6月15日 スターダム「CINDERELLA TOURNAMENT 2023~優勝決定戦~」東京・国立代々木競技場 第二体育館 1049人
<第0試合 5分1本勝負>
△HANAKO(5分時間切れ引き分け)△さくらあや
<第1試合 CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準決勝戦 15分1本勝負>
〇桜井まい(5分52秒 片エビ固め)×月山和香
※ハーレムハングオーバー
<第2試合 CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準決勝戦 15分1本勝負>
〇MIRAI(11分12秒 エビ固め)×壮麗亜美
※ジャンピングラリアット
<第3試合 15分1本勝負>
マライヤ・メイ 〇ジーナ ジェシー(9分54秒 片エビ固め)葉月 コグマ ×向後桃
※ジョナライド
<第4試合 30分1本勝負>
刀羅ナツコ 渡辺桃 スターライト・キッド 鹿島沙希 琉悪夏 〇吏南(10分47秒 片エビ固め)林下詩美 上谷沙弥 AZM レディ・C 妃南 ×天咲光由
※Pink♡Devil
<第5試合15分1本勝負>
〇高橋奈七永 優宇 水森由菜(11分46秒 アルバトロス)岩谷麻優 ×飯田沙耶 羽南
<第6試合 30分1本勝負>
〇朱里(10分2秒 片エビ固め)×小波
※PK
<第7試合 CINDERELLA TOURNAMENT 2023 優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
〇MIRAI(13分12秒 片エビ固め)×桜井まい
※ダイビングボディーアタック
☆MIRAIがCINDERELLA TOURNAMENT2023優勝
<第8試合 30分3本勝負>
ジュリア 舞華 ひめか テクラ(2-1)中野たむ なつぽい 白川未奈 SAKI
①〇ジュリア(7分12秒 片エビ固め)×中野
※ノーザンライトボム
②〇中野(2分54秒 トワイライトドリーム)×ジュリア
③〇舞華(4分37秒 片エビ固め)×なつぽい
※みちのくドライバーⅡ
いよいよ準決勝、優勝決定戦を迎えた『CINDERELLA TOURNAMENT 2023』第1試合では桜井と月山が対戦し、桜井のビックブーツは月山が避けるとエルボーのラリーになって、月山は桜井を転がせるとドロップキックから胴絞めスリーパーで捕らえるが、桜井はロープエスケープ。
月山はヒップアタック、ロープを使ってのスタナーからオースイスープレックスは逃れた桜井は変型レッグドロップで反撃も、月山はエルボーの連打で返して譲らない。
月山は極楽ドン、コーナーから極楽ドンからムーンライトドリームを狙うが、桜井が逃れてビックブーツ、フィッシャーマンズスープレックスホールと攻め、フェースバスターは月山が丸め込み、オースイスープレックスはカウント2となると、桜井はビックブーツからフェースバスターを決めるが、カバーは月山が体を入れ替える。
桜井はビックブーツからダイビングエルボードロップを命中させ、最後はハーレムハングオーバーで3カウントを奪い決勝に進出、試合後に勢いが止まった月山に対し「庶民代表おポンコツレスラー月山和香。あなたの爆上がり物語は今日でお終いよ。明日からまたもとの冴えない3流レスラーにお戻りなさい!」と言い放ってから優勝をアピールする。
第2試合のMIRAIvs壮麗のGod’s Eye対決は、ヘッドロックからのぶつかり合いは壮麗が制してボディースラムから逆エビ固め狙いは、MIRAIがロープエスケープ。壮麗はMIRAIをトップロープにセットしてマシンガンチョップ、ブレイジングチョップと攻めてから抱え込み式逆エビ固めで捕らえるが、MIRAIはロープエスケープも、壮麗のバックドロップ狙いはMIRAIはヘッドロックで捕らえ、突進する壮麗にバックフリップで投げる。
MIRAIがマシンガンチョップ、バルキリースプラッシュと攻めてからSSコロンビアwithミケーレは、逃れた壮麗がデスバレーボムからMIRAIを抱えてオーバー・ザ・トップロープを狙うと、切り返したMIRAIが回転エビ固めからアナコンダバイスで捕らえ、壮麗は必死でロープエスケープも、MIRAIはネックツイストでダメ押しする。
壮麗のエルボーを受け切ったMIRAIがエルボーで返し、壮麗は連打も、いなしたMIRAIがコンプリートショット、読み合いからミラマーレショックは逃れた壮麗がブルーサンダーを決め、串刺しラリアットに対し、壮麗は串刺しラリアットからラリアットは相打ちも、いなした壮麗はラリアットを放てば、MIRAIもラリアットで応戦する。
MIRAIはレインメーカーを狙うが、キャッチした壮麗がブレーンバスターも、MIRAIはラリアットを連発してからジャンピングラリアットで3カウントを奪い、優勝決定戦に進出、2連覇へ向けて王手をかける。
セミファイナルで行われた優勝決定戦、MIRAIvs桜井は、MIRAIが握手を求め、桜井が応じたところでエルボーを放つと、握手のままでエルボーのラリーになり、ロープへ走るMIRAIを桜井がビックブーツで迎撃、場外戦で花道ダッシュでドロップキックを命中させ、鉄柱攻撃から突進するが、MIRAIがボディースラムで投げる。
リングに戻るとMIRAIが串刺しエルボーを連発から串刺しラリアット、ミサイルキック、コンプリートショットからSSコロンビアwithミケーレを狙うが、切り返した桜井がSTFで捕らえ、MIRAIはロープエスケープ。桜井は側頭部へビックブーツを連発、ロープ越しでスタナーからミサイルキックを命中させる。
桜井はフィッシャーマンズスープレックスホールド、ダイビングエルボードロップを狙うが。MIRAIがデットリードライブで落とすと、桜井はエルボーの連打もMIRAIはラリアットで応戦、桜井はビックブーツから突進はMIRAIがバックフリップで投げ、SSコロンビアwithミケーレから。突進は避けた桜井は丸め込むも、キックアウトしたMIRAIはラリアットを放つ。
MIRAIはミラマーレショックを決めるが、桜井はカウント2でキックアウト、MIRAIはエルボーの連打から突進は桜井がビックブーツで迎撃してフェースバスター、MIRAIの突進をビックブーツを連発し、シングルレッグキックから、ダイビングエルボードロップはMIRAIがカウント2でキックアウトすると、ハーレムハングオーバーを狙うが、MIRAIが雪崩式水車落としで投げる。
エルボーのラリーから桜井が乱打を浴びせて、MIRAIが崩れると、桜井がビンタから突進はMIRAIがラリアットで迎撃して、カバーは桜井が丸め込み、フェースバスターから突進はMIRAIはラリアットからジャンピングラリアット、ミラマーレショックはカウント2でキックアウトされる。
それでもMIRAIはダイビングクロスボディーで粘る桜井から3カウントを奪い、CINDERELLA TOURNAMENT2連覇を達成した。
メイン終了後にMIRAIがドレス姿で登場し、「スターダムは素晴らしい選手ばかりですが、埋もれるつもりはない。高みへ行く。時代を動かす。これからのスターダム全て魂込めてこのシンデレラのMIRAIに任せてください!」と意気込みを述べるが、王座挑戦に関しては23日の横浜アリーナでゴッテス王座挑戦が決まっており、専念を理由に先送りにした。
月山と同じ貴婦人キャラとなって覚醒した桜井は、月山を破った勢いでMIRAIの2連覇を阻むかと思われたが、ハーレムハングオーバーは阻止され、ミラマーレショックも2回食らってキックアウトできたものの、まさかの技であるダイビングクロスボディーの前に力尽きてしまった。MIRAIもミラマーレという選択肢もあったのだろうが、腕攻めは十分下ごしらえしていなかったこともあって、クロスボディーを選択したのか、MIRAIにしても勝つためには技は選んでられないという執念の勝利だったのではないだろうか…MIRAIはこれでCINDERELLA TOURNAMENTは2連覇となったが、2連覇は岩谷以来で7年ぶりだったという。
メインは23日の横浜アリーナで行われるワールド・オブ・スターダム前哨戦である8人タッグ戦、ジュリア&舞華&ひめか&テクラのドンナ・デル・モンドvs中野&なつぽい&白川&SAKIのCOSMIC ANGELSは3本勝負で行われ、1本目はDDMが奇襲で開始となり、乱戦となるもCOSMIC ANGELSはジュリアを捕らえるが、白川のバックブローが中野に誤爆すると、DDMが中野に総攻撃をかけ、最後はジュリアがニーアッパーからノーザンライトボムで中野から直接3カウントを奪い、1本目を先取する。
2本目になると、今度はCOSMIC ANGELSがジュリアを捕らえ、SAKIがジャンボスープレックスから中野がデスティニーハンマー、なつぽいはフェアリアルギフト、中野がバイオレットシューティングと畳みかけ、中野はジュリアにタイガースープレックスホールドを決めれば、ジュリアもタイガースープレックスで応戦してグロリアスドライバー狙いは、逃れた中野はなつぽいとダブルトラースキック、ト!COSMIC ANGELSで踵落としから中野がトワイライトドリームでジュリアから3カウントを奪いタイスコアに持ち込む。
3本目はジュリアがダメージで戦線を離脱する中、今回でDDMとして組むのが最後となったひめかが舞華と共に奮起。COSMIC ANGELSが連係で舞華を捕らえるが、テクラはコーナーのなつぽいにスパイダー雪崩式ブレーンバスターから場外のCOSMIC ANGELSにプランチャを命中させると、孤立したなつぽいに舞ひめがダブルチョークスラム、舞華がラリアットと畳みかけ、山茶花は逃れたなつぽいがフェアリアルリングも、キックアウトした舞華がラリアットからみちのくドライバーⅡで3カウントを奪いDDMが2-1で勝利となった。
試合後にジュリアがマイクを持つと観客に挨拶してDDMの勝利をアピールし、ひめかもラストDDMとして感謝を述べ、「DDMは最高でしたか?」とファンに呼びかけ、「これからもDDMが大好き」とアピールする。
再びマイクを持ったジュリアは中野に対し、「COSMIC ANGELSに対して解散しろとは言わないが、(中野に対して)テメエのことは許さない、絶望のどん底に落とす、あんたとはそれが最後だ」と言い放ってDDMと共に退場する。
マイクを持った中野はやっと重い口を開いて「COSMIC ANGELSは解散しない」と断言して、ジュリアへの怒りをぶつけつつ退場しようとするが、白川が突然マイクを持つとCOSMIC ANGELSを離脱、clubVenusの独立を宣言する。
白川は中野に対してこれまでことを感謝し、勝負をかけたいとして独立の真意を明かし、ショックを受けた中野も涙を流す。そこで白川はセコンドにいた月山にclubVenus入りをするか決断を迫ると、中野は涙を流しながらCOSMIC ANGELSへ残留を促すが、突然の選択に月山は戸惑うも、迷った末に月山は「コズエンが好きで中野のおかげで初勝利できたことで中野が大好きです」ということでclubVenusを選択してしまい、中野はダブルショックで呆然としてしまう。
白川は月山を連れ、マライヤらclubVenusと共に引き上げるが、COSMIC ANGELSのオリジナルメンバーだった白川、初勝利が出来ず悩みながらも励ましてきた月山の離脱にショックを受けた中野が泣き出し、残ったなつぽいとSAKIが励ましているところで、2日の後楽園大会でスターダム参戦を表明した安納サオリが現われ、COSMIC ANGELS入りを志願、中野も受け入れたことで安納のCOSMIC ANGELS入りが決まった。
ジュリアは「中野には人望がない」「COSMIC ANGELSを解散に追い込んでやる」と挑発してきたが、横浜アリーナ大会寸前で、白川らclubVenusの独立と月山の離脱は中野にとっても大きな衝撃だった。だが白川にしてみれば、オリジナルメンバーだったウナギ・サヤカがレギュラーでスターダムに登場しなくなり、ピンクカブキも解散したことで、COSMIC ANGELSからいつ離脱するかタイミングを伺っており、月山もマライヤらの通訳を務めていたこともあったことから、clubVenus入りは必然たったのかもしれない。
戦力の大半を失ったCOSMIC ANGELSに安納が現われた。幸い負傷した左腕は軽症であることが安納から報告があったことから、横浜アリーナには予定通りに出場する予定、COSMIC ANGELSにしてみれば災い転じて福とすることが出来るだろうか…
第3試合の葉月&コグマ&向後のSTARSvsマライヤ&ジーナ&ジェシーのclubVenusはジェシーがジョイライドで向後から勝利も、試合後にマライヤが向後を「ショッパイ!」として罵倒すると、激怒した向後は英語で打倒club Venusをアピールするが、clubVenusは高笑いする。
第5試合の奈七永&優宇&水森の7UPvs岩谷&飯田&羽南のSTARSは、奈七永がアルバトロスで飯田から勝利を収め、試合後に岩谷が奈七永とのシングルを実現するためにIWGP女子王座を奪取をアピールしたところで、黒いフードを被った人物が乱入し岩谷を襲撃してバックスタパーを決める。そしてフードを取ると正体はIWGP女子王者でスターダムには初登場となるメルセデス・モネで、マイクを持って高笑いしながら岩谷を挑発、その後で岩谷にビンタを浴びせ、颯爽と引き上げていった。
第6試合の朱里vs小波は、小波の突進をいなした朱里はジャーマンスープレックスホールドからスリーパーで捕らえ、小波は押さえ込んで逃れるも朱里がランニングニーから流炎を狙い、逃れた小波はトライアングルランサーで捕らえる。
切り返した朱里が白虎狙いも、逃れた小波がバスソーキックからスリーパーからスリーパースープレックスで投げ、朱里はミドルキックに対して、小波がミドルキックで打ち返してラリーになる。
小波が往復ビンタ、ローキックは相打ちも朱里がハイキックを炸裂させ、二段式ニーからハイキック!後頭部頭突きから延髄斬り、PKと浴びせて3カウントを奪い勝利となった。