竹下が真っ向勝負で挑むも田中の前に力尽きた… 丸藤とCIMA、10年ぶりに対戦へ


3月20日 DDT「Judgement2020~DDT旗揚げ23周年記念大会~」後楽園ホール 916人
(試合内容は実況ツイートより)

<エキシビションマッチ 10分1本勝負>
〇樋口和貞(3分50秒 カナディアンバックブリーカー)×ジョーダン・ヒートリー

<第1試合 岡谷英樹デビュー戦 10分1本勝負>
〇吉村直巳 中村圭吾(6分1秒 片エビ固め)勝俣瞬馬 ×岡谷英樹
※ラリアット

<アイアンマンヘビーメタル級選手権>
【挑戦者】〇高梨将弘(11時51分 横入式エビ固め)【第1473代王者】×大鷲透
☆高梨が第1474代王者となる

<第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限>
①【挑戦者】〇大鷲透 〇大和ヒロシ(2分6秒 横入り式エビ固め)【第1474代王者】×高梨将弘
☆大鷲&大和が第1475代王者となる
②【挑戦者】〇男色ディーノ アントーニオ本多 納谷幸男 渡瀬瑞基(2分40秒 同時フォール)【第1475代王者】×大鷲透 ×大和ヒロシ
☆ディーノ&アントン&渡瀬&納谷が第1476代王者となる。
③〇平田一喜(5分13秒 横入り式エビ固め)×渡瀬瑞基
☆渡瀬が防衛に失敗、平田が第1476代1/4王者となる
④〇平田一喜(5分54秒 横入り式エビ固め)×納谷幸男
☆渡瀬が防衛に失敗、平田が第1476代2/4王者となる
⑤〇平田一喜(6分54秒 体固め)×アントーニオ本多
☆アントンが防衛に失敗、平田が第1476代2/4王者となる
⑥〇平田一喜(7分42秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)×男色ディーノ
☆ディーノが防衛に失敗、平田が統一に成功して第1477代王者となる。

<アイアンマンヘビーメタル級選手権>
【挑戦者】大鷲透(12時1分 横入り式エビ固め)【第1477代王者】×平田一喜
☆平田が防衛に失敗、大鷲が第1478代王者となる

<第3試合 30分1本勝負>
CIMA 〇高尾蒼馬 マッド・ポーリー エル・リンダマン(9分24秒 片エビ固め)青木真也 ×大石真翔 MAO マイク・ベイリー
※マッドスプラッシュ

<第4試合 30分1本勝負>
〇HARASHIMA 丸藤正道 上野勇希(10分33秒 片エビ固め)×彰人 飯野雄貴 ロイス・チェンバース
※蒼魔刀

<第5試合 業務提携vsEruption! 30分1本勝負>
樋口和貞 〇坂口征夫 赤井沙希(9分15秒 片エビ固め)遠藤哲哉 T-Hawk ×島谷常寛
※神の右膝

<緊急決定試合~6・7さいたま挑戦剣>
〇遠藤哲哉(4分42秒 片エビ固め)×ロイス・チェンバース
※シューティングスタープレス

<第6試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇佐々木大輔(20分35秒 クロスオーバー・フェースロック)【初代王者】×クリス・ブルックス
☆ブルックスが初防衛に失敗、佐々木が第2代目王者となる

<第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負>
【第74代王者】〇田中将斗(22分56秒 片エビ固め)【挑戦者】×竹下幸之介
※ローリングエルボー
☆田中が3度目の防衛に成功。

 無観客での試合を続けてきたDDTは20日から最大限の対応をして興行を再開、メインは田中の保持するKO-D無差別王座に、田中の指名でDDTのエースで田中のファンだった竹下が挑戦した。

 開始からぶつかり合いとなり、逆水平のラリーから田中がヘッドロックも、いきなり竹下がバックドロップで投げ、田中が場外へ逃れると竹下はノータッチトペを発射して、開始からエンジンを全開させる。
 リングに戻ると竹下はフライングラリアットからスリーパー、キャメルクラッチで捕らえ、竹下は鋭いエルボーからワンクッションを置いて串刺しを狙うが、ワンクッションを突いた田中がレッグシザースでコーナーに直撃させると、ドラゴンスクリューから鉄柱に足を固定してインディアンデスロック、そのまま足を固定したままでイスでフルスイングする。
 リングに戻ると田中はレッグロックへ、膝へ関節蹴り、突進する竹下をエプロンに追いやってロープ越しのドラゴンスクリュー、竹下の右足をロープに引っ掛けた状態のまま、右足にスライディングD、イスで右足を一撃するなど、徹底的に竹下の右足を攻め、テーブルをセットしてから竹下にテーブル貫通スーパーフライを投下してから、テーブルの破片を右足に突き刺すなど、田中が試合の主導権を握る。

 リングに戻ると田中はニークラッシャー、膝裏へエルボードロップからレッグロック、田中はローキック、竹下はエルボーからラリーに持ち込むが、突進は田中が低空ドロップキックで迎撃すると、イスを持ち出すが、竹下のセコンドでいつどこ挑戦権を所持する飯野が挑発する。気を取られた田中に竹下はビックブーツも飯野に誤爆すると、今度はエルボーを狙うが松井レフェリーに誤爆、無法地帯になったことで、田中は容赦なく竹下の脳天めがけてイスでフルスイングする。
 ところが、これで気合を入った竹下はパワーボムで叩きつけると、田中の顔面にイスを添えてからフロムトゥコーナーを発射、松井レフェリーをリングに戻してからブルーサンダーを決める。
 竹下は串刺しを狙うが、迎撃した田中はダイヤモンドダスト、DDT、竹下の串刺し狙いもラリアットで迎撃、スーパーフライを狙うが、竹下は雪崩式ブレーンバスターも、田中が起き上がってブレーンバスターで投げれば、竹下もブレーンバスターでやり返す。
 田中が垂直落下式ブレーンバスターを決めれば、竹下も垂直落下式ブレーンバスターで返すも、すぐ起き上がった田中はスライディングDを炸裂させれば、竹下はサーヒーで応戦、串刺しビックブーツからトップコーナーめがけてコウモリ吊り落としで突き刺してからファブルを発射も、田中がパワーボムで叩きつける。
 田中はスーパーフライを投下するが、竹下が剣山で迎撃してから掟破りのスライディングDを炸裂させ、掟破りのスーパーフライを投下するが、今度は田中が剣山で迎撃してからスライディングDを炸裂させ、頭突きやエルボーのラリーから竹下はビックブーツも、ラリアット狙いは田中がカマイタチからローリングラリアットを炸裂させる。
 田中はスライディングDを狙うが、避けた竹下はジャーマンで投げ、ラリアット合戦も制した竹下はジャーマンスープレックスホールドを決めるも、田中はカウント2でキックアウトする。
 竹下はクロスアームスープレックスを狙うが、田中は逃れるとエルボーを放ち、クラッチを放さないままエルボーのラリーとなって、田中が制してマウントエルボーを連打、しかし竹下もスリーパーで捕獲すると、後頭部ラリアットから胴絞めスリーパーで捕獲するが、田中が膝固めで逃れ、左右エルボーを放てば、竹下もナックルで応戦、田中が裏拳を炸裂させれば竹下は首固めからサーヒーも、田中は膝めがけてスライディングDで迎撃する。
 田中は必勝パターンである背後からスライディングD、そして正面へ狙うが、竹下は足にしがみつき意地で阻止、「負けてたまるか!」と叫んでエルボーのラリーに挑んだが、田中がサポーターを外し、生肘でのローリングエルボーを炸裂させ3カウントを奪い防衛、竹下も田中へのリスペクトもあって、駆け引きなしで真っ向勝負に挑んだが、正面から勝てるほど甘い相手ではなく、竹下は意地は見せたものの力尽きてしまった。

 試合後は田中は竹下の健闘を称え、竹下も潔く敗戦を認めてノーサイドとなったが、今林久弥APから次期挑戦者のことを触れると、いつどこ挑戦権を保有している飯野が引き下がってしまい、「そんな刺激のないやつら」と言いかけたところで、ERUPTIONの坂口が登場して田中に襲い掛かり、次期挑戦者に名乗りを挙げ、田中も受諾したことで4月12日の後楽園大会での選手権が決定となった。

 セミのDDT UNIVERSAL選手権は、クリスがセントーンを投下して先手を狙いが、ロープへ振るとカリスマは巧みに場外へ逃れ、クリスは南側のパテーションにカリスマの手を挟んで踏みつけると、前屈みになったカリスマにパテーション上からセントーンを投下する。
 クリスはイスの上でプレイングマンティスボムを狙うが、逃れたカリスマはイスの上で河津掛けで反撃、リングに戻ると、カリスマがクリップラーフェースロックで捕らえ、クリスは場外へ逃れるが、カリスマがクリスの首にイスをかざして鉄柱攻撃、リングに戻るとニー、DDT、フロントネックロックと首攻めでリードを奪う。

 カリスマはナックルから串刺しを狙うが、クリスが迎撃そ、切り返し合いから足をクロスしての変形ジャーマンで投げ、串刺しエルボーから前屈みのカリスマにセカンドコーナーからセントーンを投下する。
 クリスはロープ越しのRKOを狙うが、カリスマがクリップラーフェースロックで捕獲、しかし逃れたクリスはロープ越しでオクトバスキャッチで捕獲、クリスの突進はカリスマがトップロープにクリスを固定したドロップキックを放つと、ダイビングエルボーを狙いにコーナーへ昇るが、追いかけたクリスが雪崩式ダブルアームスープレックスで投げる。
 逆水平のラリーになると、カリスマが着用したTシャツを脱いで耐えきり、ヘッドシザースでクリスを場外へ出してから、イスに座らせてセカンドコーナーからハードコアエルボーアタックを発射、リングに戻ってダイビングエルボーを投下するが、クリスがRKOで迎撃する。
 クリスはカリスマを足蹴にすると、カリスマはチンクラッシャーからレフェリーと交錯させ、DAMNATION乱入して総攻撃をかけるが、遠藤のハンドスプリングオーバーヘッドキックは誤爆しまう。
 勝負と見たクリスはプレイングマンティスボムが決まったが、レフェリーがセコンドのDAMNATIONによって引きずり出されてしまってKOされてしまい、怒ったクリスは場外のDAMNATIONにトペを発射する。
 カリスマが急所打ちを狙うが、クリスが内腿でキャッチして阻止すると、カリスマは土下座で許しを請うも、クリスは容赦なくカリスマの両手にフットスタンプからオクトバスキャッチで捕獲、そこで島谷が看板を持って乱入し、高梨が奪って島谷に一撃を狙ったがクリスに誤爆してしまう。
 カリスマはダイビングエルボードロップ、丸め込み合戦からスーパーキックを放ち、ミスティカを狙うがクリスがツームストーンパイルドライバーで突き刺し、スライディングニーも、もう一発はカリスマが避けて佐々木式ウラカンラナ、再度ミスティカ狙いはクリスが丸め込み、ニーからプレイングマンティスボムを狙ったが、カリスマがクロスオーバーフェースロックで切り返し、まさかの切り返しを受けたクリスはギブアップとなって、カリスマが王座を奪取した。
 試合後にカリスマが「イギリスのビールは生ぬるいからイギリス人の挑戦は受けない」と理不尽な要求をすると、SAMURAI TVでゲスト解説を務めていたアントンがリングに上がったが、いきなり転倒してしまう。

 それでもアントンは催眠術をかけてカリスマに挑戦を迫ったが、催眠術はかかっておらず見事に失敗してしまった。

 第3試合ではCIMA&リンダ&高尾&ポーリーの業務提携連合軍vs青木&大石&MAO&ベイリーは、CIMAと青木が先発という注目の対決が実現し、開始からキックを仕掛けるCIMAにキャッチした青木がアンクルホールドを仕掛け、CIMAはたまらずロープへ逃れる。対決はこの1度切りとなるも、試合中にCIMAは青木に対して金具を持って牽制する。
 試合は大石、MAO、ベイリーがトリプルトラースキックを決め、連係を駆使して攻め込むが、コーナーに昇った大石にCIMAがヴィーナスからアイコノプラズムを決めると、リンダ、CIMA、高尾とマッドスプラッシュの三重奏が決まって3カウントを奪い勝利となる。

 第4試合では丸藤を加えたDISASTER BOXvsロイスを加えたALL OUTは、観客の前では初登場となるロイスがハンドスプリングから2回転バク宙してからのノータッチトペコンを披露すれば、丸藤相手にもハンドスプリング式アッパーカット、セカンドコーナーからシューティングスタープレスを決めるなど観客の驚かせるが、丸藤も負けじと見えない角度からのトラースキックで応戦する。

 終盤にDISASTER BOXは彰人を捕らえ、丸藤が上野を踏み台にしての虎王を炸裂させて飯野を排除すると、丸藤の不知火からHARASHIMAの蒼魔刀のハラフジマル黄金連係で彰人から3カウントを奪い完勝。試合後にHARASHIMAが久しぶりにハラシマルフジの結成を丸藤に呼びかけ、6・7たまアリでの対戦相手を募ると、CIMAと高尾が現れる。

 丸藤もかつて遺恨のあるCIMAということで対戦を受諾し決定となった。丸藤とCIMAは2007年4月の日本武道館で6人タッグ戦で対戦しており、丸藤が所属だったリッキー・マルビン、太田一平をパートナーに従えて迎え撃ったが、この時タイフーンのメンバーだったドラゴン・キッド、横須賀ススムの前に敗れてしまい、CIMAからも「丸藤、お前とのシングルは絶対に無い、でもプロレス界に絶対はない」と言い放たれゲップまで吐かれてしまった。
 NOAHと当時のDRAGON GATEの体制が見直されたのもあって、二人の接点はなくなってしまったが、NOAHが新体制、CIMAもDRAGON GATEを離れたことで、10年以上の時を超えてDDTのリングで交わることになった。

 第6試合ではERUPTIONが坂口の神の右膝で島谷から勝利となるが、遠藤がその際に樋口のパッケージ式パワーボムを食らって大ダメージを負ったところで、ロイスがいつどこ挑戦権を行使して、遠藤の所有するさいたま挑戦剣に挑戦を表明し即試合へと突入、ロイスはいきなりドロップキック、三角飛びドロップキック、PKとダメージの残る遠藤を攻め込むが、ハンドスプリングはキャッチした遠藤がブルーサンダーを決める。
 ロイスは三角飛びカナディアンデストロイを狙うが、堪えた遠藤はコーナーに叩きつけるもシューティングスターは自爆してしまい、ロイスのスカイツイスタープレスを投函するが、遠藤は剣山も、ロイスはその場飛びシューティングスター、エルボーのラリーからハイキック、カナディアンデストロイで遠藤を追い詰める。
 遠藤はカナディアンデストロイで返すと、樋口に叩きつけられたことで閃いたのか、パッケージ式カナディアンデストロイを決め、最後はシューティングスタープレスで3カウントを奪い挑戦剣を死守した。

 第2試合のアイアンマン王座争奪時間差バトルロイヤルは、1番手に平田が登場した後で、王者の大鷲が入場するも、いきなり高梨が丸め込んで3カウントを奪い王座を奪取すると、各選手が雪崩れ込んできてしまい、時間差バトルロイヤルは無視されてバトルロイヤルとなってしまう。

 そして大鷲が大和と一緒に高梨を押さえ込んで3カウントなると、今林APのアバウトの判断で二人が王者となり、ディーノ、アントン、納谷、渡瀬が大鷲と大和を押さえ込んで3カウントとなって、今林APのアバウトな判断で4人が王者となってしまう。
 王者統一をアピールして平田は、ディーノに地獄門をセットさせ、渡瀬を餌食にしてから丸め込んで3カウントを奪い脱落させ、アントンも地獄門にゴンギツネを突っ込ませてから納谷にサミングで平田が丸め込んで3カウントを奪い、納谷も脱落させる。
 平田は自分の手刀を地獄門にセットさせ、アントンのゴンギツネと対決も相打ちとなるが、仰向けに倒れたアントンの上に平田が倒れて3カウントとなって、アントンが脱落、その隙にディーノが平田に男色ドライバーを狙ったが、平田が丸め込んで3カウントとなって平田が王座統一に成功、しかし大鷲に丸め込まれて3カウントなって王座は大鷲に戻り、アイアンマン王座争奪戦は無駄に終わるという”なんじゃこりゃ”(ジーパン刑事風)の結末となった。

最後に高木大社長が総括として、「これ以上の自粛は正直、いろいろなものに影響を与えかねないなと。葛藤した部分はありましたけど、僕らとしては再開する道を選びました」とコメントした。大社長はこれ以上自粛を続ければプロレスというジャンルが崩壊することに危機感を抱いているという。 開催することで、感染が広がるきっかけとなり業界全体が批判の対象になってしまったらこれまで培ってきた信用が崩れてしまう声もあるが、閉店だらけのシャッター商店街のように、その商店街は活気がなくなり、人すら離れてしまう。そうなってしまえば信用どころの問題ではない。

 3月のNJCを全戦自粛により中止を余儀なくされ、31日の両国大会を予定している新日本プロレスも開催するかどうか、近日中に話し合われるという。同じブシロードグループのスターダムも興行を再開する、果たして新日本プロレスもどういう決断を降すのか…

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