9月15日 全日本プロレス「2020 Champion Carnival」後楽園ホール 482人
(試合内容は実況ツイートより 画像は全日本プロレスTVより)







<第1試合 20分1本勝負>
〇土肥こうじ 児玉裕輔(6分55秒 片エビ固め)岡田佑介 ×バリアン・アッキ
※ラリアット
<第2試合 30分1本勝負>
〇石川修司 佐藤光留 田村男児 西村修(11分24秒 エビ固め)大森隆男 渕正信 ブラックめんそーれ ×本田竜輝
※ジャイアントニーアタック
<第3試合 30分1本勝負>
イザナギ 〇入江茂弘(9分22秒 エビ固め)羆嵐 ×大森北斗
※ビーストボンバー
<第4試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 30分1本勝負>
〇日高郁人 フランシスコ・アキラ ライジングHAYATO(9分36秒 ショーンキャプチャー)岩本煌史 ×青柳亮生 TAJIRI
<第5試合 「2020 Champion Carnival」公式戦 Aブロック 30分1本勝負>
【2勝=4点】〇ゼウス(7分13秒 エビ固め)【1勝2敗=2点】×黒潮”イケメン”二郎
※逆水平チョップ
<第6試合 「2020 Champion Carnival」公式戦 Bブロック 30分1本勝負>
【2勝1敗=4点】〇青柳優馬(5分11秒 レフェリーストップ)【1勝2敗=2点】×ヨシタツ
<第6試合 「2020 Champion Carnival」公式戦 Bブロック 30分1本勝負>
【1勝1敗=2点】〇宮原健斗(18分28秒 シャットダウンスープレックスホールド)【2敗=0点】×芦野祥太郎
<第7試合 「2020 Champion Carnival」公式戦 Aブロック 30分1本勝負>
【2勝=4点】〇ジェイク・リー(17分38秒 レフェリーストップ)【1勝1敗=2点】×諏訪魔
※ジムブレイクアームバー
「2020 Champion Carnival」も折り返し地点の後楽園大会を迎え、メインでは1勝同士の諏訪魔とジェイクが対戦。ロックアップからジェイクが体を入れ替えてジェントルブレークも諏訪魔が強襲をかけて突進するが、リーブロックで避けたジェイクはビックブーツを浴びせる。しかし、串刺しは避けた諏訪魔はスリーパーで捕獲し、ジェイクはロープに逃れるも諏訪魔はブレークを無視して絞めあげる。
諏訪魔はやっとスリーパーを解くと、ジェイクはエプロンへ逃れるが、諏訪魔はロープ越しのラリアットを浴びせ、場外戦で鉄柵攻撃からリングに戻ると、ジェイクがエルボーの連打も諏訪魔はダブルチョップで返し。コーナーに押し込んでマシンガンラリアット、ガットショットからDDT、キャメルクラッチと首攻めで試合をリードする。
ジェイクはエルボーの連打、ハンマーの連打で反撃も、諏訪魔がエルボーを打ち返し、ダブルチョップから串刺しラリアット、スロイダーと畳みかけて、首筋へエルボーを連発も、ジェイクは切り返しからキチンシンクを浴びせると、諏訪魔の左腕をチキンウイングアームロックで捕らえる。
諏訪魔は左腕を押さえ出すと、ジェイクは串刺しエルボーから左腕へ勝ちあげニーを浴びせ、DDTからハンマーロック、延髄斬りと攻め込み、ビックブーツ狙いは、避けた諏訪魔がフライングショルダーも、エプロンに出たジェイクにロープ越しでブレーンバスター狙ったところで、ジェイクが脇固めからロープ越しで腕固めで諏訪魔の左腕を攻め、場外戦でもジェイクは諏訪魔の左腕を鉄柱に叩きつけ、鉄柵を使って左腕攻める。
リングに戻るとジェイクが左腕を捻り、左腕へブラジリアンキックも、バックドロップ狙いは諏訪魔が堪えると、突進するジェイクに左腕でのラリアットを浴びせるが、諏訪魔は左腕に更なるダメージを負ってしまい、たまらず場外へ逃れる。
追いかけたジェイクが左腕へローキック、ストンピングと浴びせ、リングに戻ってもジェイクは左腕へストンピングを連打、ミドルキック、エルボー、ロープ越しでアームロック、ショルダーアームブリーカーと諏訪魔の左腕を徹底的に狙い撃ちするが、ジェイクが背中を見せたところで、諏訪魔がラリアットで反撃し、ジャーマンからローリングラリアット、ジェイクのビックブーツをキャッチして小股すくい式パワーボムで叩きつけるも、ジャーマン狙いはジェイクが逃れて諏訪魔の左腕へミドルキックを浴びせる。
諏訪魔はダブルチョップ、ラリアットと抵抗するが、ローリングラリアット狙いはジェイクが脇固めで捕らえると、ジムブレイクアームバーへ移行し捕獲すると、和田京平レフェリーがこのままでは危険と判断した試合をストップ、ジェイクが公式戦2連勝となった。
試合後にジェイクは勝った諏訪魔に感謝をしつつ、優勝宣言をして締めくくった。
最初こそは諏訪魔ペースなれど、左腕を攻められてから一気に失速、思わず放った左腕でのラリアットも結局自滅のような形となったことから、諏訪魔にとっては自滅のような敗れ方だった。
Aブロックもう1試合のゼウスvsイケメンは、イケメンはハッスルの若手時代にゼウスに頭を丸坊主にされた過去があることからSNS上でゼウスと挑発合戦を繰り広げて遺恨が勃発。イケメンもいつものイケメンパフォーマンスで入場せず、怒りの表情でリングインした。
開始からイケメンがジャケットパンチの連打、受けきったゼウスはナックルの連打からリフトアップスラムで返し、マシンガンチョップから逆水平でなぎ倒す。ゼウスはグロッキー気味のイケメンを足蹴にすると、イケメンはジャケットから上半身をさらして挑発したため、ゼウスは容赦なく逆水平を打ち込むが、イケメンはいなしてゼウスを場外へ出すと、エプロンから右腕めがけてローキックを浴びせ、鉄柵にゼウスの右腕を打ち付ける。
リングに戻ると、イケメンはゼウスの右腕へローキックからアームバーと右腕攻めを繰り広げ、ジャケットパンチ、アームホイップから腕十字で捕え、ゼウスはロープに逃れるがイケメンは離さないなど、キラーイケメンぶりを見せる。
イケメンはジャケットパンチの連打から雪崩式を狙うが、ゼウスがイケメンをエプロンへ落とすと、イケメンが右手への指折りから、飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと、ゼウスが雪崩式パワーボムで叩きつけ、切り込み式ジャックハマーから起き上がり小法師逆水平、そして三沢式フェースロックを狙うも、イケメンがサムソンクラッチで丸め込む。
イケメンは突進するが、ゼウスがバイセップスエクスプローションで迎撃すると、三沢式フェースロックで捕らえて一気に絞め落とす。しかし、絞め落としただけでは飽き足らないと考えたのか、ゼウスがフェースロックを解くと意識朦朧となっているイケメンを立たせてから逆水平を浴びせて3カウントを奪い、公式戦2連勝を飾る。
Bブロックでは第6試合でギックリ腰で欠場していた1勝1敗のヨシタツが復帰して1勝1敗の青柳と対戦も、腰にサラシを巻くなど痛々しい姿を見せ、開始後もギックリ腰の影響かぎこちない動きを見せる。
青柳は腰へのエルボー、ハンマーで集中攻撃と容赦なく腰を攻め、場外戦でヨシタツがエルボー、キチンシンクで抵抗も、青柳が鉄柵に叩きつけるなど、ヨシタツの腰にダメージを与え、青柳は再度鉄柵へ叩きつけようとするが、ヨシタツは下半身に力が入らないのか叩きつけられる直前で倒れ、青柳は動けないヨシタツに自ら鉄柵へぶつかって挑発すると、怒ったヨシタツは反撃するが、腰痛の影響で攻勢が続かない。
リングに戻った青柳は調子に乗ったのか突進するが、ヨシタツがコンプリートショットで叩きつけてからからヨシタツ幻想で捕らえ、一気に絞めあげるが、思うように力が入らず技を解いてカバーもカウント2でキックアウトされる。
それでもヨシタツはCBJを狙うが下半身に力が入らず倒れてしまうと、李日韓レフェリーが試合続行に意志を確認するが、青柳は構わずストンピングを浴びせる。
ヨシタツは試合続行の意志を見せて立ち上がるが、青柳はハンマー、ストンピングで腰を攻めてからキャメルクラッチで捕らえると、日韓レフェリーは試合続行は無理と判断して試合をストップ、青柳が勝利も、勝ち誇る青柳に土肥が乱入してラリアットを炸裂させてKOする。
ギックリ腰は下半身を中心に痛みが走り、力が入らず立つことすらままらないことから、ヨシタツも長期欠場の経験もあって休みたくなかったのだろうが、試合自体が無茶だったのかもしれない。
しかし、試合後に土肥が青柳をKOしたが、この二人も全日本、WRESTLE-1の交流が開始してからの因縁があるだけに、土肥はここで持ち込んできたのか、それともヨシタツは再び欠場すると見越して、リーグ戦を引き継ごうとしているのか…
セミファイナルでは1敗同士の宮原と芦野が対戦、芦野は「アイツが全日本のエースじゃないことをオレが証明してやる」と宮原を挑発していたおり、宮原も「Enfants Terriblesは二流レスラーの集まり」と返していたことから、宮原がWRESTLE-1のエースだった芦野にエースの意地を見せつけるかに注目が集まった。
いつも通り先入場の宮原は観客の手拍子を煽り、開始後も手拍子を煽るなど余裕ぶりを見せた。
序盤は芦野がプレッシャーをかけつつ迫りグラウンドを仕掛けると、宮原はハンマーロックも芦野も奪って腕を捻り、宮原はロープに逃れると、芦野がエルボースマッシュを浴びせる。
芦野が突進すると、宮原がレッグシザースで芦野をセカンドロープにセットして、エプロンからサイドへのドロップキックを浴びせ、場外戦で土肥や北斗を牽制しつつ頭突きを連発、ビックブーツ、頭突きと攻め込むと、芦野はリング内に逃れ、宮原はポージングでアピールしつつ、京平レフェリーを弄るなど余裕ぶりを崩さない。
ところが、宮原がエプロンに戻った後で、芦野がロープ越しでのドラゴンスクリューを仕掛け、鉄柱を使った左足攻めと強引にリードを奪い、芦野は鉄柵を使った足攻めkら北斗も加勢して宮原の足を攻める。
リングに戻ると芦野は膝を押し付けながら足首を捻り、マフラーホールドで捕らえ、起き上がった宮原はエルボーのラリーを仕掛けるが芦野はローキックを浴びせるも、宮原は低空ドロップキックからサイドへのドロップキックで反撃する。
宮原は串刺しブラックアウトを炸裂させ、芦野はエプロンに逃れると、追いかけた宮原はエルボーのラリーからブラックアウトを炸裂させるが、土肥が介入してエプロンに立ったままの宮原の足に足刈りラリアットを浴びせ、宮原は足を押さえて動けない間に芦野はリングに戻る。
リングに戻った宮原に芦野がアッパーカットを炸裂させると、意地で起き上がった宮原とエルボーのラリーとなるが、芦野が突進すると宮原がビックブーツからブレーンバスターで投げ、後頭部へブラックアウトからジャーマンと畳みかけた後で、ブラックアウトを狙うが、避けた芦野はアンクルロックで捕獲する。
宮原はサムソンクラッチで丸め込むが、キックアウトした芦野はジャーマンで投げると、立ち上がった宮原は後頭部にブラックアウトで応戦、そしてシャットダウンスープレックスを狙うが、芦野が逃れてアンクルロックで捕獲し、宮原は逃れようとするが芦野は回転して逃さず、追い詰めにかかる。
しかし、強引に立った宮原はカウンターでブラックアウトを芦野の顔面に炸裂させると、ブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い公式戦初勝利を飾った。
試合後に勝ちほこる宮原に青柳が現れると、睨みつけてから退場した。
芦野にとってもWRESTLE-1のエースだったこともあって負けられない一戦だったが、エースとしての経験値は数々の修羅場を越えてきた宮原の方が上で、まさにエースとしての意地を見せつけた。そして青柳が睨みつけてが、二人の公式戦は21日の後楽園で組まれている。果たしてどうなるのか…
リーグ戦以外では世界ジュニア選手権の前哨戦で岩本と日高が対戦も、日高が先発へ出てもすぐHAYATOに代わってしまうと、岩本組は日高に見せつけるかのようにアキラを捕らえて試合をリードする。
岩本はアキラにネックスクリューを狙うが、日高がカットすると岩本にエプロンめがけてハングマンDDTを敢行、正式に代わってから岩本にリバースDDTからショーンキャプチャーを狙うと、岩本はスリーパーしエルボーで場外へ追いやるが、アイルビーバックで戻った日高はニールキックを浴びせる。
代わった亮生がハンドスプリングフォアアーム、その場飛びムーンサルトプレスで日高を攻め込むが、コーナーからの攻撃は日高が阻止すると、セカンドロープに足を引っかけたままの亮生にドラゴンスクリューを決め、足へのミサイルキックからショーンキャプチャーで捕獲、岩本がカットも日高は離さず、HAYATOがセーブしたため、亮生がギブアップとなって、日高が前哨戦を制する。
試合後には日高は岩本にもショーンキャプチャーを仕掛け、岩本はたまらず場外へ逃れたが、日高は川崎大会の欠場を詫びつつ、岩本にも「待たせたね」と謝り、21日の後楽園で王座奪取して全日本に居座ると宣言した。
最後に2020世界最強タッグ決定リーグ戦の日程が発表された。
今年は11・18の新宿FACEから開幕だが、日程上短期決戦になりそうだ。
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