2月21日 NOAH「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」東京ドーム 30096人
(試合内容は実況ツイートより)
<MASTER STAGE第5試合 FINAL DE LUCHA 30分1本勝負>
〇石森太二 外道(4分43秒 体固め)×NOSAWA論外 MAZADA
※ブラディークロス
<MASTER STAGE第6試合 TOKYO TORNADO 30分1本勝負>
〇高橋ヒロム(11分2秒 体固め)×AMAKUSA
※TIME BOMBⅡ
<MASTER STAGE第7試合 TOKYO TORNADO 時間無制限1本勝負>
〇オカダ・カズチカ(16分32秒 片エビ固め)×清宮海斗
※レインメーカー
「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」東京ドーム大会のセミファイナルでオカダvs清宮のIWGP世界ヘビー級vsGHCヘビー級の王者同士の対戦が実現、当初は30分1本勝負の予定だったが前日になって清宮本人が完全決着を求めて時間無制限1本勝負を要求、大会直前で時間無制限1本勝負に変更となった。
ロックアップからオカダがパワーで押し込んでブレークするも、なかなか離さなず、ロックアップからオカダがエルボーを浴びせ、清宮が連打で返し、。オカダが場外へ出して、すぐ戻った清宮にジャーマンから場外へ蹴り出し、ボディースラムから鉄柵外でDDTを決める。
リングに戻るとオカダはまたDDTから清宮の顔面を蹴り上げ、清宮はエルボースマッシュの連打からハンマーで反撃を狙っても、突進はオカダがショルダースルー、ボディースラムからダイビングエルボードロップを命中させると、レインメーカーポーズで勝負をアピールする。
オカダはエルボーも清宮は受けきってエルボーの連打、オカダはビックブーツも清宮はカウンターエルボーで応戦し、オカダの突進をカウンターエルボーで迎撃してからランニングエルボー、オカダを場外へ蹴り出すと鉄柵へハンマースルーで叩きつける。
清宮がまた鉄柵へハンマースルーから突進するが、オカダが鉄柵外へショルダースルーで放り投げると、鉄柵を使ったハングマンDDTは清宮がフロアへブレーンバスターで投げ返し、鉄柵越えでノータッチウルトラタイガードロップを命中させる。
リングに戻ると清宮がミサイルキックからジャーマンスープレックスホールド、タイガースープレックスを狙うが、逃れたオカダはフラップジャック、ビックブーツも清宮はエルボースマッシュ、オカダはジョンウー!清宮がジャンピングニーで応戦すれば、オカダはドロップキックで返す。
オカダは旋回式ツームストーンパイルドライバーからローリングラリアット、そしてレインメーカーは清宮がジャンピングニーで迎撃してオカダの右腕へドロップキックを連発、オカダの突進をドロップキックから右腕へミサイルキックを命中させる。
清宮はシャイニングウィザードはオカダがガードも右腕へダメージを与え、清宮はすかさずシャイニングウィザードからシャイニングウィザードはオカダがドロップキックで迎撃、引き込みラリアットを連発は避けてもオカダはドロップキック、そしてレインメーカーはシャイニングウィザードで迎撃してタイガースープレックスホールドを決める。
清宮は変型シャイニングウィザードを狙ったが、キャッチしたオカダがレインメーカードライバーからレインメーカーを炸裂させるも、敢えてカバーを解いたオカダは延髄斬りからレインメーカーフロウジョン、レインメーカーで3カウントを奪い勝利を収め、オカダは清宮に振り返らずにサッサと引き上げていった。
オカダが勝負に急いでいる風に見えたが冷静さはしっかりあり、清宮もレインメーカー潰しの攻めも悪くはなかったが、最後の詰めで変形タイガードライバーにいかず、変形シャイニングウィザードを狙ったことで勝負を焦ってしまった。
オカダがIWGPを巻いていることから新日本プロレスの看板であれば、清宮はNOAHの看板である。しかしNOAHの看板である清宮が負けたということは、NOAHは新日本プロレスと比べるとまだまだの団体、けどNOAHは敢えてわかっているからこそ清宮を送り出した。勝てば大きいが現実は甘くない、それもまたプロレスであることを改めて見せつけられただけでも清宮だけでなくNOAHも大きな収穫だったと思う。
清宮はこれまで何度の倒れてきたが、その度に立ち上がって前へ歩いてきた。それが清宮であり、現在のNOAHだと思う。その清宮にジェイクが牙を剥いてきた。ジェイクはNOAHに参戦してからGLGの土台固めに集中してきたが、ここにきて本来の目的であるGHCヘビーに照準を定めたようだ。
第6試合のIWGPvsGHCのジュニアヘビー級王者対決のヒロムvsAMAKUSAが実現した。
AMAKUSAはスワンダイブハリケーンラナでヒロムを場外へ出すと切り込み式トルニージョを命中させ、リングに戻ってスワンダイブバックエルボーを命中させる。
AMAKUSAは串刺しもヒロムが迎撃して串刺しヒロムちゃんボンバーからドロップキック、エルボーの連打は受けきったヒロムは逆水平、ぶら下がり式首四の字、場外戦で鉄柵へ叩きつけ、エプロンからジョンウーを命中させ、AMAKUSAを挑発してリングに戻し連続カバーでスタミナを奪いにかかる。
ヒロムはブレーンバスターも着地したAMAKUSAはハリケーンラナを狙い、堪えたヒロムがパワーボム狙いもAMAKUSAがDDTで突き刺すと、場外へ逃れたヒロムにトップコーナーからトルニージョアタックを命中させ、リングに戻ってファイヤーバードスプラッシュを命中させる。
AMAKUSAは突進するが、ヒロムはコーナースロイダーで投げ、ヒロムがエルボーの連打はAMAKUSAは受けきるがヒロムは足蹴にする。
ヒロムは突進するが、AMAKUSAがカサドーラからトラースキック、突進は避けたヒロムがジャーマンもAMAKUSAがビンタを浴びせれば、ヒロムはヒロムちゃんボンバーで応戦する。
ヒロムは剣舞のマスクを持ち出して突進はAMAKUSAがトラースキックで迎撃すると、剣舞のマスクを手にしたAMAKUSAが剣舞の技である、ヒロムはローリングエルボーもAMAKUSAは延髄斬りで迎撃して、読み合いからヒロムがビクトリーロイヤルもAMAKUSAは剣舞に技である変型十字固めで丸め込む。
しかし持ち上げたヒロムはTIME BOMBを決めると、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBⅡで3カウントを奪い、AMAKUSAの過去も引きずり出して勝利、試合後もヒロムとAMAKUSAはエールを交わし合った。
第5試合ではNOSAWA論外の引退試合が行われ、NOSAWAは東京愚連隊の相棒であるMAZADAと組んで、メキシコ時代に世話した石森、そして愚連隊の先駆者である外道のBULLET CLUBと対戦した。
愚連隊が奇襲で開始!いきなり石森を連係でキャメルクラッチ&ドロップキックと連係で捕らえ、石森はMAZADAにブーメランフェイントもMAZADAはサミング、読み合いから腕極めDDT、石森のハンドスプリングオーバーヘッドレッグラリアットに対しMAZADAはラリアットで応戦する。
外道vsNOSAWAに代わり、殴り合いからNOSAWAは地獄突きを浴びせ、外道は脛蹴りから外道クラッチも逃れたNOSAWAは超高校級ラ・マヒストラルで応戦する。
代わった石森はNOSAWAの左腕へコードブレイカー、愚連隊の連係を阻止した石森はNOSAWAにスライディングジャーマンからYesLockで絞めあげるが、石森が突然技を解くと、NOSAWAは大きく構えて解釈を求め、石森は涙を流しながらブラディークロスで3カウントを奪いNOSAWAを介錯した。
試合後は石森だけでなく外道もBULLET CLUBの立場を忘れてNOSAWAを称え、NOSAWAはMAZADAと共に静かにリングを去って行った。速攻勝負に驚いたのだが、NOSAWAも引退試合までにハードな試合を続けていたことから体が限界だったのかもしれない。
NOSAWAがデビューしたのはPWCというインディー団体で、PWCが活動停止するとDDTの旗揚げに参加したが、その後海外へ渡り、メキシコやアメリカのリングに上がって、MAZADAと知り合って東京愚連隊を結成、武藤敬司体制だった全日本プロレスに参戦すると、そのまま全日本プロレスに定着したが、酒のトラブルも多く、全日本プロレスを追われ、新日本プロレスにも参戦したが、また酒のトラブルで去らざる得なくなった。
NOSAWAはトラブルでファンからの批判に晒されてきたが、その度に助けてくれたのは鈴木みのるなどレスラーたちで、NOSAWAはレスラー達の助けがなければ、ここまでレスラー人生は歩んでこなかったと思う。そしてNOAHに定着してレスラーだけでなく裏方としても活躍し、そしてレスラー人生の最後を東京ドームで迎えた、人生七転び八起き、インディーから始まったレスラーが東京ドームでゴールを迎えるのは、NOSAWAがここまで積み上げてきたレスラー人生の証だったのではと思う。
NOSAWA論外選手、ご苦労様でした。