東京スポーツ紙上で全日本プロレスの秋山準がWWEのトレーニング施設「パフォーマンスセンター」を訪れ、ゲストコーチとして招かれるだけでなく、最高執行責任者であるHHHと会談することが報じられた。昨年からWWE側と全日本側が水面下で接触していたという。WWEは昨年には石澤常光(ケンドー・カシン)をパフォーマンスセンターのコーチとして雇い、鈴木秀樹や里村明衣子をゲストコーチとして招いていた。
全日本とWWEは、旗揚げ時から関係があり、旗揚げにはWWF王者だったブルーノ・サンマルチノが参戦、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田もマジソンスクエアガーデンで行われた定期戦に参戦するなどしていたが、全日本とWWFは馬場とサンマルチノとの関係で成り立っており、ビンス・マクマホン・シニアが新日本プロレスと提携を結んでからは、サンマルチノは個人として全日本に参戦し続けた。
サンマルチノがWWF王座から転落すると、WWFは提携を新日本一本に絞ったため全日本との関係は終わったが、ビンス・シニアが死去してビンス・マクマホンが後を継ぐと、新日本との関係は解消、全日本とは新日本を巻き込んで日米プロレスサミットを合同で開催、またWWEのコーチになっていたドリー・ファンク・ジュニアとの関係で、1998年に馬場とビンスの間で提携へ向けて会談が行われる予定だったが、渡米直前で馬場が死去したため、提携は実現しなかった。
WWEが全日本に目を付けたのは、提携となると両団体の力関係に差があることから、年内に日本国内でオープンするとされる「パフォーマンスセンター」の一環とみていいだろう。現在秋山は1月のシリーズをもってGMを辞しているが、選手代表として発言力を持っていることから、HHHとの話し合いで何が出てくるか注目される。
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