ジェイとEVILが初タッグでロスインゴに完勝も、微妙な関係は変わらず… THE EMPIREはゴールデンタッグを蹂躙!


12月21日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 594人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 タイガーマスク復帰戦 30分1本勝負>
タイガーマスク 真壁刀義 〇小島聡(8分57秒 体固め)×辻陽太 上村優也 ゲイブリエル・キッド
※ラリアット

<第2試合 30分1本勝負>
〇ジュース・ロビンソン トーア・ヘナーレ(11分10秒 片エビ固め)KENTA ×高橋裕二郎
※パルプフリクション

<第3試合 30分1本勝負>
天山広吉 田口隆祐 〇マスター・ワト(10分27秒 変形ジャックナイフ式エビ固め)鈴木みのる エル・デスペラード ×金丸義信

<第4試合 30分1本勝負>
〇タマ・トンガ タンガ・ロア チェーズ・オーエンズ(8分32秒 体固め)タイチ ザック・セイバーJr. ×DOUKI
※ガンスタン

<第5試合 30分1本勝負>
ウィル・オスプレイ グレート・O・カーン 〇ジェフ・コブ(14分12秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 棚橋弘至 ×本間朋晃
※ツアー・オブ・ジ・アイランド

<第6試合 30分1本勝負>
〇ジェイ・ホワイト EVIL ディック東郷(17分36秒 片エビ固め)内藤哲也 SANADA ×BUSHI
※ブレードランナー

新日本プロレス2020年度最後の後楽園3連戦を迎え、初日はジェイとEVILが東郷を加えて初タッグを結成して、内藤&SANADA&BUSHIのロスインゴと対戦。EVILと東郷がBULLET CLUB入りしてからはジェイとは一度も組んでおらず、G1 CLIMAX30でもジェイがEVILを批判したことで微妙な関係となっていた。
入場もEVILと東郷、ジェイは外道と一緒に別々で入場するなど距離を取り、開始前のTooSweetポーズも東郷とEVILが遅れて加わるなど微妙な空気のままで試合は開始となった。
先発は内藤とジェイでスタートも、ジェイはコンタクトしないままですぐ東郷に交代を求め、東郷も仕方なしに応じるも、ロスインゴは東郷を捕らえて先手を奪うが、その間にEVILが剥き出しコーナーを作り、東郷が剥き出しコーナーにBUSHIを叩きつけてからBULLET CLUBが場外戦を仕掛けて試合の流れを変える。
BULLET CLUBはBUSHIを捕らえるが、EVILがBUSHIを攻めるとジェイが交代を要求して、EVILは渋々ジェイに交代し、BUSHIはEVILにバッククラッカーで反撃してからSANADAに交代して、SANADAがEVILを攻め込み、ジェイは東郷に救出を命じるが、東郷は応じないなど微妙な空気のままで試合は進む。
そんな状況の中でSANADAがEVILに低空ドロップキックを浴びせてパラダイスロックで捕らえれば、カットに入った東郷もパラダイスロックで捕らえ、二人まとめて尻に低空ドロップキックを浴びせるが、SANADAはEVILへのTKO狙いも、EVILがサミングで阻止すると、レフェリーを使ってトラースキック、串刺しラリアットからフィッシャーマンズバスターで反撃する。

EVILはSANADAにダークネスフォールズを狙うが、切り返したSANADAがSkull Endで捕獲、バックの奪い合いでEVILのジャーマンを着地したSANADAはロープへ走るが、場外の東郷が足をすくと、EVILと共にトレイン攻撃からマジックキラー狙いは、SANADAが逃れてEVILにネックスクリューを決める。
ここでEVILはジェイに代わると、SANADAも内藤に代わり、内藤はジェイにアームホイップ、エルボーバット、後頭部に低空ドロップキック、ネックブリーカーと連続攻撃、切り返しから変形ネックブリーカー、ジャベで捕らえる。

内藤はストンピングの連打から雪崩式を狙うもジェイが逃れてDDTで突き刺し、串刺しエルボーからブレードバスターを決めると、ブレードランナーを狙うが逃れた内藤は延髄斬りからスパインバスターで叩きつける。

ここでBUSHIに代わり、BUSHIはジェイにミサイルキックで場外へ出すと、トペスイシーダで追撃し、リングに戻ってライトニングスパイラル、丸め込んでからスピンキックと畳みかけるが、コードブレイカーはジェイが切り返してSSSで投げ、ブレードランナー狙いはSANADAがSkull Endでカットに入り、東郷がスポイラーチョーカーでSANADAを捕らえようとしたが、逃れたSANADAはエプロンに上がった外道と同士討ちさせる。
しかし隙を突いたEVILがSANADAをEVILでKOし、カットに入った内藤のジャンピングエルボーアタックもEVILがキャッチすると、ジェイに渡してブレードランナーで内藤もKOする。
そして孤立したBUSHIにはEVILがダークネスフォールズを決めると、続けてjがブレーンランナーで3カウントを奪い、BULLET CLUBが完勝を収めた。
試合後はBULLET CLUBの4人はTooSweetポーズで勝どきも、EVILはKOされたSANADAに「キレてみろ!」と挑発して東郷と共にサッサと退場、残ったジェイは二冠奪取をアピールして大会を締めくくった。
注目のジェイとEVILは序盤こそは東郷共々、打ち解けなかったが、終盤では勝利を優先してか、互いに合わせた感じだった。だが、TooSweetポーズを取っても、EVILと東郷は先に帰るなど微妙な関係は変わらないまま、今後この二人の関係もどうなるかが注目だと思う。

セミファイナルではオカダ&棚橋のゴールデンタッグが本間を加えて、THE EMPIREと対戦。序盤はTHE EMPIREが奇襲をかけるが、ゴールデンタッグ連合軍が返り討ちして連係でO・カーンを捕らえるが、O・カーンは本間を肩固めで捕らえてからTHE EMPIREが本間を捕らえて試合の流れを変える。

本間はオスプレイに反撃してブレーンバスターからオカダに交代、オカダはオスプレイにエルボーアタック、フラップジャック、そしてリバースネックブリーカーを狙うが、オスプレイは切り返しからネックブリーカーで反撃し、O・カーンに代わってオカダの後頭部へ串刺しラリアット、オカダをコーナーにセットしてから背中へのモンゴリアンチョップ、コーナーに逆さ吊りになったオカダにスライディングキックと攻め込むが、オカダはフロントキックからリバースネックブリーカーで反撃して棚橋に交代する。
棚橋はO・カーンにフライングフォアアーム、ドラゴンスクリューからグラウンドドラゴンスクリューと攻め込むが、スリングブレイドは避けたO・カーンはフェースクラッシャーから中邑真輔の技であるリバースパワースラムを決め、エリミネーターを狙うが棚橋はツイストアンドシャウトで切り返す。
本間vsコブに代わって、本間がエルボーの連打もコブがショルダータックルで弾き飛ばし。本間もエルボーの連打からフェースクラッシャー、小こけしで反撃すると、カットに入ったオスプレイにもこけしロケットを命中させ、オカダと棚橋が入ってコブにトレイン攻撃、棚橋&オカダのダブルブレーンバスターから二人が発射台になって本間はこけしを投下する。

本間はコブにこけしを投下するが自爆すると、O・カーンが本間をブレーンクローで捕らえてから、オスプレイがサイレントウィスパー、コブがブレーンバスターと畳みかけ、最後はコブが本間に掟破りのナックルから龍魂ラリアット、ツアー・オブ・ジ・アイランドで3カウントを奪い勝利を収める。
試合後にはO・カーンが棚橋をリングに連行すると、イスをセットしてからイスめがけてニークラッシャーで棚橋の左膝に大ダメージを与え、更にオスプレイとコブが棚橋を捕まえると、O・カーンは棚橋の左膝めがけてイスでメッタ打ちにする。

これに怒ったオカダが駆けつけると、THE EMPIREは退散し、オカダは棚橋を介抱するが、オスプレイが戻ってきてヒドゥンブレイドでオカダをKOし、ビー・プレストリーもリングに上がったTHE EMPIREは「これがEMPIREの力だ!」と勝ち誇り、更にオスプレイとビーはオカダを踏みにじってから勝利のキスを交わす。

第3試合ではデスペラードと金丸が合体バックドロップ&ドロップキックでワトを捕らえ、金丸がディープインパクトを決めたが、天山が間一髪カットに入ると、金丸のタッチアウト狙いをワトが変形ジャックナイフ式エビ固めで逆転3カウントを奪い勝利、まさかの敗戦に金丸が激怒するが、ワトは田口とのタッグでIWGPジュニアタッグ王座へ挑戦をアピールする。田口&ワトはIWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦ではデスペラード&金丸を降しているが、今回の勝利で挑戦に王手がかかったようだ。

第2試合ではジュースがナックルからパルプフリクションで裕二郎から勝利も、試合後にKENTAがジュースにブリーフケースでの殴打を狙うと、ジュースが奪い取って一撃を狙うが、KENTAが場外へ逃れ、ジュースはブリーフケースを翳して権利書への挑戦をアピールする。
KENTAはアメリカでの配信マッチでブロディ・キング相手に権利書を防衛したばかりだが、未だにジョン・モクスリーの保持するUS王座挑戦への目処が立っていない。KENTAvsジュースがドームで行われることはほぼ決定だろうが、権利書をかけての対戦なのか?それとも別の形での対戦となるのか?

6月から大腸憩室炎穿孔で長期欠場していたタイガーマスクが今大会から復帰して、第1試合では小島&真壁と組んで辻&上村&ゲイブのヤングライオントリオと対戦し、真壁から交代を受けたタイガーはゲイブと張り手のラリーから、ゲイブがエルボー、ストンピングと攻め込むも、串刺し狙いはタイガーはソバットで迎撃してミドルキックの連打を浴びせる。
終盤でもタイガーは乱戦の中でゲイブをタイガードライバーで排除すると、最後は小島が突進する辻にラリアットを炸裂させて3カウントを奪い、タイガーの復帰戦を勝利で飾った。

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