二冠達成!内藤がオカダを破りドームの主役…のはずがKENTAがぶち壊す!


1月5日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」東京ドーム 30063人
(試合内容は実況ツイートより)

<第7試合 60分1本勝負>
〇クリス・ジェリコ(22分24秒 ウォール・オブ・ジェリコ)×棚橋弘至

<第8試合 IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル ダブル選手権試合 60分1本勝負>
【第23代IWGPインターコンチネンタル王者】〇内藤哲也(35分37秒 片エビ固め)【第69代IWGPヘビー級王者】×オカダ・カズチカ
※デスティーノ
☆オカダが6度目の防衛に失敗、内藤が第70代IWGPヘビー級王者となる。またインターコンチネンタル王座は初防衛成功。

 いよいよIWGPヘビー、インターコンチネンタルの二冠をかけた選手権は、オカダvs内藤の頂上決戦となった。
 二人が対戦するのは2年ぶり同じ東京ドーム、この時はオカダが内藤を降して勝利となったが、今回は二冠戦という大きなテーマを掲げてに対戦となった。
 開始から出方をうかがうも、スロースターターのオカダからエルボーアタックを放ち、串刺しエルボーからDDT、ロープ越しのアトミコ、フェースロック、首投げからサイドへの低空ドロップキックと先手を奪いにかかる。
 内藤はボディーブローから、エルボー、アームホイップから背後への低空ドロップキックで反撃し、コーナーミサイル、オカダのキックをキャッチして水面蹴り、エプロンに連行してネックブリーカー、場外戦で首筋へのエルボー、リングに戻ってネックブリーカー、変形ネックブリーカーからプルマブランカで捕獲するなど首攻めで流れを変える。 

 内藤は首筋へのバックハンドエルボー、ネックロック、首筋へのエルボーから唾を吐き捨てるも。突進したとこでオカダがビックブーツで迎撃、オカダはエルボーの連打からフラップジャック、エルボー、ジェックナイフからリバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップ、レインメーカーポーズからレインメーカーを狙うが、内藤が首筋へのエルボーで逃れる。
 内藤はポップアップ式スパインバスター、雪崩式フランケンシュタイナーからグロリア狙いは、オカダが堪えてエルボースマッシュ。内藤はフェイントからキックも、オカダはジョンウーで応戦する。
 オカダの串刺しを迎撃した内藤がコーナーも、オカダが打ち上げ式ドロップキックで場外へ落とすと、場外で内藤の膝を床へのニークラッシャーで、前夜のジェイ戦で痛めた左足を攻めにかかり、記者席めがけてニークラッシャーと左膝に大ダメージを与える。 

 内藤はリングに戻るがオカダはミサイルジョンウーを発射すると、ジャーマンからレインメーカーを狙うが、避けた内藤はトルネードDDTも膝のダメージで追撃できず、内藤はグロリアから雪崩式リバースフランケンを決めるも、オカダはカウント2でキックアウトする。

内藤は延髄斬り、ジャンピングエルボーアタック、浴びせ蹴り、ジャンピングエルボーアタックも、オカダがドロップキックで迎撃、しかし内藤はコリエント式デスティーノを決めると、デスティーノは阻止したオカダは突進する内藤にドロップキックを炸裂させる。

両者ダウンからエルボーのラリー、オカダはレインメーカーを狙うが、内藤はビンタで迎撃してからバレンティア狙いは、切り返したオカダがローリングレインメーカーを炸裂させ、レインメーカーは内藤がデスティーノで切り返そうとするも、オカダがツームストーンパイルドライバーで突き刺し、レインメーカーを炸裂させるが、内藤はカウント2でキックアウトする。 

オカダは旋回式ツームストーンパイルドライバーを狙うが、内藤は逃れて唾も、オカダはニークラッシャーを連発、館内はブーイングも、ヒールモードとなったオカダはレインメーカーを連発、しかしもう一発は内藤がデスティーノで切り返してカバーも、オカダはカウント2でキックアウトする。 
内藤はこれまで封印していたスターダストプレスを命中させると、バレンティアからデスティーノで3カウントを奪い、二冠王の偉業を達成した。

 試合後に内藤が去り行くオカダに「オカダ、東京ドーム、メインイベントでの勝利、気持ちいいな」とアピールすると、オカダは手を挙げて応えた。二人のIWGPをかけた戦いは2012年の3月、後楽園ホールから始まり、2014年のドームではファン投票でメインになれず、2018年のドームのメインになったものの、内藤は敗れてドームの主役になれず、内藤がドームの主役になるのに7年かかってしまった。試合も野球でいえば9回裏二死満塁、カウントは2-3と絶体絶命の状態で追い詰められたが、内藤は言葉通りに大逆転の内藤を示すことが出来た。

 内藤がドームの主役となり、ハッピーエンドで終わりかけたところで大事件が起きた。

 後藤に敗れてNEVER王座から転落したKENTAが突如乱入し、内藤をgo2sleepでKOする暴挙を働き、二つのベルトを手にしてダウンしている内藤の上に胡坐をかき、BUSHIが駆けつけると、KENTAは退散していった。
 KENTAの行動には賛否が出ているが、KENTAはNEVERで収まる器でないと思っていた矢先でこの行動は驚くしかなかったが、KENTAらしいやり方だとも思っている。ドームの大観衆の前でハッピーエンドをぶち壊せば、最高のアピールになって注目される。それがKENTAの狙いでもあり、狙い通りに全てKENTAの掌に乗せることが出来た。まさしく確信犯としか言いようがない。
 そうなると6日の大田区は何が起こるかわからない、最悪の場合はKENTAはBULEET CLUBすら振り回しかねない怖れがある。ジェイの下についていたKENTAだが本性を現す時が来たのかもしれない。

 第7試合の棚橋vsジェリコは、ジェリコがAEWのベルトを持参し、新日本とAEWの関係も取りざたされたことで注目の一戦となった。
 ジェリコをコーナーに押し込んだ棚橋はカンガルーキックから旋回式クロスボディー、アームドラックからジェリコを踏んでポージングで挑発、しかしビンタからの突進はジェリコが場外へ出すと、エプロンに戻った棚橋に三角飛びドロップキック、場外戦でジェリコは鉄柵の扉を閉じて棚橋の頭部を直撃させ、マスコミからカメラを奪って撮影、英語実況席に連行してテーブル上でDDTと一気に流れを変える。 

リングに戻ったジェリコはコーナーからニードロップ、エルボーのラリーからダブルアーム式バックブリーカー、しかしエアギターからのダイビングボディープレスは自爆すると、エルボーの連打で反撃、!ジェリコは場外へ出すも、逆上がりで戻った棚橋はフライングフォアアームを浴びせる。

棚橋は串刺しクロスボディーを狙うが、ジェリコはレフェリーに誤爆させると、急所蹴り、腰のベルトでシバきまくるも、狂乱の貴公子モードとなった棚橋は急所打ちで逆襲、ジェリコをコーナーに直撃させて、背中への串刺しクロスボディー、棚橋はセカンドコーナーからサマーソルトドロップ、ジェリコのライオンサルト狙いを場外へ落とした棚橋はコーナーからハイフライアタックを命中させる。

 棚橋はロープ越しでドラゴンスクリューを連発、スリングブレイドはジェリコは避けてコードブレイカー狙うが、キャッチした棚橋がドラゴンスクリュー、グラウンド式ドラゴンスクリュー、逆回転グランドドラゴンスクリューと足攻めから、ハイフライフローで勝負を狙ったが、ジェリコが剣山で迎撃してから、ライオンサルトを投下する。
  棚橋はだるま式ジャーマン、そしてスリングブレイドを狙うが、タックルで阻止したジェリコがウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲、棚橋は体を入れ替えて逃れるとスリングブレイド、ファイナルカットと畳みかけ、ハイフライアタックを狙うが、ジェリコがコードブレイカーで撃墜する。

 ジェリコはジュダス・エフェクトを狙うが、避けた棚橋がビンタから掟破りのコードブレイカーも、スリングブレイドはまたジェリコがウォールズ・オブ・ジェリコで切り返す。
 棚橋は丸め込んで逃れると、ツイストアンドシャウト、スリングブレイドと畳みかけるが、ハイフライアタックはジェリコウォールズ・オブ・ジェリコで切り返し、棚橋は懸命に耐えたが無念のギブアップ、ジェリコが勝利となった。
 ジェリコのウォール・オブ・ジェリコ(逆エビ固め)はシンプルだが使い方次第では変幻自在の技でどの体勢からも決められる、改めて奥の深い技であることを痛感させれてしまった。

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