勝利寸前の潮崎に待っていた落とし穴…武藤敬司がGHCヘビー級王座を奪取で三団体制覇を達成!


2月12日 NOAH「ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~」日本武道館 4196人
(試合内容は実況ツイートより)

<第8試合 GHCナショナル選手権試合 60分1本勝負>
【第3代選手権者】〇拳王(10分10秒 ドラゴンスープレックスホールド)【挑戦者】×船木誠勝
☆拳王が5度目の防衛に成功

<第9試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇武藤敬司(29分32秒 フランケンシュタイナー)【第33代選手権者】×潮崎豪
☆潮崎が7度目の防衛に失敗、武藤が第33代選手権者となる

聖地である武道館へ11年ぶりに帰還したNOAH、メインは潮崎の保持するGHCヘビー級王座に、58歳となった武藤が挑戦、武藤はこれまでIWGPヘビー、三冠ヘビー級と新日本と全日本を制覇してきたことで、GHCも奪取することで三団体制覇を狙っての挑戦となった。

開始からロックアップとなって、一旦距離を取り、再度のロックアップでは武藤が押し込んでブレーク、腕の取り合いから武藤がガードポジションで捕らえて押さえ込みみ、潮崎が体を入れ替えるも武藤が無理せずロープに逃れる。

武藤がタックルも潮崎が潰してスリーパーで捕らえるとサイドポジションを奪って袈裟固めで捕らえるが、切り返した武藤はヘッドロックからぶつかり合い、ロックアップから潮崎がバックを奪って、腕を狙うが武藤はアキレス腱固めで捕らえると潮崎はロープに逃れる。

武藤は首投げからブラッシングエルボー、アームロックからハンマーロックで捕らえるが、潮崎は無理せずロープに逃れ、エプロンの攻防で武藤が強襲をかけるが、逆襲した潮崎はセカンドロープに顔を出した武藤にニーを浴びせ、エプロンにうつ伏せになったところで武藤に勝ち上げニーを浴びせる。

リングに戻った潮崎は逆水平からチンロック、武藤はロープに逃れるが潮崎はニードロップ、首筋にも落として袈裟固めで捕らえ、ロープに逃れた武藤に潮崎は袈裟斬りからバックドロップ、DDT、首筋へエルボースタンプと首攻めも、、武藤はローリングソバットから浴びせ蹴りで反撃する。

潮崎を花道へ出した武藤はエルボーを連発も、潮崎はボディーへ頭突きから花道へDDTから、花道ダッシュで逆水平を浴びせ、断崖式ブレーンバスター狙いは武藤が堪えると潮崎は武藤をリングに戻すが、潮崎がロープを跨いだところで武藤がシャイニングウィザードからロープ越しでドラゴンスクリューを敢行する。

武藤はドラゴンスクリューからアキレス腱固めで捕らえると、潮崎はロープに逃れ、武藤は足四の字固めを狙ううが、潮崎は逆水平で阻止すると、フライングショルダー、逆水平から串刺し逆水平、マシンガンチョップ、ランニング袈裟斬り、フィッシャーマンズバスターと畳みかける。

潮崎は突進するが、武藤は低空ドロップキックで迎撃するとドラゴンスクリューから足四の字固めの必勝パターンに持ち込み、潮崎はやっとロープに逃れたが、武藤は低空ドロップキック、サードコーナーから低空ドロップキックから足四の字固めで捕らえて潮崎を追い詰めるが、潮崎は必死でロープに逃れる。

武藤は串刺しシャイニングウィザードを放つが、受けきった潮崎がカウンターで豪腕ラリアットを炸裂させ、再度の豪腕ラリアットは、ガードした武藤はシャイニングウィザードも、潮崎は負けじとジャーマンで投げると、武藤もシャイニングウィザードで応戦する。

武藤は低空ドロップキックも、潮崎は逆水平の連打からゴーフラッシャーで反撃し、豪ハンマーを乱打してからバックドロップで投げ、豪腕ラリアットがカウント2でキックアウトされると、ムーンサルトプレスを投下するが自爆してしまう。

武藤はシャイニングウィザード、後からシャイニングウィザード、シャイニングウィザードと畳みかけると、2004年7月、NOAH初の東京ドーム大会で出したエメラルドフロウジョンを披露、そしてムーンサルトプレスを狙うが躊躇して降りたところで潮崎が豪腕ラリアットを炸裂させる。

潮崎は雪崩式ブレーンバスターから、右腕のサポーターを外し、生肘での左右エルボー、ローリングエルボー、ランニングエルボー、豪腕ラリアットと畳みかけ、ムーンサルトプレスを投下したが、武藤がカウント2でキックアウトする。潮崎は豪腕ラリアットを狙うが、武藤が奥の手であるフランケンシュタイナーで3カウントを奪い王座奪取、三団体制覇を達成した。

勝利目前で敗れた潮崎は呆然、勝った武藤は健闘を称えて握手を求めるが、納得出来ない潮崎は拒否して退場、代わりに清宮が入ってきて武藤と睨み合うが、武藤は何も語らずステージでプロレスLOVEポーズを取ってに去っていった。
潮崎も武藤がシャイニングウィザードを打ち尽くし、ムーンサルトプレスを躊躇したところで、武藤には打つ手がないと考えて勝利を確信していたと思う。ところが武藤にはムーンサルトプレスやシャイニングウィザード、足四の字が決め手にならない時の奥の手であるフランケンシュタイナーが残っていた。IWGPヘビー級を巻いた時は中邑真輔相手に防衛戦を行って打つ手を失った際に出して勝利を収め、また本家スコット・スタイナー譲りで年季が入っている。潮崎も勝利目前でまさか奥の手という落とし穴が待ち受けていたとは思ってもみなかっただろう…

GHCナショナル選手権は王者の拳王に船木が挑戦、開始から打撃の構えで牽制し合い、拳王がローキックも船木はタックルからバックを奪うと、拳王は無理せずロープへ逃れる、拳王は掌打も船木は組みついてガードポジションを奪い、拳王は逃れるも、船木はバックマウントからスリーパー狙いは拳王は無理せずロープに逃れる。

拳王は掌打、首相撲からニーリフトも、絡めてきた船木は拳王からマウントを奪い、上から掌打を落とすと拳王は嫌がり、船木は腕十字を狙うが、拳王は慌ててロープに逃れる。

船木は拳王にミドルキックから浴びせ蹴りを炸裂させると、船木はハイブリットブラスターを狙うが逃れた拳王はスリーパーも、船木はバックドロップで投げる。拳王は掌打も船木も掌打で打ち返し脇固め狙いは、切り返した拳王がジャーマンで投げると蹴暴を炸裂させる。

拳王はPFSを狙うが、避けた船木がニーリフトからツームストーンパイルドライバーで突き刺し、スリーパーで捕らえて勝負に出るが、拳王はロープに逃れる。

船木はミドルキックの連打で拳王がダウンすると、船木は再びミドルキックを浴びせるが、拳王がカウンターの掌打からハイキックを炸裂させ、グラついた船木の掌打を避けてドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪い勝利、王座を防衛した。

試合後の船木は握手はせずも潔く敗戦を認めて退場すると、拳王がマイクで「船木誠勝、やっぱり最強だ。本当にプロレスラーイコール最強を体現しただけはある。その最強の船木に勝てたのも、このような状況の中、クソヤローと武道館のおかげだ、日本武道館、ずっと連れてくると唱え続けて、夢は言い続ければ叶うものだ、それがわかっただろ、もう一個夢が出来たぞ、武道館何度もやろうぜ!NOAH業界1位まで押し上げてやる!これからは拳王についてこい!」とアピールして締めくくり、バックステージではカシンが挑戦を表明した。

日本武道館大会も緊急事態宣言の中、中止も検討されたが、どうにか開催することが出来た。現在のNOAH所属選手の中で武道館を経験した選手も少なくなったが、感慨深いのは武道館を経験した選手だけでなく、ABEMAでゲスト解説として招かれた田上明、小橋建太、そして今は亡き三沢光晴、そして最後までNOAHの行く末を心配していた故・仲田龍さんだった思う。

観客動員はどうなったか未発表のためわからない。拳王は「武道館何度もやろうぜ!」と提案したが、自分は新日本プロレスが年に1回東京ドームなら、NOAHは年に1回日本武道館という形でいいのではないだろうか。新日本がドームなら、NOAHは武道館、武道館が次回開催されるなら、年に1回はNOAH武道館の日でもいいと思う。そして次回の武道館の時はコロナが収まり、かつてのように超満員の中で開催できることを願いたい。

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