9月4日 新日本プロレス「WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」埼玉・メットライフドーム 2095人
(試合内容は実況ツイートより)
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9月4日 新日本プロレス「WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」埼玉・メットラ…
<第4試合 60分1本勝負>
〇ジェフ・コブ(27分41秒 片エビ固め)×オカダ・カズチカ
※ツアー・オブ・ジ・アイランド
<第5試合 IWGP・USヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第10代王者】〇棚橋弘至(17分47秒 片エビ固め)【挑戦者】×飯伏幸太
※ハイフライフロー
☆棚橋が初防衛に成功
新日本プロレスが7年ぶりにメットライフドーム(旧・西武ドーム)に進出し、2連戦の初日では棚橋が保持するIWGP USヘビー級王座に飯伏が挑戦した。7月25日の東京ドームで鷹木信悟の保持するIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するはずだった飯伏は直前で誤嚥性肺炎でドーム出場を断念し以降は治療に専念に欠場、そしてアメリカでUS王座を奪取した棚橋の指名で飯伏が挑戦することになり、飯伏はしっかり調整したうえで棚橋に挑んだ。
開始から飯伏はタックルも棚橋は切り、互いに牽制しながら飯伏が押し込みブレーク、ロックアップから棚橋がヘッドロックで絞めあげて首投げも、飯伏はヘッドシザースで切り返し、抜けた棚橋はヘッドロックも飯伏は再びヘッドシザースで捕らえ、棚橋はブリッジで抜けるも飯伏はヘッドロックで捕らえ首投げも棚橋はヘッドシザースで切り返して一旦距離を取る。
棚橋はリストロックを仕掛けると、飯伏はバク宙で逃れてアームロック、腕固め狙いは棚橋はロープエスケープし、棚橋の串刺しは避けた飯伏は後転するが、棚橋が低空ドロップキック、サイキックの連打からレッグロック、インディアンデスロックと足攻めで先手を奪う。
ロープエスケープした飯伏はエルボーの連打も棚橋は関節蹴りから太陽ブローを浴びせてするが、飯伏はドロップキックで迎撃し、ソバットコンポからダッシュミドル、その場飛びムーンサルトプレスと畳みかけて流れを変える。
飯伏はフランケンシュタイナーで棚橋を場外へ出すと、久々のバミューダトライアングルを命中させ、リングに戻るとスワンダイブミサイルキック、しかしハーフネルソンスープレックスは棚橋が逃れミドルキックを狙う飯伏にドラゴンスクリューを決める。
読み合いからエルボーのラリーになると、飯伏が連打で棚橋が崩れ、飯伏がバックマウントからエルボーの連打を浴びせてからカミゴエを狙うが、切り返した棚橋がツイストアンドシャウトからスリングブレイド、ビンタからスリングブレイド、そしてハイフライフローを投下したが飯伏が剣山で迎撃してすぐカミゴエを炸裂させるが、カバー出来ず両者ダウンとなる。
飯伏はボマイエを炸裂させ、スタンディング式カミゴエからカミゴエ狙うが、棚橋が腕をクロスして防ぐとスリングブレイドを決め、飯伏は急角度で叩きつけられる。
棚橋は大ダメージを負った飯伏にドラゴンスープレックスホールドからハイフライアタックを命中させると、最後はハイフライフローで3カウントを奪い防衛を果たした。
試合後に飯伏が棚橋に深々と礼をすると、棚橋が言葉をかけ、退場する飯伏にマイクで「皆さんが言えない代わりにオレが言います、飯伏!お帰り!」と飯伏コールをかける。メットライフドームに駆け付けた観客に声をかけた棚橋はいったん退場しかけた後で、館内の空気に押されてエアギターパフォーマンスを繰り広げ、最後は「明日がよくなりますように、楽しくなりますように…愛してまーす!」で締めくくった。
心配だったのは飯伏がどれだけ回復していたかだったが、序盤こそはカンが鈍っていたものの少しずつ本来の動きを取り戻していた。しかし時間が経過すると不安視されたスタミナが切れ始め、棚橋のハイフライフローを迎撃した後でのカミゴエで普段カバーできていたはずなのにカバーできないなど、ブランクを感じさせる結果となってしまった。
しかし、時代は進んでオカダや飯伏、内藤の時代になっていこうとするが、エース棚橋の存在感は崩れることはない、棚橋がまだ太陽でいる限るエースの座はまだまだ揺るがず、越えることも容易でないものを感じさせた。
セミファイナルではオカダがコブと対戦、開始からオカダがエルボーからネックブリーカーと先手を奪うと、首投げから突進するがはコブがショルダータックルで弾き倒すが、オカダは場外へ逃れてなかなかリングに戻らないため、焦れたコブは場外もオカダはリング内へ戻れば、コブがリング内も戻るもオカダは場外へ逃れ、コブが追いかけるとオカダはエルボーを浴びせ、セコンドのグレート・O・カーンにコブをぶつけて鉄柵に叩きつけ、鉄柵へ串刺しショルダーから掟破りのアロハメーカーで挑発する。
リングに戻るとコブはエルボーも、オカダも打ち返すが、コブが切り返しから放り投げ式フロントスープレックスからストンピングの連打を浴びせ、オカダを担いで何度もコーナーに直撃させてからニーリフト、しかし突進するとオカダがフラップジャックで叩きつけ、ヘッドスプリングから往復式エルボーアタックをアブセル。
オカダは串刺し背面エルボーも、キャッチしたコブは旋回式パワーボムで叩きつけ、場外戦でコブはアロハメーカー、リングに戻るとオカダはエルボーの連打もコブは逆水平を一閃してコーナーへ叩きつけ、ストンピング、背中へのニーからエルボー、背後からベアハッグで捕らえて搾り上げ、また持ち上げてコーナーへ叩きつける。
オカダはエルボーで反撃を狙うが、コブが受け流して頭突きを浴びせるも、オカダは切り返しからビックブーツ、コブはエルボーから串刺し狙いを避けてリバースネックブリーカー、エルボーアタックからDDT、トーキックからDDTを連発するなど首攻めで試合の流れを変えてからマネークリップもコブはロープエスケープする。
コブはセカンドコーナーへ昇るが、オカダがドロップキックで場外へ落とし、追いかけたオカダは鉄柵攻撃からビックブーツで鉄柵外へ蹴り出したが、鉄柵越えクロスボディーはキャッチしたコブがフロアへブレーンバスターで投げ、リングに戻るとコブが大ダメージを負ったスティーブ・ウイリアムス式オクラホマスタンピートからその場飛びムーンサルトプレスと畳みかける。
コブはハンマーから突進すると、オカダが場外へ追いやりプランチャはコブがキャッチも不時着したオカダはDDTで突き刺し、リングに戻るとオカダがミサイルキックを命中させる。
オカダはツームストーンパイルドライバーを狙うがコブが切り返すと、逃れたオカダは背後からドロップキックから正面へドロップキック、ツームストーンパイルドライバーからマネークリップで捕らえ、コブがロープブレイクを狙っても、オカダはアームホイップから再びマネークリップで捕らえるが、コブはロープエスケープする。
コブはオカダの腰へのエルボーからドクターボム式パイルドライバーという荒技を敢行すると、エルボーのラリーを仕掛け、コブが一撃から串刺しアッパーカット、ロープを掴むオカダを引っこ抜き式アスレチックブレックスからツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、オカダがジョンウーで阻止する。
オカダはローリングラリアットも、コブがトラースキックで迎撃してレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、阻止したオカダが突進もコブがドロップキックで迎撃してツームストーンパイルドライバー、アロハメーカーからツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うと、逃れたオカダがローリングラリアット、逆さ押さえ込みからショートレンジラリアットを放つ。
オカダはドロップキックかれあ旋回式ツームストーンパイルドライバー、そしてレインメーカーを狙うが、コブが逆にツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、切り返したオカダはツームストーンパイルドライバーのままでコブをトップコーナーにセットして雪崩式狙うが、コブがエプロンへ逃れてトラースキックを浴びせると、雪崩式ツアー・オブ・ジ・アイランドからツアー・オブ・ジ・アイランドで3カウントを奪いオカダを破った。
オカダもコブの体型を考えて首攻めを狙うが単発に終わり、コブの雪崩式までは読めずと完敗だった。しかし大舞台でなかなか結果を出すことが出来なかったコブもオカダからの勝利で大きく浮上しそうだ。