無観客の後楽園が令和の巌流島と化した…潮崎が野獣・藤田を粉砕してGHCヘビー級王座を防衛!


3月29日 NOAH「PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.2」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)

<第4試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第33代選手権者】〇潮崎豪(57分47秒 体固め)【挑戦者】×藤田和之
☆潮崎が初防衛に成功

 3・8横浜文化体育館で行われる予定だった4大タイトルマッチはコロナウイルスの影響で大会そのものが中止となり、タイトル戦も今回の後楽園大会でスライドとなったが、今度は都内に週末外出自粛要請が出たため無観客での開催となった。
 メインは潮崎の保持するGHヘビー級王座にNOAHで無敵の快進撃を続ける藤田が挑戦、過去に藤田は新日本プロレスでIWGPヘビー級王座、IGFではIGF王座も奪取し、現在はリアルジャパンのレジェンド王座も戴冠しているが、今度はNOAHのGHCヘビー級王座に狙いをつけての挑戦となり、藤田のセコンドには杉浦、鈴木秀樹、桜庭和志、大原はじめ、NOSAWA論外、規制がかかる前に入国出来たレネ・デュプリ、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJrの杉浦軍が総出で着いた。

 開始から二人は微動だにせず睨み合って視殺戦となり、動いてポジションは変えるも、互いに視線をそらさず、30分間に渡って睨み合いを繰り広げる。

 30分が経過してやっと両者が迫り、藤田がタックルからサイドポジションを奪い、腕を取って袈裟固めを狙いつつ、手の平で潮崎の顔を覆ってラッパ状態にして呼吸を出来ないようにする。
 今度は藤田がマウントを奪い肩固めを狙うが、サイドポジションを狙ったところで潮崎が逃れてタックルを仕掛けるも、藤田が切ってフロントスリーパーも、ロープ際だったためブレークとなる。

 潮崎がヘッドロックからぶつかり合い、潮崎が逆水平を浴びせると、藤田の打撃を避けてバックドロップも、藤田がショルダータックルからサッカーボールキックは潮崎が避ける。しかし場外戦で藤田は鉄柵攻撃、潮崎がエルボーで反撃も藤田がまた鉄柵攻撃からストンピング、サッカーボールキックと攻め、潮崎は逆水平で応戦し、さすがの藤田も怯むとナックルを浴びせるが、藤田は本部席のベルトを持ち出そうとするも、セコンドのNOSAWAが取り上げる。
 藤田は本部席にあった消毒液のボトルを口に含んで潮崎に吹きかけ、南側からフロアー、エレベーターホールまで潮崎を連行、そのまま会場外へ出ようとしたのかエレベーターのボタンを押すも、さすがの西永レフェリーが制止してリングに戻るように指示するが、藤田はリングには戻ろうとせず、今度は南側横のドアから二階のバルコニーに潮崎を連行して潮崎をバルコニーから落とそうとするも、これも西永レフェリーが制止する。

 藤田が先にリングに戻り、スタミナに自身のある潮崎もさすがにフラフラもやっとリングに戻ったが、藤田はボディースラムから逆エビ固め、逆片エビ固めで潮崎を追い詰めにかかり、潮崎はロープに逃れると、藤田はブレーンバスターを狙うが、潮崎が投げ返し、藤田のラリアットを避けた潮崎はフライングショルダーを命中させる。
 潮崎はマシンガンチョップを放っていくが、藤田は前進してマシンガン往復ビンタで応戦、屈しない潮崎はマシンガンチョップで応戦して、袈裟斬りチョップ、フィッシャーマンズバスターと畳みかけるが、豪腕ラリアット狙いは藤田がキチンシンクで迎撃し、エプロンに出た潮崎をロープ越しでスリーパーで捕獲して、そのままリング内へ引きずり込む。

 藤田はランニングニー、そしてビーストボムを狙うが、潮崎はリバースして袈裟斬りも藤田が張り手で応戦し、ビーストボムからバトンキックを連発するが、潮崎はカウント2でキックアウトする。

 藤田はスリーパー狙いも潮崎はコーナーにぶつけて逃れ、藤田のエルボーに対して潮崎は逆水平、藤田の往復ビンタも潮崎がカウンターの豪腕ラリアットで応戦、ラリアットは相打ちとなって、藤田がジャーマンも、起き上がった潮崎が豪腕ラリアットでまた応戦する。

 潮崎が豪腕ラリアットを狙って突進するが、藤田がここ一番で出す奥の手のフランケンシュタイナーを決め、キックアウトした潮崎は豪腕ラリアットからリミットブレイク、豪腕ラリアットを連発して、藤田もラリアットで応戦するが、潮崎はマシンガンチョップから豪腕ラリアットを炸裂させると、再度豪腕ラリアットを炸裂させて3カウントを奪い王座を防衛した。

 30分に渡っての長時間での睨み合いは賛否が出るだろうが、無観客だからこそ出来た攻防で、観客がいない分、館内が静まり返って、緊張感が充分に高まっていた。二人から出るオーラだけで試合が成立させてしまう、これもまたプロレスなんだというものを思い知らされてしまった。また藤田が場外戦を仕掛けた際に、一時は会場外まで雪崩れ込もうとしていたが、藤田が意識したのは師匠であるアントニオ猪木とマサ斎藤がかつて対戦した巌流島の再現を狙ったのではないだろうか、まさしく今日の無観客の後楽園は巌流島と化していたのかもしれない。
 その中で潮崎が勝利して防衛したが、長時間での視察戦、藤田の怒涛の攻めを考えると、心身ともにキツイ試合で、潮崎にとって今までにない経験をした試合でもあったと思う。

 無観客試合というものに挑戦したNOAHだが、やっぱりお客さんあってのプロレスであるものを痛感させられた。コロナウイルス騒動が早く終息してくれるように祈りたい

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