2月11日 東京女子プロレス「Positive Chain ’22」後楽園ホール 536人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇宮本もか(6分2秒 羅生門)×遠藤有栖
<第2試合 20分1本勝負>
〇ハイパーミサヲ 桐生真弥 ラム会長(10分36秒 片エビ固め)朱崇花 猫はるか ×鳥喰かや
※パイパミリターンズ
<第3試合 15分1本勝負>
〇荒井優希(11分14秒 片エビ固め)×鈴芽
※Finally
<第4試合 15分1本勝負>
沙希様 〇メイ・サン=ミッシェル(11分54秒 ラ・レポルシオン)らく ×原宿ぽむ
<第5試合 20分1本勝負>
中島翔子 〇坂崎ユカ 瑞希(14分8秒 片エビ固め)山下実優 角田奈穂 ×小橋マリカ
※マジカルメリーゴーランド
<第6試合 インターナショナルプリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第7代王者】〇伊藤麻希(11分37秒 伊藤デラックス)【挑戦者】×上福ゆき
☆伊藤が初防衛に成功
<第7試合 第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦 30分1本勝負>
〇辰巳リカ 渡辺美詩(20分30秒 片エビ固め)×天満のどか 愛野ユキ
※ミサイルヒップ
☆白昼夢が初優勝
2・11後楽園大会のメインは「1・8神戸から開幕した第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」の優勝決定戦が行われ、1回戦でプリンセスタッグ王者組のマジカルシュガーラビッツが敗れる波乱の中で勝ち残ったのは、辰巳&美詩の白昼夢と、天満&愛野の爆れつシスターズの元タッグ王者2チームで、3・26で東京女子プロレス卒業が決まっている天満は有終の美を飾るため決勝戦に臨んだ。
試合は美詩vs天満で開始となり、両者はグラウンドからぶつかり合いも、辰巳vs天満に代わると、天満がショルダータックルから、愛野に代わって爆れつシスターズがダブルボディープレス、愛野がセントーンと辰巳を捕らえて先手を奪うが、辰巳はヒップアタックで反撃して美詩に代わり、美詩は愛野に串刺しエルボー、アームホイップからショルダータックル、ハンマーロック、バックブリーカーと攻め、辰巳に代わってボディースラム、美詩もボディースラムと代わる代わる投げて、白昼夢が愛野を捕らえ、試合の流れを変える。
辰巳はヒップアタックを狙うが、避けた愛野はショルダータックルを浴びせると、代わった天満がボディースラムからカーブストンプ、ボディープレスで続くが、クロスボディーは避けられると辰巳が低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、美詩が入って合体ヒップアタックと白昼夢がリードを渡さない。
白昼夢は合体技を狙うが、阻止した天満はクロスボディーを浴びせ、代わった愛野がロープのバウンドを利用してボディースラム、リバーススプラッシュからフルネルソンで捕らえて、串刺しも迎撃してダイブを放つが、美詩がキャッチしてジャイアントスイングで大回転する。
美詩は愛野にカナディアンバックブリーカーも、愛野が逃れるとぶつかり合いになって、レーザービームを避けた愛野がサイドスープレックスから愛と炎のフルネルソンで捕らえ、辰巳がカットも天満が排除する。
愛野はUBV狙いを狙うが、切り返した美詩がアバランシュホールドで叩きつけ、代わった辰巳がブーメランヒップアタックも、愛野はブルドッキングヘッドロックで応戦してから天満に代わり、天満は辰巳にショルダータックル、ダイビングボディープレスと攻めるが、串刺しは辰巳が避けるとロープ越しでドラゴンスクリュー、ドラゴンスクリューから足四の字固めで捕らえて追い詰めにかかり、天満は必死でロープエスケープする。
辰巳と天満がエルボーのラリーになって、天満が連打も、辰巳が低空ドロップキックからヒップアタック、延髄斬りからミサイルヒップアタックを狙うが、避けた天満がファールアウェイスラムで叩きつけ、愛野が入ると天満が愛野を辰巳へショルダースルーで落とすと、美詩を捕らえて辰巳めがけて爆れつブルドックを決める。
勝負と見た天満がキルスイッチを狙うが、辰巳が切り返してツイストオブフェイドからスリーパーで捕らえてドラゴンスリーパーへ移行し、愛野がカットに入ると、爆れつシスターズがサンドイッチショルダータックルで挟み撃ちにする。
しかし、そこで美詩が入って愛野をティアドロップを決め、辰巳は天満にドラゴンバックブリーカーを決めると、白昼夢が白昼夢エタニティで愛野を排除し、最後は辰巳がミサイルヒップで天満から3カウントを奪い、白昼夢がトーナメント優勝を果たし、試合後は両軍とも抱き合ってノーサイドとなった。
爆れつシスターズが去った後は、白昼夢が第5試合で勝利を収めた坂崎&瑞希のマジカルシュガーラビッツを呼び出してプリンセスタッグ王座に挑戦を表明すると、マジラビも受諾して3・19両国での選手権が決定となった。
セミファイナルでは伊藤の保持するインターナショナルプリンセス王座に、元王者の上福が挑戦も、上福がコロナ療養明けのせいか、さえない表情を浮かべると、伊藤が開始前からビンタを浴びせて気合を入れる。
開始後も伊藤はキチンシンクからストンピング!コーナーに押し込んでまたストンピングと圧倒、伊藤のエルボーの連打に対して、上福もエルボーで返すが、伊藤が受け切って髪を掴んで挑発すると、上福がヒックブーツの連打からドロップキック、ブレーンバスターと反撃する。
上福はドロップキックで伊藤が場外へ逃れると、追いかけた上福はマウントエルボーの連打に対し、伊藤は鉄柱攻撃から場外でボディースラムで投げ、リングに戻ると伊藤が逆エビ固めで追い詰めにかかり、上福はロープエスケープロス寸前も、中央に戻した伊藤はフライングビックヘッドを狙ったが自爆してしまうと、上福は卍固めで捕らえる。
伊藤はロープエスケープも、上福のビックブーツを避けた伊藤はハングマンDDT、串刺しバックエルボーからデルフィン式スイングDDTで突き刺し、伊藤は立てと上福を蹴ると、上福がビンタで返すが。伊藤も笑いながら逆水平から伊藤パニッシュで捕らえて、上福は必死でロープエスケープする。
そこでセコンドの桐生が上福にスマホを渡すと、上福はお母さんに電話をかけて、伊藤に渡し、伊藤も上福のお母さんとは顔なじみなことから、つい出てしまったところで、上福が丸め込むも、キックアウトした伊藤はDDT、上福も首固めからフェイマサーを決めるが、上福の回転エビ固めを丸め込んだ伊藤が、伊藤デラックスで捕らえて、上福は無念のギブアップとなって王座を防衛した。
試合後は伊藤が「また何回でもやろう。これで終わりじゃないから!」とエールを送れば、上福「伊藤は一番可愛くて大事で、一番応援している友達!」と返してサミングあびせたため、伊藤も思わず退場する上福に汚い言葉を浴びせるも、次期挑戦者を募ったところで、第3試合で鈴芽を降した荒井が現れ、思わぬ挑戦者が現れたことで伊藤が驚くも、荒井は「今、伊藤麻希を潰すタイミングなんじゃないかなと思って、自信を持ってきました。ベルトに挑戦させてください!」と挑戦表明すると、伊藤も「荒井優希、潰しに来い!」と受諾して、3・19両国での選手権が決定となった。
荒井は第3試合で鈴芽と対戦し、鈴芽の厳しい攻めに遭いながらも、リングアベル狙いをフルネルソンで捕らえたところでFinallyを炸裂させて勝利を収めた。荒井はキャリアは1年足らずで挑戦に疑問視する声もあるだろうが、スリーパーやサソリ固めまでマスターして技のバリエーションは確かに増えているものの、選手権となると荒井自身が限界以上を出せるかが課題になり、伊藤もそれを引き出せるかが鍵になってくる。初めての選手権で荒井が自分の限界を越えられるか、大きな勝負となるだろう。
第4試合では久しぶりに参戦したNEO美威獅鬼軍が、らく&ぽむと対戦し、らくの子守歌にメイサンが寝てしまえば、沙希様も寝てしまうなど、思わぬ苦戦を強いられるが、最後はラ・レポルシオンでぽむから3カウントを奪い、NEO美威獅鬼軍が勝利も、試合後は3・19両国にマーサ、ユキオ・サンローランとNEO美威獅鬼軍フルメンバーを従えて参戦することを予告する。
そして3・19両国には今大会出場した666のラム会長、ガンプロ女子から、まなせゆうな、そしてAEWから現在帰国中に志田光の参戦も発表され、今大会欠場したヒカリvs志田のシングルマッチが行われることになった。