シンデレラトーナメントを制したのはジュリア!4・29大田区で星輝ありさのワンダー王座に挑戦へ


3月24日 スターダム「シンデレラトーナメント2020」後楽園ホール 538人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 4WAYマッチ 10分1本勝負>
〇夏すみれ(5分6秒 ミサキスペシャルβ版)×吏南
※あと2人は星野唯月、妃南

<第2試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇渡辺桃(4分54秒 エビ固め)×スターライト・キッド
※Bドライバー

<第3試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇ジュリア(8分23秒 レフェリーストップ)×ジャングル叫女
※ステルス・バイパー

<第4試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇小波(2分36秒 トライアングルランサー)×AZM

<第5試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇朱里(4分43秒 朱雀)×ジェイミー・ヘイター

<第6試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇中野たむ(5分20秒 タイガースープレックスホールド)×鹿島沙希

<第7試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
〇刀羅ナツコ(6分3秒 片エビ固め)×上谷沙弥
※フロッグスプラッシュ

<第8試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
△林下詩美(10分時間切れ引き分け)△舞華
※両者失格

<第9試合 シンデレラトーナメント1回戦 10分1本勝負>
▲岩谷麻優(7分56秒 両者オーバー・ザ・トップロープ)▲木村花
※両者失格

<第10試合 シンデレラトーナメント2回戦 10分1本勝負>
〇ジュリア(4分37秒 オーバー・ザ・トップロープ)×渡辺桃

<第11試合 シンデレラトーナメント2回戦 10分1本勝負>
〇朱里(4分35秒 サソリ固め)×小波

<第12試合 シンデレラトーナメント2回戦 10分1本勝負>
〇刀羅ナツコ(3分46秒 オーバー・ザ・トップロープ)×中野たむ

<第13試合 シンデレラトーナメント準決勝 10分1本勝負>
〇ジュリア(4分6秒 オーバー・ザ・トップロープ)×朱里

<第13試合 シンデレラトーナメント決勝 30分1本勝負>
〇ジュリア(12分41秒 ステルス・バイパー)×刀羅ナツコ
☆ジュリアがシンデレラトーナメント2020を優勝

 2月末から興行を中止していたスターダムも「シンデレラトーナメント2020」から再開。ルールは1回戦~準決勝までは10分、決勝戦は30分、オーバー・ザ・トップロープでの場外転落は失格、ドローの場合は両者失格という特別ルールが採用された。

 1回戦、桃vsキッドは、開始からキッドがドロップキック、アームホイップからドロップキックと先手を奪うが、桃はドロップキックで反撃、エルボーからストンピング、ボディースラムからキャメルクラッチで形成を逆転させる。
 キッドは旋回式クロスボディーで反撃すると、コルタバから619を浴びせ、その場飛びムーンサルトプレスも、桃はロックボトムから蒼魔刀を炸裂させる。
 桃はトップコーナーへ昇るが、キッドがドロップキックでエプロンに追いやるも、桃はロープ越しのハイキックから、ダイビング蒼魔刀を発射も、キッドがエビ固めで丸め込み、キックアウトした桃はBドライバーを狙うも、またキッドが丸め込むと丸め込み合戦となる。
 キッドはヨシタニックを狙うが、桃はBドライバーで突き刺すと、バスソーキックからBドライバーで3カウントを奪い2回戦へ進出。

 叫女vsジュリアは、叫女がヘッドロック、ショルダータックル、ネックロックから首四の字とジュリアの痛めている首を攻め、ジュリアはロープに逃れるが、叫女はハンマーの連打、パワースラム、背後からドロップキック、スライディングラリアットと攻め込んでいく。
 叫女は突進もジュリアはニーで迎撃し、バイシクルキックから蜘蛛の巣で捕獲すると、卍固めへ移行、ビックブーツ、ミサイルキックで流れを変え、叫女はエルボーの連打も、ジュリアは叫女の髪を掴んだままでエルボーの連打で打ち返し、突進は叫女がエルボーで迎撃すると、コーナーからダイビングボディープレスを投下する。
 叫女はパワーボムからコーナーへジャンボスープレックスで叩きつけ、串刺しラリアットからジャングルバスターを狙うが、逃れたジュリアはニーリフトからDDTで突き刺し、STFで捕獲すると、抵抗する叫女を強引にステルスバイパーへ移行して、そのまま一気に絞めあげ、叫女が落ちてレフェリーがストップ、ジュリアが2回戦へ進出する。

 小波vsAZMは、入場した小波がコーナーでアピールしているところでAZMが奇襲をかけ、場外に落ちた小波にコーナーからプランチャを発射、リングに戻ってハイキックからダイビングフットスタンプと畳みかけるが、小波が腕十字で捕獲すると腕固めへ移行、AZMはロープに逃れる。
 AZMはスワンダイブを狙うが、小波が阻止するも、トップロープを超えてエプロンに転落も、突進するAZMに小波がぶら下がり腕十字で捕獲、リングに戻ると波がドロップキックからスライディングキック、フィッシャーマンズスープレックス、読み合いからトライアングルランサーで捕獲してAZMがギブアップ、小波が2回戦へ進出する。

 朱里vsジェイミーは、朱里がいきなりハイキック、ニーリフトを連発するも、ジェイミーは串刺しエルボーからラリアット、ネックブリーカーで反撃、フィッシャーマンズバスター、エルボースマッシュで攻め込むが、朱里が飛びつき腕十字で反撃する。
 朱里はミドルキック、ニーリフト、ハーフラッチから腕十字、腕固め、ランニングニーと攻め込むが、ハイキック狙いはキャッチしたジェイミーはエルボー、ワンハンドバックブリーカーからコンプリートショット、クリップラーフェースロックで絞めあげ、重いエルボーの連打からスライディングキックで追い詰める。
 ジェイミーはラリアットを狙うが、避けた朱里はニーリフト、ハイキックから腕十字、腕固めへ移行すると、そのまま朱雀に移行したためジェイミーがギブアップとなり、朱里が2回戦に進出。

 中野vs鹿島は、中野のエルボーを鹿島がスカしてフロントキックを浴びせ、ティヘラも、中野はネックブリーカーで応戦、首投げからサッカーボールキックを浴びせるが、PK狙いは鹿島がドラゴンスクリュー、クローで絞めあげてから右膝を踏みつけるなどして右足を攻める。
 中野はビンタで反撃すると、鹿島も打ち返してビックブーツを浴びせるが、突進は中野がマトリクスで避けるとエビ固めで丸め込み、今度は中野の突進を鹿島が起死回生で丸め込み、フロントキックから、エプロンに追いやるが、中野はスタンガンで反撃してダイビングキックを発射する。
 中野はハイキックを浴びせ、鹿島の起死回生を中野が丸め込むと、顔面にバイオレットシューティングからタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い2回戦に進出。

 上谷vsナツコは、ナツコがヘッドロックからコーナーにぶつけると、ロープを使って顔面をこすってから顔面ウォッシュ、足蹴、フロントキックと先手を奪う。
 上谷はドロップキックを狙うが、ナツコが避けて背中へセントーンを投下してからキャメルクラッチで捕獲、逃れた上谷はバク宙からドロップキック、鎌固め、逆片エビ固め、セカンドコーナーからセントーンで反撃するが、エルボーのラリーから上谷が突進も、ナツコがラリアットで迎撃しフロッグスプラッシュで3カウントを奪い2回戦に進出する。

 林下vs舞華は、舞華がヘッドシザースから腕十字、ハンマーロックとじっくりとした腕攻めでリードを奪うが、舞華が突進すると林下がドロップキックで迎撃すると、ボディースラムから逆エビ固めで捕らえ、逆片エビへ移行も、舞華はロープに逃れる。
 林下は突進も、切り返した舞華はリバースダブルアームバーで捕獲、一本背負いから巴投げ、払い腰と畳みかけるが、林下も一本背負いから払い腰で応戦、串刺しバックエルボーに対して、舞華は串刺しビックブーツで返し、エルボーのラリー、舞華がチョークスラムから背負い投げ、腕十字と林下を追い詰める。
 ロープに逃れた林下は一本背負いからスリーパー、逆落としから胴絞めスリーパーで反撃、舞華はロープに逃れると、林下がぶっこ抜きジャーマンを決めるが、トップロープにセットして舞華が逃れたところで時間切れとなってしまい、両者失格となる。

 岩谷vs花は、花が握手を求めるフリをして、ビンタで奇襲をかけ、ビックブーツも、岩谷はソバットで応戦!エルボーのラリーから、岩谷が連打も、突進は花がドロップキックで迎撃、卍固め狙いは岩谷が押さえ込んで逃れ、サッカーボールキックから羽根折り固め、アームホイップからジャベで捕獲、左腕へドロップキックを放つ。
 岩谷はウラカンラナを狙うが、堪えた花がOTTRを狙ってエプロンに追いやって突進するも、岩谷が避けて花もエプロンに転落、攻防の末に花が先にリングに戻ると、岩谷はトップコーナーへ上がるが、花は雪崩式狙いは岩谷が着地してランニングスリーを狙い、花が逃れてブレーンバスター狙いを岩谷がフロントネックロックで捕獲する。
 花は無理やり持ち上げてブレーンバスターで投げると、ビックブーツ、踵落とし、そしてハイドレンジアを狙ったが、岩谷はロープへ逃れた、ビックブーツは避けた岩谷はニーを浴びせ、抵抗する花にジャーマンスープレックスホールド、フロッグスプラッシュと畳みかけて、ムーンサルトプレスを狙ったが、花が起き上がってコーナーで卍固めも、バランスを崩して二人ともOTTRで場外へ転落してしまい、両者失格。この結果を受けて2回戦のナツコvs中野の勝者が決勝へ進出することになった。

 2回戦、開始からジュリアがビックブーツを放てば、桃がミドルキックで応戦してラリーも、桃が連打に対し、ジュリアは切り返しからグロリアスドライバーを狙うと、切り返した桃はジュリアをエプロンに追いやるが、ジュリアは慌てて戻る。
 桃はミサイルキック、串刺しドロップキック、顔面への低空ドロップキックで攻勢に出ると、桃はチキンウイングフェースロックで捕獲も、ジュリアは噛みついて脱出。桃はBドライバーで突き刺すが、ジュリアはカウント2でキックアウト、ロープへ走った桃をジュリアがエプロンへ落とすも、桃も引きずり込んでエプロンの攻防となるが、桃がハイキックからBドライバー狙いも、丸め込んだジュリアが踵落としを浴びせ、桃のハイキックを避けたジュリアはエプロンでのグロリアスドライバーで桃が場外へ転落、OTTRで失格となって、ジュリアが勝利を収める。

 小波vs朱里の元RINA対決は、グラウンドの攻防を繰り広げるが、ハイキックの攻防から小波が突進は、朱里はミドルキックで迎撃し、ローキックの攻防は朱里はキックのコンポから突進も、今度は小波がミドルキックで迎撃し、スライディングキックから脇固め、腕十字へ移行してからトライアングルランサーで捕獲も朱里はロープに逃れる。
 小波は再度トライアングルランサーを狙うが、膝蹴りで阻止した朱里がハイキックを炸裂させると、サソリ固めで捕獲し小波は懸命に耐えたがギブアップとなって、朱里が勝利を収める。

 中野vsナツコは、ぶつかり合いからナツコが中野の髪を掴んで倒してセントーンを連発し、中野はスピンキックも避けたナツコはエルボーからラリーとなるが、中野が連打を浴びせ、串刺しを迎撃した中野はコーナー上からドラゴンスリーパーで捕獲も、鹿島が介入してカットする。
 ナツコは突進も、中野はマトリクスで避けてからスタナーを決め、今度は突進もナツコが避けてラリアットを浴びせて、エプロンへ落とすが、スピアー狙いは中野が避けてエプロンに転落、中野はエプロンでジャーマンもを決めてOTTRで勝利かと思われたが、中野はオーバー・ザ・トップロープでなかったため、勝利と思い込んでいたエプロンに中野に、リングに戻ったナツコがロープ越しのラリアット、中野はOTTRで失格となって、ナツコが勝利を収め、決勝へ進出する。

 唯一の準決勝、ジュリアvs朱里のドンナ・デル・モンド対決は、握手から朱里がいきなり膝蹴りで奇襲をかけ、ヘッドロックからショルダータックル、エルボーのラリー、朱里がキックもジュリアはビックブーツで応戦、読み合いから朱里がバックも、奪い返したジュリアがバックドロップ、串刺しビックブーツ、ネックブリーカーと攻め込む。
 朱里は膝蹴りの連打、串刺しニーリフト、ハーフラッチから腕十字狙いと反撃し、串刺しを迎撃した朱里はロープ越しの腕十字で捕獲、エプロンの攻防となったが、ジュリアが頭突きに対して朱里はハイキックを炸裂させるも。ジュリアがビックブーツで朱里が転落してOTTRで失格、ジュリアが勝利を収めて決勝に進出する。

 準決勝を終えたジュリアはそのままリング上で待機も、ナツコは反対側のコーナーから現れ、ジュリアの背後から奇襲をかけて開始、場外戦で客席や西側看板にジュリアを叩きつける。
 リングに戻るとナツコがチェーンをリングにセットすると、その上へボディースラムで投げるが、ジュリアはナツコをセカンドコーナーにセットしてハングマン式ネックブリーカーで反撃する。
 ジュリアはミサイルキックから、チェーンを奪ってナックルを狙ったが捨てた、ナツコにチェーンナックルで殴るように迫るが、いったんチェーンを手にしたナツコだったが捨てる。そこから両者はエルボーのラリーとなり、ナツコが連打からコーナーに押し込み、制止に入るレフェリーも突き飛ばすと、ジュリアもエルボーの連打で反撃し、両足でナツコを踏みつけ、レフェリーが制止に入るが、ジュリアもレフェリーを突き飛ばす。
 ジュリアはビックブーツに対し、ナツコはエルボー、ジュリアのまたビックブーツもナツコはスピアーで応戦して両者ダウン、起き上がった両者はエルボーのラリーも、ジュリアはニーリフトからDDTで突き刺しSTFで捕獲する。
 ナツコはロープに逃れるが、セコンドの鹿島がチェーンを渡し、ナツコはチェーンラリアットを炸裂させてから、ボディースラムを狙うが、ジュリアが蜘蛛の巣で捕獲するとナツコは強引にバックフリップで脱出する。
 ナツコはダイビングボディープレスを投下するが自爆すると、ジュリアが後頭部へビックブーツも、突進はキャッチしたナツコが昇天を決め、ナツコはダイビングボディープレスからダイビングギロチンドロップを投下するも、ジュリアはカウント2でキックアウトする。
 ジュリアが往復ビンタから頭突きの連打を浴びせると、往復ビンタからみちのくドライバーⅡを決め、グロリアスドライバーはカウント2でキックアウトされ、ステルスバイパー狙いはナツコが丸め込んだが、ジュリアはビックブーツからステルスバイパーで捕獲し、ナツコがギブアップでジュリアが優勝を果たした。

 試合後に青いウェイティングドレスを纏って登場したジュリアは「1.4東京ドームでくっそつえぇ技で私を一発で黙らせた女だけど、今日不在です。でも、私は、星輝ありさと、一騎打ちがしたい。だけど正直、できるかどうかが今はわからない。でも、あいつとやりたくて、やりたくて、たまらない、この気持は変わらないから、出来ないんだったらしょうがないけど、さっさと治して、出てこいよ。4・29大田区総合体育館で、私はお前の持つ白いベルトに、挑戦したい。叶うならば。だから私は、待ってます。4・29大田区総合体育あってますよね?あってますよね?もし、もし、もしダメだったら、私が白いベルトをそのままいただきます。」と星輝ありさの保持するワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦をアピールした。

 昨年10月にアイスリボンから電撃移籍したジュリアだったが、移籍の仕方が仕方だっただけに、話題が先行していた部分もある。今回の優勝はジュリアにとって話題だけでなく実力の勝負になってくる。ワンダー王者で長期政権を築いている星輝相手に真価が発揮できるだろうか…

 スターダムもコロナウイルスの影響で予定されていた大会は軒並み中止となった。4月29日には大田区総合体育館でのビックマッチを控えている。無事開催してほしいが、状況は厳しそうだ。

 

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