1月31日 NOAH「HIGHER GROUND 2021」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
覇王 仁王 〇タダスケ(10分12秒 片エビ固め)宮脇純太 岡田欣也 ×矢野安崇
※地団駄ラリアット
<第2試合 20分1本勝負>
小峠篤司 〇稲村愛輝 稲葉大樹(8分58秒 体固め)×モハメド ヨネ 谷口周平 YO-HEY
※無双
<第3試合 30分1本勝負>
中嶋勝彦 〇マサ北宮(14分16秒 体固め)×杉浦貴 ケンドー・カシン
※サイトースープレックス
<第4試合 30分1本勝負>
小川良成 〇HAYATA 進祐哉(10分44秒 体固め)×鈴木鼓太郎 日高郁人 NOSAWA論外
※ヘデック
<第5試合 30分1本勝負>
〇船木誠勝 田中将斗(18分1秒 レフェリーストップ)×拳王 征矢学
※胴絞めスリーパーホールド
<第6試合 60分1本勝負>
〇武藤敬司 丸藤正道 吉岡世起(27分15秒 足四の字固め)×潮崎豪 清宮海斗 原田大輔
武道館大会まであと僅かとなったNOAH、後楽園大会のメインではGHCヘビー、ジュニア選手権の前哨戦が行われ、ヘビー級王者の潮崎が清宮、ジュニアヘビー級王者の原田と組んで武藤&丸藤&吉岡組と対戦。
試合は潮崎vs武藤で開始となり、武藤が下から仕掛けてレッグロックで捕らえると、潮崎は腕十字を狙うが武藤は覆いかぶさりアキレス腱固めも、潮崎もアキレス腱固めで極め返す.
武藤は潮崎の逆水平をいなして低空ドロップキック、読み合いからドロップキックを放って、丸藤vs清宮に代わり、清宮が押し込んでブレーク、丸藤がヘッドロックからビックブーツも、突進は清宮がリーブロックからアームホイップ、丸藤がヘッドシザースで切り返すも、逃れた清宮はエルボードロップを投下する。
原田vs吉岡に代わると、吉岡が押し込んでミドルキックは原田がガード、吉岡のビックブーツを避けてエルボーのラリーに持ち込み、読み合いから原田がショルダータックルを浴びせる。
代わった清宮は吉岡にバックハンドエルボーも、控えの丸藤へ強襲をかけるが、丸藤が返り討ちにして場外戦を仕掛け、鉄柵を使った左腕攻めから、リングに戻ってから武藤がリングに戻ってチキンウイングアームロックと武藤組は清宮を捕らえて先手を奪う。
劣勢の清宮は吉岡のミドルキックから突進をパワースラムで叩きつけ、代わった原田が吉岡に串刺しジャンピングエルボーから串刺しエルボー、ランニングエルボーからノーザンライトスープレックスホールドと畳みかけるが、突進は吉岡がミドルキックで迎撃してからシザースキックを浴びせ、原田の串刺しを迎撃した吉岡はトラースキックから三角蹴りを炸裂させる。
吉岡のパイルドライバー狙いは原田が逃れてから読み合いに持ち込み、吉岡はスピンキックからトラースキックも、原田はエルボーの連打で返し、吉岡はミドルキックの連打から突進するが原田はターンオーバーニーを決める。
原田が片山ジャーマンを狙うが吉岡がロープにしがみついて逃れ、原田が突進も吉岡はClockstrikeを浴びせてから、丸藤vs清宮に代わり、丸藤の串刺しを迎撃した清宮はブーメランフォアアーム、ミサイルキック、エルボースマッシュと畳みかけるが、ジャーマン狙いは丸藤が清宮の左腕をコーナーに直撃させてからショルダーアームブリーカー、左腕へ虎王とで再度清宮の左腕を攻める。
清宮はジャンピングニーで反撃してジャーマンを狙いが、丸藤が逃れてタイガードライバーから腕十字、パーフェクトキーロックで捕らえたが、潮崎がカットに入り、丸藤はショルダーアームブリーカーを狙うも、逃れた清宮はドロップキックを命中させる。
潮崎に代わり丸藤に逆水平も、丸藤は側転からドロップキックを放って武藤に代わり、代わった武藤に潮崎は逆水平、フライングショルダー、マシンガンチョップ、ランニング袈裟斬り、フィッシャーマンズバスターと攻め込むが、豪腕ラリアットはガードした武藤がソバットを浴びせる。
武藤は雪崩式ドラゴンスクリューから低空ドロップキックと得意の足攻めから足四の字固めで捕らえると、足四の字を解いたところで丸藤と吉岡が入り3人同時低空ドロップキックから再び足四の字固めで捕らえて潮崎を追い詰めにかかる。
武藤は串刺しシャイニングウィザードからドラゴンスクリューを決めると、丸藤と吉岡が潮崎の右足を狙い撃ちにすると、吉岡が潮崎の右足にミドルキック、武藤が潮崎の右足を持ってから丸藤が右足へ虎王を炸裂させ、武藤がシャイニングウィザードも潮崎は意地でカウント2でキックうとしたが、今度は足四の字固めを仕掛けられて潮崎がギブアップとなり、武藤が前哨戦を制した。
武藤vs潮崎に関しては、この試合では武藤が潮崎の両肩ではなく右足に照準を絞り、前哨戦という場を有効活用して徹底的に痛めつけた。こういった戦略は頭脳に長ける武藤が上なのかもしれない。武道館では清宮は稲村と組んで丸藤&秋山準と対戦するが、今回は丸藤が清宮に隙だらけと指摘したように、徹底的に清宮の隙を突くだけでなく左腕も攻め立てたが、清宮は今まで触れたことのない秋山準という存在に気負っているのか、空回りが目立っていた。
セミファイナルで行われた拳王vs船木のGHCナショナル選手権の前哨戦は、先発で出た両者は打撃戦も、船木がグラウンドを仕掛けてサイドポジションを奪い、マウントからの腕十字を狙うが、拳王は慌ててロープに逃れる。
再度の打撃戦も船木はグラウンドで捕らえてフロントネックロック、サイドポジションからネックロックで捕らえて、拳王は慌ててロープに逃れる。
征矢vs田中に代わると、パワー合戦を征矢が制してから金剛が田中を捕らえにかかるが、田中は拳王に串刺しジャンピングエルボーから船木に代わり、船木は拳王にミドルキックの連打、ショートレンジでPKからスリーパー、チキンウイングフェースロックとグラウンドで拳王からリードを奪い、田中と共に拳王を捕らえて試合の流れを変える。
劣勢の拳王は田中にエルボーのラリーから、ブレーンバスターで反撃して征矢に代わり、征矢は田中に串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカーと畳みかけるが、ブレーンバスター狙いは田中が逃れてエルボーのラリーに持ち込み、田中のローリングエルボー狙いを征矢が弾道で迎撃してからブレーンバスターで投げる。
征矢は弾道を狙うが、田中がカマイタチで迎撃してDDTで突き刺し、代わった船木がPKもキャッチした征矢はデスバレーボムから拳王に代わる、拳王は船木にミドルキックも船木はカウンターの掌底を浴びせて拳王ダウンする。立ち上がった拳王は掌底からミドルキック、蹴暴と攻め込み、船木は掌底に対して拳王も打ち返すが、船木はミドルキック、カウンター掌底から浴びせ蹴りを炸裂させる。
征矢がカットも田中が排除すると、船木は拳王にハイブリットブラスターを狙いが、逃れた拳王はスリーパーも、船木がバックドロップで投げ、ミドルキック、掌打、膝蹴り、PKと浴びせた後でハイブリットブラスターからスリーパーで捕らえて胴絞めスリーパーへ移行すると、拳王が落ちて試合はストップ、前哨戦は船木が拳王からの直接勝利で制した。
これまで拳王は桜庭や村上など格闘家を相手にしてきたものの、船木は桜庭よりプロレスに順応しきっていることから、これまでの中では一番手強い挑戦者だということを今回の前哨戦で充分にアピール出来たようだ。
GHCジュニアタッグ前哨戦は杉浦軍ジュニアが小川を捕らえて試合をリードし、代わったHAYATAにも日高がシュリケン、アイルビーバックからニールキックで攻め込んだが、代わった鼓太郎のファンネルが避けらると、HAYATAが回転延髄斬りから小川、進が入って連係で鼓太郎を蹂躙、最後は小川のバックドロップからHAYATAがヘデックと鼓太郎から直接フォールを奪って前哨戦を制する。
第3試合の中嶋&北宮vs杉浦&カシンは、息の合わない杉浦組の隙を突いた中嶋組が杉浦を捕らえ、中嶋と北宮がジャーマンの波状攻撃から北宮が後、前とラリアット、サイトースープレックスで3カウントを奪い勝利、試合後は中嶋&北宮がジ・アグレッションとしてGHCタッグ王座に挑戦を表明する。
第2試合では清宮と共に丸藤&秋山を迎撃する稲村がヨネのエルボーの連打を受けきってからフロントスープレックスで投げると、激突から無双で3カウントを奪い、先輩であるヨネ越えを達成して武道館に弾みをつけた。