12月4日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28」広島グリーンアリーナ 1558人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 10分1本勝負>
△大岩陵平(10分時間切れ引き分け)△藤田晃生
<第2試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【3勝8敗=6点】天山広吉 〇小島聡(9分27秒 片エビ固め)【11敗=0点】鈴木みのる ×TAKAみちのく
※ラリアット
<第3試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【2勝9敗=4点】〇真壁刀義 本間朋晃(9分7秒 片エビ固め)【1勝10敗=2点】永田裕志 ×タイガーマスク
※キングコングニードロップ
<第4試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【7勝4敗=14点】〇棚橋弘至 矢野通(9分53秒 片エビ固め)【6勝5敗=12点】バットラック・ファレ ×チェーズ・オーエンズ
※ハイフライフロー
<第5試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【7勝4敗=14点】タマ・トンガ 〇タンガ・ロア(13分11秒 片エビ固め)【7勝4敗=14点】グレート・O・カーン ×アーロン・ヘナーレ
※マジックキラー
<第6試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【8勝3敗=16点】〇EVIL 高橋裕二郎(17分46秒 片エビ固め)【8勝3敗=16点】内藤哲也 ×SANADA
※EVIL
<第7試合 『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負>
【9勝2敗=18点】〇後藤洋央紀 YOSHI-HASHI(24分44秒 後藤弐式)【8勝3敗=16点】タイチ ×ザック・セイバーJr.
☆後藤&YOSHI-HASHIと、EVIL&裕二郎が優勝決定戦に進出
『WORLD TAG LEAGUE 2021』も広島大会で最終公式戦を迎え、経過を振り返ると後藤&YOSHI-HASHIのCHAOS、内藤&SANADAのロスインゴ、タイチ&ザックのデンジャラステッカーズがトップ、それをEVIL&裕二郎のHouse of touture、O・カーン&ヘナーレのUNITED EMPIREが追いかける展開となった。
まず第6試合ではUNITED EMPIREは連覇を阻まれたタマ&タンガのG.o.Dと対戦し、両軍が乱戦から始まるも、場外戦でUNITED EMPIREがリードを奪ってタンガを捕らえる。
長時間捕まったタンガはO・カーンに地獄突きからタマに代わり、タマはジャブの連打から連続リーブロックからバックハンドチョップのジミー・スヌーカームーブ、串刺しボディアタックを連発と反撃も読み合いもからO・カーンは一本背負いで投げると、ヘナーレに代わり、ヘナーレは天龍コンポからストンピングの連打、串刺しラリアットからサモアンドロップと攻め込む。
O・カーンが入るとヘナーレはタマに連係を狙うが同士討ちになると、タマがドロップキックからタンガに代わり、タンガがヘナーレに619、ロープ越しのアトミコ、串刺しラリアットを連発からエクスプロイダーと攻め込んでいく。
ヘナーレとタンガがエルボーのラリーになると、タンガがニーリフトの連打から延髄斬りを浴びせるが、エイプシットはヘナーレが逃れると、代わったO・カーンが地獄突きからモンゴリアンチョップを連打、UNITED EMPIREがトレイン攻撃から王統流二段蹴りとビックブーツのサンドウィッチ攻撃を決める。
O・カーンが大空スバル式羊殺しでタンガを捕らえ、ヘナーレが入って大空スバル式羊殺しフブキ、大空スバル式羊殺しマリンと畳みかけるが、タマがカットには入り、ヘナーレがスピンキックで排除して、タンガにUNITED EMPIREがIMPERIALDROPを狙ったが、タンガが逃れて同士討ちを誘発する。
O・カーンがタマにエリミネーターを狙うがタマがガンスタンで排除すると、G.o.Dは孤立したヘナーレに合体トンガンツイストからマジックキラーで3カウントを奪い、UNITED EMPIREは4敗目を喫して脱落する。
セミファイナルではロスインゴがHouse of toutureと対戦し、ロスインゴは連係で裕二郎を捕らえて先手を奪うが、SANADAのブレーンバスター狙いは裕二郎が手に噛みついて阻止すると、金具剝き出しコーナーに叩きつけ、カットに入る内藤も叩きつける。
場外戦でも裕二郎は内藤に鉄柱攻撃、EVILはSANADAにコードで首を絞めながらマイクでギブアップを迫り、リングに戻るとHouse of toutureがSANADAを捕らえて試合の流れを変える。
長時間捕まったSANADAはフィッシャーマンズバスターを狙う裕二郎の手に噛みつくと、低空ドロップキックから、やっと内藤に代わり、内藤は代わった裕二郎にバックエルボー、後頭部へ低空ドロップキック、介入を狙う東郷を排除してからティヘラ、コーナーミサイルと攻め込み、雪崩式フランケンシュタイナーはすり抜けた裕二郎がパワーボム狙いも、逃れた内藤はアームホイップ、しかし足を取って倒した裕二郎が内藤の側頭部へスライディングキックを放つ。
裕二郎は内藤にビックブーツからインカレスラムを狙うが、内藤が逃れて引き込みバックエルボーも、裕二郎はインカレスラムで投げ、代わったEVILが剝き出しコーナーへハンマースルーから突進するが、内藤がシングルレッグキックで迎撃する。
代わったSANADAもEVILにアームホイップ、ワンハンドバックブリーカーで続き、場外へ逃れたEVILにプランチャを命中させるが、リングに戻るとスワンダイブ狙いは東郷が阻止し、ロープを跨ごうとするSANADAにEVILがロープを蹴り上げて急所攻撃で動きを止めると、裕二郎が入ってトレイン攻撃からEVILがフィッシャーマンズバスターを決める。
EVILはSANADAにダークネスフォールズを狙うが、SANADAが逃れると内藤との連係からTKOを決め、Skull Endで捕らえたが、EVILがレフェリーを巻き込むと、東郷がSANADAにスポイラーチョーカーで捕らえる。しかし振り払ったSANADAはEVILと東郷を交錯させると、裕二郎にも交錯させてから、EVILにSkull End、そしてラウディングボディープレスを投下するが、EVILが剣山で迎撃する。
SANADAの串刺しをEVILが迎撃すると、レフェリーを使ってサミングも、ダークネスラリアットを避けたSANADAはオコーナーブリッジで丸め込んだが、裕二郎がステッキでカットしてから、EVILがEVILで3カウントを奪い、House of toutureがトップ3チームに勝ったことで優勝決定戦進出に王手をかける。
内藤も東郷の介入も歓迎していたことから、介入は想定内だったと思う、しかしそれを想定しながら負けたのであれば、それはロスインゴも文句の言いようがない。現在のEVILにとって内藤を見返すことがHouse of toutureの原動力になっている。
メインの後藤&YOSHI-HASHIvsデンジャラステッカーズは勝者が優勝決定戦進出も、それと同時にHouse of toutureも優勝決定戦進出にする。
YOSHI-HASHIがタイチとのぶつかり合いを制すると、代わったザックには、後藤が入ってザンマイ、太鼓の乱れ打ち、猿蟹合戦から太鼓の乱れ打ちと合体技を連発するが、テッカーズはYOSHI-HASHI、後藤とユリオーネの竜巻で反撃し、場外戦でザックは後藤にトーホールド、ニードロップと後藤の左膝を狙い撃ちにしてテッカーズが試合をリードする。
長時間左足を攻められた後藤はタイチのノド輪を逃れてローリングラリアットで反撃するとYOSHI-HASHIに代わり、YOSHI-HASHIはタイチに逆水平から串刺し逆水平、トラースキックからネックブリーカーと攻め込むも、タイチが切り返しからスピンキック、ステップキック、サッカーボールキックと浴びせ、聖帝十字陵も切り返したYOSHI-HASHIはスピンキックからトラースキック、ザックが入っても逆水平で排除するが、タイチはYOSHI-HASHIに串刺しジャンピングハイキックを浴びせると、後藤が入ってザックをバックドロップで投げる。
4選手ダウンからタイチはYOSHI-HASHIにビックブーツ、YOSHI-HASHIはエルボーで応戦、タイチはローキック、YOSHI-HASHIはエルボーでラリーになり、タイチがミドルキック、YOSHI-HASHIの逆水平に対してタイチはジャンピングハイキックで応戦、ジャンピングボレーキックからアックスボンバーはYOSHI-HASHIのしゃちほこラリアットと相打ちになる。
先に立ったYOSHI-HASHIは後藤に代わりタイチに村正、ブルドッキングヘッドロックから牛殺し狙いはタイチが逃れて左膝へ関節蹴りも、ロープワークでは後藤が左膝を押さえて崩れ、後藤は頭突きもタイチはカーフキックを浴びせ、代わったザックは左膝へフットスタンプからレッグクラッシャー、飛びつきヒールホールドと後藤の左膝を再び攻める。
YOSHI-HASHIがカットもタイチが排除し、ザックは後藤の左膝へストンピング、ローキック、ミドルキックの連打もキャッチした後藤は切り返しから裏GTR、タイチが入るもYOSHI-HASHIが入って後藤ごとハントで排除し、ザックには隠し狭間から激烈一閃を決める。
CHAOSは消灯を狙うが、狙いはタイチがカットしてYOSHI-HASHIを聖帝十字陵でセーブしてから、ザックが後藤に変形膝十字固めで追い詰めにかかり、後藤は必死でロープエスケープするが、テッカーズはユリオーネの竜巻でダメ押しすると、タイチが天翔十字鳳からザックが入って天翔ザックメフィストを狙うが、YOSHI-HASHIが阻止するも、テッカーズはオレとザックで排除する。
テッカーズは孤立した後藤に連係からタイチがタイチ式ラストライドを決め、天翔ザックドライバーを狙うが、またYOSHI-HASHIが阻止すると、後藤がここ一番の変化球である後藤弐式でザックから3カウントを奪い優勝決定戦進出に進出した。
試合後はまさかの逆転負けにザックは怒って後藤に襲い掛かるが後の祭りとなり、タイチは優勝したらIWGPタッグ王座をかけて再戦をYOSHI-HASHIにアピールして去っていく。そして後藤はマイクを持つと、同じく優勝決定戦進出を決めたHouse of toutureが現われて睨み合いとなって退場、最後は後藤が「俺たちのタッグリーグを終わってませんが、タッグの歴史を動かします!優勝へ向けて消灯!」と叫んで締めくくった。
優勝決定戦はIWGPタッグ王座を巡って競い合っていたテッカーズとロスインゴが共倒れとなり、CHAOSとHouse of toutureが残った。両軍はNEVER6人タッグ、また前日の姫路大会でもYOHvsSHOのBOSJ公式戦でSHOに加勢するために介入したHouse of toutureを排除するなど因縁が深いことから、決着の意味で優勝決定戦は相応しい場かもしれない。ただHouse of toutureもユニットとしては立ち上げたばかりで、ユニットの存在を誇示するためには手段を選んでこないと見ていいだろう。15日の両国ではWORLD TAG LEAGUE 2021、そしてBEST OF THE SUPER Jr.28はフィナーレを迎える。