谷口が怒涛の猛ラッシュも藤田の前にまたしても散る…


10月20日 NOAH「PREMIUM PRELUDE 2019」後楽園ホール 1009人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 20分1本勝負>
齋藤彰俊 ○井上雅央(6分34秒 横入り式エビ固め)モハメド・ヨネ ×ロッキー川村

<第2試合 30分1本勝負>
○Hi69(7分33秒 体固め)×宮脇純太
※ストゥーカスプラッシュ

<第3試合 30分1本勝負>
○KAZMA SAKAMOTO 大原はじめ 岡田欣也(8分58秒 エビ固め)クワイエット・ストーム 田中稔 ×諸橋晴也
※ポップアップパワーボム

<第4試合 30分1本勝負>
原田大輔 HAYATA YO-HEY ○タダスケ(14分50秒 片エビ固め)×小川良成 鈴木鼓太郎 小峠篤司 クリス・リッジウェイ
※ラリアット

<第5試合 30分1本勝負>
杉浦貴 ○藤田和之(21分6秒 レフェリーストップ)潮崎豪 ×谷口周平
※スリーパーホールド

<第6試合 60分1本勝負>
○清宮海斗 中嶋勝彦 熊野準(21分8秒 ストレッチプラム式フェースロック)拳王 マサ北宮 ×稲村愛輝

 11・2両国まであと2週間と控えたNOAH、セミファイナルでは杉浦、藤田組に久々にタッグ結成となる潮崎、谷口と対戦。潮崎と藤田の初遭遇もさながら、3日の後楽園では藤田と対峙しながらも不完全燃焼に終わった谷口が藤田に迫れるかに注目された。
  入場するなり藤田に詰め寄る谷口は先発を買って出て藤田を襲撃、エルボーからボディースラム、ストンピングと畳み掛けた後で、四つん這いになった藤田の顔面へバトンキックを浴びせ、まさかの一撃を受けた藤田はたまらず場外へ逃れる。

  やっと戻った藤田は杉浦に交代するが、谷口の勢いは止まらず、杉浦にエルボーの連打を浴びせ、代わった潮崎が逆水平の連打も、杉浦はエルボーで打ち返してラリーにとなり、杉浦のビックブーツをキャッチした潮崎が逆水平の連打、ボディースラムからニードロップ、逆水平と攻め込んでから谷口へ交代する。
  谷口は杉浦に掟破りの鬼エルボーの連打から、控えの藤田を襲撃、場外戦でエルボーの連打から鉄柵攻撃から客席へ叩きつけてエルボーの連打を浴びせ、リングに戻って杉浦にキャメルクラッチで捕らえるが、藤田が強烈なサッカーボールキックでカットすると、これに怒った谷口が藤田に襲い掛かる。
  潮崎に代わるも、杉浦がキチンシンクから藤田に代わり、潮崎が逆水平に対して、藤田が張り手返すと、潮崎が連打を浴びせて藤田が怯み、代わった谷口がエルボーの連打を浴びせるが、藤田が張り手で黙らせると、杉浦が入ってダブルショルダータックルから、杉浦のエルボーの連打で谷口がダウンする。
 代わった藤田は膝へのエルボーからニークラッシャー、アンクルホールドで捕らえ、逆片エビへ移行する。谷口はロープに逃れたが、杉浦に代わってダブルレッグスプレット、杉浦は潮崎を排除してから逆エビ固めで捕らえるが、戻った潮崎が逆水平でカットすると、蘇生した谷口はパワースラムで叩きつける。
 代わった潮崎は杉浦にマシンガンチョップ、藤田がカットに入るが、潮崎は手刀で排除してから、再び杉浦にマシンガンチョップ、袈裟斬り、フィッシャーマンズバスターと畳み掛け、ゴーフラッシャー狙うが、杉浦が前落としで阻止し、串刺しビックブーツ、串刺しニーの往復攻撃から雪崩式ブレーンバスターで投げる。
 潮崎が逆水平、杉浦がエルボーのラリーとなり、杉浦がビンタから突進するが、潮崎が豪腕ラリアットで迎撃するも、再度の豪腕ラリアットは避けた杉浦がニーからオリンピック予選スラムで投げて両者ダウンとなる。
 藤田vs谷口に代わり、 二人はぶつかり合いも谷口がショルダータックルでなぎ倒してから、串刺しラリアット、串刺しラリアットからチョークスラム狙いは杉浦がカットされると、杉浦と藤田がエルボーのサンドバックタイムを浴びせるが、受けきった谷口は頭突きで返し、、藤田にラリアットからバックドロップ、マイバッハプレスからワイバーンキャッチ狙うも、藤田が立ち上がり、藤田のエルボーや膝蹴りを受けきって頭突きを浴びせる。 
 谷口はマイバッハボムを狙うが、藤田はリバースすると、谷口の突進をラリアットで迎撃、谷口はエルボー、頭突きで返すが、藤田はビンタからパワーボムを決め、顔面へバトンキックの連打でダメ押ししてからスリーパーで絞め上げる。潮崎がカットに入るが、杉浦はフロントネックロックでセーブすると、谷口が絞め落ちてしまい、レフェリーが止めて、杉浦組が勝利となった。
 内容的には谷口が積極的になって藤田を攻め込んでいたものの、藤田が「仕留めなきゃいけない」と指摘したとおり、詰めが甘くて首の皮一枚切れなかった。しかし、谷口は藤田との対戦を通じて、谷口がなぜトップを取りきれないのか、藤田が指摘が指摘しているようでならない。結果はどうなるかわからないが、藤田との対戦は谷口にとってプラスの作用になっているかもしれない。
 

 メインの清宮vs拳王のGHCヘビー級選手権の前哨戦は、金剛が熊野を捕らえて試合をリードも、代わった中嶋が稲村にキックを浴びせて流れを変えつつ、北宮を挑発、北宮が交代を受けると中嶋のミドルキックを体を震わせて耐え切り、ドラゴンスクリューで動きを止めるとPK狙うが、稲村がショルダータックルで阻止する。
  北宮と稲村が連係を狙うが、中嶋がミドルキックで阻止すると、北宮をコーナーに押し込んで両足で踏みつけ、エルボーのラリーから、突進する北宮に中嶋がビンタも、突進する中嶋に北宮がスピアーを浴びせ、読み合いを制してラリアットを炸裂させる。
 北宮はサイトースープレックスを狙うが、逃れた中嶋がバックドロップで投げ、拳王vs清宮に代わり、清宮がエルボーの連打からブーメランフォアアーム!ミサイルキックと攻め込むが、ストレッチプラム式フェースロックは拳王が逃れてファルコンアローを決め、ミドルキックの連打からセカンドコーナーからのダブルニードロップを投下する。
 拳王はダイビングフットスタンプを投下するが、避けた清宮はストレッチプラム式フェースロックで捕らえると、後ろに押しつぶして逃れた拳王はバスソーキックを炸裂させ、ビックブーツに対して、清宮はエルボースマッシュで応戦も、拳王は輪廻からドラゴンスープレックスで投げる。
 稲村が入って清宮にショルダータックルの連打を浴びせると、拳王らが入って金剛が連係こと金剛タイムで清宮を蹂躙、稲村がダイビングショルダー、ぶちかましからスプラッシュマウンテン狙うが、着地した清宮がドロップキック、ジャーマンスープレックスホールドを決めるも、拳王がカットする。
  清宮はタイガースープレックスで拳王を排除すると、稲村のダイビングショルダーを清宮が切り返してストレッチプラム式フェースロックで捕獲して稲村がギブアップとなり、清宮が前哨戦を制して勝利。
 試合後に中嶋が北宮に

とアピール合戦をすれば、清宮と拳王も

アピール合戦し、金剛が退場後は清宮が「NOAHの新しい景色を見せる」とファンに約束して大会を締めくくった。
 中嶋と北宮は宮原健斗が健介オフィスを去り、NOAHに入るまでは兄弟みたいな関係を築いていたが、北宮の中で兄貴ぶる中嶋に面白くない部分があり、越えたいという気持ちがある。けど中嶋にとって北宮はまだまだ弟分、GHCタッグ選手権は稲村に期待がかかるだろうが、中嶋と北宮の兄弟分同士の愛憎関係も注目のポイントになる。
 清宮と拳王は「NOAHの新しい景色を見せる」を言い切ったことで目指しているころは同じでも、互いの立ち位置の違い、全て清宮に先を越された拳王の気持ち、そういったもの全てのぶつかり合いになる。

 第4試合のRATEL’Svsstingerの8人タッグ戦は、小川&鼓太郎が流れるような連係でタダスケを捕らえるが、HAYATA&YO-HEYが入って阻止し、トータルレンジャーを決めてから乱戦となり、原田&タダスケが小川に合体ニーアッパーを決めてからタダスケがラリアットで3カウントを奪い前哨戦を勝利した。

 またNOAH恒例の重大発表があり

11・24新木場で行われるRATEL’S主催興行はstingerとの全面対抗戦となり、4vs4の綱引きマッチのあとでイリミネーションマッチを行うことになった。各ユニットが主催興行を開催する中、唯一主催興行が組まれなかったstingerがここで大きく関わってきた。

 他の発表もあり

 今年7月に開催されていた「GLOBALJr.LEAGUE」が1月シリーズに開催されることになった。「GLOBALJr.LEAGUE」はこれまで開催時期が不定期だったが、新体制を気に1月に定例化させるつもりなのか、開催に伴いメキシコIWRGからドラゴン・ベインと、イホ・デ・カニス・ルプスが来日。IWRGはCMLLやAAAに属さない選手が集まっている団体で、ドスカラスの次男坊であるエル・イホ・デ・ドス・カラスがヘビー級王者、N-1にも参戦したエル・イホ・デ・ドクトル・ワグナー、WRESTLE-1に参戦中のエル・イホ・デル・パンテーラ、また2代目タイガーマスク(三沢光晴)とも対戦したピラタ・モルガンも息子共々参戦しているという。1・5後楽園は当日のカードは全て入場曲で対戦カードを発表することになった。

 新体制となって様々な新機軸を打ち出してくるNOAH、挑戦する姿勢を大いに買いたい。

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