10月8日 NOAH「GRAND SQUARE 2021 in OSAKA」エディオンアリーナ大阪 1291人
(試合内容は実況ツイートより)
<第8試合 SPECIAL TAG OSAKA N1 LIMITED 60分1本勝負>
拳王 〇清宮海斗(20分54秒 オコーナークラッチ)武藤敬司 ×桜庭和志
<第9試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者/N-1 VICTORY2021 優勝者】中嶋勝彦(37分18秒 片エビ固め)【第35代王者】×丸藤正道
※滞空式バーティカルスパイク
☆丸藤が3度目の防衛に失敗、中嶋が第36代王者となる
NOAHが大阪府立体育会館大ホールでビックマッチを開催し、メインではGHCヘビー級王者の丸藤にN-1 VICTORYを優勝した中嶋が挑戦。二人がGHCヘビー級王座かけて対戦するのは7年ぶりで、NOAHの象徴である丸藤越えを達成するために、N-1を二連覇した中嶋が挑むことになった。
開始から互いに間合いを詰めるが、中嶋はローキックを浴びせ、中嶋がキックから突進も、丸藤がレッグシザースで倒し、読み合いからまた距離を取る。
中嶋がビックブーツになるとロープワークになるが、中嶋が場外へ出て焦らす、丸藤が追いかけるが中嶋がリングに戻って挑発、丸藤がリングに戻るとロックアップは中嶋がいなし、ソバットからニーリフトと浴びせ、ミドルキックから足を押し当てて先手を奪う。
中嶋は串刺し狙うが、迎撃した丸藤がセカンドコーナー乗るも、中嶋がR-15で丸藤が場外へ落とし、中嶋はエプロンからPKから、鉄柱に丸藤を叩きつけ、鉄柵に叩きつけてからミドルキックを浴びせる。
リングに戻ると中嶋はストンピング、首投げからサッカーボールキック、ニーリフト、串刺しビックブーツからシャッターチャンスタイムを敢行し、反対側のコーナーでもシャッターチャンスタイムを敢行した中嶋はカメラへ向けて「ショータイムだ」とアピールする。
しかし丸藤は中嶋の足を取って押し倒すと、トップロープから場外へ出すが、その際に中嶋が左腕を強打してうずくまってしまう。これを逃さなかった丸藤は中嶋を鉄柵に叩きつけると、鉄柵を使って左腕へストンピングを浴びせる。
リングに戻ると丸藤が攻めようとするが、中嶋はロープを掴んでいたためレフェリーが止め、その間に中嶋は場外へ逃れて休憩するも、リングに戻っても丸藤はリストロックから左腕へ虎王を浴びせ、起き上がり小坊師逆水平、左腕を折りたたんでストンピングと徹底した左腕攻めで”本当は怖くてえげつない丸藤”を出す。
中嶋は低空ドロップキックから延髄斬りで反撃すると串刺しビックブーツからミドルキック、ミサイルキックを命中させ、丸藤の逆水平をいなしてミドルキックも、PKは避けた丸藤は中嶋の脛への低空ドロップキック迎撃すると、串刺し背面ジャンピングエルボー、トラースキックイリュージョンは中嶋が見切るも、丸藤はジャンピングスピンキックを浴びせる。
丸藤は串刺し虎王から串刺しを狙うが、避けた中嶋がターンバックルを蹴りあげてからミドルキックをを浴びせ、両者ダウンから丸藤がドロップキックで場外へ出すと、エプロンめがけてブレーンバスターで突き刺し、エプロンで中嶋にボディーへ虎王からエプロンの角めがけてパイルドライバーを敢行する。
中嶋がリングに戻ると、先回りしていら丸藤がフロムコーナートゥコーナーを命中させ、前方回転不知火から不知火、ポールシフトを狙うが、逃れた中嶋がトラースキック、丸藤のトラースキックをキャッチしてトラースキックの連打、前後からサッカーボールキック、PKと浴びせる。
勝負に出た中嶋はバーティカルスパイクを決めるが、左腕の痛みのせいかカバーに少し遅れてカウント2でキックアウトされると、中嶋はダイヤモンドボムを狙うが逃れた、丸藤は久々のコブラクラッチ式三角絞めで捕らえ、コブラクラッチのままでバッククラッカーからコブラクラッチ式三角絞め、キーロックからパーフェクトキーロックで中嶋を追い詰め、中嶋はギブアップ寸前となるが、必死でロープエスケープする。
中嶋はミドルキックもキャッチした丸藤がカウンター虎王を命中させ、これも久々であるタイガーフロウジョンを決めるが、中嶋はカウント2でキックアウトする
丸藤は再び虎王を狙うが。中嶋がキャッチしてトップコーナーに丸藤をうつ伏せにしてセットし蹴り上げる。
中嶋はボディーへパントキックから、人でなしパントキックを狙うが、逃れた丸藤はトラースキックを炸裂させ、中嶋のハイキックを避けて股くぐりトラースキック、フックキック、虎王と浴びせ、中嶋のミドルキックをキャッチしてトラースキックを浴びせるが、真虎王は中嶋が切り返してニーを浴びせるも、、バーティカルスパイク狙いは切り返した丸藤が真虎王を炸裂させる。
丸藤は逆水平に対して、中嶋はミドルキックでラリーにとなって、中嶋が連打も、受け切った丸藤は逆水平の連打から中嶋の顔面へ逆水平を浴びせると、中嶋はエルボーから往復ビンタの連打で返す、そこで丸藤がカウンターの虎王から虎王・零を狙うが、キャッチした中嶋がダイヤモンドボムからハイキックを炸裂させる。
それでもカウント2でキックアウトする丸藤に中嶋は滞空式バーティカルスパイクを決め3カウントを奪い、念願だった丸藤越えを達成してGHCヘビー級王座を奪取した。
試合後にベルトを受けっとった中嶋は「丸藤正道を食ったぞ、N-1そして、GHCヘビー、食っても食っても、食い足らねえな」とアピールすると、田中将斗が登場し「オレはまだお前に食われへんぞ!」と挑戦表明すれば、「田中将斗、お前を美味し食ってやる」と受諾し、田中が去った後は「おい時代が動くぞ!やっと手に掴んだGHC、オレがNOAHだ!」とアピールして締めくくり、金剛のメンバーと共に記念撮影に収まった・
正直言って中嶋もバーティカルスパイク、ダイヤモンドボムも決め手にならなかったことで、もう打つ手はないと思っていたが、今回の中嶋は勝つことしか考えておらず、勝つまでバーティカルスパイクも何度でも打つ覚悟でいた。勝利への執念が見られた試合だった。
そして中嶋の前に田中が立ちはだかったが、中嶋にとって田中はこれまで1度も勝てていないことから、最強の挑戦者であり、また現在の中嶋にとって相応しい相手、そして「オレがNOAH」とアピールしたのは「Iam NOAH」を公言して現在欠場中である潮崎豪へ向けられたものなのか…
セミファイナルで行われた武藤&桜庭vs拳王&清宮は、武藤組が清宮を捕らえて試合をリードも、清宮は武藤にジャンピングネックブリーカーで反撃してから拳王に代わり、拳王はビックブーツからミドルキックの連打、セカンドコーナーからダブルニードロップを投下して試合の流れを変え、アンクルホールドで捕らえる。
拳王は蹴暴を狙うが、武藤がドラゴンスクリューを決め、代わった桜庭がアキレス腱固めで捕らえれば、清宮がカットも武藤がドラゴンスクリューから足四の字固めでセーブし、桜庭はクロスヒールホールドへ移行して拳王を追い詰め、拳王はロープエスケープする。
桜庭は拳王の足を取るも、ロケットキックで逃れた拳王はブレーンバスター、清宮に代わってエルボーの連打からエルボースマッシュ、ジャンピングネックブリーカー、ミサイルキックと畳みかける。
清宮は拳王の援護を受けてジャーマンスープレックスホールドから、拳王の指示で合体狙いを狙うが、同士討ちさせた桜庭が清宮にアームロックも、拳王がフットスタンプでカット、そこで武藤がドラゴンスクリューからシャイニングウィザードで拳王を排除すると、清宮にもシャイニングウィザードを炸裂させ、桜庭に指示して予告通りにダブルインパクトを狙う。
ところが清宮を肩車する桜庭が仕掛けに手間取ってしまうと、拳王がカットに入り、清宮がオコーナークラッチで桜庭から3カウントを奪い勝利を収めた。