8月23日 DDT「KING OF DDT 2020 FINAL!!」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)
<アンダーマッチ 5WAYタッグマッチ 15分1本勝負>
〇平田一喜(5分33秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)×アントーニオ本多
※あと3人は大鷲透 松永智充 納谷幸男
<第1試合 KING OF DDT 2020準決勝 時間無制限1本勝負>
〇遠藤哲哉(10分10秒 レフェリーストップ)×樋口和貞
※変形ゆりかもめ
<第2試合 KING OF DDT 2020準決勝 時間無制限1本勝負>
〇T-Hawk(11分19秒 エビ固め)×彰人
※ナイトライド
<第3試合 30分1本勝負>
〇男色ディーノ 立花誠吾(7分32秒 ゲイ道クラッチ)×坂口征夫 赤井沙希
<第4試合 KING OF DDT 2020 スペシャル10人タッグマッチ 30分1本勝負>
〇HARASHIMA 上野勇希 吉村直巳 田中稔 クリス・ブルックス(12分36秒 片エビ固め)佐々木大輔 高尾蒼馬 マッド・ポーリー エル・リンダマン ×島谷常寛
※蒼魔刀
<第5試合 30分1本勝負>
〇竹下幸之介 勝俣瞬馬 中村圭吾 青木真也(14分55秒 ジャーマンスープレックスホールド)秋山準 ×大石真翔 渡瀬瑞基 岡谷英樹
<第6試合 KING OF DDT 2020決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇遠藤哲哉(20分24秒 エビ固め)×T-Hawk
※シューティングスタープレス
8日から開幕したDDT最強を決めるトーナメント「KING OF DDT 2020」も準決勝、決勝を迎え、ベスト4には彰人、樋口、遠藤、T-Hawkが進出。組み合わせも遠藤vs樋口、彰人vsT-Hawkとなった。
準決勝第1試合の遠藤vs樋口は、開始から樋口がラリアットからアバランシュホールドで奇襲をかけ、いきなり轟天を狙うが、遠藤が逃れて場外へ出る。樋口がコーナーへ昇るが、遠藤はリングに戻って反対側のエプロンに逃れ、樋口が突進するが、遠藤はロープを下げて場外へ追いやり、プランチャ狙いは樋口がノド輪でキャッチし、逃れた遠藤はケブラータを狙うが、肩車で捕らえた樋口が顔面からエプロンへ叩きつける。
リングに戻った遠藤に樋口はロープ越しでダイビングエルボーは自爆すると、遠藤の回転エビ固め狙いを持ち上げた樋口はコーナーに叩きつけてからショルダースルー、ボディープレスと畳みかけ、張り手の連打を浴びせると、ボディースラムからチンロック、三沢式チンロックに移行からキャメルクラッチへ移行と首攻めで先手を奪う。
樋口はアバランシュホールドを狙うが、逃れた遠藤はドロップキックも、受けきった樋口のドロップキックは自爆すると、遠藤はラ・マヒストラルで丸め込み、キックアウトした樋口はセカンドコーナーからダイブする遠藤をキャッチしてノド輪落としを狙うと、遠藤はフランケンシュタイナーで切り返してコーナーに直撃させから、腕めがけてトップロープ越しに619、スワンダイブフォアアームと流れを変える。
遠藤はハンドスプリングオーバーヘッドキックからトーチャーラックボムを狙うが、逃れた樋口がパワーボム狙いを遠藤が回転エビ固めで丸め込んでからゆりかもめで捕獲、しかし強引に持ち上げた樋口はワンハンドバックブリーカーを決める。
遠藤がジャブ、樋口が逆水平のラリーとなり、遠藤が左右エルボーに対して樋口は逆水平から串刺しラリアットを連発すると、ハイアングルでのノド輪落としから、ぶちかまし狙いが、避けた遠藤はミスティカ式で絡みついてスタンディングでゆりかもめで捕獲し、そのまま押さえ込んで絞めあげる、樋口は懸命に耐えたが、松井レフェリーが脱出不可能と判断して試合をストップ、遠藤が決勝に進出する。
準決勝第2試合の彰人vsT-Hawkは、開始からいきなり彰人がT-Hawkの足めがけて低空ドロップキックを発射、足を取りに来るも、T-Hawkは素早くロープに逃れる。試合をリセットできたT-Hawkがロックアップから彰人を押し込んで逆水平も、避けた彰人がショルダータックル、読み合いではT-Hawkが彰人のお株を奪う低空ドロップキックを放ち、彰人が場外へ逃れると、T-Hawkが追いかけて彰人に逆水平、鉄柵攻撃と追撃する。
リングに戻るとT-Hawkが逆水平、ボディースラム、コーナーにぶつけてからハンマーと彰人の腰を攻めるが、ロホ狙いは彰人が切り返してマフラーホールドからジャベで捕獲し、コーナーに押し込んでからドラゴンスクリューからロープ越しでのドラゴンスクリュー、クロス式ドラゴンスクリューと足攻めで一気に流れを変える。
彰人がコーナーに昇るとT-Hawkが逆水平を浴びせてエプロンへ落とし、そのままぶっこ抜いて雪崩式ブレーンバスターで投げるが、アギラ狙いは彰人が逃れ、T-Hawkは逆水平からブレーンバスター狙うも、彰人が足横須賀で叩きつけ、それでもT-Hawkはアギラからウラジゴクを狙うが彰人はアンクルホールドで切り返す、ニークラッシャーから膝裏砕き、低空ドロップキックから足横須賀と徹底してT-Hawkの足を攻める。
彰人が突進すると、T-Hawkがキャッチしてナイトライドを狙うが、芦野ダメージで崩れてしまうと、彰人がアンクルホールドで捕獲、逃れたT-Hawkはケルベロスを狙うと、キャッチした彰人にT-Hawkがナックルを浴びせ、ウラジゴクも彰人が丸め込む。そして彰人は突進するが、再びキャッチしたT-Hawkがナイトライドで3カウントを奪い、大逆転で決勝戦に進出、決勝は遠藤とのDAMNHEARTS対決となった。
メインで行われた決勝の遠藤vsT-Hawkは、開始から遠藤が足を取りに行くとT-Hawkは逃れ、試合をリセットしてロックアップから、遠藤がヘッドロック、ショルダータックルも、突進はT-Hawkがビックブーツで迎撃し場外へ追いやりトペを発射、場外で高速ブレーンバスターで投げる。
リングに戻ったT-Hawkは遠藤をコーナーに押し込むと、天龍コンポからナックルの連打、逆水平を連発してマウントナックルを浴びせ、ボディースラムからロホで捕獲すると、遠藤自身の腕を首に絡めて絞めあげる。
T-Hawkは遠藤をスパインボムで叩きつけてから、遠藤を挑発する、遠藤がエルボーの連打を浴びせ、受けきったT-Hawkは突進するが、遠藤がドロップキックで場外へ追いやり、すかさず遠藤スペシャルを命中させる。
リングに戻ってT-Hawkの串刺しを迎撃した遠藤はスワンダイブフォアアームを命中させ、遠藤の突進をキャッチしたT-Hawkが再びスパインボムを狙うも、着地した遠藤はゆりかもめで捕獲して絞めあげる。
T-Hawkはロープに逃れると、遠藤はコーナーへ昇るが、T-Hawkが逆水平で阻止して雪崩式を狙い、前転した遠藤はトーチャーラックを狙うも、T-Hawkが逃れ、突進する遠藤にアギラを炸裂させ、ハンドスプリング狙いもウラジゴクで叩きつけるも、遠藤もテツヤ・イン・ザ・スカイで応戦して両者ダウンとなる。
起き上がった遠藤はエルボーの連打を浴びせ、T-Hawkが崩れても遠藤は容赦なく打ち込み、コーナーへ昇ると、T-Hawkが逆水平でエプロンへ落とし、雪崩式ナイトライドを狙うが、逃れた遠藤はスワンダイブ雪崩式フランケンを狙うと崩れてエプロンに転落してしまい、T-Hawkは再び雪崩式ナイトライドを狙うが遠藤スリーパーから雪崩式フランケンシュタイナーを決める。
遠藤はラリアットから突進するが、T-Hawkはケルベロスで迎撃するとBTボムを決め、ナイトライドで勝負を狙うが、遠藤はカウント2でキックアウトする。
T-Hawkは再びケルベロスを狙うが遠藤がキャッチすると、脛へキックから頭突きを浴びせ、カナディアンデストロイからハンドスプリングオーバーヘッドキック、そして変形マスキュラーボムを敢行すると、最後はシューティングスタープレスで3カウントを奪い、KO-D王者のままで優勝する偉業を達成した。
試合後に今林久弥APがKO-D王者が優勝した場合は次期挑戦者を決める権利があるとして、遠藤に次期挑戦者の指名を促すと、遠藤は「森咲智美」「長瀬智也」「武井壮」「橋本環奈」と名を挙げたが最終的にマニュフェスト通りにAEWのケニー・オメガの名前を出す。だが今林APが「コロナウイルスが感染拡大している状況でケニーを呼ぶのは難しい、正直可能性は低い」と前置きしたうえでAEW側と交渉することを約束するも、「万が一の場合は別の選択肢(別の挑戦者)も用意して欲しい」と返答した。
遠藤は1回戦で彰人に敗れて脱落しケニーとの対戦の夢破れたかに見えたが、敗者復活バトルロイヤルを制して準決勝まで這い上がってきた。ことのきっかけは昨年の11月の「Ultimate Party 2019」でケニーが参戦した際に「竹下や遠藤にがっかりさせられた」と発言したことがきっかけだった。DDTで一時代を築いた飯伏幸太とケニーのゴールデンラヴァーズがDDTを去ってからは遠藤と竹下が敵味方に分かれてDDTを盛り立ててきた、そのDDTを去っていったケニーに批判されることは遠藤にとっても我慢できないことだったのかもしれない。
だが、現実問題として新型コロナウイルスの拡大でアメリカからの入国は制限されており、佐藤光留も29日の川崎大会でAEWの中澤マイケルをオファーすることを検討したが、来日しても2週間、帰国しても2週間特定の場所で待機を命じられるため断念せざる得なかったことから、たった1戦だけの参戦のためにこれだけ期間を設けられると金銭的にリスクも高いため、現時点では可能性は低いと言わざる得ないのかもしれない。
第3試合では9月7日後楽園で行われる6人タッグ選手権の前哨戦が行われるが、ディーノと立花がパンストを頭から被って登場し、見かけによらず笑い上戸の坂口が笑いのツボにハマって笑いが止まらず、その間に赤井が捕まってディーノ組が試合をリードする。
やっと登場した坂口も、ディーノと立花がパンストを繋いでラリアットと首攻めで攻めるが、二人の突進が避けられると立花だけが場外へ落ちて二人が絞首刑となり、ディーノのパンストをはぎ取った坂口がミドルキックなどで攻め込むが、ディーノは男色スクリューで反撃してリップロック狙いは、坂口が避けて松井レフェリーに誤爆してしまう。
その間に坂口と赤井がディーノを攻めるが、立花によってパンストを被せられた松井レフェリーが制止に入ると、また坂口が笑いのツボにはまってしまい、その隙にディーノがゲイ道クラッチで坂口を丸め込んで3カウントを奪い前哨戦を制する。
第5試合の青木を加えたALL OUTvs準烈は、場外戦から秋山が竹下をエプロンにセットしてからギロチンニーを投下してから竹下を捕らえて試合をリード、しかし序盤のドロップキックの失敗を挽回したい中村が青木を押しのけて、竹下から交代を受けると、岡谷にミドルキックの連打から串刺しドロップキック、エルボーと積極的に攻め込んでいく。
秋山vs青木となるとヒートアップした館内は一転して静まり返り、青木がハンマーロック狙えば、秋山もエクスプロイダーを狙うが、青木がグラウンドに引きずり込むとスリーパーで絞めあげ、代わった竹下はフライングラリアットで続こうとしたが秋山はジャンピングニーで迎撃する。
準烈は再び竹下を捕らえ、大石がデルフィン式スイングDDTからフジヤマニーロックで竹下を追い詰め、セカンドコーナーの竹下に雪崩式ダイビングクロスボディーからダブルスレッジハンマーを狙うが、竹下がユルゲンラリアットで迎撃すると、大石の低空ドロップキックからのフジヤマニーロック狙いを堪えた竹下が強引にジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪い勝利を収め、試合後に竹下が秋山に一騎打ちを要求すると、11・3大田区での対戦が決定となる。
第4試合は粘る島谷をHARASHIMAが蒼魔刀で下したが、試合後に今林APがHARASHIMAと高尾を呼び止め、11・3大田区のカードは発表する。
6月のさいたまスーパーアリーナ大会で実現予定だったHARASHIMA&丸藤vsCIMA&高尾が11・3大田区で行われることが決定となった。
また大会前の前説タイムでは大仁田厚が開発したというメガパンディータが乱入し、勝俣の攻撃を硬いボディーで受けきったパンディータはドロップキックやその場飛びムーンサルトで一蹴し、大仁田が栽培しているコーヒー豆を大量に勝俣の口の中に放り込み窒息寸前にした。