1月10日 NOAH「N Innovation U-CUP」横浜ラジアントホール 141人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
稲葉大樹 〇日高郁人(11分43秒 ショーンキャプチャー)稲村愛輝 ×藤村加偉
<第2試合 20分1本勝負>
△小峠篤司 大原はじめ(20分時間切れ引き分け)吉岡世紀 △進祐哉
<第3試合 30分1本勝負>
NOSAWA論外 〇YO-HEY 鈴木鼓太郎(7分26秒 片エビ固め)×亜烈破 覇王 仁王
※ドロップキック
<第4試合 30分1本勝負>
〇清宮海斗(16分42秒 タイガースープレックスホールド)×スペル・クレイジー
<第5試合 U-CUPユニットシャッフル タッグマッチ 30分1本勝負>
〇タダスケ 宮脇純太(6分42秒 片エビ固め)小川良成 ×Eita
※ラリアット
<第6試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】原田大輔(27分2秒 DOKKKAN!!)【第46代王者】×HAYATA
☆HAYATAが9度目の防衛に失敗、原田が第47代王者となる
「N Innovation U-CUP」の3日目はGHCジュニアヘビー級選手権が行われ、王者のHAYATAに初日のランブル戦に優勝した原田が挑戦した。
開始から腕の取り合いから読み合いとなると、原田は足を取ってレッグロック、カンパーナから押さえ込み、HAYATAが押し込んでブレークも、読み合いになってから原田がバックエルボーからランニングエルボーを放つと、場外へ逃れたHAYATAにプランチャを命中させる。
リングに戻ると原田はスリーパーからヘッドロックで執拗に絞め、ネックロックへ移行、首筋へエルボースタンプからネックロック、コブラクラッチと首攻めを展開して先手を奪い、原田はフルネルソン、首投げからクロスフィックス、クロスフェースと攻めて、HAYATAはロープエスケープする。
原田はボディースラムからエルボードロップ、ネックロックと攻め込み、HAYATAはロープエスケープしてHAYATAは場外へ逃れるも、休ませまいとした原田はHAYATAをリングに戻してカバーし、キックアウトしたHAYATAにエルボーの連打からDDT、首四の字と攻め込むが、エプロンに逃れたHAYATAはロープ越しでアームブリーカーで反撃する。
HAYATAは原田の左腕をコーナーポストに叩きつけてからロープ越しでアームロック、左腕ヘストンピング、アームドックと試合の流れを変え、原田はロープエスケープも、HAYATAは左腕ヘストンピングを連打、ロープ越しでアームバー、リストロックからアームホイップ、左腕ヘコードブレイカー、クルックアームシザース、左腕をマットに叩きつけ、執拗に原田の左腕を攻める。
原田はアームホイップも切り返したHAYATAは左腕ヘコードブレイカー、クルックヘッドシザースのままでアームロックで捕らえ、原田はたまらずロープエスケープするも、HAYATAは突進も原田はスロイダーで投げ、串刺しエルボーを連発してランニングエルボー、デスバレーボム!ノーザンライトスープレックスはHAYATAが逃れるも、読み合いから原田が袈裟固めで捕らえ、HAYATAはヘッドシザースを狙うが原田が振りほどき、HAYATAはロープエスケープする。
HAYATAは回転延髄斬り、ジョンウーは原田はキャッチしてシーソーホイップの要領で場外へ放り出し、リングに戻ったHAYATAはマンハッタンドロップも、ロープワークでは原田が吸い込み式エビ固めと丸め込み、読み合いから一旦距離を取って試合をリセットする。
HAYATAはハンマーロックも原田はヘッドロック、HAYATAはヒップトスからキーロック、ハンマーロックのままでストンピングを浴びせ、原田はヘッドシザースのまま押さえ込み、クルックヘッドシザースで捕らえ、HAYATAはロープエスケープする。
原田は前屈みのHAYATAにダイビングフットスタンプを投下し、ハンドスプリング狙いも顔面へ低空ドロップキックで迎撃すると、垂直落下式ブレーンバスターから片山ジャーマンを狙うが、逃れたHAYATAは切り返しからアームバー式アームブリーカーを決め、HAYATAは左腕ヘトラースキック、ハンマーロックから、昨年10月8日大阪で仕留めた変形アームロックで捕らえるも、原田はロープエスケープする。
HAYATAはクロスアーム式DDT、ムーンサルトプレス、403インパクトと畳みかけると、クロスアーム式403インパクトは逃れた原田がボディーエルボーを連発、原田の足を払ったHAYATAはヘデックも原田が押さえ込んで阻止する。
原田はカサドーラ、ウラカンラナと丸め込みを連発し、大中西ジャーマン、ニーアッパーから片山ジャーマンスープレックスホールドで勝負を狙ったが、HAYATAはカウント2でキックアウト、原田は再度片山ジャーマンを狙うが、HAYATAはハンマーロックで切り返し、バックを奪った原田は後方回転エビ固め、キックアウトしたHAYATAの腰にフットスタンプを投下すると、デスバレーボムからニーアッパー、ローリングエルボーと浴びせ、最後はクロイツラスこと新技DOKAAANで3カウントを奪い王座を奪取、HAYATAの長期政権に終止符を打った。
原田「久々にこのベルト獲ったけど、お前が持ってる間にずいぶん重くなったな。HAYATA!ベルト、そしてジュニアの価値が上がった時、またやろうや!近い将来、ヘビーとジュニアのポジションをひっくり返してみせる!」とアピールすると、小峠&大原、宮脇が原田の王座奪取を祝福して3大会に渡って開催してきたN Innovationを締めくくった。
内容的にはラジアントホールという空間を意識してかグラウンドの攻防が多かったものの、終盤になると原田がHAYATAのパターンを見事に読み切り、ヘデックまで阻止するなど、HAYATAのペースを狂わせ、また最後の新技もHAYATAは読み切ることが出来なかった。
原田は「お前が持ってる間にずいぶん重くなったな」とコメントした通り、HAYATAは長期政権を築いてきたからこそ、ベルトの価値も高めてきたことから、その後を請け負うとなると責任は重大、やっと正規軍にベルトが戻ってきたことから原田がどんな王座像を再び築いていくのか期待したい。
セミファイナルではU-CUPユニットシャッフルタッグとして、初日のランブルで各ユニットで最初に退場した選手が組まされることになる、小川は因縁のEitaと組んでタダスケ&宮脇と対戦するも、先入場したEitaに対して、小川はなかなか入場せず焦らし、Eitaが苛立ったところでやっと小川が入場するなど、早くも両者の間で不穏な空気が流れ、小川も勝手にコーナーに下がってEitaに先発を任せてしまう。
Eitavsタダスケで開始となるが、Eitaのショルダータックルを受けきったタダスケはバックエルボーえ返し、Eitaはブレーンバスターして交代するが、小川が交代を拒否してしまう。
Eitaは宮脇にランニングエルボー、串刺しバックエルボーからコーナードロップキックと攻め込まれてしまうが。セカンドコーナーへ昇ると、Eitaが払い落して小川の身体を叩いて交代し、小川はショルダータックルも宮脇はドロップキック、代わったタダスケも小川の串刺しを迎撃してランニングアッパーカットで続くが、今度はEitaが交代を拒否してしまう。
それでも小川はドロップダウンするタダスケにフットスタンプを投下して、Eitaの頭を叩いて交代すると、怒ったEitaが小川に襲い掛かって仲間割れとなって、小川を排除するも、タダスケと宮脇がEitaを袋叩きにする。
宮脇はEitaにミサイルキックからフィッシャーマンズバスターで追い詰め、代わったタダスケは地団駄ラリアットを狙うが、小川が阻止して一応助け。、小川が入ってEitaと連係を見せるが、宮脇がEitaにドロップキックを放つと、ロープにバウンドして戻ってきたEitaは小川にエルボーを放ってしまう。
怒った小川はEitaにDDTを決めると、タダスケが地団駄ラリアットで3カウントを奪い勝利も、こういう形でNOAH初黒星を喫したEitaは激怒してペロス軍が小川を袋叩きするだけでなくImperial Unoで小川をKO、そして鼓太郎とNOSAWAが場外で小川を捕まえて、リングからEitaが水をぶかけると吉岡と進が駆けつけてペロス軍と乱闘となった。
第4試合では清宮がクレイジーと対戦し、場外戦でリード奪った清宮だったが、ジャーマン狙いはクレイジーがきゅしょけりで阻止し、串刺しラリアットから足を押し当て、清宮は張り手の連打もクレイジーは応戦してブレーンバスターで投げるが、清宮はジャンピングネックブリーカーで応戦する。
清宮はエルボー、ドロップキックを連発してジャンピングエルボードロップを投下するも、ミサイルキックは避けたクレイジーはドロップキックからムーンサルトプレス、切り込み式エルボードロップで反撃も。串刺しを迎撃した清宮はブーメランフォアアームからミサイルキックを命中させる。
エルボーのラリーから、清宮はエルボースマッシュ、ジャーマン狙いはクレイジーがサムソンクラッチで丸め込み、清宮も丸め込むと、クレイジーはラ・マヒストラルを連発するが、突進するクレイジーを清宮はドロップキックで迎撃するとタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い勝利を収め、試合後も雄叫びを挙げるなど、再起への向けて大きく前進した。
注目された再起第1戦だが、若い者の特権か清宮はオカダ・カズチカに敗れたことは良い経験と受け止めて前へ進めた。また前へ進みだした清宮の今後に大きく期待したい。