2月23日 NOAH「GAIN CONTROL 2022 in NAGOYA」愛知・名古屋国際会議場 643人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇キングタニー モハメド ヨネ(11分58秒 片エビ固め)齋藤彰俊 ×井上雅央
※キン肉バスター
<第2試合 20分1本勝負>
〇仁王(9分58秒 片エビ固め)×岡田欣也
※ストゥーカスプラッシュ
<第3試合 30分1本勝負>
NOSAWA論外 〇鈴木鼓太郎(6分42秒 エビ固め)小川良成 ×矢野安崇
※エクスガリバー
<第4試合 30分1本勝負>
〇タダスケ 大原はじめ 亜烈破(14分42秒 冬木スペシャル)覇王 宮脇純太 ×藤村加偉
<第5試合 30分1本勝負>
▲田中将斗(11分1秒 両者リングアウト)▲ケンドー・カシン
<第6試合 30分1本勝負>
丸藤正道 〇杉浦貴(20分32秒 体固め)マサ北宮 ×稲村愛輝
※オリンピック予選スラム
<第7試合 GHCジュニアタッグ王座決定戦 60分1本勝負>
小峠篤司 〇YO-HEY(26分58秒 エビ固め)HAYATA ×進祐哉
※スーパー顔面G
☆小峠&YO-HEYが第49代王者組となる
<第8試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第47代王者】〇原田大輔(18分57秒 ウラカンラナ)【挑戦者】×スペル・クレイジー
☆原田が2度目の防衛に成功
<第9試合 45分1本勝負>
潮崎豪 〇清宮海斗 稲葉大樹(21分21秒 ダブルアームロック)拳王 船木誠勝 ×征矢学
<第10試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇藤田和之(21分11秒 エビ固め)【第36代王者】×中嶋勝彦
※ビーストボム
☆中嶋が5度目の防衛に失敗、藤田が第37代王者となる
NOAH今年初の名古屋でのビックマッチが開催され、メインはGHCヘビー級選手権、王者の中嶋に藤田が挑戦した。
開始となると、バックの奪い合いからグラウンドになり、グラウンドから中嶋がバックを奪えば、藤田もバックを奪い、倒した藤田がサイドポジションを奪えば、中嶋はサイドポジションを奪い、マウントを狙うも、嫌った藤田が逃れる。
中嶋はローキックに対して、藤田がタックルを狙うが中嶋はロープエスケープすると、藤田のビンタに対して中嶋が往復ビンタからハイキックを浴びせ、藤田が場外へ逃れると、中嶋は藤田を鉄柵へハンマースルーから鉄柱に叩きつける。
中嶋は再び藤田を鉄柵へハンマースルーからビックブーツも、藤田も鉄柵へハンマースルーで返してフロントキックを浴びせ、リングに戻ると藤田が逆片エビ固めで捕らえると、マサ斎藤を意識して監獄固めのままでビンタを浴びせれば、中嶋もビンタで返してラリーになり、今度は藤田は足四の字へ移行して武藤敬司を意識してプロレスLOVEポーズを取ると、中嶋はロープエスケープする。
藤田はニーリフトからスリーパーで捕らえて、胴絞めスリーパーへ移行し、中嶋はロープエスケープするが、藤田は再びスリーパーも、中嶋がロープの押し込んでエルボーの連打からビンタで藤田が崩れたが、中嶋がビックブーツもキャッチした藤田が往復ビンタで返してロープへ振るが、中嶋が低空ドロップキック、延髄斬り、ミドルキックと反撃する。
中嶋はミサイルキックを命中させると、藤田をコーナーに押し込んでエルボーの連打からシャッターチャンスタイム、ミドルキックに対して、藤田がエルボーで押し返しと串刺しは、中嶋がレッグシザースから顔面蹴りを浴びせ、バックドロップ、前後からサッカーボールキック、PKと浴びせる。
中嶋がエルボーのラリーに臨むと、藤田がビンタで返せば、中嶋がミドルキックとラリーになり、藤田がエルボーの連打からスリーパーで捕らえ、胴絞めスリーパーへ移行も、藤田の両肩がついていたため、レフェリーがフォールカウントを叩くと、新日本プロレスでの佐々木健介戦を思いだしたのか、健介はスリーパーを解き、ジャーマンからビーストボムは中嶋がリバースすると、ハイキックから人でなしパントキックを連発する。
これで意識朦朧となった藤田に、中嶋はマウントエルボーの連打を浴びせてバーティカル場スパイクを狙うが、藤田がラリアットで阻止すると、ビーストボムから顔面へパントキック、そしてビーストボムで叩きつけて3カウントを奪い、王座を奪取に成功した。
試合後には第5試合でカシンと両者リングアウトとなった田中が藤田にビールをかけて挑戦を表明する。
藤田は満面の笑みを浮かべてリングを後にした。
藤田和之は潮崎が50分を越える熱戦の末、破った相手なだけに、「オレがNOAH!」と公言する中嶋にしてみれば絶対勝たなければならない相手だったが、序盤から藤田にリードを奪われ、中嶋も押し返してはいたが、藤田から監獄固めや足四の字固めと繰り出すなど余裕ぶりを見せるなど、中嶋自身も感情的になっていた部分もあったことから、中嶋のペースでは試合を進めておらず、人でなしパントキックの後ですぐバーティカルスパイクを狙えばよかったが、ダメ押しを狙ってマウントエルボーを浴びせるなど、中嶋も感情的になっていた部分があった。
次期挑戦者は田中が名乗りを上げたが、昨年12月の杉浦軍興行では30分時間切れ引き分けになったことから決着戦の意味合いもあると思う。しかし圧倒的な強さを誇る藤田を誰が止めるのか…とんでもない選手にGHCが渡ってしまった。
第8試合ではGHCジュニアヘビー級選手権が行われ、王者の原田にクレイジーが挑戦した。
クレイジーは背中を見せた原田に奇襲をかけて開始になるが、原田はドロップキックでクレイジーを場外へ出すとトペスイシーダを命中させる。
原田はクレイジーを鉄柵へハンマースルーも、クレイジーはエルボーで応戦して鉄柵へハンマースルーも、原田はエルボーで応戦してリングに戻ると読み合いから原田がヘッドロックで執拗に絞めあげ、切り返したクレイジーはヘッドロック、ショルダータックル、原田はアームホイップからアームロック、首四の字、絞め技でクレイジーのスタミナを奪う。
原田は突進するが、ショルダースルーでエプロンに出したクレイジーは、ロープ越しの攻撃を狙う原田を場外へ落としてボディースラムを連発、リングに戻ると原田はエルボーも、クレイジーはハンマーで反撃してコーナーへギロチンホイップ、フェースロックと首攻めで試合の流れを変える
クレイジーはコブラツイストからメキシカンストレッチ、スリーパーで捕らえ、逃れた原田にクレイジーはドロップキック、原田はエルボーも受けきって滞空式ブレーンバスターで投げ、原田はエルボーで反撃も、クレイジーは叩きつけてレッグドロップ、変形STFで捕らえて、原田は必死でロープエスケープする。
クレイジーはエルボーも原田が打ち返すが、クレイジーはロープを利用したネックロック、しかしハンマースルーは切り返した原田がスロイダーで投げ、串刺しエルボーを連発から往復式エルボーアタック、読み合いからデスバレーボムで叩きつける。
クレイジーは原田をセカンドロープに直撃させるとレイネアからゴリースペシャルで捕らえ、アームホイップで逃れた原田にラリアットを浴びせ、バックの奪い合いから急所蹴り、セカンドロープからムーンサルトプレスと攻め込むが、トップコーナーからムーンサルトプレスは自爆してしまう。
原田は突進するが、クレイジーはカサドーラで切り返し、キックアウトした原田はボディーエルボー、ジャンピングニーからボディーエルボーと浴びせ、後頭部へフライングフォアアームから突進はクレイジーはラリアットも、原田は大中西ジャーマンからニーアッパー、ローリングエルボーからウラカンラナで3カウントを奪い王座を防衛、クレイジーも中盤からは反撃して流れを変えたが、終盤になるとスタミナ切れが目立つようになっていった。
第7試合のGHCジュニアタッグ王座決定戦は、STINGERが小峠を捕らえにかかるが、小峠がHAYATAにアームホイップを連発してニードロップ、代わったYO-HEYとダブルエルボーからボディープレス&ニードロップの合体技を決め、YO-HEYがティヘラからHAYATAの背中にドロップキック、小峠がエルボースタンプと正規軍がHAYATAを捕らえて先手を奪う。
YO-HEYはネックロックを逃れたHAYATAはDDTで反撃すると、代わった進がバックエルボー、サイドバスターから弓矢固めとYO-HEYの腰を狙い、代わったHAYATAがYO-HEYにボディースラム、頭部にエルボースタンプ、エルボー、YO-HEYのドロップキックを自爆させて進に代わり、HAYATAが場外でYO-HEYに鉄柵攻撃、リングに戻ると進がスリーパーとSTINGERはYO-HEYを捕らえて試合の流れを変え、いつの間にかYO-HEYの頭部から出血が見られるようになる。
小峠がたまりかねてカットもHAYATAが排除されるが、YO-HEYは進にドロップキックから小峠に代わり、小峠は進にゼロ戦キックを放つと、串刺しは進が迎撃してHAYATAが入りトレイン攻撃を狙いは小峠が阻止し進にフェースクラッシャー、HAYATAにはバイシクルキックを決め、進に往復式串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロックと攻め込んでいく。
小峠アームホイップは進が逆さ押さえ込み、読み合いからコンプリートショット!肩固めで捕らえ、小峠はロープエスケープするも、代わったHAYATAがジョンウーから2ステップムーンサルトで続く。
小峠はデスペナルティも切り返したHAYATAがリバースDDT、突進は小峠がマグザムからレッグショットはHAYATAが切り返すも、着地した小峠がレッグショットを浴びせ、代わったYO-HEYがHAYATAにミサイルキックで続いて、読み合いからHAYATAのハンドスプリングをドロップキックで迎撃してジャンピングトラースキック、リバースツイストオブフェイドと畳みかける。
YO-HEYはカサドーラを狙うが、HAYATAがフェースバスターで叩きつけ、代わった進がローキックの連打、ニーリフトからDDT、ブレーンバスター、PKと攻め込むも、HAYATAが入って連係はYO-HEYがドロップキックで阻止して場外へ落とすとノータッチトペコンを命中させ、リングに戻ると小峠&YO-HEYが進にブルドッキングヘッドロック&ツイストオブフェイドの合体技から、YO-HEYがトラースキックを放って、YO-HEYは顔面Gを狙ったが、HAYATAが割って入りキャッチしてライガーボムで叩きつける。
HAYATA&進はYO-HEYにサンドウィッチハイキック、進がオキャノンボムからフロントクラッシュはYO-HEYが逃れ、進はアームホイップから横十字固め、クロスフェースで捕らえたが、小峠が必死でカットに入り、YO-HEYが進、HAYATAにドロップキックを放つ。
進はフロントクラッシュを狙うが、小峠がカットしてコウモリ吊り落としを決めると、YO-HEYが顔面Gを炸裂させ、HAYATAがカットに入るが、YO-HEYのトラースキックから小峠がキルスイッチで排除、最後はYO-HEYが進に顔面Gからスーパー顔面Gで3カウントを奪い王座奪取に成功した。
試合後には第3試合で小川&矢野を降したNOSAWA&鼓太郎が挑戦を表明し、鼓太郎はYO-HEYを潰すと明言した。しかし第3試合ではNOSAWAと鼓太郎は誤爆を繰り返し、試合には勝ったものの、険悪化と思ったら仲直りをするなど、不穏さを感じさせる。NOSAWAもメキシコから本場のペロス軍メンバーを呼ぶことを示唆するなど、NOSAWAと鼓太郎の関係も微妙になっているような感じがしてならない。
また第6試合終了後にはWWEを”解雇”された鈴木秀樹が杉浦軍に復帰して2年ぶりにNOAHに参戦、3・12横浜武道館で行われるGHCタッグ王座決定トーナメントでは杉浦のパートナーXとして組むことになった。