マイケル・エルガンがNOAH参戦!GHCナショナル王座新設へ!金剛が主催興行開催も解散のピンチ!?


10月3日 NOAH「PREMIUM PRELUDE 2019」後楽園ホール 1031人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 30分1本勝負>
○齋藤彰俊 井上雅央(10分24秒 片エビ固め)×宮脇純太 ソニコ
※スイクルデス

<第2試合 30分1本勝負>
モハメド ヨネ ○クワイエット・ストーム ロッキー川村(8分39秒 片エビ固め)KAZMA SAKAMOTO 大原はじめ ×岡田欣也
※50cmウデラリアット

<第3試合 30分1本勝負>
HAYATA ○YO-HEY(10分17秒 エビ固め)小峠篤司 ×クリス・リッジウェイ
※顔面G

<第4試合 30分1本勝負>
丸藤正道 ○望月成晃(14分36秒 エビ固め)×Hi69 田中稔
※裏ツイスター

<第5試合 GHCジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第36代選手権者組】▲小川良成 鈴木鼓太郎(14分1秒 両軍リングアウト)【挑戦者組】▲原田大輔 タダスケ
☆小川&鼓太郎が4度目の防衛に成功

<第6試合 30分1本勝負>
杉浦貴 ○藤田和之(17分17秒 レフェリーストップ)谷口周平 ×熊野準
※スリーパーホールド

<第7試合 60分1本勝負>
拳王 ○マサ北宮 稲村愛輝(22分57秒 エビ固め)清宮海斗 ×中嶋勝彦 潮崎豪
※サイトースープレックス

 休憩明けにNOAHが重大発表を行った。

 まず①はエドワーズと、かつてNOAHを主戦場にしていたクレイジーが参戦、③はNOAH OBである百田の参戦とマイティ井上レフェリーの登場が発表された。百田は三沢光晴体制では副社長だったが、三沢死去後に田上明新体制発足の際に、新体制誕生を主導した仲田龍氏を批判してNOAHを去り、マイティ井上レフェリーも引退興行を開催したものの、暴露系雑誌でで故・泉田純と共に仲田氏を批判したことで事実上NOAHとは絶縁状態だった。百田とマイティ井上レフェリーと和解したというのは、三沢体制~田上体制の頃のゴタゴタはもう過去のものになりつつあるのかもしれない。

 ④⑤はRATEL’S、金剛、杉浦軍各ユニットによる主催興行の開催が発表された。RATEL’Sの主催興行は2度目だが、金剛と杉浦軍は初、まして金剛は主催興行を超満員札止めにしなければ、金剛の解散と拳王の退団という条件が提示されてしまった。拳王はこれまで何度もリデット社を批判していたが、今まで金剛を相手にしてこなかったリデット社が相手にしてきたということは、本格的にイジめてみようか?と考えたのか、しかし拳王だけでなく金剛もどれだけファンの支持を受けているのか知るのには絶好の機会でもあり、これもある種NOAHの挑戦なのかもしれない。

 最後の⑦はGHCナショナル王座が新設されることになり、N-1準優勝者の杉浦とインパクト代表のエルガンの間で初代王座決定戦が行われることになった。武田社長によると「GHCヘビー級選手権は年間数大会でしか開催できません。一度挑戦して敗れてしまうと、また一からチャンスを狙うことになって時間を要します。やはりプロレスは闘いであり、ベルトを争うものですから、ベルトをかける相応しい戦いを展開する場として、GHCヘビーとは違うベルトがあってよいものではないか、考えました」と説明した。
 NOAHにはかつて秋山準が提唱した白GHC(グローバル・ハードコア・クラウン)というベルトがあったが、白GHCの場合は階級は無差別ながらも試合形式も決められるものであり、引き分けだったら王座が移動する場合もあった。しかし今回のナショナル王座は階級は無差別のみ、形式は新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王座に近いものがある。チャンピオンベルトは巻いた王者が権威を高めるものであり、IWGPインターコンチネンタル王座も中邑真輔が巻いて自分の色に染め上げたことで、IWGPヘビー級王座と並び立てるような王座となった。初代王者が誰になるかはわからないが、どうベルトの権威を高めていくのか、王者にかかっていると思う。

 本戦ではセミファイナルで杉浦が藤田とタッグを結成して谷口&熊野と対戦、藤田が先発で出ると、谷口がショルダータックルからリフトを狙うが、コーナーに押し込んだ藤田が張り手、キック、首相撲からキック、膝蹴りと打撃の嵐を浴びせる。
 杉浦組は代わった熊野を捕らえてリード、藤田も逆片エビ固め、ニークラッシャーからアンクルホールド、熊野の左足に雷電ドロップと泥臭い攻めも見せる。
 熊野は杉浦にエルボーからバックドロップから谷口に代わり、谷口は杉浦、藤田にショルダータックル、杉浦とのビックブーツは相打ちからエルボーのラリーに持ち込み、谷口が連打も杉浦がビックブーツからキチンシンクで黙らせると、藤田が入ってダブルショルダータックルから藤田がバックドロップと谷口を攻める。
 起き上がった谷口は頭突き、ハンマーを連発も、藤田は受け流してラリアットで応戦、それでも谷口がハンマーからブレーンバスターで一矢報い、熊野が入ってダブルショルダータックルを浴びせるが、ダブルブレーンバスター狙いは杉浦にかっとされる。
 杉浦組が熊野にダブルエルボーを浴びせると、藤田がビンタ、パワーボム、バトンキックの連打と熊野を蹂躙、谷口がカットに入るが、藤田がビンタでKOすると、熊野をスリーパーで絞め落として勝利を収めてクラッシャーぶりを見せつけ、谷口は自分の存在を藤田にアピールするどころか、藤田にいいようにやられてしまった。

 第5試合のGHCジュニアタッグ選手権は、開始からstingerがRATEL’Sを分断して試合をリードするが、勝負を狙った流れるような連係が阻止されると、逆にRATEL’Sがstingerを分断、片山ジャーマン&ラリアットを小川に狙うが、避けられて同士討ちとなってしまう。
 stingerが再び流れるような連係を狙うが、読んでいた原田が阻止し、小川を捕らえて弓矢固め&スワントーンボムの合体技を決めると、原田はニーアッパーからローリングエルボー、場外へ逃れた小川にプランチャを狙うが、鼓太郎がエプロンでのエクスガリバーで阻止する。
 鼓太郎は三沢魂エルボースイシーダを狙うが、今度はタダスケがラリアットで阻止し、場外のstingerにトペコンを発射、しかし場外カウントが進んで原田がリングに戻ろうとしたところで小川がタイツを掴んで阻んだだめ、そのまま両軍リングアウトとなるも、納得しないRATEL’Sはバックステージへ下がろうとするstingerに襲い掛かり、そのままバックステージへと雪崩れ込んでいった。

 メインの6人タッグ戦は、先発で出た清宮が拳王のビックブーツからのビンタでダウンするも、エルボーのラリーで食い下がる。
 試合は清宮組が稲村を捕らえてリードも、懸命に粘った稲村は清宮に代わり、拳王も出てきて清宮にビックブーツからミドルキックの連打を浴びせれば、カットに入ったAXIZにもミドルキックからハイキックを浴びせる。
 清宮は拳王にブーメランフォアアームからミサイルキックで反撃、チキンウイングアームロックで捕らえるが、逃れた拳王はコーナーめがけてファルコンアローからムーンサルトダブルニーを投下も、ダイビングフットスタンプは清宮がドロップキックで迎撃する。
 中嶋は北宮にソバット、ミドルキック、串刺しビックブーツから両足で踏みつけと攻め込むが、ビックブーツも耐えた北宮はエルボーのラリーに持ち込み、、中嶋がミドルキックに対して、北宮はスピアーで応戦する。
 そこで稲村が入るが、潮崎が入ってAXIZが稲村をダブルトラースキックで排除すると、北宮にトレイン攻撃から逆水平、ミドルキックのサンドバックタイム、トラースキック&フィッシャーマンズバスターで追い詰めにかかり、拳王がカットも清宮が排除すると、中嶋が北宮に前後からのサッカーボールキックを浴びせる。
 中嶋は北宮バーティカルスパイクを決めるが、間一髪で稲村がカットに入り、中嶋は人でなしバトンキックを狙うが稲村がスピアーでカット、そこで稲村のオクラホマスタンピートの援護から北宮が中嶋にパイルドライバーで突き刺すと、ラリアットからサイトースープレックスの連発で3カウントを奪い、試合後は北宮が「8年前、健介オフィスに入門したその時から中嶋勝彦、てめえのことが心底、気に食わねーんだよ」「俺たち金剛が、タフが来月、両国国技館で挑戦する」とAXIZの保持するGHCタッグ王座への挑戦を表明した。デビュー2年目の稲村がタッグ王座に挑戦するのは大抜擢でもあるが、これまで中嶋を追い続けてきた北宮が追い越すことが出来るか?

 11・2両国は拳王が清宮、北宮&稲村がAXIZに挑戦することで主役に躍り出るチャンスとなった、このチャンスを生かして主催興行に弾みをつけることが出来るか?

 第4試合では丸藤の援護を受けた望月がHi69にツイスターを決めたが、キックアウトされると、Hi69のリバースDDT狙いを裏ツイスターで切り切り返して3カウントを奪い勝利、試合後は丸藤が稔のデビュー25周年を祝福した。望月も8日のDRAGON GATE後楽園ホール大会でBen-Kの保持するオープン・ザ・ドリーム王座への挑戦が決まっていたが、調子がいまひとつ上がっていなかった、しかし今回の勝利でやっと弾みがついてきたようだ。

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