桜が散るほどの嵐が吹き荒れる…SANADAがオカダを破りIWGP世界ヘビー級王座を奪取、新日本プロレスの光景を変えた!


4月8日 新日本プロレス「SAKURA GENESIS 2023」両国国技館 6510人
(試合内容は実況ツイートより)

<第8試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第93代王者】〇高橋ヒロム(21分12秒 片エビ固め)【挑戦者】×ロビー・イーグルス
※TIMEBOMBⅡ
☆ヒロムが3度目の防衛に成功

<第9試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者/NEW JAPAN CUP2023優勝者】〇SANADA(26分58秒 体固め)【第6代王者】×オカダ・カズチカ
※デットフォール
☆オカダが3度目の防衛に失敗、SANADAが第7代王者となる

新日本プロレスの春のビックマッチ「SAKURA GENESIS 2023」が両国に開催され、セミファイナルではヒロムの保持するIWGPジュニアヘビー級王座にTMDK入りを果たしたロビーが挑戦した。
開始からロビーがカサドーラからロンミラースペシャルを狙い、逃れたヒロムにアームホイップも、ヒロムは読み合いからシンミラースペシャルを狙うとロビーはロープエスケープするが、エプロンのロビーにサンセットフリップボムを狙ったところで、ヒロムが痛めている左足を押さえてしまうと、ロビーがエプロンから膝裏へダイビングラリアットを放って、鉄柵を利用して裏四の字固めで捕らえる。
リングに戻るとロビーが足四の字を仕掛け、ヒロムが慌ててロープエスケープして場外へ逃れるも、追いかけたロビーがローキックに対し、ヒロムは鉄柵へハンマースルーしてからリングに戻ろうとすると、足を掴んだロビーはエプロンに叩きつける。
リングに戻るとロビーは変型レッグクラッシャーと右脚攻めでリードを奪い、ロビーの串刺しを迎撃したヒロムはハサミワザも、堪えたロビーが膝裏へストンピング。左膝のテーピングを剥がして膝裏へパントキックヒロムは逆水平も、ロビーも逆水平で打ち返し、ロープ越しの首四の字を狙うヒロムを肩車から叩きつけて、膝裏へランニングエルボー、足四の字固めと徹底的に左脚を狙い撃ちにする。
ヒロムはエルボーの連打で反撃を狙うが、ロビーはキチンシンクからミドルキックを連打、突進はキャッチしたヒロムはドラゴンスクリュー狙いは阻止されても、ヒロムは時間差ロープワークからハサミワザ、しかし串刺しヒロムちゃんボンバーから突進は、ロビーが左膝へのタックルで迎撃すると、場外へ逃れたヒロムにトペコンヒーロを命中させる。

リングに戻るとロビーがスワンダイブ低空ドロップキックからロンミラースペシャルを狙うが、逃れたヒロムはトラースキックを放つも、ロビーは裏ターボパックパックからロンミラースペシャルをリング中央で捕らえ、ヒロムは必死でロープエスケープも、ロビーはアサイDDTから両膝へ450°スプラッシュはヒロムが剣山で迎撃する。
ロビーはロンミラースペシャルを狙うがヒロムが蹴って逃れ、読み合いからヒロムがビクトリーロイヤル、そしてエルボーの連打を打ち込むと、バンダナを外したロビーがビンタを浴びせてから。バックドロップもヒロムはジャーマンで応戦、ロビーがバックドロップで投げてから。ヒロムはジャーマンはロビーが着地して突進すると、ヒロムがコーナーデスバレーからTIME BOMBを決めるが、ロビーはカウント2でキックアウトする。

ヒロムは突進するが、ロビーがハイキックで迎撃してからトラースキック、延髄斬りを避けたヒロムはヒロムちゃんボンバーを連発するが、TIME BOMBⅡはロビーがコーナーへ逃れるとヒロムは雪崩式を狙うがロビーがスパニッシュフライを狙う、しかし担いだヒロムは雪崩式を狙うと、ロビーが雪崩式リバースフランケンで切り返し、450°スプラッシュからロンミラースペシャル狙いはヒロムが首固めで丸め込むも、キックアウトしたロビーがロンミラースペシャルで捕らえて追い詰めにかかる。

ところがヒロムが強引に首固めで丸め込むと、キックアウトしたロビーはターボパックパックを狙うが、ヒロムはヒロムロールで丸め込むも、トラースキックはロビーが軸足へローキックを放ってからロンミラースペシャルは、ヒロムが丸め込むとTIME BOMB1.5、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBⅡで3カウントを奪い防衛に成功、ロビーの足攻めにヒロムは追い詰められたが、ロンミラースペシャルを強引に丸め込まれたのが大きかったのか、ヒロムが強引さでどうにか勝つことが出来た。

そしてメインはIWGP世界ヘビー級選手権、王者のオカダに『NEW JAPAN CUP2023」』を優勝したSANADAが挑戦、新テーマ曲と共にSANADAは青を基調にした新コスチューム、新タイツを披露して試合に臨んだ。
ロックアップからバックの奪い合いになり、オカダはハンマーロックもSANADAはヘッドロック、オカダが押し込んでエルボーを放てば、今度はSANADAが押し込むとブレークからガットショットを浴びせ、SANADAのエルボーは避けたオカダがエルボーアタックから場外戦を仕掛けると、鉄柵へハンマースルーで叩きつける。
オカダは再度鉄柵へハンマースルーからビックブーツで客席へ蹴り出すと、鉄柵を利用したハングマンDDTを狙うが、切り返したSANADAが鉄柵を利用したマジックスクリューで反撃すると、リングに戻ってからオカダの首筋へエルボースタンプを連発、ネックロックと首攻め、再度首筋へエルボースタンプからバックドロップで投げ、スリーパーで絞めあげる。
オカダはロープエスケープしても、SANADAはエルボードロップ、オカダはエルボーの連打もSANADAはニーリフトで返すが、串刺しを避けてバックドロップはオカダが着地するとフラップジャック、ランニングエルボーからバックエルボー、ビックブーツと流れを変える。
オカダは串刺しバックエルボーからDDT、リバースネックブリーカーを狙うが、逃れたSANADAはオカダの串刺しを迎撃してムーンサルトアタック狙いはオカダがドロップキックで場外へ落とし、オカダがタイチを牽制しながら場外マットを剥がしてからDDTで突き刺す。

リングに戻るとオカダはマネークリップで捕らえるが、SANADAがロープエスケープ、オカダはボディースラムからダイビングエルボードロップを狙い、SANADAが立って突進するところを、オカダが飛び越えるも、読み合いからSANADAがスワンダイブミサイルキックを命中させる。
SANADAは串刺しもオカダが迎撃して突進するが。SANADAが連続リーブロックからのドロップキックでオカダを場外へ出すとプランチャを命中させ、リングに戻るとSANADAがマジックスクリュー、Skull Endを狙うがアームホイップで逃れたオカダがマネークリップで捕らえ、アームホイップで逃れたSANADAはTKO式Skull Endはオカダが切り返すも、SANADAが読み合いからTKOを決めてからSANADAはSkull Endで捕らえる。
オカダは逃れようとするがSANADAは再びSkull Endで捕らえると、解いたSANADAはラウディングボディープレスはオカダが剣山で迎撃し、再びマネークリップで捕らえるが、SANADAはコーナーへ押し込んで逃れるとオカダの串刺しを迎撃して突進は、オカダがジャーマンからレインメーカーはSANADAがビックブーツで迎撃も、倒れないオカダがショートレンジラリアットを放つ。
オカダは引き込みラリアットからマネークリップで絞めあげ、解いてからダイビングエルボードロップ、レインメーカーポーズからレインメーカーは、SANADAが必死で逃れて突進はオカダがドロップキックで迎撃し、抵抗するSANADAにレインメーカードライバーからレインメーカーは、避けたSANADAが掟破りのレインメーカーを炸裂させる。

両者ダウンからエルボーのラリーになると、SANADAがエルボースマッシュに対し、オカダがビックブーツからジュンウーを放ち、SANADAがローリングエルボーから突進は、オカダがドロップキックで迎撃も、レインメーカーはSANADAがRKOで阻止すると、背中へラウディングボディープレスからラウディングボディープレスを命中させ、オカダはカウント2でキックアウトし、SANADAがデットフォールを狙うが、逃れたオカダが延髄斬りを放つ。

オカダはレインメーカーフロウジョンを狙うが、SANADAが切り返してオコーナーブリッジ、Skull Endはオカダが堪えてもSANADAがシャイニングウィザードを放つと、デットフォールは切り返したオカダがレインメーカーフロウジョン、そしてレインメーカーはSANADAが切り返してデットフォールで3カウントを奪い王座奪取に成功した。
試合後はタイチらJ5Gの面々もSANADAの戴冠を祝福、マイクを持ったSANADAは王座をやっと奪取したことをアピールすると、去り行くオカダへ「オカダさんが同世代にいたからここまで来ました、またやろうぜ!」とエールを送る。
そしてIWGPジュニアヘビー級を防衛したヒロムが現われると、王座奪取を祝福すると、「LIJを抜けて正解だった」と褒めるが、LIJにケジメをつける意味で挑戦を表明するとmSANADAは「その前にやるべき相手がいる」として、金丸がSANADAからの刺客としてIWGPジュニアヘビー級に挑戦を表明し、ヒロムも「ご褒美だ!」として受諾すると「LIJをオレ色に染まる瞬間を見てください」とアピールしてSANADAと睨み合う。
SANADAは「勝ったのは自分なので帰ってください」とお帰りを願うと、ヒロムはSANADAを祝福しながら退場し、最後は恒例のギフトタイムになると、「この光景は皆様からのギフトです、ありがとうございます。世界で一番IWGP世界ヘビー級が好きです、See you next time!で締めくくった。
内容的には終盤の攻防でSANADAが最初にデットフォールを狙い、オカダが切り返しても、最初に狙ったデットフォールは野球でいえばあくまで見せ技に過ぎず、本命はレインメーカーフロウジョンからのレインメーカーで、オカダもデットフォールを切り返したことで、必勝パターンで勝てるというものっがあったと思う。だがその必勝パターンを崩したSANADAの勝利だった。
今回のSANADAはコスチュームといいテーマ曲と言い、真田聖也時代を思い出させるようにさわやかなイメージに一新させてきたこともあり、なおかつ試合スタイルも真田聖也だけでなくLIJのSANADAも加えるなど、新しいSANADAとして試合に臨んだ。それは試行錯誤して作り上げた完成系のSANADAなのかもしれない。その完成したSANADAが新日本プロレスに新しい光景をもたらした。
そのSANADAにヒロムが挑戦に名乗りを上げてきた、よく考えればEVILがLIJを抜けてIWGPヘビー級王座をへ奪取したときも、真っ先に挑んだのはヒロムで、SANADAが離脱時、LIJに対して冷たく言い放たれたときも、真っ先にヒロムが不快感をあらわにしたことから、LIJを抜けたSANADAへのケジメはまだ済んでないという意味もあり、またLIJも内藤哲也が元気がないということから、ここでLIJの主役に躍り出たいという野望もある。
そのヒロムのIWGPジュニアヘビー級王座に金丸がSANADAからの刺客として挑戦することになった。金丸はNOAHではGHCジュニアヘビー級を8度戴冠、全日本プロレスでは世界ジュニアヘビー級王座を奪取するなど2団体を制覇しており、鈴木軍に属してからはエル・デスペラードやDOUKIをバックアップしてきたが、ここにきて満を持して3団体制覇に王手をかけてきた。石森太二も金丸を苦手としているだけに、ヒロムにしては厄介な相手しれない。 

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