5月5日 東京女子プロレス「YES! WONDERLAND ’23」後楽園ホール 774人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇HIMAWARI(6分28秒 逆片エビ固め)×志乃
<第2試合 15分1本勝負>
〇ハイパーミサヲ 風城ハル 大久保琉那(12分32秒 体固め)らく ×原宿ぽむ 猫はるな
※アイアムアヒーロー
<第3試合 20分1本勝負>
〇上福ゆき 上原わかな(9分40秒 片エビ固め)桐生真弥 ×凍雅
※フェイマサー
<第4試合 20分1本勝負>
〇水波綾 宮本もか 鳥喰かや(12分55秒 片エビ固め)乃蒼ヒカリ 角田奈穂 ×愛野ユキ
※ホットリミット
<第5試合 15分1本勝負>
〇渡辺美詩(13分26秒 体固め)×遠藤有栖
※ティアドロップ
<第6試合 荒井優希デビュー2周年記念試合 20分1本勝負>
〇坂崎ユカ 中島翔子(15分29秒 片エビ固め)伊藤麻希 ×荒井優希
※マジカルメリーゴーランド
<第7試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第10代王者】〇辰巳リカ(13分28秒 片エビ固め)【挑戦者】×鈴芽
※ミサイルヒップ
☆辰巳が3度目の防衛に成功
<第8試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第12代王者】〇瑞希(11分24秒 キューティースペシャル)【挑戦者】×ソーヤー・レック
☆瑞希が2度目の防衛に成功
東京女子プロレス後楽園大会のメインはプリンセス・オブ・プリンセス選手権、王者の辰巳にアメリカから来日したソーヤーが挑戦、ソーヤーはバレーボール出身で身長188㎝があり、ハバレイ・ダットリーチーム3Dアカデミーでプロレスを学び、アメリカマットではデスマッチでも試合を行い、大日本プロレスに来日したマッドマン・ポンドを降すなど実績を誇っている。その長身の相手に瑞希がどう立ち向かうかが注目された。
開始からロックアップとなるも、ソーヤーはロックアップのままで大回転して瑞希を放り投げる。瑞希はフィンガーロックを求めるがソーヤーの手が届かないため、怒った瑞希はソーヤーの足を踏んで突進するも、ソーヤーがショルダータックルで弾き飛ばすと、ロープに叩きつけて女以外へ出し、イスを持ち出してフルスイングは木曽レフェリーが止められるも、ソーヤーは力任せに瑞希を客席へ放り投げる。
リングに戻ると瑞希はフロントキックの連打も、受け流したソーヤーはビックブーツを浴びせるが、串刺しは避けた瑞希はロープ越しでフットスタンプを命中させるも、ダイビングクロスボディーはソーヤーがキャッチしてハイアングルパワーボムで叩きつけ、瑞希はたまらず場外へ逃れるが、ソーヤーは髪を掴んでエプロンに上げると、ロープ越しでブレーンバスタースラムで叩きつける。
ソーヤーはゴリースペシャルを狙うが、瑞希はティヘラで切り返し、セカンドコーナーからソーヤーの右腕を叩きつけ、エプロンのソーヤーにクロスボディーで場外へ落としてフットスタンプ、トップコーナーからダイビングフットスタンプと命中させる。
瑞希はソーヤーをなんとかリングに戻すとクロスフェースはソーヤーが立ってコーナーへ押し込むも、瑞希はミスティカからクロスフェースで捕らえるが、レックは担いでエアープレーンスピンで回転した際に、木曽レフェリーを巻き込み、瑞希はダブルニードロップもソーヤーがキックアウトしたところでレフェリーを巻き込んでしまう。
レフェリーがダウンしている間に、ソーヤーはイス盛りを作り、イスで瑞希をフルスイングするが、瑞希がドロップキックで迎撃してイス盛りへきゅるりんどんで叩きつけ、ドロップキック、ソーヤー腰へダイビングフットスタンプを命中させる。
瑞希はキューティースペシャルを狙うが、ソーヤーはゴリースペシャルからサイドバスターを決め、瑞希はエルボーの連打もソーヤーは一撃で返し、ハイアングルチョークスラムを狙うも、瑞希がサムソンクラッチで丸め込み、バックブローからキューティースペシャル、ダイビングフットスタンプ、キューティースペシャルと畳みかけて3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は瑞希とソーヤーが握手でノーサイドとなるが、防衛をアピールした瑞希を前に伊藤が現われ挑戦を表明、瑞希は受諾し、7・8大田区での選手権が決定となった。
内容的にはソーヤーの長身から繰り出すパワーに瑞希が圧倒されるも、何とか動きを止めたところで攻勢をかけ仕留めることが出来たが、これだけ長身を誇る選手が女子ではめったにいないことから、瑞希にとっても良い経験だったと思う。
そこで次期挑戦者に伊藤が名乗りを挙げたが、伊藤はインターナショナル王座は奪取しても、プリンセス・オブ・プリンセス王座はあと一歩まで届かなかったことから、今回は絶対に勝つつもりで臨んでくることは必至とみなければならないだろう。
セミファイナルではインターナショナルプリンセス選手権、王者の辰巳に鈴芽が挑戦し、開始から鈴芽がいきなり後方回転エビ固めから丸め込みを連発して機種をかけるも、トゥインクルは辰巳はクローで阻止すると、ネックハンキングで吊り上げる。
逃れた鈴芽はドロップキックで辰巳を場外へ出すが、辰巳が場外へ引きずり出すと、場外でニークラッシャーから南側のフェンスに叩きつけ、客からペンライトを奪って首を絞めてから、ヒップアタックを浴びせる。
リングに戻ると辰巳はよっしゃいくぞエルボーは自爆するが、鈴芽のドロップキックも自爆すると、辰巳はニークラッシャーから、鈴芽の右脚をセカンドコーナーにセットしてからドロップキックで足攻めに出るが、鈴芽が丸め込みからフェースクラッシャー、エルボーの連打、ドロップキックで反撃する。
鈴芽は串刺しを狙うが、ジャンプして避けた辰巳は鈴芽の右膝裏へエルボー、鉄柱を利用した足四の字から鉄柱に右脚を叩きつけるも、低空ドロップキックを避けた鈴芽はロープ越しで腕十字、ドロップキックで辰巳を場外へ落とすと、プランチャを命中させる。
リングに戻ると鈴芽はミカヅキ流星群を狙い、辰巳が避けて鈴芽が不時着したところで、辰巳が低空ドロップキックから足四の字固めで追い詰めにかかり、鈴芽は必死でロープエスケープするが、辰巳がドラゴンバックブリーカーからスリーパー、ドラゴンスリーパーを狙うと、逃れた鈴芽がリング・ア・ベルからスリーパーで絞めあげる。
辰巳はコーナーへ押し込むとトップコーナーに鈴芽を背中向きにセットしてドロップキック、トップコーナーでドラゴンスリーパーで絞めあげるが、ミサイルヒップは避けた鈴芽がダイビング式リング・ア・ベルを決めるも、カバーが遅れてカウント2でキックアウトされ、鈴芽の再度のリング・ア・ベルは辰巳が堪えても鈴芽が潰して変型腕十字で捕らえるが、辰巳は必死でロープエスケープする。
鈴芽はフェースクラッシャーを狙うが、抜けたところで辰巳がスライディングヒップアタックを浴びせると、ツイストオブフェイドからミサイルヒップで3カウントを奪い、王者としての強さを見せつけて防衛となった。
今年でデビュー3周年を迎えた荒井は伊藤とアイドルタッグを結成し、初代プリンセスタッグ王者組だった坂崎&中島のみらクりあんずと対戦、みらクりあんずは同時ドロップキックで奇襲をかけ開始も、アイドルタッグも反撃して、荒井&伊藤によるかわいいナックルの共演を披露する。
しかし、中島が荒井にナックル、坂崎が首投げから荒井の顔面を踏みにじるなど、厳しい攻めでみらクりあんずが荒井を捕らえて試合をリードも、坂崎のミサイルキックは荒井が避け、串刺しを迎撃した荒井がドロップキックで反撃する。
ここで伊藤vs中島に代わり、中島がバックエルボー、フランケンシュタイナーからの619は、伊藤が頭突きで迎撃すると、伊藤は中島にエプロンでハングマンDDT、串刺しバックエルボーからデルフィン式スイングDDT、しかし逆エビ固めを逃れた中島は串刺しラリアットからライダーキックを命中させる。
代わった坂崎もミサイルキックで続き、中島が入ってみらクりあんずが連係で伊藤を蹂躙するが、伊藤はドロップダウンする中島にヘッドドロップを投下する。
ここで代わった荒井がドロップキックから串刺しビックブーツは、キャッチした中島が後頭部へエルボーから619、ウラカンラナと攻めるが、キックアウトした荒井がビックブーツからFinallyを炸裂させ。坂崎がカットも伊藤が排除する。
荒井はフルネルソンバスターを狙うが、逃れた中島がドロップキックから坂崎に代わり、坂崎が荒井に左右エルボーからローリングエルボー、ブレーンバスターと攻めてから中島が入ってブレーンバスター!中島が入ってみらクりあんずが連結式ジャックナイフことマルメコミアンズで荒井を追い詰める。
伊藤がカットに入るが、みらクりあんずがアイドルタッグにダブル619、坂崎が荒井にマジカルメリーゴーランドで勝負を狙うが、逃れた荒井がビックブーツを浴びせ、読み合いからフルネルソンバスター、サソリ固めで捕らえるが、中島がカッㇳに入る。
各選手が乱戦から、荒井が坂崎にエルボーの連打からラリーに臨み、坂崎が連打を浴びせても、怯まない荒井がビックブーツを連打で返すが、坂崎が兜先割を炸裂させてからマジカルメリーゴーランドで3カウントを奪い勝利も、坂崎&中島相手に引けの取らない試合を見せた荒井は成長を示すことが出来た。
第5試合では未詩と有栖が対戦し、美詩がジャイアントスイングを狙うが有栖が首固めで丸め込むと、後頭部へランニングニーから、鶴ヶ城を逃れた美詩が振り子式ストマックブロック、しかし有栖は背後からのドロップキックから鶴ヶ城を決め、キャメルクラッチで追い詰めるが、美詩はロープエスケープする。
有栖がエルボーのラリーに挑むも、美詩が打ち勝ってバッティングハンマーを連発から、ベアハッグのままコーナーに叩きつけ、串刺しは有栖が避けると、セカンドコーナーの美詩にドロップキックで場外へ落とし、美詩をエプロンに上げるとセカンドロープ越しの鶴ヶ城からキャメルクラッチで未詩を追い詰める。
しかし持ち上げた美詩がアバランシュホールド、ティアドロップは逃れた有栖が水車落としからキャメルクラッチで再び捕らえ、美詩がロープエスケープ寸前も有栖が回転して逃さない。ところが無理やり逃れた美詩はレーザービームを放つと、ティアドロップで3カウントを奪い勝利を収めた。