12月20日 東京愚連隊「TOKYO DREAM FINAL 〜LAST FESTIVAL〜」後楽園ホール 750人超満員札止め 声出し解禁仕様
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 ワクチンファイト提供試合 30分1本勝負>
〇門馬秀貴 中村大介 前口大尊 甲斐拓也(11分50秒 三角絞め)日高郁人 SUSHI ×2 松本崇寿
<第2試合 タッグマッチ〜金星〜 30分1本勝負>
〇雪妃真矢 高瀬みゆき(15分0秒 片エビ固め)山下りな ×夏すみれ
※TSULALA
<第3試合 〜NO HAY SALIDA〜 30分1本勝負>
〇Eita(9分48秒 片エビ固め)×鈴木鼓太郎
※Imperial Uno
<第4試合 NOAH提供試合〜AERO DIVISION〜 30分1本勝負>
〇ニンジャ・マック(9分45秒 片エビ固め)×ザ・リーブ・マスク
※ニンジャボム
<第5試合 スペシャル6人タッグマッチ〜絆〜 30分1本勝負>
丸藤正道 望月成晃 〇彰人(14分17秒 完璧足四の字固め)B×Bハルク 大森北斗 ×下東由朋
<第6試合 東京愚連隊vs金剛〜VATOS LOCOS〜 60分1本勝負>
〇拳王 中嶋勝彦 征矢学 タダスケ 大原はじめ Hi69(24分36秒 片エビ固め)×NOSAWA論外 MAZADA FUJITA TAKEMURA KIKUZAWA ディック東郷
※PFS
2023年2月21日、武藤敬司の引退と同じ日に東京ドームで引退するNOSAWAは久しぶりに東京愚連隊を集合させ、ドラディションを主戦場にするMAZADA。議員として活動しながらもレスラーを続けるTAKEMURA、DDTを含めた各インディーに参戦するFUJITA、某マスクマンとして噂されているKIKUZAWA、そして最後に東京愚連隊のメンバーとして加わった東郷ら東京愚連隊が後楽園に集合、メインで金剛と対戦、試合はルチャルールであるノータッチルールとして行われ、全日本プロレスの名誉レフェリーである和田京平レフェリーが試合を裁いた。
東京愚連隊が奇襲で開始となると、いきなり場外戦で両軍が乱闘になり、リングにはNOSAWAとHi69戻ると、Hi69がスパルタカスチョップに対しNOSAWAが地獄突きで応戦したところで、MAZADAとTAKEMURAが入りHi69にスーパーパワーボム、KIKUZAWAとFUJITAは征矢にフラップジャック、NOSAWAとMAZADAは連係でタダスケを蹂躙するが、拳王が入るとNOSAWA、MAZADAにスピンキックを浴びせる。
拳王の前に、みちのくプロレス時代の先輩である東郷が登場すると、東郷と拳王はグラウンドの攻防、東郷のヘッドロックに対し拳王はヘッドシザースで返し、東郷はタックルからレッグロックで捕らえる。
中嶋vsKIKUZAWAになると、中嶋はガットショットから腕の取り合いも、KIKUZAWAはリストロックからヘッドロックで食い下がってショルダータックルを連発も、中嶋はビックブーツを浴びせる。
KIKUZAWAは中嶋にエルボーのラリーに挑むと、KIKUZAWAのサミングに対し、中嶋はミドルキックを浴びせてから金剛が入って金剛トレインでKIKUZAWAを蹂躙、KIKUZAWAは東京愚連隊に助けを求めるが、5人は場外で和田京平レフェリーと話し込んでカットに入る気は全くなく、中嶋は見捨てられたKIKUZAWAにシャッターチャンスタイムだが、NOSAWAとMAZADAがシャッターチャンスに加われば、金剛も負けじとシャッターチャンスに加わる。
長時間捕まったKIKUZAWAはタダスケにパワースラムで反撃すると、代わったNOSAWAはMAZADAとタダスケの足を取って鉄柱に股間を打ち付けてから、FUJITAが低空ドロップキックと連係、NOSAWAはバスソーキックを浴びせてタダスケをカバーするが、カウントは京平レフェリーが手が痛いとカウントに入るのが遅かったため、NOSAWAが抗議する。
代わった東郷がタダスケにナックルからドロップキック、TAKEMURAもタダスケにロープ越しのアトミコで続くなど、東京愚連隊がタダスケを捕らえるが、長時間捕まったタダスケはNOSAWAをブレーンバスターで投げると、代わった大原が風車式バックブリーカーを連発し、代わったMAZADAはアームブリーカーからラリアットも、突進は大原が風車式バックブリーカーを決める。
代わった中嶋はMAZADAにミドルキックの連打、コーナーへレッグシザースから顔面蹴りを浴びせて突進すると、MAZADAはマンハッタンドロップからラリアットに対し、中嶋はトラースキックで応戦、拳王vsFUIJITAに代わると、FUIJITAが騙し討ちナックルを連発し、エルボーの連打から突進は拳王がミドルキックで迎撃、FUJITAはフライングショルダーからSAYONARAを狙うが、逃れた拳王が輪廻を炸裂させ、FUJITAが場外へ逃れると、Hi69がトペスイシーダで追撃する。
征矢vsTAKEMURAに代わると、無我ワールドプロレスリング時代からの対決となった両者はデスバレーボムの応酬、TAKEMURAのラリアットと征矢の弾道が相打ちになり、東郷vsタダスケに代わると、タダスケのフェイント式DDTに対し、サミングから十字固め、クロスフェースで捕らえるが、中嶋がカットする。
リングに一人残った中嶋はNOSAWAを呼び込むと、握手を求めるNOSAWAにローキック、前後からサッカーボールキックを乱打しNOSAWAは必死で耐えるが、倒れたところで中嶋がカバーも、東京愚連隊が総出でカットに入れば、金剛が排除する。
NOSAWAは中嶋に急所打ちで一矢報いるが、ダメージで立ち上がれないところで背後から拳王が迫ってNOSAWAにミドルキックの乱打、これもNOSAWAは必死で耐えるが崩れ、それでも立つNOSAWAに拳王は容赦なくミドルキックを連打する。
ここで東京愚連隊がカットに入って拳王にトレイン攻撃からスーパーパワーボムを決めると、MAZADAの指示でNOSAWAが超高校級ラ・マヒストラルで丸め込んだが、拳王はカウント2.5でキックアウトし、NOSAWAはシャイニング論ザードを狙っても、ガードした拳王がバスソーキックからPFSでカウント3を奪う金剛が勝利、東京愚連隊は最後の試合を有終の美で飾ることが出来なった。
試合後に金剛が退場するとマイクを持ったNOSAWAは「すいません。座ったままで。もうね、本当はもうマイクも持ちたくないんだけど、大丈夫ですか。僕がマイクを持つと長くなっちゃうんだけど、まずは金剛。拳王、勝彦、その2人には感謝だな。辞めていくのによ、ここまで蹴りをしてきやがって、チクショウ。ただ、今日は隣がEXILEで、忘年会シーズンの中、この東京愚連隊最後の大会にご来場本当にありがとう」と金剛と超満員になった観客に感謝を述べる。
NOSAWA「これは俺の思い出じゃなく、最後の東京愚連隊、いい記念になったなと思っています。まあ、2月21日、東京ドームで私NOSAWA論外はプロレスを辞めるんですけど、最近本当にね、NOSAWA論外を演じてるのも雑になっちゃって、もうなんだろう、牙が抜けたみたいな感じで。この間なんか俺、ディズニーシーに行っちゃった。それがさ、メッチャ楽しくてさ」とカミングアウトするして、MAZADAも驚いてしまう。
そしてNOSAWAはメンバーに対して声をかけ、東郷には「まずは東郷さん。あまり組むタイミングがなかったんだけど、ここ何年かで東郷さんと一緒に活動できたっていうのは俺に取って人生のプラスかもしれないです。本当にありがとうございました。」と感謝すれば、TAKEMURAには「先週13年ぶりに再会して。山口・下関のTAKEMURA君の大会に出たんだけど、下関に行って、打ち上げがフグじゃなく焼肉だったんですよ。次に下関に行った時はフグお願いします。どうもありがとう。」と約束し、KIKUZAWAには「今日は特別ですよ。SNSで拡散してください。誰も知らないと思いますけど、KIKUZAWAさんは菊タローの中身の人です」と正体は菊タローであることを暴露して、館内はえー(わざとらしく)と驚く。
FUJITAには「FUJITA先輩はいつもニコニコ俺のわがままを聞いてくれて、いつも六本木のパーティーに行くとなぜか別で来てて。いつもアゴ食らってましたね、我々。いつも深夜の六本木の反省会が懐かして。でも、いつも横にいてくれて心強かった。感謝。ありがとう」、そして最後に長かったMAZADAには「そして、最後。パレハ、MAZADAさん。ちょっと付き合いが長すぎてなんだろう…ごめん。ちょっと言葉が出ねえや。もう1個だけ俺に付き合ってほしいから。ちょっとこれ見てもらっていいう」とビジョンを指さすと…
NOSAWAの引退試合のカードが発表され、MAZADAと組んで石森&外道のBULLET CLUBと発表されると、NOSAWAは「パレハ最後の最後まで勝手に決めてごめん。最後引退試合一緒によろしく」とMAZADAと握手を交わし、最後はFUJITAに締めを託すと「皆さん、本日はご来場ありがとうございました。本日で東京愚連隊興行は一応最後になりますが、NOSAWA論外引退まで、皆さん最後まで見届けてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。この東京愚連隊を愛してくれている人がひとりでもいる限り、東京愚連隊は永遠に不滅だ!」と叫び、東京愚連隊は円陣を組んで解散となった。
東京愚連隊は2000年に海外で結成され、仲間内のトラブルで何度も解散しながらも結局継続し、2004年に全日本プロレスに参戦してからは日本に定着したが、メンバーも入れ替わり、NOSAWAとMAZADAは何度も仲間割れしながらも、東京愚連隊の看板だけは下ろさず、今日まで至ってきた。
NOSAWAも何度もトラブルを起こしてきたが、鈴木みのる曰く「こんなどうしようもないヤツ」でも、これだけのメンバーが揃ってくれた。東京愚連隊もある意味”腐れ縁”の集まりだったのかもしれない。
だがNOSAWAのレスラー生活はまだちょっとだけ続き、引退試合はMAZADAと組んで、石森&外道のBULLET CLUBとなった。本来なら海外で活躍してきた先輩である邪道&外道をリクエストしていたと思うが、邪道は現在の立場上外道と組めないため、石森になったと思う。
セミファイナルでは丸藤&彰人のCyberFight副社長コンビに望月が加わり、DRAGON GATEのハルク&全日本プロレスの北斗&東京愚連隊興行でデビューした下東組と対戦。丸藤vsハルクで始まると、丸藤vsハルクで開始!ハルクがいきなりサミング、バックエルボーからオーバーヘッドキックも丸藤は側転からドロップキックと見せ場を作る。
丸藤組が下東を捕らえて試合をリードするが、下東は丸藤にブレーンバスターから北斗に代わり、丸藤の時間差ロープワークをコンプリートショットで叩きつけ、串刺しエルボーから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、エルボーの連打も、受けきった丸藤は川田キックから逆水平で返し、北斗のRKOも阻止してフックキックを浴びせる。
望月vsハルクになると、ハルクは左右のローキックから踵落としを浴びせるが、ファーストフラッシュは望月は水面蹴りで迎撃し、代わった彰人は低空ドロップキックからレッグブリーカーで足攻めも、低空ドロップキックはハルクがフットスタンプで潰し、ブラジリアンキックから踵落とし、バルキリースプラッシュと攻め込んでいく。
彰人はハルクに熨斗紙の体勢からニークラッシャーで反撃するとゴライアス・バードイーターで捕らえたが、北斗がカットには入り、ハルクは彰人に水車落としから踵落としを浴びせる。
下東に代わると、北斗のジャーマンの援護を受けてから彰人に飯伏幸太から伝授されたカミゴエを連発するが、キャッチした彰人はドラゴンスクリュー、望月がローキック、彰人が下東の右脚を持ったところで丸藤が右足へ虎王、そして彰人がドラゴンスクリューから完璧足四の字固めで下東がギブアップとなり、試合後はハルクが敗戦に怒り下東を制裁した。
第4試合のレオンvsニンジャvsリーブによる3WAY戦は、3選手で張り手のラリーになると、ニンジャがリーブ、レオンにラリアットを放ち、レオンにはラリアットからフェニックススプラッシュを投下、リーブとレオンを場外へ出してニンジャスペシャルを命中させ、最後はリングに戻るとリーブにニンジャボムで3カウントを奪い勝利、試合後はニンジャがレオンに対しGHCジュニアヘビー級王座への挑戦をアピールする。
第3試合のEitavs鼓太郎は、Eitaはイダルゴを狙うが、切り返した鼓太郎がレクイエムで突き刺すと、Eitaは立ち上がれない、そこで鼓太郎がEitaを起こして突進するが、レフェリーをEitaが使って鼓太郎の動きを止めるも、鼓太郎はEitaにアッパー掌底からから三沢魂ローリングエルボーを炸裂させる。
鼓太郎はブルーディスティニーを狙ったが、レフェリーを使って逃れたEitaがImperial Unoで3カウントを奪い勝利となった。