2月19日 新日本プロレス「新春黄金シリーズ」北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる 2068人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
TAKAみちのく 〇DOUKI(6分59秒 イタリアンストレッチNo.32)真壁刀義 ×藤田晃生
<第2試合 20分1本勝負>
鈴木みのる 〇タイチ(8分2秒 拷問コブラツイスト)矢野通 ×大岩陵平
<第3試合 20分1本勝負>
石井智宏 〇YOH(10分37秒 Out Of Print)×ディック東郷 SHO
<第4試合 30分1本勝負>
〇グレート・O・カーン(12分15秒 体固め)×本間朋晃
※エリミネーター
<第5試合 30分1本勝負>
内藤哲也 〇鷹木信悟 高橋ヒロム(18分3秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 小島聡 ×永田裕志
※ラスト・オブ・ドラゴン
<第6試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 4WAYマッチ 60分1本勝負>
【挑戦者組】〇田口隆祐 マスター・ワト(12分22秒 片エビ固め)【第68代王者組】ロビー・イーグルス ×タイガーマスク
※残り2チームは【挑戦者組】石森太二 エル・ファンタズモ()【挑戦者組】エル・デスペラード 金丸義信
☆ロビー&タイガーが2度目の防衛に失敗、田口&ワトが第69代王者組となる
<第7試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第92代王者組】後藤洋央紀 〇YOSHI-HASHI(16分55秒 エビ固め)【挑戦者組】EVIL ×高橋裕二郎
※消灯
☆後藤&YOSHI-HASHIが初防衛に成功
<第8試合 IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇SANADA(29分26秒 オコーナーブリッジ)【第12代王者】×棚橋弘至
☆棚橋が初防衛に失敗、SANADAが第13代王者となる
『新春黄金シリーズ』もフィナーレの札幌二連戦に突入。初日のメインはIWGP USヘビー級選手権が行われ、王者の棚橋にSANADAが挑戦した。
開始となると、ロックアップから棚橋が押し込んでブレークし、再びロックアップから棚橋が押し込んでSANADAが体を入れ替えてブレーク、今度は棚橋がバックを奪ってから奪い合いになると、棚橋がレッグシザースからから脇固め、ハンマーロックからアームホイップ、ハンマーロックと左腕攻めで先手を奪い、SANADAは切り返すが、棚橋は蹴って逃れる。
棚橋はヘッドロックからぶつかり合いを狙うが、SANADAが変則的に避けてコブラツイストも棚橋も切り返しを狙ってSANADAが逃れる。フィンガーロックの攻防でSANADAが押し込むと、棚橋が切り返しを狙うが、SANADAはロープエスケープも、棚橋はボディーブローを浴びせる。
SANADAの串刺しを棚橋が迎撃すると旋回式クロスボディーを命中させ、掟破りのパラダイスロックを狙うが、SANADAが逃れるとアームホイップの応酬から場外戦に持ち込み、場外で腕の取り合い、棚橋は鉄柱にSANADAの腕を絡めに来るとSANADAが引っ張ったため、棚橋は鉄柱に直撃し、リングに戻るとSANADAが低空ドロップキックからパラダイスロックで捕らえて、尻にドロップキックを放つ。
SANADAは首筋へエルボースタンプを連発してネックロック、棚橋の首に腕をクロスして絞めあげ、逃れた棚橋はエルボーもSANADAはエルボースマッシュで打ち返し、棚橋の太陽ブローに対してSANADAはエルボースマッシュで応戦する。
棚橋はフライングフォアアームを放つと、セカンドコーナーからサマーソルトドロップを投下、スリングブレイドをフェイントしてから低空ドロップキックと畳みかけると、ドラゴンスクリューから掟破りのパラダイスロックを狙うが、またしても阻止されるも、SANADAは回転エビ固めを切り返した棚橋が掟破りのパラダイスロックを完成させ。SANADAの尻にドロップキックを放って、場外にSANADAが逃れると、棚橋はコーナー最上段からハイフライアタックを命中させる。
大ダメージのSANADAがエプロンに上がると、棚橋がロープ越しのドラゴンスクリューから低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと足攻めからテキサスクローバーホールドで捕らえ、SANADAがロープエスケープするが、棚橋はグラウンドドラゴンスクリュー、スリングブレイドはSANADAがフランケンシュタイナーを狙うも、堪えた棚橋はテキサスクローバーホールドで再び捕らえて追い詰めにかかり、SANADAは必死でロープエスケープする。
棚橋はスリングブレイドを狙うが、SANADAが避けてオコーナーブリッジ式Skull Endで捕らえる、逃れた棚橋はスリングブレイドからハイフライフローを投下したSANADAが剣山で迎撃し、棚橋の串刺し狙いを迎撃したSANADAはムーンサルトアタック式Skull Endで捕らえ、切り返した棚橋はドラゴンスリーパーも切り返したSANADAはSkull Endで絞めあげ、ラウディングボディープレスを投下するも、棚橋が剣山で迎撃する。
両者ダウンからSANADAが串刺しを狙うも、迎撃した棚橋が突進したが、SANADAはTKO式Skull Endで捕らえ、棚橋がドラゴンスリーパーも切り返すと、SANADAも切り返したが、棚橋はツイストアンドシャウトを連発し、SANADAのマジックスクリューも切り返してツイストアンドシャウトを決める。
棚橋はスリングブレイドからハイフライアタックを命中させたが、SANADAが体を入れ替えるとTKOを決め、棚橋の背中にラウディングボディープレスからラウディングボディープレスは自爆してしまう。
SANADAは棚橋を起こすと、SANADAの足を取って倒した棚橋がグラウンドドラゴンスクリューを決め、両者ダウンから棚橋がエルボーのラリーに臨んで、棚橋のビンタに対して、SANADAもビンタからローリングエルボー、ランニングローリングエルボーと浴びせる。
読み合いになると棚橋がダルマ式ジャーマンスープレックスホールドを決め、SANADAはポップアップ式TKO狙いを棚橋がスリングブレイドで切り返してからハイフライフローを投下したが、自爆したところでSANADAがオコーナーブリッジで3カウントを奪い王座奪取に成功した
試合後にマイクを持ったSANADAは「ここのリングに上がって7年、やっとシングルのタイトルが獲れました。初めてということで、今年初めての”ギフト”をやりませんか?」と観客に呼びかけて、館内は暗転して観客からスマホライトが照らされると、「対戦相手の棚さん?リスペクトです。いつでもどこでもやっていいかな。会場に来れない人、『ワールド』で見てくれた人、わざわざ来てくれてありがとうございました、日本で一番札幌が好きです、See You Tomorrow!」でメインを締めくくった。
試合も棚橋は先手先手と攻め、自身のペースで試合を動かせていたが、最後も棚橋は99%勝利を確信して勝負に出たと思う。しかし、SANADAは残っている1%にかけて逆転勝利に繋げた。
また、SANADAも新日本プロレスに移籍してからシングル初戴冠、LIJではシングルのベルトを持っていないのはSANADAとBUSHIぐらいで、SANADAはシングルの王座には縁がなく、タッグ中心だったことからタッグ屋のイメージが強くなっていた。SANADAも真田聖也時代には全日本プロレスでGAORA王座、TNAではXディヴィジョン王座と奪取してきたが、US王座とはいえIWGPのベルトを巻いたのはSANADAにとっても感慨深いのかもしれない。
セミファイナルではIWGPタッグ選手権が行われ、王者の後藤&YOSHI-HASHIの毘沙門にEVIL&裕二郎のHouse of Tortureの挑戦を受けたが、後入場の毘沙門が入場中に背後から東郷とSHOが襲撃をかけ、石井とYOHが救出に駆けつけても返り討ちにされてしまう。
EVILと裕二郎がYOSHI-HASHIをリングに連行して開始となり、二人掛かりでYOSHI-HASHIを攻めるも、後藤が入ると毘沙門は裕二郎にザンマイ、EVILに太鼓の乱れ打ちと反撃する。
しかし、東郷とSHOがYOSHI-HASHIを場外へ引きずり出す、エプロンへ二人掛かりでのフラップジャックで叩きつけ、石井が駆けつけるも、また返り討ちにされる。
EVIL&裕二郎はYOSHI-HASHIを痛めつけるが、YOSHI-HASHIはEVILにレフェリーを使ったトラースキックからスピンキックを放ってから後藤に代わり、後藤もEVILに村正からブルドッキングヘッドロックを決めるも、EVILは金具剝き出しコーナーに叩きつけると、カットに入るYOSHI-HASHIも叩きつけ、裕二郎と共に、今度は後藤を捕らえてリードを奪わせない。
裕二郎は突進するが、後藤が時間差ラリアットで反撃してYOSHI-HASHIに代わり、YOSHI-HASHIは裕二郎に逆水平を連発してトラースキックからネックブリーカー、しかしロープに走ると場外のEVILが足を取って動きを止めると、裕二郎はインカレスラムで投げる。
裕二郎はピンプジュースを狙うが。後藤がラリアットでカットすると、EVILにもラリアットを放ち、YOSHI-HASHIは裕二郎逆水平からトラースキックを浴びせてカルマを狙うが、介入を狙う東郷に気を取られると裕二郎が急所打ちを浴びせてから、レフェリーにYOSHI-HASHIをぶつける。
そこで東郷とSHOも乱入してHouse of toutureが総攻撃をかけると、裕二郎がステッキ攻撃を狙うが、後藤が錫杖を振り回してで阻止、YOHが駆けつけてトペコンで東郷&SHOを排除する。
YOSHI-HASHIは裕二郎にしゃちほこラリアットを炸裂させると、後藤が入ってGYRと畳みかけ、EVILがカットもトレイン攻撃から後藤ごとハントで排除する。
毘沙門は裕二郎に消灯を狙うが、阻止した裕二郎はYOSHI-HASHIにフィッシャーマンズバスターを決め、YOSHI-HASHIはしゃちほこラリアット狙いも、場外のEVILがイスで一撃から裕二郎がピンプジュースを決める。
EVILが入るが、後藤がGTWで排除し、孤立した裕二郎には毘沙門が隠し狭間から激烈一閃と畳みかけると消灯で3カウントを奪い防衛を果たした。
第6試合のIWGPジュニアタッグ4WAY戦は、石森&ファンタズモがデスペラードを捕らえ、石森が場外へ出してデスペラードにバミューダトライアングルを命中させれば、ワトは金丸をティヘラで場外へ出してトペコンを命中させ、今度はファンタズモがトップコーナーからダイブを狙うと、ロビーが断崖式で雪崩式フランケンシュタイナーを敢行して石森らにファンタズモを直撃させる。
ロビー&タイガーが田口を捕らえて、タイガーが雪崩式ダブルアームスープレックス、ロビーが450°スプラッシュからタイガーがリバースダブルアームバーで追い詰めるも、ファンタズモがカットされる。
今度は石森&ファンタズモがロビーを捕らえて合体スピニングネックブリーカーから、石森はファンタズモにサドンデスを指示も、またしても躊躇するが、それでもタイガーに合体ロボコードブレイカーを決め、ムーンサルトプレス&バッククラッカーを狙うも、ファンタズモのムーンサルトプレスは石森に誤爆してしまう。
その間に金丸がロビーにムーンサルトプレスを投下すると、田口はタイガーにケツイエからオーマイ&ガーアンクルで捕らえ、金丸がカットに入るも田口はヒップアタックで排除、田口はどどんを狙うが、タイガーが丸め込むも、、ワトがロビーにスワンダイブアッパーカットで排除すると、タイガーにハイキックから田口がどどんズスロウン、田口&ワトのNo.9で3カウントを奪い王座奪取、ワトは凱旋後初タイトルを獲得した。
試合後のバックステージでは、またサドンデスを放たなかったファンタズモに石森が怒りをあらわにするが、ファンタズモは何も答えなかった…