‟殺気”と‟楽しさ”スターダム二大金網戦!大江戸隊は乱戦を制してアーティスト王座を防衛!


6月26日 スターダム「STARDOM Fight in the Top 2022~名古屋でら頂上決戦~」愛知・名古屋国際会議場 1213人満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 3WAYバトル 15分1本勝負>
〇琉悪夏(6分1秒 片エビ固め)×月山和香
※冷蔵庫爆弾 あと一人はウナギ・サヤカ

<第2試合 15分1本勝負>
〇飯田沙耶 向後桃(8分53秒 腕固め)×レディ・C 天咲光由

<第3試合 15分1本勝負>
〇ひめか(10分5秒 掟破りのグラマナスコレクションMINA)×白川未奈

<第4試合 アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 3WAYイリミネーションマッチ 30分>
【第27代王者組】渡辺桃 スターライト・キッド 〇鹿島沙希(23分0秒 起死回生)【挑戦者組】朱里 MIRAI ×壮麗亜美
※あと1チームは【挑戦者組】ジュリア 舞華 桜井まい
①(17分46秒 オーバー・ザ・トップロープ)▲キッド ▲ジュリア ▲朱里
②〇桃(20分35秒 オーバー・ザ・トップロープ)×舞華 ×MIRAI
③〇桜井(20分45秒 オーバー・ザ・トップロープ)×桃
④〇鹿島(23分0秒 起死回生)×桜井
☆大江戸隊が初防衛に成功。

<第5試合 シングル2番勝負 ケージマッチ 時間無制限>
〇中野たむ(25分5秒 3カウント+エスケープ)×なつぽい

<第6試合 ケージマッチ 時間無制限>
岩谷麻優 葉月 〇コグマ(24分36秒 エスケープ)林下詩美 上谷沙弥 ×AZM
※STARSが全員エスケープ

スターダム今年2度目の名古屋でのビックマッチが開催され、今回は2大金網マッチが組まれた。

まずセミファイナルではアクトレスガールズ悪時代からの遺恨関係とである中野vsなつぽいの遺恨シングルマッチが行われ、この試合では3カウントを奪った後でエスケープするルールが採用された。

開始となるも、コーナーから動かず睨み合ったまま、やっとリング中央に迫ると再び睨み合いになって視殺戦も、中野から金網に叩きつけてエプロンで上から覆いかぶさってパンチを浴びせ、なつぽいの顔面から金網に何度も叩きつけて踏みつける。

中野はナックルを浴びせると、なつぽいがダウンし、中野はマウントを奪ってナックルを狙うが、村山レフェリーが止める。中野はなつぽいを金網に叩きつけて後頭部を何度も蹴り、コーナーに叩きつけると、コーナー上でドラゴンスリーパーを狙うが、なつぽいが逃れてドロップキックで金網に直撃させてからエプロンへ落とし、中野の顔面を金網に何度も叩きつけた上でこすりつけ、何度も蹴りつける。

なつぽいは金網をよじ登ってからフットスタンプを命中させると、エプロンでマウントを奪ってビンタ、リング中央に戻った中野もビンタで返すと、なつぽいがビンタからバックの奪い合いになるが、なつぽいがソバットから読み合いになると、なつぽいがフェアリーブレイングで3カウントを奪いエスケープの権利を得るとエスケープを狙うが、中野はトップロープから金網めがけてバックドロップで投げて阻止する。

中野はなつぽいにロープ越しでバイオレットシューティングを炸裂させてからジャーマンスープレックスホールドを決め、タイガースープレックスはなつぽいがサムソンクラッチから丸め込み合戦に持ち込むも、中野はアンドロメダで3カウントを奪いエスケープを狙いに金網へ昇り、なつぽいが追いかけると中野が踵落としで落とすも、再び追いかけたなつぽいが雪崩式ジャーマンで落とし両者ダウンとなる。

なつぽいがトップコーナーからフェアリアルギフトを命中させてからフェアリーストレイン狙いは、切り返した中野が掟破りのフェアリートレインもホールドが出来ず両者ダウンとなる。
なつぽいはソバットから掟破りのタイガースープレックスホールドからフェアリートレインで3カウントを奪いエスケープを狙いに金網へ昇るが、中野がなつぽいの足を掴んで追いかけると金網最上段の攻防になり、エルボーのラリーから中野がビンタを浴びせると、なつぽいもビンタで返してラリーになって二人ともリング内に転落する。

両者は互いに金網にぶつけ合い、トラースキックの応酬はなつぽいが制するとフェアリートレインに対して中野がスピンキックを浴びせれば、なつぽいがぽい捨てジャーマンで応戦も、中野はタイガースープレックスホールド、スピンキックで返す。
中野がバスソーキックからバイオレットシューティングと放ってトワイライトドリームで3カウントを奪うも、両者ダウンとなるが、先に立った中野はなつぽいが立つのを待ち、立ったなつぽいにビンタから滞空式バイオレットスクリュードライバーで突き刺し、エスケープを狙いにいくとなつぽいが追いかけたが、中野は金網最上段で中野が宙吊りスリーパーで捕らえ、なつぽいは失神、中野は解いてリング内に落とすと、中野はそのままエスケープして勝利を収めた。

試合後に中野が真っ先に金網の扉を開いて中に入ると、ダウンしているなつぽいが無事かと確認、なつぽいが意識を取り戻したため安心する。
中野はマイクを持って「なっちゃん…アンタみたいに性格チョー悪くて不器用なことわかってあげられるのなんて、たむくらいしかいないんだから。ケージマッチはたむの完勝。もういいでしょ。2回…2回も闘わなくていい。十分でしょ」完全決着をアピールするが、なつぽいは「ふざけんなよ。『わかってあげられる?』なんもわかってねーよ! 『2回もやんなくていい?』そんなこと言われて、のこのこ引き下がるの、私じゃねーだろ。私は、絶対に諦めない。たむちゃんを越えるまで、絶対に何度も何度も挑戦する。諦めないって言ってるだろうが!」あくまで中野を追いかけると返し、中野は「もちろんそう言うことは、言うことはわかってたよ。その憎まれ口、叩けないくらい、あさって後楽園でもっとケチョンケチョンにしてやるよ。後悔するなよ」28日の後楽園でも返り討ちにすることをアピールし、なつぽいはひめかに背負われて退場していった。
金網デスマッチという試合形式のせいか、二人は開始からリアルな感情を剥き出し合った。中野がなつぽいに対して自分の感情をぶつければ、なつぽいも自分の感情をぶつけ合う、それがレスラー同士の礼儀でもあるが、見ていた自分ですら怖いと感じさせた。最後の宙吊りスリーパーも中野が殺す気でなければ勝てないと考えたからこそ出来たことで、試合が終わると中野自身も殺してしまったのではと思うぐらいだったのではないだろうか、それだけ互いにキラーになったからこそ出来た試合だった。

メインイベントの岩谷&葉月&コグマのSTARSvs詩美&上谷&AZMの金網戦は、時間無制限のイリミネーションマッチ形式で行われ、事のきっかけを作ったコグマとAZMはノリノリで登場も、最初から乗り気でなかった岩谷と詩美は浮かない顔のままで登場、そのせいか開始となってから、いきなり岩谷と詩美がエスケープを狙いに金網へよじ昇るが、引きずり降ろされてしまい、岩谷も隙あらばエスケープを狙うが、詩美が引きずりおろす。

両軍共エスケープを狙いに一進一退の攻防になり、岩谷が詩美をスリーパーで捕らえたが、詩美がそのままエスケープを狙うと、岩谷が詩美を踏み越えて先にエスケープを狙い、FWCが詩美をダブル雪崩式ブレーンバスターで落として援護するが、肝心の岩谷が金網を越えたものの飛び降りるのを怖がってリング内に戻るも、それでもSTARSがAZMに岩谷ロケットを命中させると、FWCの補助で岩谷がエスケープに成功してSATRSが先制する。

クイーンズクエストの連係を阻止したFWCは上谷を対角線へ振るも、コーナーに飛び乗った上谷がそのままエスケープに成功。上谷が本当は金網戦が嫌だったという本音を明かす。

残った4選手が乱戦となるも、葉月がエスケープを狙うと、詩美はAZMを金網めがけてポップアップするが、AZMは飛び乗らず金網に直撃するも、それでも金網によじ昇って追いかけるが、葉月が蹴落とすと金網最上段からクイーンズクエストにダイビングクロスボディーを命中させてから、金網に昇りエスケープに成功。SATRSはコグマだけとなる。

残った詩美とAZMはコグマを連係で捕らえ、AZMがミスティカでコグマを捕らえている間に、詩美がエスケープを狙い、コグマはAZMを振り切って追いかけたが、詩美はエスケープに成功。リング内はAZMとコグマだけとなる。
AZMとコグマエルボーのラリーになると、コグマはAZMをロープへ振ったが、金網に飛び乗ったAZMがよじ登りエスケープを狙うと、コグマも追いかけ、二人は最上段にまで上がったが距離があるため、互いにジャンケンしながら距離を詰め合い、やっと詰めたところでジャンケンと見せかけてビンタを打ち合う。

結局二人はリングに戻ると、AZMが読み合いからミサイルキックからダイビングフットスタンプを命中させ、コグマはジャーマンに対して、AZMはレッグクラッチスープレックスで返すと、金網最上段からダイビングフットスタンプを命中させるも、命中させた際にAZMも足を押さえてしまいうずくまってしまう。
それでもAZMは金網をよじ昇るが、コグマが引きずり降ろすと、逆にコグマが金網最上段へ昇り、追いかけるAZMを蹴落とすと、場外で既にエスケープしている選手めがけてダイブし、全選手を巻き込んでエスケープに成功してSTARが勝利となった。

試合後には実況席に解説していたジュリアから「みんなに危ないことをしたんだから謝りなさい」と呆れつつ怒られるも、コグマは嫌の態度を取ってリングに戻り、STARが勝利をアピールして、コグマが3人でアーティスト王座へ挑戦を表明、そしてキッド一人が現われて「6・28後楽園でのキャプテンフォールマッチでの勝利を条件にする」と言って去り、最後はSTARSで締めくくった。
セミの中野vsなつぽいと正反対で明るい金網戦となるも、特にコグマが一番楽しんでおり、みんなを振り回すことで試合の主役を奪ってしまっていた。

第4試合のアーティスト・オブ・スターダム選手権は、王者の桃&キッド&鹿島の大江戸隊に、ドンナ・デル・モンドからジュリア&舞華&桜井、God’s Eyeから朱里&MIRAI&舞華が挑戦し、イリミネーション形式の3WAY戦で行われた。

試合は3軍共一進一退の攻防も、キッドがジュリア、朱里とエプロンの攻防になるが、キッドが二人と場外心中を図って3人揃ってオーバー・ザ・トップロープで失格、舞華とMIRAIもエプロンに追いやられると、背後から桃がドロップキックで二人をオーバー・ザ・トップロープで失格させるが、桜井が桃を蹴りとしてオーバー・ザ・トップロープで失格させる。
残った桜井と壮麗が鹿島を攻めるが、鹿島に狙った桜井のドロップキックが壮麗に命中してしまうと、鹿島がすぐさま起死回生で3カウントを奪い桜井が失格、残った壮麗も鹿島にブルーサンダーを決めるが、鹿島が起死回生で3カウント奪い、鹿島一人残りで大江戸隊が王座を防衛した。

第3試合のひめかvs白川は、白川が徹底した左脚攻めで試合をリードし、足四の字固めでひめかを追い詰める。
そして白川が再び足四の字固めを狙ったところで、ひめかが白川の丸め込み技であるグラマラスコレクションMINAで3カウントを奪い逆転勝利、白川は自分の技で敗れたことで悔しさを露わにすると、ひめかが握手でノーサイドを求め、白川は一応握手には応じたが、ひめかを突き飛ばして退場となった。

コメントは受け付けていません。

WordPress.com でサイトを作成

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。