7年目で立った頂点…樋口和貞がKING OF DDT 2022優勝、KO-D王座奪取、DDTの強さの象徴に!


7月3日 DDT「KING OF DDT 2022 FINAL!!」後楽園ホール 703人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1ダークマッチ 10分1本勝負>
坂口征夫 赤井沙希 〇岡谷英樹(7分55秒 片エビ固め)大鷲透 高尾蒼馬 ×小嶋斗偉
※ダブルアームスープレックス

<第2ダークマッチ 10分1本勝負>
佐々木大輔 MJポー 〇KANON(6分52秒 片エビ固め)火野裕士 納谷幸男 ×石田有輝
※スリーピーホロウ

<第1試合 30分1本勝負>
〇飯野”セクシー”雄貴 男色”ダンディ”ディーノ 今成”ファンタスティック”夢人(7分16秒 レフェリーストップ)×彰人 アントーニオ本多 平田一喜
※フェロモンの裁き

<第2試合 「KING OF DDT 2022」準決勝 時間無制限1本勝負>
〇吉村直巳(10分44秒 体固め)×上野勇希
※Osaka Pride

<第3試合 「KING OF DDT 2022」準決勝 時間無制限1本勝負>
〇樋口和貞(14分28秒 片エビ固め)×秋山準
※ブレーンクロースラム

<第4試合 30分1本勝負>
〇岡田佑介 高鹿佑也(10分9秒 片エビ固め)×高梨将弘 HARASHIMA
※サドンデス

<第5試合 30分1本勝負>
クリス・ブルックス 〇アンドリュー”ザ・ジャイアント”エヴァレット(14分52秒 片エビ固め)MAO ×勝俣瞬馬
※チョークスラムスパニッシュフライ

<第6試合 KING OF DDT 2022決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇樋口和貞(18分55秒 体固め)×吉村直巳
※ブレーンクロースラム
☆樋口が「KING OF DDT 2022」を優勝、第79代KO-D無差別級王者となる。

いよいよ準決勝、決勝を迎えた「KING OF DDT 2022」、まず準決勝前に「CyberFightFestival」でNOAHの中嶋勝彦からビンタを浴びてKOされ、脳震盪で欠場していた遠藤哲哉が登場し、医師からの承諾を得てトレーニングを再開、27日の後楽園大会から復帰することを発表した。

中嶋のビンタ事件は賛否が出たが、遠藤は王者でありながらも中嶋にKOされるという醜態をさらしてしまった。DDTを背負って立つと公言していた遠藤にしてみれば最大の屈辱だけでなく、DDTそのものに大きく影響を与えてしまったことで、様々な葛藤を抱えていたと思う。しかし遠藤はそれを全て現実に起きたこととして受け止めてリングに立つ決心をした。DDTの団体そのものもマイナスにマイナスを足せばプラスになると考えているたくましい団体、遠藤も最大の屈辱をプラスに変えて再び這い上がろうとしている。

そして「KING OF DDT 2022」の準決勝、第2試合では上野vs吉村の元ノーチラス対決が実現、読み合いから上野が逆さ押さえ込み、フランケンシュタイナーと仕掛けて、おっぴろげアタックを狙ったが、避けた吉村はエプロンの上野にロープ越しでラリアットを放つとブレーンバスターで投げる。

吉村はボディースラムからエルボードロップ、スリーパーで捕らえたままハンマーを連打、上野はロープエスケープしても、吉村は逆水平の連打、バックドロップは上野が着地すると、吉村の串刺しを迎撃してミサイルキック、背後からおっぴろげアタックを命中させると、場外へ逃れた吉村にトルニージョを命中させる。

リングに戻ると上野がフロッグスプラッシュからハーフネルソンスープレックスを狙うが、切り返した吉村が大外刈り、串刺しラリアットからブロントスープレックス、突進する上野にチョークスラムも、パワーボムは逃れた上野がジャーマンで投げるとドロップキックを命中させ、飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと、吉村がラリアットで阻止してエプロンへ落とすも、それでも上野はウルトラウラカンラナを敢行する。

上野はシャイニングウィザードからブリザードスープレックスホールド、そしてBMEを狙うが、吉村が剣山するとラリアットを放ち、エルボーのラリーから吉村が連打、ラリアットは相打ちになると、上野がドロップキックを連発からWR狙いは、吉村が後頭部へラリアットで阻止し、払い腰、パワーボムから大阪Prideで3カウントを奪い決勝に進出する。

第3試合の秋山vs樋口は、秋山はジャンピングニーに対して、ぶちかましで応戦した樋口は、場外戦を仕掛けるが、秋山がリングに戻り、樋口もリングに戻ろうとしてエプロンへ上がる、場外へ降りた秋山が樋口の足を取って引きずり出し、秋山は鉄柵へハンマースルーからDDTで突き刺すと、エプロンでパイルドライバーを狙うが、堪えた樋口はエプロンでブレーンクロースラムを敢行するも、場外でラリアット狙いは、避けた秋山がエクスプロイダーで投げる。

リングに戻ると秋山がパイルドライバー、ニーからネックブリーカー、ランニングニーからフロントネックロックで絞めあげ、意識朦朧の樋口に、秋山はニーアッパー、ラリアットは相打ちも、樋口がラリアットで返し、マシンガンチョップを浴びせる。

樋口は串刺しラリアットからアバランシュホールドで叩きつけるが、ぶちかましは秋山が避けてジャーマンも樋口はジャーマンで応戦すれば、秋山がエクスプロイダーからジャンピングニーで応戦する。

秋山は雪崩式エクスプロイダーを狙うが、樋口は雪崩式ブレーンクロースラムを敢行すると、樋口はブレーンクローも、秋山がフロントネックロックで捕らえ、樋口は持ち上げようとするが崩れたところで、秋山がショートレンジニー、ニーのダース攻撃、生膝ニー、エクスプロイダーと畳みかける。
秋山はリストクラッチ式を狙うが逃れた樋口はぶちかましを浴びせ、秋山がセカンドコーナーからのダイビングニーも、樋口がラリアットで迎撃すると、後から前へとラリアット、ブレーンクロースラムで3カウントを奪い決勝に進出する。

そしてメインで決勝戦である樋口vs吉村が行われ、ぶつかり合いは吉村が制した!逆水平からマシンガンチョップも樋口もマシンガンチョップで返し、吉村はエルボーの連打からボディースラムで投げれば、吉村はニーリフト、バックエルボーからスリーパーで捕らえながらハンマーを打ち込み先手を奪う。

ロープエスケープした樋口はボディースラムを狙うと、エルボーの連打で阻止した吉村がDDT、ショルダーネックブリーカー、樋口を踏みつけてストンピング、バックドロップとリードするが、樋口のボディースラムを阻止して椰子の実割りから突進すると、樋口が逆水平で迎撃してボディースラム、串刺しラリアットを連発からパワースラム、ロープ越しでダイビングエルボードロップ、ブレーンクローで捕らえてからコーナーに叩きつける。

樋口は突進するが、吉村はフロントスープレックスで投げると、ブレーンクローで捕らえた樋口をチョークスラムで叩きつけ、ボディースラムを狙うと、樋口は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、トップコーナーへ昇り、吉村が追いかけて雪崩式狙いは樋口はブレーンクローで阻止も、吉村が強引に雪崩式ブレーンバスターで落とし、すぐ立った樋口はジャーマンで応戦すると、吉村はバックドロップで返すが、樋口もぶちかましで応戦する。

両者ダウンから樋口が逆水平を放てば、吉村も打ち返してラリーになり、吉村がダブルチョップからラリアットも、倒れない樋口もラリアットで返し、相打ちから吉村が払い腰も、阻止した樋口がラリアットからドクターボムを決める。

樋口はブレーンクロースラムを狙うと、吉村が逃れると、樋口は閂から頭突きを浴びせて突進は、吉村が払い腰、ラリアットからパワーボムと畳みかけると、OsakaPrideを狙うが、は切り返した樋口がブレーンクロー、逃れた吉村にドロップキックからからラリアット、ブレーンクロースラムで叩きつけるふが、カバーが遅れてカウント2でキックアウトされる。

吉村は払い腰を狙うが、樋口が阻止するとブレーンクロースラムで叩きつけて3カウントを奪い、KING OF DDTを優勝と共に念願だったKO-D王座を奪取した。

試合後には樋口と吉村は座礼から握手でノーサイドとなり、吉村退場後に優勝目録を受け取った樋口に秋山がベルトを持って現われ、樋口の腰にベルト巻き、声をかけて去っていく。そして高木三四郎大社長が大きなDDTフラッグを持って現われると、「この旗をオマエに託す! DDTの強さの象徴として、DDTを引っ張っていってくれ!」とDDTフラッグを授ける。
樋口は優勝をアピールしつつ、自分を支えてくれたERUPTIONのメンバー、ベルトを巻いてくれた秋山に、観客やUNIVERSEの視聴者に感謝、ベルトを取ったことで大田区で遠藤を挑戦者として迎え撃つと宣言し、最後はDDTフラッグを振りかざして「KING OF DDT 2022」を締めくくった。
決勝戦の内容的には吉村も樋口が秋山戦のダメージを見越して先手必勝で攻めていったが、終盤でパワーボムからOsaka Prideに畳みかけられなかったのが仇になったのか、スタミナをロスしてしまい、樋口に逆転を許してしまった。
樋口は2014年にデビューし、遠藤や現在AEW遠征中の竹下幸之介と共に、DDTのトップを担う存在だったが、KO-D王座も5度挑戦して奪取出来ないなど、頂点にいつもあと一歩と迫りながらも奪うことは出来なかった。今年の「KING OF DDT 2022」は竹下や遠藤も不在で、遠藤が返上したKO-D王座もかけられていたこともあって、樋口にとって最大のチャンスは逃したくなかった。そしてチャンスをものにして頂点に立った。
樋口は遠藤を挑戦者に指名したが、遠藤がいないから優勝、王座を奪取出来たと言われたくないのもあり、遠藤を倒さないことには頂点に立ったと言えないという思いもあるが、後は27日から復帰する遠藤がどう答えを出すかにかかっている。

セミファイナルではMAO&勝俣の37KAMINAが、クリス&自称大巨人であるエヴァレット組と対戦し、エヴァレットは鉄柵やトップロープを跨いで登場、MAOと対峙して軽快な動きでMAOと読み合いを展開するも、ジャイアントチョークスラム狙いは上がらない。

エヴァレットはパワーがないとわかった37KAMINAが連係でアンドリューを捕らえて、勝俣が熱波パワー攻撃も、意味がわかってないエヴァレットがタオルで首を絞めて反撃して、タオルにチョークスラム、クリスと共にダブルビックブーツも、足の長いクリスを気にくわなかったのか、クリスを蹴飛ばして無理やり身長を合わせるとMAOにダブルビックブーツを浴びせる。

37KAMINAはクリスを捕らえるが、代わったエヴァレットはMAO相手にジャイアントブファドーラからジャイアントライオンサルトを披露、クリスが肩車してのジャイアントチョークスラムとMAOを攻め込んでいく、37KAMINAも合体技で反撃して俺たちのマッドマックスを狙うが、エヴァレットが阻止すると、MAOをクリスを踏み台にしてのドロップキックでMAOを場外へ落とすと、トップコーナーからジャイアントシューティングスターアタックを命中させる。

リングに戻るとエヴァレットが勝俣にジャイアントチョークスラムから、チョークスラム式ジャイアントスパニッシュフライで3カウントを奪い初戦を勝利で飾る。

第1試合ではフェロモンズを離脱してリングネームに、飯野の保持するEXTREAM王座に挑戦を表明した彰人は平田、アントンと組んでフェロモンズと対戦し、フェロモンズのセクシーシーソーや、飯野のセクシーフィットネスも全て阻止して足関節でいいのを苦しめるも、ディーノのリップロックを浴びてしまうと失速してしまう。
そしてフェロモンズは裏切った彰人を制裁するために、江戸時代からあるとされる拷問技、フェロモンの裁きを敢行し彰人を追い詰める

そこで平田がカットに入るかと思ったら、ルーペをかけて「TOKYOGO」を踊り出し、アントンがカットせず転倒してゴンギツネタイムに突入して彰人の存在を無視する。平田とアントンは今成にダブルバイオニックエルボーを狙ったところで、彰人が失神して試合はストップでフェロモンズが勝利、となり、7・16名古屋でのEXTREAM選手権はフェロモンズの要望で1vs3のハンディキャップマッチになってしまった。

第4試合では高梨&HARASHIMAが岡田を捕らえるも、高梨のタカタニックを阻止した岡田がインターセプト、高鹿の援護からダイビングヘッドバット、そしてサドンデスで3カウントを奪い、試合後には高梨の保持するUNIVERSE選手権への挑戦を表明して決定する。

セミ前にはプロレスラーデビューが決まっている川松真一郎都議会議員のデビュー戦が発表され、8・20大田区では高木&高尾と組んで文京区議会事務局の西村修&大石真翔&彰人との対戦が決定した。

して8・20大田区には現在AEW遠征中の竹下が一時帰国して参戦することが発表された。

9・18後楽園大会は秋山準デビュー30周年記念として開催され、新日本プロレスから永田裕志と金丸義信の参戦が発表された。新日本プロレスの選手が参戦するのは2015年以来となる。

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