA 高橋ヒロム(9分58秒 オコーナーブリッジ)×永田裕志 田口隆祐
<第2試合 30分1本勝負>
EVIL 〇高橋裕二郎 SHO ディック東郷(11分27秒 体固め)後藤洋央紀 石井智宏 YOSHI-HASHI ×マスター・ワト
※ピンプジュース
<第3試合 30分1本勝負>
グレート・O・カーン 〇アーロン・ヘナーレ(10分15秒 片エビ固め)矢野通 ×本間朋晃
※Streets of Rage
<第4試合 30分1本勝負>
〇棚橋弘至 真壁刀義(9分20秒 反則勝ち)KENTA ×外道
※KENTAがUSベルトで棚橋を殴打
<第5試合 30分1本勝負>
タマ・トンガ 〇タンガ・ロア 邪道(11分34秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 天山広吉 ×小島聡
※エイプシット
<第6試合 30分1本勝負>
〇ザック・セイバーJr. DOUKI(11分28秒 エビ固め)鷹木信悟 ×BUSHI
※ザックドライバー
<第7試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者組】〇ロビー・イーグルス タイガーマスク(20分30秒 ロンミラースペシャル)【第67代王者組】エル・デスペラード ×金丸義信
☆デスペラード&金丸が初防衛に失敗、ロビー&タイガーが第68代王者組となる。
新日本プロレス後楽園大会3連戦最終日のメインはIWGPジュニアタッグ選手権が行われ、王者組のデスペラード&金丸にロビー&タイガーが挑戦、選手権は11・6大阪で行われるIWGPジュニアヘビー級前哨戦も兼ねられているが、「SUPER Jr. TAG LEAGUE2021」で優勝したデスペラード&金丸にとって唯一敗戦しているのがロビー&タイガーだったことから、王者組もリベンジを兼ねての試合となった。
開始からタイガーが金丸をハンマーロックで捕らえると、ロープエスケープした金丸の足をソバットで払い、デスペラードを排除するとロビーが入ってサンドウィッチサッカーボールキックと挑戦者組が金丸を捕らえて先手を奪う。
金丸が場外戦を仕掛けるとタイガーはハイキックを狙うが鉄柱に誤爆してしまい、金丸は鉄柵を使った足攻め、リングに戻って低空ドロップキック、デスペラードがニークラッシャーから金丸が低空ドロップキックと王者組はタイガーを捕らえて試合の流れを変える。
左脚を攻められ長時間捕まったタイガーはデスペラードに風車式バックブリーカー、金丸にカンガルーキックで反撃すると、代わったロビーは金丸にミサイルキック、デスペラードにゼロ戦キック、王者組にミドルキックの連打と猛反撃、同士討ちも誘発してデスペラードにドロップキック、サイキックの連打から足四の字を狙うが、デスペラードがサミングで阻止する。
読み合いになるとデスペラードがスパインバスターからマフラーホールドで捕らえてヌメロドスへ移行も、タイガーがカットには入り、デスペラードとロビーはエルボーのラリーから張り手のラリー、エルボーのラリーからデスペラードが膝へ関節蹴りも、ロビーはローキックで応戦、読み合いからロビーがハイキックに対してデスペラードがロコモコも、ロビーはジャンピングハイキックで応戦する。
タイガーvs金丸に代わり、金丸の低空ドロップキックをフットスタンプで潰したタイガーは雪崩式を狙いは、金丸が阻止も、タイガーはツームストーンパイルドライバーで突き刺し、回転十字固めからリバースダブルアームバーで金丸を追い詰めるが、デスペラードが必死でカットする。
タイガーはデスペラードを排除すると金丸にミドルキックの連打も、突進は金丸が低空ドロップキックで迎撃して、足四の字固めで捕らえて、今度は金丸がタイガーを追い詰めにかかるも、タイガーは必死でロープエスケープする。
ここでデスペラードが入ると王者組がタイガーにバックドロップ&ドロップキック、金丸がムーンサルトプレスからタッチアウトを狙うが、堪えたタイガーは切り返しからタイガードライバーを決めてからロビーに代わり、ロビーはデスペラードを排除するとスワンダイブ低空ドロップキックから低空レッグラリアット、トラースキックからタイガーとのサンドウィッチ攻撃、アサイDDT、ターボバックバックと畳みかける。
デスペラードがカットもタイガーが排除すると、ロビーが金丸に450°スプラッシュからロンミラースペシャルを狙うが、金丸が首固めで丸め込み、続けてサムソンクラッチも、ロビーはロンミラースペシャルで捕らえ、金丸は無念のギブアップとなって、ロビー&タイガーが新王者組となって、ロビーはIWGPジュニア二冠、タイガーは9年ぶりの戴冠となった。
試合後にタイガーがマイクで昨年大腸の病気で医師から現役続行は難しいと言われ、初代タイガーマスクも難病で闘病中であることを語ると「オレは終わらない、オレは新日本プロレスに骨を埋める」と断言、そしてロビーもタイガーとのコンビでの戴冠に喜びつつデスペラードを挑発、最後は「アリガトウゴザイマシタ」で締めくくった。
勝因はタイガーの頑張りでもあり、金丸もNOAH時代からタイガーとは因縁が長いだけに、深追いしすぎた。タイガーも昨年は大腸の病気で1年のほとんどは棒に振り、また初代タイガーマスクが四次元殺法と言われた時代から数十年が過ぎ、初代タイガーマスクも上回る空中殺法も編み出されていることから、かつてのヒーローだったタイガーマスクは時代遅れと言われるようになった。しかし初代と共に歩んできたタイガーマスクはまだまだ死んではいないことを今回の戴冠で示すことが出来た。また「BEST OF THE SUPER Jr.」の出場選手は発表していないが、タイガーのエントリーだって夢ではない。
第4試合では棚橋が真壁と組んでKENTA&外道と対戦し、KENTA組は真壁を捕らえて試合をリードも、代わった棚橋はKENTAのドラゴンスクリュー、外道にロープ越しのドラゴンスクリューで反撃して、KENTAにテキサスクローバーホールドを狙うも、KENTAはサミングで阻止する。
KENTAはgo2Sleepを狙うが、今度は棚橋がサミングで阻止、KENTAはキチンシンクから外道に代わり、外道は棚橋にチンクラッシャーからトラースキック、メリケンサックを取り出すがレフェリーに注意されると、KENTAがイスを持ち出すが真壁が阻止し、KENTA組に両腕ラリアットを炸裂させる。
棚橋は外道にスリングブレイドを狙うが、外道は首固め、サミングから横入り式エビ固めと丸め込みを連発も、クは棚橋がドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドで捕らえるが、はKENTAがサミングでカット。棚橋はビンタでKENTAを排除してから、外道にスリングブレイドからテキサスクローバーホールドで捕らえたが、KENTAがUSベルトを持ち出して一撃を浴びせて反則負けとなる。
試合後はKENTAがKOされた棚橋にマウントナックルを浴びせて、ヤングライオンも殴り倒し、USベルトを再び奪い去っていく。
セミファイナルの鷹木&BUSHIvsザック&DOUKIは、ザック組がBUSHIを捕らえて試合をリードも、BUSHIは二人まとめてフランケンシュタイナーで反撃してから鷹木に代わり、鷹木はザックに串刺しパンピングボンバー、エルボーを連打、DOUKIがカットも鷹木は排除してからザックにセントーン!ザックはエルボースマッシュも受けきった鷹木はエルボーの連打も、ザックはタックルからフロントネックロックで捕らえる。
ザックは鷹木の右肘にストンピング、ショルダアームブリーカーを連発して攻め、鷹木のDDTも切り返してオーバーヘッドキックを浴びせるが、鷹木は龍魂ラリアットで応戦する。
BUSHIに代割るとザックに低空ドロップキックからDDT、串刺しバックエルボーからミサイルキックを命中させ、場外のDOUKIに矢のようなトペを命中させる。
鷹木はザックにパンピングボンバーからBUSHIが入ってトレイン攻撃、連係で捕らえるが、BUSHIはスピンキックも避けたザックは裏四の字固めで捕らえ、鷹木がカットもDOUKIは排除してラ・ケブラータを命中させると、ザックはBUSHIのBUSHIロールを逃れてPKからザックドライバーで3カウントを奪い前哨戦を勝利、試合後は鷹木とザックが挑発合戦を繰り広げた。