1月2日 大日本プロレス「新春闘い始め」 後楽園ホール 645人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇アブドーラ・小林 ”黒天使”沼澤邪鬼(6分32秒 エビ固め)×谷口裕一 藤田ミノル
<第2試合 20分1本勝負>
〇加藤拓歩 鈴木敬喜(9分9秒 テキサスクローバーホールド)菊田一美 ×吉田和正
<第3試合 30分1本勝負>
橋本和樹 阿部史典 〇佐藤孝亮(9分9秒 フロントネックロック)関札皓太 ×吉野達彦 竹田光珠
<第4試合 TLCタッグデスマッチ 30分1本勝負>
伊東竜二 〇木髙イサミ(10分3秒 片エビ固め)神谷英慶 ×高橋匡哉
※ファイヤーサンダー
<第5試合 蛍光灯6人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
竹田誠志 〇塚本拓海 佐久田俊行(11分46秒 逆エビ固め)ドリュー・パーカー ×石川勇希 兵頭彰
<第6試合 30分1本勝負>
関本大介 〇中之上靖文 浜亮太(16分59秒 片エビ固め)橋本大地 入江茂弘 ×青木優也
※ダイビングエルボードロップ
<第7試合 BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者】〇岡林裕二(22分55秒 片エビ固め)【第19代王者】×野村卓矢
※ゴーレムスプラッシュ
☆野村が4度目の防衛に失敗、岡林が第20代王者となる
大日本プロレスの2022年度も開幕となったが、規制緩和に伴い後楽園大会はソーシャルディスタンス仕様からフルバージョンの客席となり、新春の挨拶では登坂栄児代表の挨拶の後で所属全選手が登場、選手を代表してストロング王者の野村が挨拶をした。
その野村はメインでストロング王座をかけて岡林の挑戦を受けた。これまで関本、青木、大地と降して防衛ロードを築いてきたが、自身の時代を築くためには岡林打倒は必須で、対する岡林もDDT12・26代々木では竹下幸之介の保持するKO-D無差別王座に挑戦したが激戦の末敗れ、今回は野村のストロング王座に照準を切り替えて挑戦となった。
ロックアップから野村がバックを奪うと腕の取り合いになり、ヒップトスも野村も腕を捕らえて離さず、岡林はヘッドシザースも抜けた野村は距離を取る。今度はフィンガーロック、岡林は片手で圧倒する。左腕を取った野村はそのまま後ろへ倒すと左腕ヘエルボーを連発してチキンウイングアームロックで捕らえ、岡林はロープエスケープも野村は左腕ヘパントキック、場外戦で左腕を鉄柱に叩きつけニーリフトを浴びせ、嫌がる岡林は逃げるが野村が追撃して逃さない。
リングに戻ると串刺しは岡林が迎撃してラリアットも、切り返した野村が脇固めを狙うが、岡林がサイドバスターで叩きつけ、岡林は野村の背中にダブルスレッジハンマー、レッグドロップ、エルボードロップ、ボディースラムから逆エビ固めで捕らえるが、野村はロープエスケープする。
岡林は突進も野村がドロップキックで迎撃し、コーナーへ押し込んでエルボーを連打、串刺しエルボーからブレーンバスターで投げ、ジャーマンを狙うが、払いのけた岡林がスピアーを炸裂させる。
岡林はぶっこ抜きブレーンバスターからアルゼンチンバックブリーカーも、野村がスリーパーで逃れると岡林が崩れてからPKを浴びせ、追尾エルボーの応酬から、野村がミドルキック、ハイキック、しかし受けきった岡林がラリアットで返して、両者ダウンとなる。
野村はエルボーも、岡林は逆水平で打ち返してラリーになり、野村はミドルキックに切り替えて再びラリーになると、。野村が連打で岡林が倒れ、野村はリング中央で卍固めで捕らえたが、岡林はパワーでロープに目指して野村をエプロンに出すと、ロープ越しでブレーンバスタースラムで叩きつける。
岡林は串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターを狙うが、野村がアームロックで捕らえるも、岡林は雪崩式KUBINAGEを敢行して垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、ラリアットからゴーレムスプラッシュを投下するが、野村が剣山で迎撃してから左腕を腕固めで捕らえ、右腕も捕らえて追い詰めるが、岡林はパワーで振りほどいてロープエスケープする。
野村はショルダアームブリーカー、左腕ヘミドルキック、エルボーからジャーマンで投げ、岡林のラリアットを避けてジャーマンスープレックスホールドを決め、岡林がキックアウトしても、野村はダブルアームスープレックス、ビンタからドラゴンスープレックスホールドを狙うが、払いのけた岡林は突進すると、野村はファイヤーマンズキャリーから三角絞めで捕えるも、岡林がバスターで叩きつける。
ビンタのラリーから野村が往復ビンタ、頭突きを浴びせ、岡林はラリアットから突進は野村がラリアットで迎撃し、リストを掴んだままビンタも岡林が頭突きからラリアットを放ち、ラリアットからゴーレムパワーボムで叩きつけると、ゴーレムスプラッシュで3カウントで王座奪取に成功した。
試合後には岡林がマイクを持ち「野村、いまありがとうと言おうと思ったけど、また1月5日から一騎当千始まるな。同じブロックや。またガンガンやり合うぞ。次も、俺が勝つ」野村と握手を交わし、野村「岡林裕二、悪いな。次は俺が勝つ」と返して退場する。
岡林は「ストロングヘビーのチャンピオンに、返り咲きました。26日から連チャンじゃないですけど3日、タイトルマッチ。きょうその3つめが終わりまして、家帰って祝杯のビールでも飲もうと思ったんですけど、1月5日からシングルリーグ戦の一騎当千が始まるんで、それの優勝まで、取っておきます。絶対優勝するぞ! あらためてまして、みなさま新年あけましておめでとうございます。2022年の大日本プロレスがスタートしました。これから大日本プロレス、急加速で上にあがっていきます。その時もぜひ、みなさん応援よろしくお願いします。これからも大日本プロレス、よろしくお願いします! 本日はどうもありがとうございました、ピッサリー!」とアピールして大会を締めくくった。
野村があれだけ左腕を破壊寸前にまで攻めても、岡林のパワーは変わらず、野村も岡林のパワーを正面から受けきってはいたが、パワーが落ちない岡林相手では限界があった。
そして1月5日の新木場から「一騎当千 strong climb」が開幕し、岡林は王者としてリーグ戦に臨むことになった。今年は外敵もなく身内だけでの開催となるが、佐藤など若手の台頭もあって今年も激戦は必至か、果たして大地の2連覇なるか…?